恋して、愛して、変になる

まなづるるい

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第三章 やっぱり貴方は私の運命の人

視姦プレイは蜜の味

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 正直どうしてあんなことを言ったのか、自分でもよく分かってない。響を私の恋人にしてしまえば、由乃から引き剥がせると思ったのか。それとも私の方が響を好きになってしまったのか。言ってしまったあとは、響の顔が見れなかった。

 ただ、一晩経ってこうして響と映画館にきてるということは、私からのデートの誘いを承諾してくれたのだろう。

 自分からデートに誘った癖に、場所まで考えてなかった所為でまた映画館にきてしまった。だから本当に見たい映画がひとつもない。

 なんとか消去法で選んだ映画のチケットを購入すると、本当にこれで良かったのかと、一人で悶々としてしまう。

 だけどやっぱりキャンセルしますなんて、今更言えるわけもなく。

「あ、これ私が見たかったやつだ」

 買ったチケットを響に渡すと、嘘も方便。見たかったやつなんて絶対嘘だと思った。きっと私が冴えない顔をしてるから、響が気を使ってくれたんだ。

 レジに並ぶと二人分のジュースとポップコーンを買って、指定された番号の席に座る。

 前にきた時は響が触ってきたから映画に集中できなかったけど、今日は触ってこないのだろうか。

 今日の映画は退屈だから、触ってくれてもいいんだよ?

 私は自分からそういうのはなしと言った癖に、そういう展開になることを心の何処かで期待していた。

 だけど、いつまで経っても響は私に触れようとはしなかった。

 私はどうして残念がってるんだろう。響は私の提案に乗ってくれただけなのに。これじゃまるで、恋の駆け引きに失敗して拗ねてる彼女みたいだ。

 映画が終わると、ファミレスで食事をした。

 響は普通に話し掛けてくれるけど、私は話半分に聞いていた。

「このあとは何処に行こっか?」
「えっと……響は何処か、行きたいところある?」
「質問を質問で返さない。今は私が聞いてるんだよ」
「えっと……」
「行きたいところがないならもう帰ろっか」

 ああ、私はどうして響をデートに誘ったんだっけ。

 中身のない会話をして、退屈な映画を見て、味のしないご飯を食べただけで解散なんて、これが奏太くんなら嫌われてるよ。

 ううん、相手が誰であろうと嫌われてる。私は響に嫌われたのかもしれないね。

 響に「帰ろっか」と言われたあとは、うまく喋れた気がしなかった。私はただの動くロボット。聞かれたことに返事をして、相槌を打つだけのロボット。

 ふと、響の足が止まる。

 左に行けば駅に、右に行けばホテル街に向かう道。

「愛子ちゃんはどっちに行きたい?」

 どうしてそんなことを聞くんだろう。私の答えによっては何か変わったりする?

「ねえ愛子ちゃん。今日、私とデートして楽しかった? 私はね、つまんなかったよ。愛子ちゃんは楽しかった?」

 ほら、やっぱりつまんなかったんだ。響は私といてもつまんなかった。だから私に選ばせたいんだ。こんなにつまんなかったんだから、左に行くに決まってるよねって。

「た、楽しかっ」
「嘘ばっかり。つまんなかった癖にどうしてそんな嘘つくの? 愛子ちゃん、さっき見た映画がどんな映画だったかも覚えてないでしょう?」

 図星だった。だから何も言い返せなかった。

「いいよ、右に行っても。愛子ちゃんが望むならいくらでも付き合ってあげる。どうせ私たちはそういう関係でしか繋がれないもんね」

 ああそうか。響は私に左を選ばせたいんじゃなくて、私が右を選ぶと思ってるんだ。私にえっち抜きのデートなんかできっこないって思ってるんだ。

 私は響の手に触れると、そのまま右に進んだ。

「……そうだよ。どうせそういう関係でしか繋がれないよ。それのなにがいけないの? そんなの、響とのえっちが気持ち良いのがいけないんじゃん。響から誘ってきた癖に、私が悪いみたいな言い方しないで。そういうの、本当むかつく」

