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今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです!
それぞれの鍛錬 side ハヅキ
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団長が悪い人じゃないってのは分かる。怪我の治療のことにしたって、小さな傷で手を止めてちゃ訓練にならないのも分かる。
でも、ハヅキさんは、経験値アップのために来てるのに‥なんかさ~。(ねえ? )
わざわざ怪我をするってのも変だけど、でもさ~やっぱ考えるよな~。
オズワルドは自室で一人今日のことをぼんやり考えていた。
そして、ふと
今はハヅキさんがいるわけじゃないか。じゃあ‥いつもだったら(怪我を恐れて)試せなかった技だって出来るんじゃない?
とも思った。
『出来るとはおもうんだけど、もし出来なかったら大怪我するぞ』な、あの技この技。試すなら‥ハヅキさんがいてくれる今じゃないか?
って思ったんだ。
無謀は良くないって分かるよ? でも、‥挑戦出来る機会があるなら挑戦したいじゃない?
更なるパワーアップしたいじゃない?
‥大丈夫、ハヅキさんは優秀な治療師だ。俺はハヅキさんを信用している‥。
それに何より、それで怪我したら‥ハヅキさんの経験値アップに役立つし、一石二鳥じゃない?
やるしかない。
翌日オズワルドは訓練中に、「今まで試せなかったあの技この技」を試すことにした。勿論人間相手に「お試し」は危ないから、巻藁相手だ。
オズワルドは普段近接戦用の短いナイフを使っていたが、今オズワルドが使っているのは長いタイプだ。しかも、木刀ではなく、真剣だ。
「おい、オズワルド! 今はその練習時間じゃないだろ!? 」
「分かってます! でも、今は折角治療師さんがいてくれるので、試させてください! 」
オズワルドは更に巻藁をもう一つ増やして、その前に立った。
「複数の敵相手に戦う効率のいい方法を探したいんです」
そう言いながら、二つの巻藁を剣の刃で突き倒すように切る。その際に、剣の刃に炎の魔法を纏わせ、焼き切るようだ。
だが、火のついた巻藁がオズワルドの方に倒れてきて、オズワルドは「うわ! 」とか言って大きく避け、後ろで練習している仲間にぶつかりそうになっていた。
「‥これは、要再考察だな‥」
ちょっとやけどを負った分はハヅキが即治療する。
怪我しても、大丈夫。
なら‥
「治療師がいる間に‥。確かに‥そうだよな。俺もやってみたかったことあるんだ」
「考えてみれば、こんな機会もう今後無いよな。今のうちにやっておこう」
おいおい、これじゃ「もしもの時の治療師」だよ。
あたしがいるから怪我が怖くないって無謀なことするなんて、本末転倒にもほどがある。
ハヅキはちょっと呆れ顔だ。でも‥皆凄い楽しそうだ。
怪我しても誰も助けてくれる人はいない。教会は遠くて、行くまでに怪我が悪化するんじゃ‥
って事実は、(あたしが思ってる以上に)今まで彼らにとってプレッシャーだったんだろう。
教会はいつも行っていない者にとってはちょっと行きにくい場所でもあるかもだしな‥。
そんな時、ハヅキはまた「治療院」のことをチラリと考えるのだった。
往診じゃないけど‥、毎日決まった時間騎士団を訪ねて行くのもいいのかもしれないな。だけど、それを考えるのは今じゃないか。
特に今は忙しいからな!!
方々で騎士たちが「やってみたかったこと」を試し始め、怪我をしてはハヅキが治して回る。
どう考えても「いいこと」ではない。だが、彼らの顔は真剣だし、活き活きしている。
「おいお前たち‥」
団長も呆れながらも止める様子はないようだ。
団員たちの自主性嬉しいってところか?
