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episode1 『王国ドラストニア』
10話 王族と軍人(挿絵アリ)
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静寂の夜、牢獄の中で一際目立つ輝き。栗色の美しい髪に長い睫毛、そして冷たく突き放すような碧い輝きを放つ眼光。顔立ちも整い、その人は見るものを圧倒する美しさと威圧感を誇る。
「食事はちゃんと摂っているのね」
紫苑の足元に置かれた食器を見て、問いかけのような、独り言のような意味有り気な言葉がこだまする。
「シャーナル皇女殿下……。このような場所で失礼いたします」
「そんな挨拶はいい、それより……」
紫苑はシャーナルに跪き丁寧な挨拶で迎え、彼女も彼の元へ歩み寄る。紫苑の錆びた足枷を一瞥。
「貴方ならそんな足枷程度、どうにか出来そうなものなのにね」
「自身の処遇はドラストニアにございます。それが道理というものではございませんか」
「ドラストニアの警備よりも貴方自身の忠義の方がまるで鋼鉄の牢獄のようね」
紫苑の言葉に目を細めて不敵な微笑みを見せる。
「それなら誰が見張りをやっても心配にはなりませんね」
二人して昼間の居眠りでサボりこけていた兵士の事指していたのか、皮肉を込めて紫苑も返す。
「そんな話をしに来たわけじゃないわ」
大人同士のやり取りをロゼットは隠れながら緊張の面持ちで見つめている。先ほどの優しい紫苑の声も僅かに冷淡に聞こえ、回りくどい会話の応酬が繰り広げられる。先程までの空気とは違い、重たい空気が張り詰め喉がカラカラに乾いていく感覚に襲われていた。
「わざわざ足を運ばれたということは王位継承は進んでいないようですね」
紫苑がそう呟くとシャーナルも見透かされたのかバツの悪そうな顔つきになるがすぐにいつもの澄ました表情に戻る。
「いつまで貴方はそうしているつもりなの? 自分がどこにいるべきか答えはわかっているでしょう」
「案外悪いものでもないですよ。己のあり方を考えさせられます」
紫苑自身が望んでここにいると主張。シャーナルは彼をドラストニア側へと引き込みたいという算段のようであったが彼は首を縦に振ることはない。
「そこまでしてアズランド家に義理が?」
「ただの意地です」
投獄されていることを彼は『意地』だと答え、勧誘を受け入れなかった。頑として拒む彼の態度がおかしく思えたのかシャーナルは時折話題を変えて腰を下ろして同じ目線で語り掛ける。
「そんなに頑固者だったかしら?」
「私の存在など……ドラストニアからしてもただの裏切り者でしょう。私を生かす理由はどこにございましょうか?」
アズランド家に縁のある人物、紫苑も同じように国に逆らったから投獄された。というのがドラストニア側の認識のようであるが王家ではそうではなかった。むしろ自身の夢で紫苑がそうではないと知っているロゼットからしてみれば止めるために奔走していた英雄のように見えている。それならシャーナルの勧誘動機にも納得がいく。
しかし王家の人間がここまでして熱烈な勧誘を行うことにも不可解な話。表向きでは裏切り者としてそしられている者を王家が勧誘してはむしろその後の軍の在り方に少なからず影響を与えかねない。そんな裏切り者に雪辱を晴らす機会を与えるかのように問いかける。
「貴殿の守るべきものはこの国ではないのか?」
シャーナルの問いかけに、紫苑は半目を開いて「紛れも無くこの国のために」と答える。
「ですが私は一介の軍人でしかございません……。ただの国民のための「刃」に過ぎない」
これにシャーナルは切り返した。
「その国に刃が向けられている中で、貴殿は鉄の鳥籠の中で錆びつかせていくだけなのかしら」
紫苑も反論する。
「裏切り者の私はどの鞘に納まればよろしいのでしょうか?」
「ドラストニア王家はそのような些細なことを気に留めない。仕えるのであれば重用するだけ」
鉄の檻の隙間から手を差し伸べるシャーナル。それを見て目を閉じて少し考えた後に紫苑は答える。
