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ファパー編
第31話 集いし戦士
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現人の脳内にあるのはこの不死の怪物にいつ殺されるか。
恐怖心と使命感が混ざり合い足が重くなりながらも、AIの計算に望みを賭ける。
「どうした? まさか怯えて動けないわけではあるまい?」
ゆっくりと近づいてくるファパーに挑発され歯痒さから拳を握りつつ、敵の弱点がどこなのかを分析する。
「無駄だ。俺の再生能力に勝てないことは分かったはずだろう?」
「諦めるなんて俺達自衛官にはできない。人を守る義務を持っている以上、ここで逃げるわけにはいかない」
守る義務………その発言にふつふつと怒りが湧いてくる。
神に使い捨てにされ、死にかけた悪夢の様な過去。
生き延びたのが奇跡だったと今でもそう思った。
「かんに触る。過去の自分を見ているようで腹が立つ」
強さを証明するため、ここまで戦ってきた。
義務に縛られる者に負けるわけにはいかない。
するとAIの分析が終了し、現人はモニターを確認する。
そこには再生する前に殴り続けろと言う指示が書かれていた。
接近するのは危険だが、ZDの出力ならば必ず仕留められるはずだ。
「分析は終わった。お前の人生も、これで、最後だァァァァァァァァ!」
走り出しそして不死鳥に殴りかかる勇気の決断。
対してファパーは全身からオーラを放出し、敵を威圧する。
それでも突き進みAIの指示通り頭を殴った。
さらに殴り続け、再生をされる前に破壊尽くす。
だが一向に生命反応が消えない。
「なんでだ! なんで倒せない!」
「無駄だと言ったはずだ。お前の様な命令で動くだけの操り人形に、俺を超えることはできん」
ファパーの体は確かに破壊されている。
だが、まだ足りない。
連続パンチでは足りないのだ。
再生され強化されるメタルフェニックス・ダークエンジェル。
ZDの首を左手で掴み、右拳を構える。
「最後なのはお前だ。禁断の戦士よ」
最後の一撃である拳を振るおうとしたその時、バイクのエンジン音と走行音が聞こえてくる。
乗っているのはZ3+を装着した如鬼夏華だ。
アサルトライフルである〈バスター〉の銃口をファパーに向け、トリガーを弾く。
無数の弾丸を受けるも瞬時に再生する不死鳥に対して弾切れになった銃を白バイに収納し、スナイパーライフル〈サイコロプスハント+〉を取り出す。
『如鬼、敵には再生能力がある。短期決戦でいかないとこっちが追い詰められるよ』
「分かった。絶対に外さない」
〈スー〉の指示を聞き彼女は銃弾が現人に当たらないギリギリの角度で発砲する。
対してファパーは邪魔なZDから手を離すと、攻撃を左手の甲で弾いた。
あまりの破壊力に手がぐちゃぐちゃになるも、すぐ様修復されさらに強固なものとなる。
「なっ、夏華ちゃん………」
「現人くん! 協力してあいつを倒すよ!」
〈サイコロプスハント+〉を白バイに収納し、超振動型ブレイド〈セイバー〉の強化版〈セイバー+〉を右腕に装備する。
すると傷つきながらも闘志を燃やす授かれし戦士達が立ち上がり、再び戦闘態勢に入った。
「みなさん……」
「僕達は神から力を授かった。人を守るために戦う。それが授かれし戦士である者の使命だ」
各々の武器を構え、立ち向かう戦士達。
現人も負けられないと拳を握り、立ち上がった。
その光景にZトレーラーで待機していた光炎は団結する者達をカメラ越しで覗きながら、幕昰の座っていた席を見て仲間の大切さを改めて知る。
(私もこのままじゃいけないわ)
