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夢の時間
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「そんな事ありませんよ。とても魅力的な人です」
そう言いつつ、レイジさんは私の顔をしっかりと見つめてくれた。
お酒の勢いも合ってか『今日は、いや"今だけ"はこの人の恋人で居よう』そう思ってしまった。
----------------------------------------------------
私とレイジさんは、一緒にラブホテルへと入った。
想像していたよりは綺麗な所で、少し安心した。受付は、彼が済ませてくれたので、お金の支払いを私がした。
受付の人は何も言わないけれど。私がお金を払ったので、私が彼を買った事が伝わってしまったに違いない。途端に羞恥心を感じてしまうが、レイジさんが手を握ってくれて、少し落ち着いた。そう、今は彼が”恋人”なんだった。
本当のカップルならどっちが払っても不思議じゃない。そう思い込もうとした。
けれど、やっぱり緊張する。そしてついに部屋の前に来たので、レイジさんが手慣れた感じで扉を開けた。"恋人"が手慣れて居ると言う事に、安心感と共に寂しさを感じる。
そして、部屋に入り。荷物を置いた。といっても荷物はクラッチバッグ一つしかもってない。今日の午後の予定は、食事とこのホテルだけの予定だったから。
「カオルさん。申し訳ないですが、先にお代を頂けますか?」
少し夢から覚めてしまった。
今は”恋人”だなんて思い込もうとしたけれど、彼とはお金の関係なんでした。気分が落ち込んでしまいます。
私は、財布からお金を取り出して、彼に渡した。
「はい。確かにあずかりました。少しお待ちくださいね」
そうレイジさんは、言ってスマフォを取り出してから、どこかに連絡を取り出した。その行為が更に、私の気分を降下させる。だけれど仕方ない、これはそういう仕事なんだから。
「お待たせしました。すみません。僕としては、後でもいいんですけれど。先にしないとお店から連絡が来てしまうので………」
そう言って、申し分けなさそうな顔をするレイジさん。
この事については、もう考えるのは止めよう。折角ここまで来たんだから。
「いえ、大丈夫。大丈夫です」
そう思って答えたんだけれど。やっぱり、気持ちの整理がついてなかったのか、涙声になってしまった。
「カオルさん、抱きしめていいですか?」
私がうまく答えられず。頷くだけで居ると。彼は優しく抱きしめてくれた。
そうすると少し心が楽になった気がした。私は、言葉でも体でも愛されたかったらしい。どうりで、今の夫とうまく行かない気がする訳だ。
「少し落ち着きました。大丈夫です」
「それじゃ、シャワーしましょうか。一緒に行きますか? それとも別にしますか?」
「えっ、えっと……」
ど、どうしよう。どっちにしたら良いんだろう。こうなる事は分かって居た筈なのに、いざ問いかけられると困ってしまう。そんな私をレイジさんは、抱きしめながら待っていてくれた。
「僕としては、このままでも良いですけれど。どうしましょう? 先にキスをしますか?」
「え?」
そう思って、彼の顔を見る。それに抱きしめられた感触の下半身が硬くなって居るのを感じた。どうやら私に対して、欲情してくれているらしい。それが目的ではあるんだけれど、目の前の男性から求められている事が、どこか嬉しくなった。
「そ、それじゃキスから……」
「カオルさん、いや、カオル楽にして」
「んっ♡」
チュチュチュ
と軽いキスをしてくれる彼。決して彼からは求めてこない。だけれど、下半身はさらに膨張していた。本当はもっと欲しいんだ。そう思うと、とても気分が高揚してきて、思わず口を少し開いてしまった。
そうすると、彼の舌が私の唇を舐め始めた。あぁ、もっともっと絡み合いたい。そう思って、私から舌を差し出してしまった。
それから、しばらく濃厚なキスを楽しんだ後、私たちはシャワー室に向かった。
私の下着姿を見た彼からこう言われた。
「カオルさんとても綺麗ですよ。今すぐ食べたくなるくらいに」
「そ、そう? ちょっとお肉付いてない?」
「ちょうど良いですよ。とても好みです。このお尻とか」
そう言いつつ、私のお尻を撫で始めた彼。最近なんだか大きくなってしまったと感じて居たお尻だけれど。彼が好きと言うなら。ちょうど良いのかもしれない。
「ねぇ、もう一回キスして」
「えぇ、もちろん」
そう言いながら、レイジさんは服を全て脱いだ。ほどよく鍛えられた体に男性を感じてしまう。それに、下半身の彼もとても元気だ。こんなに興奮してくれるんだ。と感じるとともに、自分に自信が持てて来た。
「私のこと好き?」
「好きだよ。カオル」
「私も好き。レイジの事好きっ」
「それじゃ、お揃いだね♪」
「うん!」
そして私達は、シャワーを浴びた。男の人に体を洗って貰うなんて初めてで、とても気持ち良かった。
それに彼が、乳房や下の方を洗う手つきがとても丁寧で気遣いのある姿に愛おしさを感じてしまった。言葉でも体でも"愛"を感じあえるのが、こんなに素晴らしい事だった。と彼は思い出させてくれた。
こんな時間がずっと続けばいいのに。そう思ってしまった。
つづく
----------------------------------------------------