「その仕えるべき『陛下』はどちらへおられるのでしょうか?」
彼の言葉に僅かに眉間に皺を寄せ、シャーナルは差し伸べた手を引いた。これほど勧誘しても紫苑は決して首を盾に振ることはなかった。
国を動かす王族、もとい主君とそれを支える国民。どちらを失っても国というものは成り立たない。それはロゼット自身も幼いながら理解をしようとしていた。軍人は国を守るために仕える主以外には左右されない。その主も間違いなく「国」である。
「国民は多く存在し、一人の命の重さにも限度がある。しかし国王はただの一人。その束ねる者が不在なら忠臣も存在せず……か」
「臣下とは常に主君の裁量によって左右されるが、同時に従うべき主君かどうか見極めることも必然。そして主君も然り……」
その主君と呼べる国王が不在である以上、シャーナルに紫苑をこれ以上どうすることも出来なかった。しかし紫苑も自分に対してそこまで目を掛けてくれたことに対しては謝辞を述べる。
「才覚ある臣下を見極める眼を持ち合わせるのも統率者の務め、それだけよ」
だが付き従うべき主君は誰なのか、その答えを紫苑自身も出すことは出来なかった。シャーナルの言葉には確かに正論は存在する、しかし頭では理解出来ていてもそれを自分の中で押し通すことは出来ない。信念、理念の違いか、思想、主義か。綺麗な言葉で飾るよりも現実を見据えている考え方には理解を示せる。
しかし同調は出来ない。
「残念。思った以上の頑固者ね」
笑みを零しながらそう言い放ち地下室を後にしようとするが、ふと立ち止まる。何かを感じ取ったのか僅かに「この匂い…」と呟いたのをロゼットは聞き逃さなかった。
「そういえばハウスキーパーに新顔が増えていたわね。随分と幼い娘に見えたけど一応、有識者の娘ということだったわ」
「その割には随分と整った身なりをしていたようで――……」
紫苑はその言葉にロゼットのことを思ったが、表情には全く出さずに「そうですか……」とただ一言発しただけだった。
◇
自室へ戻りベッドへ横たわる。恐ろしく勘の鋭いシャーナル皇女に恐怖とも敬意とも言い知れぬ感情を抱き、紫苑さんの境遇は予想通りであった。
「戦争を避けるためと言っても紫苑さんもアズランド家から離れたんだよね。どっちに行っても裏切り者って思われちゃうのかな……」
私の印象としてはそんな風に感じなかった。むしろドラストニアのため、国民のために戦おうとする軍人だった。そんな真っ直ぐな紫苑さんを信用しているからこそ、シャーナル皇女は引き抜こうと考えていたのかもしれない。冷徹な表情で自分の考え方も直接ぶつけながらも、紫苑さんの意志を無視するようなことをしなかったことを考えると案外、良い人なのかもと思ってしまう。
「お姫様があれだけ頼み込んでも了承しない紫苑さんにも驚いたけど……そこまで紫苑さんを欲しがるシャーナル皇女の執着も凄かったなぁ」
やっぱりセルバンデスさんが言ってたように紫苑さんの存在が財産と言われるほどに大きなものだからだろうか。確かに私を助けてくれた時のあの強さには驚いたけどそれ以外にある何かが彼にはあるとそんな気がしてならない。それに気になることも……。
「本当に何が原因で今回の紛争は起こったんだろう……」
紫苑さんの話が真実なのか、ラインズさんとセルバンデスさんの言葉が本当の事なのか。話を聞いた限りではアズランド家はドラストニアに仕えるという形になっている。でも元々はどちらにも王様がいて、アズランド家が王様になることを訴え出したら王位継承者達の話も余計に拗れたことになりかねない。だからドラストニアと敵対するようなことになってしまったのだろうか。
「それだとみんな身勝手すぎるし……もう何が真実で嘘なのかわからないぃ……」
頭を抱えながらそのまま大きなベッドにうつ伏せに倒れこむ。今後どうしていくべきなのか、というかいつまでこの世界にいるのかとか、本当に帰ることが出来るのか不安になっていく。現代の人間関係でも悩むこともあるのにこんな危険な場所で命がいくつ合っても足らないような状況での人間関係。私はうんざりするように溜め息をついて目を閉じる。文句をぶつぶつと呪文のように独り言で呟いている内にウトウトと意識が遠退く―。