そして、方々から
「出来た! 今まで怪我するかも、怪我しても治療師いないんだぞ‥って思ってできなかったけど、やってみれてよかった。ありがとうな、治療師さん! 」
の声が上がる。
ハヅキも、いっぱい「色んな治療」の経験値が上がり、ほくほくだ。(ほくほくってのもなんだけど‥)
にしても、皆タフだな~。
って思う。
普段教会に来る患者さんは「いかにも怪我人」「いかにも病人」だけど、今治して回っている怪我人はなんか活き活きしてる。早く次を試したくて仕方がないって顔で包帯を巻いてもらって、また訓練に戻っている。
アドレナリン出ちゃって痛みを感じにくくなってんのかしらん。
ハヅキはローブの下で苦笑いだ。
でも、後から痛くなるんだよね、どうせ。ってハヅキはコッソリ消毒の水を「痛み軽減」の聖水に変える。
治療って、思いやりの心だな。(しみじみ)
色々やってきて分かったんだけど、あたしの作る聖水には「痛み軽減」の力しかない。いっぱい試したし練習もしたけど、「選ばれた聖女」たちの持つ「病や傷をいやす奇跡の力」はないようだ。
魔力量は大きい。それこそ、「伝説の聖女様」程だ。だけど、だ。
「あたしにはそもそも「皆の求める聖女様」は無理だったってわけだ」
でも、私の力だっていらない力じゃない。
痛くない縫合とか最高じゃない?
そりゃね、傷口を早く治す? 傷口から怪我を早く治す? 糸とかできたら最高だと思うよ? でもね、それはね、別に糸で縫う必要ない。(手を翳してパーってやる方が、ありがたみも増すってもんだ。やっぱりあれは「そういうもん」でお手軽に「携帯出来ます」ってもんじゃないんだ)
聖女も色々、聖女の力も、タイプも、聖女に対する世間のニーズも色々ってやつだ。
この試み(魔法の糸、聖水タイプ)には、あたしの力で十分なんだ。
それが分かったのが一番よかった。
そして、治療経験値もめちゃ上がった。
これならきっと上級治療師の試験狙えるだろう。
因みに、騎士団の治療にあたしの同期ロアルとロウも時々(休暇を利用して)手伝いに来てくれた。彼らも経験値が増えたって言ってたから、計三人。一緒に協会本部に昇級試験に行こうと思う。
目指せS級上級試験合格、頑張るぞ!
でも、ハヅキさんは、経験値アップのために来てるのに‥なんかさ~。(ねえ? )
わざわざ怪我をするってのも変だけど、でもさ~やっぱ考えるよな~。
オズワルドは自室で一人今日のことをぼんやり考えていた。
そして、ふと
今はハヅキさんがいるわけじゃないか。じゃあ‥いつもだったら(怪我を恐れて)試せなかった技だって出来るんじゃない?
とも思った。
『出来るとはおもうんだけど、もし出来なかったら大怪我するぞ』な、あの技この技。試すなら‥ハヅキさんがいてくれる今じゃないか?
って思ったんだ。
無謀は良くないって分かるよ? でも、‥挑戦出来る機会があるなら挑戦したいじゃない?
更なるパワーアップしたいじゃない?
‥大丈夫、ハヅキさんは優秀な治療師だ。俺はハヅキさんを信用している‥。
それに何より、それで怪我したら‥ハヅキさんの経験値アップに役立つし、一石二鳥じゃない?
