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4.殿方は突然に。
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「ミクー。どうしよー。こんな、贅沢なところいられないよー。」
「何、へこたれたこと言ってんのよ。リロイは。」
最高っ!やっぱ、パーティーは最高だわー。しばらく、来ないから干からびるところだったわよw。まぁ、この1週間の努力は実るって感じ。
1週間前
リロイにパーティーのことを聞いた私は、首都サバリンにいた。
あー!!もー!スカビア(シンアたちの家がある町)から遠いんだよ!!ほんとは、車で行きたかったのに!この国、車ないし。交通手段は馬車だけ!馬車ってシンデレラかよって感じ!しかも、馬車高いしそんな金持ってないし!って言うか1ヶ月くらいまともに働いてない気がするwせっかくのリロイに作ってもらった服は泥だけだし!リロイには悪いけどこの服、ちょっとダサいんだよねー。あーもー!イラつくー!
「そこの、お嬢さん?このタオルを使いますか?」
商店街的なストリートを歩いていると急に後ろからイケメンに声をかけられた。ヤバッ。馬車乗ってるし、貴族っぽい。ここは、私が日々鍛え上げてきたテクニックを見せるしかない!!
「あ、ありがとうございます。ぜひとも、お礼をさせてください。私に何かできることはありますか?」
そうして、私は上目遣いをした。上目遣いなんて昭和とか思ってる奴らは結構いるけどそんなのブスだけが言ってること。結局、男ってのは上目遣いしとけば落ちるの。あ、でも私みたいに顔が美人な場合だけよ。イケメン貴族はすぐ、頬を紅くした。
「お礼なんてとんでもないです。それよりも、そちらのお召し物が汚れていらっしゃいます。大丈夫ですか?」
「実は、どこか休むところがないか探していまして。ですけれど、宿がどこもあいていなくて...」
私は美しい声で言った。
「でしたら、私の家に来られてはいかがですか?」
よっしゃ!落ちたー!!
「いいんですか?」
「もちろんです。アルバス!すぐに、こちらのお方を馬車に。」
私はこのイケメン貴族と同じ馬車に乗せられた。ヤバッ!顔近!
「そんな、馬車を汚してしまいます。」
「いいんですよ。そんなこと。それと、申し遅れました私の名前はロクア・フィーダと申します。あなたのお名前は?」
「ミク。西園寺ミクです。」
「サイオンジ?」
「あー。ミクでいいです。」
「OK!ミクさん。」
こうして、私はこのイケメン貴族とたわいもない話をしながらイケメン貴族の家に着いた。
「ここが、私の家です。」
イケメン貴族は言った。ヤバすぎる、開いた口が塞がらない。宮殿って言うか城。まさか、王子とか?とにかく、開いた口が塞がらない。ってか泥まみれの服着て開いた口が塞がらないとかヤバイ光景だw
「すみません。驚かせてしまいましたね。実は、私、ここサバリナ国の第2王子でして。」
うわーお。マジであんのかよ。こんなこと。
まるで、マンガやんwってか笑い事じゃない。異世界転生の次にヤバいかも。
「名を名乗った時に気づかれるかと思いましたがそんなに、驚かれるとは。」
「すみません。無知なもので取り乱してしまいまして。」
「いえいえ。それよりも、こちらにお入りください。」
私はこの城に入りむちゃくちゃ長い廊下を歩いて、お風呂に入らせてもらった。しかも、ジャグジー!
「ふぅー。最高!極楽、極楽。」
シンアの家は風呂もシャワーもなくて川で体洗うからほんとに、貧乏暮らししてきたときよりも辛くて...
「ミクさん。お着替えここに置いておきます。お着替えのお手伝いしますか?」
多分、侍女の声だろう。
「あ、大丈夫でーす。ありがとうございますー。」
ふぅー。そろそろ出るか。風呂を出ると、そこにはシルクのドレスが置いてあった。気恥ずかしいが着てみると案外心地よいものだ。鏡を見ると、そこには絶世の美女(もちろん、私のことよ)がうつっていた。むっちゃ、キレイ。
「お!ミクさん!おきれいですね。」
「ありがとうございます。このドレスは...」
「プレゼントします。綺麗でしょ?」
ヤバこのイケメン王子、笑顔が国宝級。って言うか、もう夜じゃん!どうしよ。シンアとリロイには今日は帰ってこないかもって言ったからいいけど、まぁ、って言うことはここに泊めてもらうしかないね!よっしゃ!