ベッドの心地よさと疲れもあって熟睡しきっていた。
どれほど時間が経ったのかわからないけれど再び目を開いた時、妙な音を聞く。遠くからまるで花火を上げるような高い音が段々と近づいてくるのがわかった。
「食事はちゃんと摂っているのね」
紫苑の足元に置かれた食器を見て、問いかけのような、独り言のような意味有り気な言葉がこだまする。
「シャーナル皇女殿下……。このような場所で失礼いたします」
「そんな挨拶はいい、それより……」
紫苑はシャーナルに跪き丁寧な挨拶で迎え、彼女も彼の元へ歩み寄る。紫苑の錆びた足枷を一瞥。
「貴方ならそんな足枷程度、どうにか出来そうなものなのにね」
「自身の処遇はドラストニアにございます。それが道理というものではございませんか」
「ドラストニアの警備よりも貴方自身の忠義の方がまるで鋼鉄の牢獄のようね」
紫苑の言葉に目を細めて不敵な微笑みを見せる。
「それなら誰が見張りをやっても心配にはなりませんね」
二人して昼間の居眠りでサボりこけていた兵士の事指していたのか、皮肉を込めて紫苑も返す。
「そんな話をしに来たわけじゃないわ」
大人同士のやり取りをロゼットは隠れながら緊張の面持ちで見つめている。先ほどの優しい紫苑の声も僅かに冷淡に聞こえ、回りくどい会話の応酬が繰り広げられる。先程までの空気とは違い、重たい空気が張り詰め喉がカラカラに乾いていく感覚に襲われていた。
「わざわざ足を運ばれたということは王位継承は進んでいないようですね」
紫苑がそう呟くとシャーナルも見透かされたのかバツの悪そうな顔つきになるがすぐにいつもの澄ました表情に戻る。
「いつまで貴方はそうしているつもりなの? 自分がどこにいるべきか答えはわかっているでしょう」
「案外悪いものでもないですよ。己のあり方を考えさせられます」
紫苑自身が望んでここにいると主張。シャーナルは彼をドラストニア側へと引き込みたいという算段のようであったが彼は首を縦に振ることはない。
「そこまでしてアズランド家に義理が?」
「ただの意地です」
投獄されていることを彼は『意地』だと答え、勧誘を受け入れなかった。頑として拒む彼の態度がおかしく思えたのかシャーナルは時折話題を変えて腰を下ろして同じ目線で語り掛ける。
「そんなに頑固者だったかしら?」
「私の存在など……ドラストニアからしてもただの裏切り者でしょう。私を生かす理由はどこにございましょうか?」
アズランド家に縁のある人物、紫苑も同じように国に逆らったから投獄された。というのがドラストニア側の認識のようであるが王家ではそうではなかった。むしろ自身の夢で紫苑がそうではないと知っているロゼットからしてみれば止めるために奔走していた英雄のように見えている。それならシャーナルの勧誘動機にも納得がいく。
しかし王家の人間がここまでして熱烈な勧誘を行うことにも不可解な話。表向きでは裏切り者としてそしられている者を王家が勧誘してはむしろその後の軍の在り方に少なからず影響を与えかねない。そんな裏切り者に雪辱を晴らす機会を与えるかのように問いかける。
「貴殿の守るべきものはこの国ではないのか?」
シャーナルの問いかけに、紫苑は半目を開いて「紛れも無くこの国のために」と答える。
「ですが私は一介の軍人でしかございません……。ただの国民のための「刃」に過ぎない」
これにシャーナルは切り返した。
「その国に刃が向けられている中で、貴殿は鉄の鳥籠の中で錆びつかせていくだけなのかしら」
紫苑も反論する。
「裏切り者の私はどの鞘に納まればよろしいのでしょうか?」
「ドラストニア王家はそのような些細なことを気に留めない。仕えるのであれば重用するだけ」
鉄の檻の隙間から手を差し伸べるシャーナル。それを見て目を閉じて少し考えた後に紫苑は答える。
「その仕えるべき『陛下』はどちらへおられるのでしょうか?」
彼の言葉に僅かに眉間に皺を寄せ、シャーナルは差し伸べた手を引いた。これほど勧誘しても紫苑は決して首を盾に振ることはなかった。
