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お互いに
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言葉でも体でも"愛"を感じあえるのが、こんなに素晴らしい事だった。と彼は思い出させてくれた。
こんな時間がずっと続けばいいのに。そう思ってしまった。
----------------------------------------------------
でも、その時間も、もう終わってしまう。
私と、レイジさんはホテルで時間内、愛を囁きあってそして行為をした。
勿論、最後までは致してはいない。だけれど、確かにあの時は愛し合っていた。そう感じてしまった。
「今日は、ご指名ありがとうございました。また会えますか?」
「そ、それは………」
「無理はしないでください。でも、心が辛い時は頼ってくださいね」
そうは言うが、彼は連絡先を交換してくれない。当たり前だ、これは仕事なんだから。でも、そんな言い方は無いじゃない。逆に辛くなってしまう。だからつい口が動いてしまった。
「あ、あの……インスタとかやってる?」
「え? インスタ?」
「うん。インスタ」
「やってるけど?」
「良かった」
「???」
インスタなら私もやってるから、ちょっと探してみようかな。と思った。別に本気で探すわけじゃないけれど。何か、そういう取っ掛かりを残して置きたかった。
なんだか、重い女みたい。それか、まだ"恋人"気分が抜けてないのかもしれない。
「それじゃ、これでお別れだね。最後にキスしていい?」
「うん」
チュ、チュ、チュ
軽いキスとハグをしてから、私たちは部屋を出た。そして、彼と別れてから、私は体がずっと疼いてるのを感じてしまった。
今すぐ、今すぐ、欲しいっ。この疼きを解決したいっ。
そう思って、スマフォを取り出して夫に電話をした。
「リュウジ君、こっちは終わったけれど。そっちはどう?」
『おう、ちょうど終わった所。いや、めっちゃ良かったわ! アイちゃんのライブ!!』
「そうなんだ? 好きなの?」
『ん? アイちゃん好きだぜ。推しなんだよ!』
「そんなに、好きなの?」
『なんだよ一体……好きだよ……そのお前もな。今日は綺麗だったよ』
「今日だけ?」
『なんだよ。いいだろ。そんなに聞くなよ。もう切るぞ』
「ねぇ。今日、二人でデートしない? 今、そんな気分なの♪」
『は? 今から? じゃ、ファミレスかコメダくらいしかないぞ?』
「いいよ。それで♪」
『一体なんだよ。今日はそんなに良い事あったのか?』
「うん。女友達に色々、話したらスッキリした!」
『そりゃ良かったな。いつもその感じでいてくれ』
「そりゃ、リュウジ君次第だよ」
ハァ………と、ため息をつかれて電話を切られた。
だけれど、前よりずっと良い状態になった気がする。もともと、私からリュウジ君に告白してそれからの関係なんだから、私から"好き"って伝えないと"彼"は返してくれないんだ。
それがすこし残念だけれど、納得してしまった。
おわり
----------------------------------------------------
あとがき
セックスレスになった夫婦が、お互いに疑似恋愛をしてそして、また愛し合う。
ただし、その事は夫には言えない。
をテーマとして書きました。
女性視点のみの作品は、初めてなのでうまく書けているかわかりませんが
こちらの作品が気に入ってくれたら嬉しいです。
面白かったよ! と言う場合は
是非
☆、フォロー、いいねをお願いします。
こんな時間がずっと続けばいいのに。そう思ってしまった。
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でも、その時間も、もう終わってしまう。
私と、レイジさんはホテルで時間内、愛を囁きあってそして行為をした。
勿論、最後までは致してはいない。だけれど、確かにあの時は愛し合っていた。そう感じてしまった。
「今日は、ご指名ありがとうございました。また会えますか?」
「そ、それは………」
「無理はしないでください。でも、心が辛い時は頼ってくださいね」
そうは言うが、彼は連絡先を交換してくれない。当たり前だ、これは仕事なんだから。でも、そんな言い方は無いじゃない。逆に辛くなってしまう。だからつい口が動いてしまった。
「あ、あの……インスタとかやってる?」
「え? インスタ?」
「うん。インスタ」
「やってるけど?」
「良かった」
「???」
インスタなら私もやってるから、ちょっと探してみようかな。と思った。別に本気で探すわけじゃないけれど。何か、そういう取っ掛かりを残して置きたかった。
なんだか、重い女みたい。それか、まだ"恋人"気分が抜けてないのかもしれない。
「それじゃ、これでお別れだね。最後にキスしていい?」
「うん」
チュ、チュ、チュ
軽いキスとハグをしてから、私たちは部屋を出た。そして、彼と別れてから、私は体がずっと疼いてるのを感じてしまった。
今すぐ、今すぐ、欲しいっ。この疼きを解決したいっ。
そう思って、スマフォを取り出して夫に電話をした。
「リュウジ君、こっちは終わったけれど。そっちはどう?」
『おう、ちょうど終わった所。いや、めっちゃ良かったわ! アイちゃんのライブ!!』
「そうなんだ? 好きなの?」
『ん? アイちゃん好きだぜ。推しなんだよ!』
「そんなに、好きなの?」
『なんだよ一体……好きだよ……そのお前もな。今日は綺麗だったよ』
「今日だけ?」
『なんだよ。いいだろ。そんなに聞くなよ。もう切るぞ』
「ねぇ。今日、二人でデートしない? 今、そんな気分なの♪」
『は? 今から? じゃ、ファミレスかコメダくらいしかないぞ?』
「いいよ。それで♪」
『一体なんだよ。今日はそんなに良い事あったのか?』
「うん。女友達に色々、話したらスッキリした!」
『そりゃ良かったな。いつもその感じでいてくれ』
「そりゃ、リュウジ君次第だよ」
ハァ………と、ため息をつかれて電話を切られた。
だけれど、前よりずっと良い状態になった気がする。もともと、私からリュウジ君に告白してそれからの関係なんだから、私から"好き"って伝えないと"彼"は返してくれないんだ。
それがすこし残念だけれど、納得してしまった。
おわり
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あとがき
セックスレスになった夫婦が、お互いに疑似恋愛をしてそして、また愛し合う。
ただし、その事は夫には言えない。
をテーマとして書きました。
女性視点のみの作品は、初めてなのでうまく書けているかわかりませんが
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