16 / 31
Session02-04 闇に蠢く者達
しおりを挟む
そこは、薄暗い酒場だった。まだ昼だと言うのに光は差し込まず、周囲に据えたランタンが周囲を明るくし、人の影を躍らせた。かすかに人の顔が見分けがつくかどうかと言った闇の中、ピッピはカウンターで主人と思わしき普人族の男と話をしていた。左目に眼帯を付け、口周りの髭、オールバックに纏めた髪を丁寧に手入れしているのが見て取れる。そんな男がピッピの話に驚いた様な声を上げた。
「……で、どういった風の吹き回しだ。お前がハーレムの一員だって?」
男は表情には表してはいないが、心底驚いてはいた。たしか、ハルベルトに支部を置いている工房のお嬢さんが冒険者になるような話をしてるとのことで、ピッピを内偵も兼ねて所属させるという話だったはずだ。それがどんな話の流れでハーレムという話になったのか。
「……あたしも驚いてるよ。……でも、あいつは良いやつなんだよ。あたしなんかより魅力的なのが三人もいるのに、別け隔てなく愛そうとしているってのが、分かるんだ。……こんなの初めてなんだよ。」
両手で持った盃を、もじもじとするように動かす。顔は今までの姿からは想像がつかないくらいに乙女らしい。頬を赤くし、何かを見つめるように盃を見ていた。それを見ていた男は、肩を竦ませながら次の酒を差し出した。
「……正直に言えば、辺境伯家に迷惑がかからなければハーレムに入ろうが構わない。お前の役割はハルベルトにて騒乱を起こそうとする者の内偵と排除だからな。」
「分かってる……分かってるんだ。頭領……。でも、黙ってるのが辛いんだ……今まで、こんな事なかったのに。」
「……お前を拾ってから十年か。」
頭領と呼んだ男が思い返すように言った言葉。それを聞いて自身も思い返す。そして、新しく出された酒をゴクリと仰ぎ呑む。頭領はその勢いを見て、新しい酒を注いでカウンターへ置いた。
「……もしも抜けたいというなら、功績を立てろ。そうしたら、俺が後はなんとかしてやる。」
「……チョトー地方の解放……。」
頭領の言葉にピッピはボソリと言った。チョトー地方。”迷宮”が近くにあり、”迷宮”指定地域になった場所だ。二十年立つが、解放はうまく行っていない。当代の辺境伯も悲願としているが、うまく行っていないことに歯噛みしているぐらいだ。
「それができりゃ、十分過ぎるな。」
「……あたしらの目標はそれ。……十分なら頑張る。」
「……呑み過ぎだ。馬鹿野郎。」
そんあ馴れ合いの様な話を続けていると、慌ただしい足音が聞こえてくる。この酒場は地下に作られており、街の様々な場所からこの地下酒場へ来ることができるようになっている。その道と合言葉を知っているのは、辺境伯家に仕える”暗部”のみであり、今ここに居る者、そしてここに来る者は全員が暗部として活躍している者だった。その取り纏めを行っているのが頭領と呼ばれた男であった。その男の元に、一人の若者然とした男が息も絶え絶えに走ってきた。
「頭領!大変だ!」
「どうした。落ち着いて話せ。」
「貴族然とした男と、ごろつきの様な冒険者が外の酒場で何やら話をしていたから、耳を澄ましていたんだが、あいつら、お嬢様を狂言誘拐しようとしてるみたいなんだ!」
ピクリと頭領の眉が動いた。そして、何も言わず一度頷く。そのまま話を進めろという意味だ。彼が言うには、ごろつき共は最近この街に来た流れの傭兵くずれで、貴族はあくまでも名は名乗らなかったが、成功報酬で金貨十枚を提示していたこと。そして、狙いが首座神の教会にある孤児院の院長を攫おうとさせ、そこに貴族が割り込み助け出すという、陳腐な筋書きであった。実行は今日、夕方。人通りが減った辺りを狙うようだ。
「……たしか、アイル達が孤児院へ向かっているはずだよ。あたしがひとっ走りして協力を求め…っつ!!」
「急にどうした!?」
ピッピが駆け出そうとした瞬間にうずくまった。急なことだったので、頭領がカウンターを回って、ピッピの傍に歩み寄る。首筋を抑えているのを見て、怪我がないか確認のために手を払うと、そこに見えたのは首座神の印が焼印のように生じていた。
「……これは、首座神の加護……か?」
「え? な、なにがあるの!?」
頭領はその印を見て、加護であることがわかった。しかし、首座神の物であることに動揺していた。ピッピは自分の首筋にあるため、直接見ることができないため、何がついているのか不安がっている。仕事道具の一つでもある小鏡を向けて、ピッピに”それ”を見せてやる。
「……これ、なに?」
「……神々が人に加護を授ける時、授けた神の印が首筋に現れる。よく冒険譚とかにもあるだろう。……多分、それだ。しかし……。」
「……しかし?」
「首座神の印は、とんと聞いたことがない。」
頭領が知らない。それだけで余程のことなのだと思った。この男は、辺境伯の下で、国内から隣国までの情報を一手に集め、精査し、辺境伯へ報告する役割を持っている。故に、この男が知らないというのはそれ程のことであった。
「……それよりも、お嬢様を守らないと!」
「俺も行く。他は、下手人どもが逃げ切れないように周囲を固めろ!」
