空と優しさと

まぁの

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全ての始まるきっかけ

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気がついたら青々しい森で迷子だった。

一人だった。

おかしい!僕が一人な筈がない!!

だって僕はマカデミン公爵家嫡子で将来はこの国の王の側近として
輝かしい未來が待っているのに

なぜ森で倒れているのだっ!!

ズキズキと後頭部から切られた痛みとドクドクと血が流れているのが分かる
意識が朦朧としている中で必死に倒れている原因を探すと

朝食を済ませた後、この私有地である森にドラゴンが住み着いていると弟のベンジャミーから聞き、
半信半疑で話を聞いていたが希少価値の高いドラゴンが手に入れればペットにしてやろうと興味が湧き、森に出掛ける仕度をするよう命令を命じていた。

ドラゴンは人里の森にいるのはかなり珍しく、大体高山や、人のは入れないところに住み着いている。

弟と従者、護衛に数人引き連れて散策をして、森の中腹まで来たところでドラゴンはおらず、それに対して普段運動をあまりする事がない為、疲労からドラゴンを手に入れたい一心に弟と従者怒りを撒き散らしていた。

「ベンジャミー!どういう事だ!ドラゴンはいないじゃ無いか!!」

「兄上…、ドラゴンなんていませんよ。ああ、もしかしたら豚の死骸にありつく為にドラゴンがくるかもしれないですけどね」

クスクスとベンジャミーが笑い出すと従者や、護衛の者達が笑い出す。
不穏な雰囲気を察し身構える。

「騙したなぁ!!」

「アナタがいる限り僕は上に立つ事が出来ない。弟の為に死んで下さい兄上」

ベンジャミーが右手で護衛の者達に合図し、楽しげに笑っている。
身構えたものの丸腰と剣を使うのに慣れているプロだと到底叶うはずもなく、
必死にその場から逃げ出した。

「がっ!!うわぁあああああ!!」

あっと言う間に追いつかれ後頭部を切られた衝動で足場を踏み外し、コロコロと転げおちた。

「あーあ。とどめ刺したかったのに、豚が転がり落ちて見えなくなっちゃった」

まぁいいか、みんなお疲れ様、戻るよと言葉を残し森からベンジャミー達は去って行った。
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