巻き込まれ体質の俺は、宇宙人に恋をした。

山田飴子

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1巻き込まれ体質

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俺は、巻き込まれ体質だ。まだ、高1だと言うのに町を歩けば、ヤクザに声をかけられ、ファミレスやカフェに行くと殺人事件が起き、謎に浮気相手と間違えられ怒鳴られたこともある。
まぁ、もうこの日常を受け入れてしまっているのだが。 

AM5:30
俺は、起床した。いつもは、6時に起きるのだが、謎に目が覚めてしまった。胸騒ぎがする。嫌な予感だ。
『ガン、バンッ!ドタドタ、バンッ!ガン!』
ヤバい!俺史上1番ヤバい音だ。裏庭に何か落ちたようだ。すぐに、眼鏡をかけて1階に向かった(ちなみに、俺の部屋は2階だ)。

わーお。裏庭にはなんか、メタリックに塗装された船?みたいなのがぐしゃぐしゃになって落ちていた。
すると、中から緋色の長髪をしたむちゃくちゃカワイイ背の高い女性が出てきた。これが、一目惚れというものか。彼女から目を離せない。
「♧¶∂§★⊿♤■)/#ш◦~♧¶{?」
彼女から何か、特殊な意味不明な言語で声をかけられた。
「もう一回いいですか?」
「あのー。ここって地球ですか?」日本語に変わった。
「そうですけど。」変な質問だ。でも、カワイイ子ってのは変わったことを言ってもカワイイからほんとに神過ぎる。
「カリエ!どうしよ。地球に来ちゃったよ。」どうやら隣の眼鏡をかけた三つ編みの小さな女性に声をかけてるようだ。聞いてる内容も訳わかんねー。もしかして、ヤバい宗教団体だったりして。
「姫さま、それよりもこの人間、困惑してます。」
「あら、そうなの。えーっとそこの人間さん?私は、月に住んでいるセレネ。こっちはカリエって言うわ。どうぞ、お見知りおきを。」月?ん?意味深だ。
「えーっとね。まぁ、あなたたちから見れば宇宙人みたいなものね。」宇宙人?
ふしぎちゃんキャラって事か。
「新手のセールスですか?」
「セールス?あんな、薄汚い人間と一緒にしないで。」
「セレネ様、この人間には私たちのことを理解できないと思います。」
「理解してもらわないと困るのよ。とにかく、私たちは空から振ってきたでしょ?」
「確かに。」
「だから、宇宙人なの。分かった?」
圧、強。怖いけど、やっぱカワイイ。
「あー。はい。よく分かりませんけど分かりました。」
「そう。だったらこの家に住まわせてもらっていい?」
「え?」
「あ、ご両親とかにならすぐ、挨拶するからとにかく、上がらせてもらうわね。」
「え、ちょっ、待ってください―!!」
むちゃくちゃだ。でも、いいや。カワイイから許せる。


この時、俺はセレネに恋をしていた。彼女が宇宙人と言うことを考えずに。

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