ペットボトルに入ったミネラルウォーターを飲み干すと、今の現状を吹っ切るため彼女なりに対策を練るのだった。
一方その頃、六問と西前はアームド・ダークエンジェルに苦戦していた。
廃ビルを出て道路に移ると、超高速飛行による攻撃が迫る。
「堕天使の力を持ったとて、ゼッツ様が作られたこの鎧を付けた我々に負けはない」
突進攻撃を視界入れた時、オリジンザーガは破壊エネルギーを纏わせ姿を変える。
「そろそろ本気を出させてもらおうかな」
〈オリジンザーガ・ザ・ヒーロー〉に変身完了、剣を生成し右手で構え、突進してくる堕天使に向かって行く。
ビームソードと剣がぶつかり合い、火花が散る。
「そのような即席で作った剣では、私を超えることなどできん!」
堕天使達はパワードスーツの性能にかなり過信している。
ならば。
「超えれるなんて思ってないさ。だからこうするんだよ」
そう言うと左手にマグナムを生成、破壊エネルギーを弾丸へ流し込みながら銃口を胸元に向ける。
「なっ、なに!?」
素早くハンマーを親指で下ろし、近距離で引き金を弾く。
破壊エネルギーが圧縮された弾丸、避ける暇もなく撃ち抜かれたアームド・ダークエンジェルの体に一瞬の内に亀裂が入る。
「いくら強大な力を手に入れたとしても、慢心と油断はしちゃいけない、あの世で覚えておいた方がいいよ」
「ぐっ、あァァァァァァァァ!?」
炸裂する体は次第に爆発し始め、激痛から悲鳴を上げながら爆散した。
(さすがは古代の戦士、ゼッツ様の鎧を纏った1人を倒すとは。しかし!)
誰かが命を落とすことはリーダーのアームド・ダークエンジェルには想定済み。
残り4人の状況でどう戦うか、そう考えを巡らせていると、なにやら足音が聞こえてくる。
その正体はヒサが変身した古代の戦士、ザーガだ。
「お前は!」
「俺はチェンジソルジャー、ザーガ! これ以上の身勝手な戦いは許さん!」
人差し指を堕天使達に指し、高く飛び上がると宙を飛ぶリーダーへ拳を叩き込むのだった。
恐怖心と使命感が混ざり合い足が重くなりながらも、AIの計算に望みを賭ける。
「どうした? まさか怯えて動けないわけではあるまい?」
ゆっくりと近づいてくるファパーに挑発され歯痒さから拳を握りつつ、敵の弱点がどこなのかを分析する。
「無駄だ。俺の再生能力に勝てないことは分かったはずだろう?」
「諦めるなんて俺達自衛官にはできない。人を守る義務を持っている以上、ここで逃げるわけにはいかない」
守る義務………その発言にふつふつと怒りが湧いてくる。
神に使い捨てにされ、死にかけた悪夢の様な過去。
生き延びたのが奇跡だったと今でもそう思った。
「かんに触る。過去の自分を見ているようで腹が立つ」
強さを証明するため、ここまで戦ってきた。
義務に縛られる者に負けるわけにはいかない。
するとAIの分析が終了し、現人はモニターを確認する。
そこには再生する前に殴り続けろと言う指示が書かれていた。
接近するのは危険だが、ZDの出力ならば必ず仕留められるはずだ。
「分析は終わった。お前の人生も、これで、最後だァァァァァァァァ!」
走り出しそして不死鳥に殴りかかる勇気の決断。
対してファパーは全身からオーラを放出し、敵を威圧する。
それでも突き進みAIの指示通り頭を殴った。
さらに殴り続け、再生をされる前に破壊尽くす。
だが一向に生命反応が消えない。
「なんでだ! なんで倒せない!」
「無駄だと言ったはずだ。お前の様な命令で動くだけの操り人形に、俺を超えることはできん」
ファパーの体は確かに破壊されている。
だが、まだ足りない。
連続パンチでは足りないのだ。
再生され強化されるメタルフェニックス・ダークエンジェル。
