生と死の間の少年少女

十六夜ノ月

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「ああああああああああああああ!!!」


「な、なんだ!?」


俺は青い炎をNo.8019に投げつける。
さっき投げつけた火とは比較にならない。


「くっ…!凍れ!」

彼女もまた、氷使いの最大の力である『絶対零度』で
青い炎を凍らそうとする。




ぱき、ぱき…
青い炎がだんだん凍っていく。
温度が下がり、橙色の炎になって。

「や、やった!これで僕の勝ち」

「させねええええええええええええええぇぇぇぇええ!!!!!」

「なにっ!?」


一度は凍った炎が、中からまた青くなって飛び出した。
No.8019に向かって。


「あ、ああああ!!?」


「これで終わりだ!No.8019!
お前の分も、俺が生きてやるから、安心して成仏しろ!!」
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