「ミクさん。今晩泊まる予定のところとかありますか?」
これは、泊めてくれるパターンだな。
「実は、なくて...」
「この城は、持て余してまして、良かったら今晩お泊まりになられますか?」
「いいんですか!」
こっからは、とんとん拍子に物事が進んだ。ここは、スイートルームですかって言うくらい綺麗な部屋に泊めてもらい、ふかふかのベッドで贅沢な睡眠も取れた。しかも、イケメン王子にリロイが言ってた今週やるパーティーに誘われた。しかも、ダンスのパートナーとして!それに、イケメン王子は、許嫁も妻もいないらしい!こりゃもう勝ち確だ。そうして、リロイもパーティーに参加させてもらい、新たなドレスも頂いた。
そして、今現在パーティーに参加しているのだ。
「何、へこたれたこと言ってんのよ。リロイは。」
最高っ!やっぱ、パーティーは最高だわー。しばらく、来ないから干からびるところだったわよw。まぁ、この1週間の努力は実るって感じ。
1週間前
リロイにパーティーのことを聞いた私は、首都サバリンにいた。
あー!!もー!スカビア(シンアたちの家がある町)から遠いんだよ!!ほんとは、車で行きたかったのに!この国、車ないし。交通手段は馬車だけ!馬車ってシンデレラかよって感じ!しかも、馬車高いしそんな金持ってないし!って言うか1ヶ月くらいまともに働いてない気がするwせっかくのリロイに作ってもらった服は泥だけだし!リロイには悪いけどこの服、ちょっとダサいんだよねー。あーもー!イラつくー!
「そこの、お嬢さん?このタオルを使いますか?」
商店街的なストリートを歩いていると急に後ろからイケメンに声をかけられた。ヤバッ。馬車乗ってるし、貴族っぽい。ここは、私が日々鍛え上げてきたテクニックを見せるしかない!!
「あ、ありがとうございます。ぜひとも、お礼をさせてください。私に何かできることはありますか?」
そうして、私は上目遣いをした。上目遣いなんて昭和とか思ってる奴らは結構いるけどそんなのブスだけが言ってること。結局、男ってのは上目遣いしとけば落ちるの。あ、でも私みたいに顔が美人な場合だけよ。イケメン貴族はすぐ、頬を紅くした。
「お礼なんてとんでもないです。それよりも、そちらのお召し物が汚れていらっしゃいます。大丈夫ですか?」
「実は、どこか休むところがないか探していまして。ですけれど、宿がどこもあいていなくて...」
私は美しい声で言った。
「でしたら、私の家に来られてはいかがですか?」
よっしゃ!落ちたー!!
「いいんですか?」
「もちろんです。アルバス!すぐに、こちらのお方を馬車に。」
私はこのイケメン貴族と同じ馬車に乗せられた。ヤバッ!顔近!
「そんな、馬車を汚してしまいます。」
「いいんですよ。そんなこと。それと、申し遅れました私の名前はロクア・フィーダと申します。あなたのお名前は?」
「ミク。西園寺ミクです。」
「サイオンジ?」
「あー。ミクでいいです。」
「OK!ミクさん。」
こうして、私はこのイケメン貴族とたわいもない話をしながらイケメン貴族の家に着いた。
「ここが、私の家です。」
イケメン貴族は言った。ヤバすぎる、開いた口が塞がらない。宮殿って言うか城。まさか、王子とか?とにかく、開いた口が塞がらない。ってか泥まみれの服着て開いた口が塞がらないとかヤバイ光景だw
「すみません。驚かせてしまいましたね。実は、私、ここサバリナ国の第2王子でして。」
うわーお。マジであんのかよ。こんなこと。
まるで、マンガやんwってか笑い事じゃない。異世界転生の次にヤバいかも。
「名を名乗った時に気づかれるかと思いましたがそんなに、驚かれるとは。」
「すみません。無知なもので取り乱してしまいまして。」
「いえいえ。それよりも、こちらにお入りください。」
私はこの城に入りむちゃくちゃ長い廊下を歩いて、お風呂に入らせてもらった。しかも、ジャグジー!
「ふぅー。最高!極楽、極楽。」
シンアの家は風呂もシャワーもなくて川で体洗うからほんとに、貧乏暮らししてきたときよりも辛くて...
「ミクさん。お着替えここに置いておきます。お着替えのお手伝いしますか?」
多分、侍女の声だろう。
「あ、大丈夫でーす。ありがとうございますー。」
ふぅー。そろそろ出るか。風呂を出ると、そこにはシルクのドレスが置いてあった。気恥ずかしいが着てみると案外心地よいものだ。鏡を見ると、そこには絶世の美女(もちろん、私のことよ)がうつっていた。むっちゃ、キレイ。
「お!ミクさん!おきれいですね。」
「ありがとうございます。このドレスは...」
「プレゼントします。綺麗でしょ?」
ヤバこのイケメン王子、笑顔が国宝級。って言うか、もう夜じゃん!どうしよ。シンアとリロイには今日は帰ってこないかもって言ったからいいけど、まぁ、って言うことはここに泊めてもらうしかないね!よっしゃ!
「ミクさん。今晩泊まる予定のところとかありますか?」
これは、泊めてくれるパターンだな。
「実は、なくて...」
「この城は、持て余してまして、良かったら今晩お泊まりになられますか?」
「いいんですか!」
こっからは、とんとん拍子に物事が進んだ。ここは、スイートルームですかって言うくらい綺麗な部屋に泊めてもらい、ふかふかのベッドで贅沢な睡眠も取れた。しかも、イケメン王子にリロイが言ってた今週やるパーティーに誘われた。しかも、ダンスのパートナーとして!それに、イケメン王子は、許嫁も妻もいないらしい!こりゃもう勝ち確だ。そうして、リロイもパーティーに参加させてもらい、新たなドレスも頂いた。
そして、今現在パーティーに参加しているのだ。
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