ZDの首を左手で掴み、右拳を構える。
「最後なのはお前だ。禁断の戦士よ」
最後の一撃である拳を振るおうとしたその時、バイクのエンジン音と走行音が聞こえてくる。
乗っているのはZ3+を装着した如鬼夏華だ。
アサルトライフルである〈バスター〉の銃口をファパーに向け、トリガーを弾く。
無数の弾丸を受けるも瞬時に再生する不死鳥に対して弾切れになった銃を白バイに収納し、スナイパーライフル〈サイコロプスハント+〉を取り出す。
『如鬼、敵には再生能力がある。短期決戦でいかないとこっちが追い詰められるよ』
「分かった。絶対に外さない」
〈スー〉の指示を聞き彼女は銃弾が現人に当たらないギリギリの角度で発砲する。
対してファパーは邪魔なZDから手を離すと、攻撃を左手の甲で弾いた。
あまりの破壊力に手がぐちゃぐちゃになるも、すぐ様修復されさらに強固なものとなる。
「なっ、夏華ちゃん………」
「現人くん! 協力してあいつを倒すよ!」
〈サイコロプスハント+〉を白バイに収納し、超振動型ブレイド〈セイバー〉の強化版〈セイバー+〉を右腕に装備する。
すると傷つきながらも闘志を燃やす授かれし戦士達が立ち上がり、再び戦闘態勢に入った。
「みなさん……」
「僕達は神から力を授かった。人を守るために戦う。それが授かれし戦士である者の使命だ」
各々の武器を構え、立ち向かう戦士達。
現人も負けられないと拳を握り、立ち上がった。
その光景にZトレーラーで待機していた光炎は団結する者達をカメラ越しで覗きながら、幕昰の座っていた席を見て仲間の大切さを改めて知る。
(私もこのままじゃいけないわ)
ペットボトルに入ったミネラルウォーターを飲み干すと、今の現状を吹っ切るため彼女なりに対策を練るのだった。
一方その頃、六問と西前はアームド・ダークエンジェルに苦戦していた。
廃ビルを出て道路に移ると、超高速飛行による攻撃が迫る。
「堕天使の力を持ったとて、ゼッツ様が作られたこの鎧を付けた我々に負けはない」
突進攻撃を視界入れた時、オリジンザーガは破壊エネルギーを纏わせ姿を変える。
「そろそろ本気を出させてもらおうかな」
〈オリジンザーガ・ザ・ヒーロー〉に変身完了、剣を生成し右手で構え、突進してくる堕天使に向かって行く。
ビームソードと剣がぶつかり合い、火花が散る。
「そのような即席で作った剣では、私を超えることなどできん!」
堕天使達はパワードスーツの性能にかなり過信している。
ならば。
「超えれるなんて思ってないさ。だからこうするんだよ」
そう言うと左手にマグナムを生成、破壊エネルギーを弾丸へ流し込みながら銃口を胸元に向ける。
「なっ、なに!?」
素早くハンマーを親指で下ろし、近距離で引き金を弾く。
破壊エネルギーが圧縮された弾丸、避ける暇もなく撃ち抜かれたアームド・ダークエンジェルの体に一瞬の内に亀裂が入る。
「いくら強大な力を手に入れたとしても、慢心と油断はしちゃいけない、あの世で覚えておいた方がいいよ」
「ぐっ、あァァァァァァァァ!?」
炸裂する体は次第に爆発し始め、激痛から悲鳴を上げながら爆散した。
(さすがは古代の戦士、ゼッツ様の鎧を纏った1人を倒すとは。しかし!)
誰かが命を落とすことはリーダーのアームド・ダークエンジェルには想定済み。
残り4人の状況でどう戦うか、そう考えを巡らせていると、なにやら足音が聞こえてくる。
その正体はヒサが変身した古代の戦士、ザーガだ。
「お前は!」
「俺はチェンジソルジャー、ザーガ! これ以上の身勝手な戦いは許さん!」
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