頭領が周りで話している男達に指示を出す。その指示を聞いた男どもは何も言わず、音を立てずに出ていった。
それを見届けた後、二人は同じ様に音を立てずに酒場を出ていった。
「……で、どういった風の吹き回しだ。お前がハーレムの一員だって?」
男は表情には表してはいないが、心底驚いてはいた。たしか、ハルベルトに支部を置いている工房のお嬢さんが冒険者になるような話をしてるとのことで、ピッピを内偵も兼ねて所属させるという話だったはずだ。それがどんな話の流れでハーレムという話になったのか。
「……あたしも驚いてるよ。……でも、あいつは良いやつなんだよ。あたしなんかより魅力的なのが三人もいるのに、別け隔てなく愛そうとしているってのが、分かるんだ。……こんなの初めてなんだよ。」
両手で持った盃を、もじもじとするように動かす。顔は今までの姿からは想像がつかないくらいに乙女らしい。頬を赤くし、何かを見つめるように盃を見ていた。それを見ていた男は、肩を竦ませながら次の酒を差し出した。
「……正直に言えば、辺境伯家に迷惑がかからなければハーレムに入ろうが構わない。お前の役割はハルベルトにて騒乱を起こそうとする者の内偵と排除だからな。」
「分かってる……分かってるんだ。頭領……。でも、黙ってるのが辛いんだ……今まで、こんな事なかったのに。」
「……お前を拾ってから十年か。」
頭領と呼んだ男が思い返すように言った言葉。それを聞いて自身も思い返す。そして、新しく出された酒をゴクリと仰ぎ呑む。頭領はその勢いを見て、新しい酒を注いでカウンターへ置いた。
「……もしも抜けたいというなら、功績を立てろ。そうしたら、俺が後はなんとかしてやる。」
「……チョトー地方の解放……。」
頭領の言葉にピッピはボソリと言った。チョトー地方。”迷宮”が近くにあり、”迷宮”指定地域になった場所だ。二十年立つが、解放はうまく行っていない。当代の辺境伯も悲願としているが、うまく行っていないことに歯噛みしているぐらいだ。
「それができりゃ、十分過ぎるな。」
「……あたしらの目標はそれ。……十分なら頑張る。」
「……呑み過ぎだ。馬鹿野郎。」
そんあ馴れ合いの様な話を続けていると、慌ただしい足音が聞こえてくる。この酒場は地下に作られており、街の様々な場所からこの地下酒場へ来ることができるようになっている。その道と合言葉を知っているのは、辺境伯家に仕える”暗部”のみであり、今ここに居る者、そしてここに来る者は全員が暗部として活躍している者だった。その取り纏めを行っているのが頭領と呼ばれた男であった。その男の元に、一人の若者然とした男が息も絶え絶えに走ってきた。
「頭領!大変だ!」
「どうした。落ち着いて話せ。」
「貴族然とした男と、ごろつきの様な冒険者が外の酒場で何やら話をしていたから、耳を澄ましていたんだが、あいつら、お嬢様を狂言誘拐しようとしてるみたいなんだ!」
ピクリと頭領の眉が動いた。そして、何も言わず一度頷く。そのまま話を進めろという意味だ。彼が言うには、ごろつき共は最近この街に来た流れの傭兵くずれで、貴族はあくまでも名は名乗らなかったが、成功報酬で金貨十枚を提示していたこと。そして、狙いが首座神の教会にある孤児院の院長を攫おうとさせ、そこに貴族が割り込み助け出すという、陳腐な筋書きであった。実行は今日、夕方。人通りが減った辺りを狙うようだ。
「……たしか、アイル達が孤児院へ向かっているはずだよ。あたしがひとっ走りして協力を求め…っつ!!」
「急にどうした!?」
ピッピが駆け出そうとした瞬間にうずくまった。急なことだったので、頭領がカウンターを回って、ピッピの傍に歩み寄る。首筋を抑えているのを見て、怪我がないか確認のために手を払うと、そこに見えたのは首座神の印が焼印のように生じていた。
「……これは、首座神の加護……か?」
「え? な、なにがあるの!?」
頭領はその印を見て、加護であることがわかった。しかし、首座神の物であることに動揺していた。ピッピは自分の首筋にあるため、直接見ることができないため、何がついているのか不安がっている。仕事道具の一つでもある小鏡を向けて、ピッピに”それ”を見せてやる。
「……これ、なに?」
「……神々が人に加護を授ける時、授けた神の印が首筋に現れる。よく冒険譚とかにもあるだろう。……多分、それだ。しかし……。」
「……しかし?」
「首座神の印は、とんと聞いたことがない。」
頭領が知らない。それだけで余程のことなのだと思った。この男は、辺境伯の下で、国内から隣国までの情報を一手に集め、精査し、辺境伯へ報告する役割を持っている。故に、この男が知らないというのはそれ程のことであった。
「……それよりも、お嬢様を守らないと!」
「俺も行く。他は、下手人どもが逃げ切れないように周囲を固めろ!」
頭領が周りで話している男達に指示を出す。その指示を聞いた男どもは何も言わず、音を立てずに出ていった。
それを見届けた後、二人は同じ様に音を立てずに酒場を出ていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる