2 / 56
第一幕 1場 出会い
第2話 召喚されし者
しおりを挟む
「うわぁぁぁ、き、気持ち悪い――!」
首に巻き付いたモノを取ろうと手を触れると――
「痛たたたた――ッ!」
ハリィの尖ったトゲが手指に刺さり激痛が走る。
どうにもならず、沼の縁に四つん這いになり、水面に自分の姿を写してみる。
ぼさぼさに乱れた短髪の冴えない顔の下に、白と黒の斑模様の首飾り。よく見ると、小さな黒い目と丸い耳、おでこから生える太い角が見える。むにゅうーと伸びた体で首に巻き付いたハリィは尻尾をお口で咥えて首飾りのように擬態しているのだった。
『7分後に危険がせまっているよー』
一体どんな危険が迫って来ているのだろうか。詳しい話を聞きたいのだけれど、ハリィはそれ以上は教えてくれなかった。
城門に到着。
門には門番が立っているものだと思い込んでいたけれど、無人だった。木製のアーチ型の扉は金属製の金具でがっちりと閉じられている。馬車が二台横並びになっても余裕で通ることができる大きな扉とは別に、人が通るための通用口もあるが、こちらも鉄製の大きな鍵が掛けられていた。
頑丈な鍵は外部からの侵入を拒むと同時に、内部からの脱出も困難にしているのだ。
俺は途方に暮れてしばらくその場に立っていた。すると――
「さあ、ここから魔王城の敷地内だ! 全員気を引き締めていくぞ!」
「おうー!」
扉の向こう側から威勢の良い男達の声が聞こえてきた。
「なあミュータス、こんな壁、俺たちなら簡単に乗り越えられるぜ!」
「いや、ここは後から来る本隊のためにも侵入経路を確保しておこう!」
「でもよお、俺たちが魔王を片付けてしまえばそれで終わりじゃねえか!」
「いいよいいよ。ここはリーダーであるミュータスの指示に従おう。俺らの任務はあくまで偵察が第一目標なんだからさっ!」
どうやら男達が何かの相談をしているようだ。
俺は通用口の扉に耳をつけてしばらく様子を窺っていた。
「おあつらえ向きの丸太が見つかったぜぇ、リック、後ろを持て!」
「あいよっ!」
何だか不穏な空気を感じる。
『危険まであと1秒ー』
俺が扉から離れようとすると同時にハリィの警告。
お……遅すぎるぅぅぅー!
頑丈そうな木製の扉が丸太を抱えた太った男達によって無残に破壊された。
悲鳴を上げながら上体を仰け反り尻餅をつく俺。
その顔面に容赦なく降り注ぐ扉の破片。
俺は破片まみれの顔のまま身動きが取れなくなる。
なぜなら……
剣を持った男たちに囲まれていたのだから。
「誰だお前は? なぜこんな所にいる!?」
「見た目は農民の子供のようだが……怪しいぞ!」
「そうだな。魔族が人間に化けているかも知れんぞ!?」
武器を持たない無防備な僕を囲む屈強そうな3人の男たち。
彼らは頑丈そうな鎧を身につけた完全装備で僕に剣を突き立てた。
逃げ場のない俺はただただ震えるばかりだ。
「みんな落ち着くんだ。どう見てもまだ子供ではないか!」
一足遅れてやってきた男が声をかけてきた。
3人の男はその男の方を向く。
金ぴかに輝く甲冑を身につけ、背丈ほどの長さの長剣を背に携えている。どうやらこの男の人がリーダーのようだ。年は20代半ばぐらいの、金髪の好青年という感じの人だ。
リーダーさんが僕のそばに寄るのに合わせて、3人の男達は身を引いた。
彼は、俺を足下から頭のてっぺんまでジロジロと見てから、ニッコリと微笑んだ。
そして、腰に装着していた背丈ほどの長剣が俺の顔に当たらないように手で押さえながら前屈みになって、話しかけてくる。
「君はどこから来たのかな?」
「えっと……あの……カルール村です」
「カルール村? おい、知っている奴はいるか?」
リーダーさんは仲間の3人に尋ねた。
すると、メガネをかけた中年男が、大きなリュックサックから地図を取り出して調べ始める。
巨漢と小太りの背の低い男が両側から地図をのぞき込む。
「ああ、確かにありますぜ。ここから早馬でも1週間はかかる所に……。しかし、そのガキの身なりから考えるに馬など持ってはいないはず。すると歩いてここまで来たということになるが……遠すぎますぜ。やはりそのガキは怪しい!」
メガネをかけた中年男は俺をジロリと睨みながらリーダーさんに言った。
他の2人もジロリと睨んできた。
こ、怖い……!