 響は何も言い返してはこなかったけど、嬉しそうににんまりと笑みを浮かべていた。

 適当なラブホテルに入ると、私はエレベーターに乗った瞬間、響のシャツを引っ張った。

 簡単に弾け飛ぶシャツのボタン。たわわな谷間が露わになると、ブラを上にずらして乳首を舐めた。

「あっ」

 エレベーターが開いても降りることなく響の乳首を舐めてると、エレベーターが閉じてしまう。

 エレベーターは暫くするとまた開いて、開いた先で男女の若いカップルと鉢合わせてしまったようだ。

 男女の若いカップルは最初こそ目の前の光景に驚いたものの、こんなところで立ち往生するわけにはいかないと、私達のいるエレベーターへと乗り込んだ。

 男の方がチラチラとこちらを盗み見てるのに対し、女の方はこちらを見ないようにしてる。

 対照的な男女の若いカップルは部屋に入ったあと、他人のえっちに興奮して盛り上がるのか。それとも喧嘩になるのか。

 響はさっきからずっと喘ぎっ放しだった。

 きっと誰かに見られていると思うと興奮する質なのだろう。乳首だけでいきそうになっている。

 私はエレベーターから男女の若いカップルが降りると「まだ続けたい?」と響に聞いた。

 今日は部屋に行かずに、このままエレベーターで沢山の人達に見られながらイクプレイをしようか。

 こういうのって、ルール違反?

 皆えっちしにきてるんだから問題ない?

「あっ♡ お、お願いだから、まんこ舐めてぇ」

 エレベーターを降りたところで響がパンツを脱いだ。

 こんなところで御開帳するなんて、何人の目に晒されるか。

「部屋に入らなくていいの? 此処じゃ色んな人に見られちゃうよ?」
「いいから早くぅ♡ 愛子ちゃんにまんこペロペロされてるの、色んな人に見られながらイッちゃうからあん♡」

 あらあら、まだそこには触れてないというのにもうあんなにぐっちょり濡らして……響はすんごくえっちだね。

 私は誰かに見られるかもしれないという羞恥心よりも、私のクンニでとろっとろになった響のおまんこを皆にも見せてあげたい、という気持ちの方が勝ってた。

 私は響の目の前で膝をつくと、すでに甘い蜜を垂れ流してる響のおまんこに、容赦なく自分の舌を捩じ込んだ。

 響のなか、思ってた以上にぬるっぬる。

 おまんこから舌を抜けば、すぐに糸が引いてるのが分かっちゃう。

「ねえ、さっきの男の人、響のおっぱい見て勃ってたよ? 今度此処を通った人に響のおっぱい舐めてもらうよ」
「あっ、やだぁ、男より女の子の方がいいよぉ」
「響は男にされても気持ち良くないの?」
「んあ♡ そ、それ気持ちいい♡ クリペロペロすりゅの、気持ちいいっ♡」
「男の人と女の人が通ったら、左のおっぱいと右のおっぱい舐めてもらおっか。それで私が響のおまんこを舐めるの。そしたら響、イッちゃう?」
「あああイクッ♡ イクッ♡」

 何を想像したのか、まだ誰も通ってないのに身体が脈を打っている。

 どうやら想像しただけでイッてしまったらしい。

 これ以上続けてもしょうがないので、だらしなく蜜を垂れ流す響を連れて、私は部屋へと向かった。

 部屋に入るとベットに倒れ込む響。まさかとは思うが、此処まできといて疲れたから今日は無理、とか言わないだろうな。

 疑いの眼差しを向けつつ冷蔵庫から水を取ると、私はそれを一気に飲み干した。

 響はいつまでそうしているつもりなんだろう。枕に顔を埋めたまま、ピクリともしないなんて。

 こうなったら勝手に犯すぞこら。

 私はベットを軋ませると、まだパンツを履いてないのをいいことに、背後からクリトリスを舌で刺激した。

「んっ」

 なんだ、ちゃんと反応はするんだ。

 放っておけば、疲れてこのまま寝てしまいそうな響のおまんこを好き勝手に舐めるのもなんだか興奮するなと思った私は、そのままペロペロと舐め続けていた。

 さっきイッたばかりのおまんこはぐちゃぐちゃで、とてもえっちな匂いがする。

 私は響の腰を持ち上げると、下から潜り込み、割れ目をぱっくりと開いてなかに舌をぶち込んだ。

 私の舌がおちんちんみたいに響のなかに入ってる。

 それはなんだか滅茶苦茶えっちで、私まで濡れてるのが分かるくらい、おまんこが疼いて仕方がなかった。

「あっああっ、んん、んーーーッ」

 ああもうどうして私にはおちんちんが付いてないの?