国を動かす王族、もとい主君とそれを支える国民。どちらを失っても国というものは成り立たない。それはロゼット自身も幼いながら理解をしようとしていた。軍人は国を守るために仕える主以外には左右されない。その主も間違いなく「国」である。
「国民は多く存在し、一人の命の重さにも限度がある。しかし国王はただの一人。その束ねる者が不在なら忠臣も存在せず……か」
「臣下とは常に主君の裁量によって左右されるが、同時に従うべき主君かどうか見極めることも必然。そして主君も然り……」
その主君と呼べる国王が不在である以上、シャーナルに紫苑をこれ以上どうすることも出来なかった。しかし紫苑も自分に対してそこまで目を掛けてくれたことに対しては謝辞を述べる。
「才覚ある臣下を見極める眼を持ち合わせるのも統率者の務め、それだけよ」
だが付き従うべき主君は誰なのか、その答えを紫苑自身も出すことは出来なかった。シャーナルの言葉には確かに正論は存在する、しかし頭では理解出来ていてもそれを自分の中で押し通すことは出来ない。信念、理念の違いか、思想、主義か。綺麗な言葉で飾るよりも現実を見据えている考え方には理解を示せる。
しかし同調は出来ない。
「残念。思った以上の頑固者ね」
笑みを零しながらそう言い放ち地下室を後にしようとするが、ふと立ち止まる。何かを感じ取ったのか僅かに「この匂い…」と呟いたのをロゼットは聞き逃さなかった。
「そういえばハウスキーパーに新顔が増えていたわね。随分と幼い娘に見えたけど一応、有識者の娘ということだったわ」
「その割には随分と整った身なりをしていたようで――……」
紫苑はその言葉にロゼットのことを思ったが、表情には全く出さずに「そうですか……」とただ一言発しただけだった。
◇
自室へ戻りベッドへ横たわる。恐ろしく勘の鋭いシャーナル皇女に恐怖とも敬意とも言い知れぬ感情を抱き、紫苑さんの境遇は予想通りであった。
「戦争を避けるためと言っても紫苑さんもアズランド家から離れたんだよね。どっちに行っても裏切り者って思われちゃうのかな……」
私の印象としてはそんな風に感じなかった。むしろドラストニアのため、国民のために戦おうとする軍人だった。そんな真っ直ぐな紫苑さんを信用しているからこそ、シャーナル皇女は引き抜こうと考えていたのかもしれない。冷徹な表情で自分の考え方も直接ぶつけながらも、紫苑さんの意志を無視するようなことをしなかったことを考えると案外、良い人なのかもと思ってしまう。
「お姫様があれだけ頼み込んでも了承しない紫苑さんにも驚いたけど……そこまで紫苑さんを欲しがるシャーナル皇女の執着も凄かったなぁ」
やっぱりセルバンデスさんが言ってたように紫苑さんの存在が財産と言われるほどに大きなものだからだろうか。確かに私を助けてくれた時のあの強さには驚いたけどそれ以外にある何かが彼にはあるとそんな気がしてならない。それに気になることも……。
「本当に何が原因で今回の紛争は起こったんだろう……」
紫苑さんの話が真実なのか、ラインズさんとセルバンデスさんの言葉が本当の事なのか。話を聞いた限りではアズランド家はドラストニアに仕えるという形になっている。でも元々はどちらにも王様がいて、アズランド家が王様になることを訴え出したら王位継承者達の話も余計に拗れたことになりかねない。だからドラストニアと敵対するようなことになってしまったのだろうか。
「それだとみんな身勝手すぎるし……もう何が真実で嘘なのかわからないぃ……」
頭を抱えながらそのまま大きなベッドにうつ伏せに倒れこむ。今後どうしていくべきなのか、というかいつまでこの世界にいるのかとか、本当に帰ることが出来るのか不安になっていく。現代の人間関係でも悩むこともあるのにこんな危険な場所で命がいくつ合っても足らないような状況での人間関係。私はうんざりするように溜め息をついて目を閉じる。文句をぶつぶつと呪文のように独り言で呟いている内にウトウトと意識が遠退く―。
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