「まあ待てお前たち。なぁキミ、名前は何て言うの?」
リーダーさんは仲間の男達の追及を躱すように話しかけてきた。
「俺はユーマ。ユーマ・オニヅカです」
「めずらしい名前だね。ん? オニヅカ……? その家名はどこかで聞いたような……いや勘違いかな。いや、ごめんごめん、自己紹介が遅れたね。私はミュータス。この4人のリーダーをやっているんだ。よろしくな、ユーマ!」
俺はミュータスさんと握手を交わした。
彼の手は温かく、この人は良い人なんだと直感した。
「ところでユーマ、キミは何故こんな場所にいたんだい? ここは生身の人間がひょこっと来られるような所ではないはずだが?」
「それが、俺にも何が何だか分からないんです。俺は交易都市マリームに買い物に出かけていたはずなんですが……気付いたらここに……」
「ほう……」
ミュータスさんはアゴに手を当てて考え込むような仕草をした。
「さてはキミ、『召喚されし者』ではないか?」
「召喚されし者……ですか?」
「うん、そうだよ。実は私もその1人なんだ。この国は人類と魔族の戦争中でね。異世界から私のように戦士が続々と召喚されているんだよ」
「あ、それは俺も知っていますよ? 異世界から勇者が召喚されているという話は父から聞いていました……」
実際、俺の父さんは異世界から召喚された元勇者だ。母と結婚してからはずっと農業を営んでいたらしいから強さは大したことは無かったのだろうけど……。
「父君から聞いていた? そうか、ユーマはこの国の住人だものな。うーん、これは謎が深まるねぇ、状況的には私がこの世界に召喚されたときとそっくりなんだが……近くの村で生活していた農民の子が勇者として召喚される……そんなことがあるのだろうか?」
「俺が……勇者として……?」
首に巻き付いたモノを取ろうと手を触れると――
「痛たたたた――ッ!」
ハリィの尖ったトゲが手指に刺さり激痛が走る。
どうにもならず、沼の縁に四つん這いになり、水面に自分の姿を写してみる。
ぼさぼさに乱れた短髪の冴えない顔の下に、白と黒の斑模様の首飾り。よく見ると、小さな黒い目と丸い耳、おでこから生える太い角が見える。むにゅうーと伸びた体で首に巻き付いたハリィは尻尾をお口で咥えて首飾りのように擬態しているのだった。
『7分後に危険がせまっているよー』
一体どんな危険が迫って来ているのだろうか。詳しい話を聞きたいのだけれど、ハリィはそれ以上は教えてくれなかった。
城門に到着。
門には門番が立っているものだと思い込んでいたけれど、無人だった。木製のアーチ型の扉は金属製の金具でがっちりと閉じられている。馬車が二台横並びになっても余裕で通ることができる大きな扉とは別に、人が通るための通用口もあるが、こちらも鉄製の大きな鍵が掛けられていた。
頑丈な鍵は外部からの侵入を拒むと同時に、内部からの脱出も困難にしているのだ。
俺は途方に暮れてしばらくその場に立っていた。すると――
「さあ、ここから魔王城の敷地内だ! 全員気を引き締めていくぞ!」
「おうー!」
扉の向こう側から威勢の良い男達の声が聞こえてきた。
「なあミュータス、こんな壁、俺たちなら簡単に乗り越えられるぜ!」
「いや、ここは後から来る本隊のためにも侵入経路を確保しておこう!」
「でもよお、俺たちが魔王を片付けてしまえばそれで終わりじゃねえか!」
「いいよいいよ。ここはリーダーであるミュータスの指示に従おう。俺らの任務はあくまで偵察が第一目標なんだからさっ!」
どうやら男達が何かの相談をしているようだ。
俺は通用口の扉に耳をつけてしばらく様子を窺っていた。
「おあつらえ向きの丸太が見つかったぜぇ、リック、後ろを持て!」
「あいよっ!」
何だか不穏な空気を感じる。
『危険まであと1秒ー』
俺が扉から離れようとすると同時にハリィの警告。
お……遅すぎるぅぅぅー!