 私におちんちんが付いてたら、今すぐにでもぶち込んで、激しく掻き回してあげるのに。

 響の身体が脈を打つ。

 イクなんて聞いてないのに勝手にイッたんだ?

 へえ。

 響ってそういうことするの。

「響、イッちゃった?」

 私が聞いてんのに響は甘い吐息を吐くのに夢中で、返事をしてくれなかった。

 それが余計に腹立たしくて、ついつい意地悪を言ってしまう。

「ねえ、イクって言った? 言ってないよねぇ。勝手にイクとかなに考えてんの? イク時はイクって言わないと駄目じゃん、まじ萎えるんだけど。ねえ聞いてる?」

 ねえ私は怒ってるんだよ。折角此処まできたのに、自分だけ気持ち良くなって私は放ったらかしで、それだけでもむかつくのに今度は何勝手にイッてんのって話しだよ。

 私だって響に気持ち良くしてもらいたいのに、響ばっかり狡い。私のことも気持ち良くしろ。じゃないと許さないから。

 ようやく落ち着いたのか、響がこちらに身体を向ける。

 すると、鞄から何かを取りだしては、私に可愛らしく強請ってきた。

「今度はこれで突いてほしいな♡」

 響は私にいったいこれをどうしろと?

 わけも分からずフリーズしてると、響が手取り足取り使い方をレクチャーしてくれた。

 どうやらこれを私が装着して、響のおまんこに突っ込むらしい。

 こんな安物の玩具で……これで、私が響のおまんこを突けるんだ。本当に男女がするえっちみたいにぱんぱんして、響が私のおちんちんで気持ち良くなっちゃうの。

 私は響に自分の体重を預けると、おちんちんの先端を入口にちょんとくっつけた。

 どうしよう、ドキドキする。これさえあれば、私も男みたいになれるんだ。

 ゆっくりと入っていく度に、全身がゾワゾワした。

 まだ半分。もっと入る?

 根元まで入ったらまた抜いて、入れて、抜いて、入れて、抜いて。

 何度も何度も繰り返し、繰り返し。

 最初の三往復はゆっくりだったと思う。響が壊れないように、痛い思いをしないように。そんなことを思いながら腰を動かしていたはずだ。

 それなのに私はいつの間にか、自分の欲に負けていた。

 軋むベット。荒い吐息。今この瞬間、響を犯してるという優越感。

 響は潮を吹いていた。

 なかなかに高い飛距離だったと思う。水鉄砲のように天井目掛けて、ピューと飛んでいた。

 私の動きは止まり、おちんちんも抜け、響が私のおちんちんで潮を吹いたという事実にただただ、呆然としてしまう。

「潮……」
「や、やだ恥ずかしいよぉ、動き止めちゃやあだぁ」

 恥ずかしがる響の声は、私に届いてない。

 私の中で、勝手に響はぱんぱんしても潮を吹かないもんだと思ってた。そうではなかったという事実があまりにも衝撃的すぎて、男冥利に尽きるというか。いや、私は男ではないんだけど。

 兎に角今日は赤飯だ、みたいなあのわけの分からない感覚が、私の頭のてっぺんから足の爪先まで駆け巡っていた。

「赤飯……炊かなきゃ……」
「え、なあに?」
「すご。え、私のおちんちんで響が潮を……え、やば、えっちじゃん」
「あ、愛子ちゃん? もしもおし、聞こえてるぅ?」

 私のムラムラはすっかり消えてしまったようで、それより何より今はなんだか響がとても愛おしく思えて、気付けば響の身体をギュッと強く抱き締めていた。

「え、え、え?」

 どうして自分が抱き締められてるのか分からないといった表情で困惑する響を他所に、私は一人、頬の筋肉が緩むのを抑えられずにいた。
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