あとがき
夢の時間の終わり。
そう言いつつ、レイジさんは私の顔をしっかりと見つめてくれた。
お酒の勢いも合ってか『今日は、いや"今だけ"はこの人の恋人で居よう』そう思ってしまった。
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私とレイジさんは、一緒にラブホテルへと入った。
想像していたよりは綺麗な所で、少し安心した。受付は、彼が済ませてくれたので、お金の支払いを私がした。
受付の人は何も言わないけれど。私がお金を払ったので、私が彼を買った事が伝わってしまったに違いない。途端に羞恥心を感じてしまうが、レイジさんが手を握ってくれて、少し落ち着いた。そう、今は彼が”恋人”なんだった。
本当のカップルならどっちが払っても不思議じゃない。そう思い込もうとした。
けれど、やっぱり緊張する。そしてついに部屋の前に来たので、レイジさんが手慣れた感じで扉を開けた。"恋人"が手慣れて居ると言う事に、安心感と共に寂しさを感じる。
そして、部屋に入り。荷物を置いた。といっても荷物はクラッチバッグ一つしかもってない。今日の午後の予定は、食事とこのホテルだけの予定だったから。
「カオルさん。申し訳ないですが、先にお代を頂けますか?」
少し夢から覚めてしまった。
今は”恋人”だなんて思い込もうとしたけれど、彼とはお金の関係なんでした。気分が落ち込んでしまいます。
私は、財布からお金を取り出して、彼に渡した。
「はい。確かにあずかりました。少しお待ちくださいね」
そうレイジさんは、言ってスマフォを取り出してから、どこかに連絡を取り出した。その行為が更に、私の気分を降下させる。だけれど仕方ない、これはそういう仕事なんだから。
「お待たせしました。すみません。僕としては、後でもいいんですけれど。先にしないとお店から連絡が来てしまうので………」
そう言って、申し分けなさそうな顔をするレイジさん。
この事については、もう考えるのは止めよう。折角ここまで来たんだから。
「いえ、大丈夫。大丈夫です」
そう思って答えたんだけれど。やっぱり、気持ちの整理がついてなかったのか、涙声になってしまった。
「カオルさん、抱きしめていいですか?」
私がうまく答えられず。頷くだけで居ると。彼は優しく抱きしめてくれた。
そうすると少し心が楽になった気がした。私は、言葉でも体でも愛されたかったらしい。どうりで、今の夫とうまく行かない気がする訳だ。
「少し落ち着きました。大丈夫です」
「それじゃ、シャワーしましょうか。一緒に行きますか? それとも別にしますか?」
「えっ、えっと……」
ど、どうしよう。どっちにしたら良いんだろう。こうなる事は分かって居た筈なのに、いざ問いかけられると困ってしまう。そんな私をレイジさんは、抱きしめながら待っていてくれた。
「僕としては、このままでも良いですけれど。どうしましょう? 先にキスをしますか?」
「え?」
そう思って、彼の顔を見る。それに抱きしめられた感触の下半身が硬くなって居るのを感じた。どうやら私に対して、欲情してくれているらしい。それが目的ではあるんだけれど、目の前の男性から求められている事が、どこか嬉しくなった。
「そ、それじゃキスから……」
「カオルさん、いや、カオル楽にして」
「んっ♡」
チュチュチュ
と軽いキスをしてくれる彼。決して彼からは求めてこない。だけれど、下半身はさらに膨張していた。本当はもっと欲しいんだ。そう思うと、とても気分が高揚してきて、思わず口を少し開いてしまった。
そうすると、彼の舌が私の唇を舐め始めた。あぁ、もっともっと絡み合いたい。そう思って、私から舌を差し出してしまった。
それから、しばらく濃厚なキスを楽しんだ後、私たちはシャワー室に向かった。
私の下着姿を見た彼からこう言われた。
「カオルさんとても綺麗ですよ。今すぐ食べたくなるくらいに」
「そ、そう? ちょっとお肉付いてない?」
「ちょうど良いですよ。とても好みです。このお尻とか」
そう言いつつ、私のお尻を撫で始めた彼。最近なんだか大きくなってしまったと感じて居たお尻だけれど。彼が好きと言うなら。ちょうど良いのかもしれない。
「ねぇ、もう一回キスして」
「えぇ、もちろん」
そう言いながら、レイジさんは服を全て脱いだ。ほどよく鍛えられた体に男性を感じてしまう。それに、下半身の彼もとても元気だ。こんなに興奮してくれるんだ。と感じるとともに、自分に自信が持てて来た。
「私のこと好き?」
「好きだよ。カオル」
「私も好き。レイジの事好きっ」
「それじゃ、お揃いだね♪」
「うん!」
そして私達は、シャワーを浴びた。男の人に体を洗って貰うなんて初めてで、とても気持ち良かった。
それに彼が、乳房や下の方を洗う手つきがとても丁寧で気遣いのある姿に愛おしさを感じてしまった。言葉でも体でも"愛"を感じあえるのが、こんなに素晴らしい事だった。と彼は思い出させてくれた。
こんな時間がずっと続けばいいのに。そう思ってしまった。
つづく
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あとがき
夢の時間の終わり。
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