頑丈そうな木製の扉が丸太を抱えた太った男達によって無残に破壊された。
悲鳴を上げながら上体を仰け反り尻餅をつく俺。
その顔面に容赦なく降り注ぐ扉の破片。
俺は破片まみれの顔のまま身動きが取れなくなる。
なぜなら……
剣を持った男たちに囲まれていたのだから。
「誰だお前は? なぜこんな所にいる!?」
「見た目は農民の子供のようだが……怪しいぞ!」
「そうだな。魔族が人間に化けているかも知れんぞ!?」
武器を持たない無防備な僕を囲む屈強そうな3人の男たち。
彼らは頑丈そうな鎧を身につけた完全装備で僕に剣を突き立てた。
逃げ場のない俺はただただ震えるばかりだ。
「みんな落ち着くんだ。どう見てもまだ子供ではないか!」
一足遅れてやってきた男が声をかけてきた。
3人の男はその男の方を向く。
金ぴかに輝く甲冑を身につけ、背丈ほどの長さの長剣を背に携えている。どうやらこの男の人がリーダーのようだ。年は20代半ばぐらいの、金髪の好青年という感じの人だ。
リーダーさんが僕のそばに寄るのに合わせて、3人の男達は身を引いた。
彼は、俺を足下から頭のてっぺんまでジロジロと見てから、ニッコリと微笑んだ。
そして、腰に装着していた背丈ほどの長剣が俺の顔に当たらないように手で押さえながら前屈みになって、話しかけてくる。
「君はどこから来たのかな?」
「えっと……あの……カルール村です」
「カルール村? おい、知っている奴はいるか?」
リーダーさんは仲間の3人に尋ねた。
すると、メガネをかけた中年男が、大きなリュックサックから地図を取り出して調べ始める。
巨漢と小太りの背の低い男が両側から地図をのぞき込む。
「ああ、確かにありますぜ。ここから早馬でも1週間はかかる所に……。しかし、そのガキの身なりから考えるに馬など持ってはいないはず。すると歩いてここまで来たということになるが……遠すぎますぜ。やはりそのガキは怪しい!」
メガネをかけた中年男は俺をジロリと睨みながらリーダーさんに言った。
他の2人もジロリと睨んできた。
こ、怖い……!
「まあ待てお前たち。なぁキミ、名前は何て言うの?」
リーダーさんは仲間の男達の追及を躱すように話しかけてきた。
「俺はユーマ。ユーマ・オニヅカです」
「めずらしい名前だね。ん? オニヅカ……? その家名はどこかで聞いたような……いや勘違いかな。いや、ごめんごめん、自己紹介が遅れたね。私はミュータス。この4人のリーダーをやっているんだ。よろしくな、ユーマ!」
俺はミュータスさんと握手を交わした。
彼の手は温かく、この人は良い人なんだと直感した。
「ところでユーマ、キミは何故こんな場所にいたんだい? ここは生身の人間がひょこっと来られるような所ではないはずだが?」
「それが、俺にも何が何だか分からないんです。俺は交易都市マリームに買い物に出かけていたはずなんですが……気付いたらここに……」
「ほう……」
ミュータスさんはアゴに手を当てて考え込むような仕草をした。
「さてはキミ、『召喚されし者』ではないか?」
「召喚されし者……ですか?」
「うん、そうだよ。実は私もその1人なんだ。この国は人類と魔族の戦争中でね。異世界から私のように戦士が続々と召喚されているんだよ」
「あ、それは俺も知っていますよ? 異世界から勇者が召喚されているという話は父から聞いていました……」
実際、俺の父さんは異世界から召喚された元勇者だ。母と結婚してからはずっと農業を営んでいたらしいから強さは大したことは無かったのだろうけど……。
「父君から聞いていた? そうか、ユーマはこの国の住人だものな。うーん、これは謎が深まるねぇ、状況的には私がこの世界に召喚されたときとそっくりなんだが……近くの村で生活していた農民の子が勇者として召喚される……そんなことがあるのだろうか?」
「俺が……勇者として……?」
0
あなたにおすすめの小説
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる