生と死の間の少年少女

開戦

「ふうー!No.3316!あたし、勝ったよーお!」

No.8588は、どうやら一回戦を勝ち抜いたらしい。
能力は、俺の能力、火をコピーした。
初戦の相手も、一周目だったらしい。

「次はNo.3316だねー!頑張ってー!あ!!No.3439!勝ったんだ！お疲れ様!!」

「ああ。お前もな。」


…何て言うか、この二人は現世で兄妹だったんじゃ…って思うほど、
仲良しなのだ。

「じ、じゃあ俺は…ここで…」

「うん!!頑張ってね！」

「頑張れよ！応援してるぜ!」


そんな二人の応援をうけながら、初戦の相手とステージに立った。
まずは名乗る。このルールは、絶対厳守だ。
初戦の相手は真っ黒な長髪の眼鏡をかけた少女だ。



「No.8854　死因は圧死　能力は重力操作」



相手の名乗りを受け、俺も名乗る。



「No.3316　死因は焼死　能力は火を操る能力」






さあ!バトル開始だ!!!!