やるしかない。
翌日オズワルドは訓練中に、「今まで試せなかったあの技この技」を試すことにした。勿論人間相手に「お試し」は危ないから、巻藁相手だ。
オズワルドは普段近接戦用の短いナイフを使っていたが、今オズワルドが使っているのは長いタイプだ。しかも、木刀ではなく、真剣だ。
「おい、オズワルド! 今はその練習時間じゃないだろ!? 」
「分かってます! でも、今は折角治療師さんがいてくれるので、試させてください! 」
オズワルドは更に巻藁をもう一つ増やして、その前に立った。
「複数の敵相手に戦う効率のいい方法を探したいんです」
そう言いながら、二つの巻藁を剣の刃で突き倒すように切る。その際に、剣の刃に炎の魔法を纏わせ、焼き切るようだ。
だが、火のついた巻藁がオズワルドの方に倒れてきて、オズワルドは「うわ! 」とか言って大きく避け、後ろで練習している仲間にぶつかりそうになっていた。
「‥これは、要再考察だな‥」
ちょっとやけどを負った分はハヅキが即治療する。
怪我しても、大丈夫。
なら‥
「治療師がいる間に‥。確かに‥そうだよな。俺もやってみたかったことあるんだ」
「考えてみれば、こんな機会もう今後無いよな。今のうちにやっておこう」
おいおい、これじゃ「もしもの時の治療師」だよ。
あたしがいるから怪我が怖くないって無謀なことするなんて、本末転倒にもほどがある。
ハヅキはちょっと呆れ顔だ。でも‥皆凄い楽しそうだ。
怪我しても誰も助けてくれる人はいない。教会は遠くて、行くまでに怪我が悪化するんじゃ‥
って事実は、(あたしが思ってる以上に)今まで彼らにとってプレッシャーだったんだろう。
教会はいつも行っていない者にとってはちょっと行きにくい場所でもあるかもだしな‥。
そんな時、ハヅキはまた「治療院」のことをチラリと考えるのだった。
往診じゃないけど‥、毎日決まった時間騎士団を訪ねて行くのもいいのかもしれないな。だけど、それを考えるのは今じゃないか。
特に今は忙しいからな!!
方々で騎士たちが「やってみたかったこと」を試し始め、怪我をしてはハヅキが治して回る。
どう考えても「いいこと」ではない。だが、彼らの顔は真剣だし、活き活きしている。
「おいお前たち‥」
団長も呆れながらも止める様子はないようだ。
団員たちの自主性嬉しいってところか?
そして、方々から
「出来た! 今まで怪我するかも、怪我しても治療師いないんだぞ‥って思ってできなかったけど、やってみれてよかった。ありがとうな、治療師さん! 」
の声が上がる。
ハヅキも、いっぱい「色んな治療」の経験値が上がり、ほくほくだ。(ほくほくってのもなんだけど‥)
にしても、皆タフだな~。
って思う。
普段教会に来る患者さんは「いかにも怪我人」「いかにも病人」だけど、今治して回っている怪我人はなんか活き活きしてる。早く次を試したくて仕方がないって顔で包帯を巻いてもらって、また訓練に戻っている。
アドレナリン出ちゃって痛みを感じにくくなってんのかしらん。
ハヅキはローブの下で苦笑いだ。
でも、後から痛くなるんだよね、どうせ。ってハヅキはコッソリ消毒の水を「痛み軽減」の聖水に変える。
治療って、思いやりの心だな。(しみじみ)
色々やってきて分かったんだけど、あたしの作る聖水には「痛み軽減」の力しかない。いっぱい試したし練習もしたけど、「選ばれた聖女」たちの持つ「病や傷をいやす奇跡の力」はないようだ。
魔力量は大きい。それこそ、「伝説の聖女様」程だ。だけど、だ。
「あたしにはそもそも「皆の求める聖女様」は無理だったってわけだ」
でも、私の力だっていらない力じゃない。
痛くない縫合とか最高じゃない?
そりゃね、傷口を早く治す? 傷口から怪我を早く治す? 糸とかできたら最高だと思うよ? でもね、それはね、別に糸で縫う必要ない。(手を翳してパーってやる方が、ありがたみも増すってもんだ。やっぱりあれは「そういうもん」でお手軽に「携帯出来ます」ってもんじゃないんだ)
聖女も色々、聖女の力も、タイプも、聖女に対する世間のニーズも色々ってやつだ。
この試み(魔法の糸、聖水タイプ)には、あたしの力で十分なんだ。
それが分かったのが一番よかった。
そして、治療経験値もめちゃ上がった。
これならきっと上級治療師の試験狙えるだろう。
因みに、騎士団の治療にあたしの同期ロアルとロウも時々(休暇を利用して)手伝いに来てくれた。彼らも経験値が増えたって言ってたから、計三人。一緒に協会本部に昇級試験に行こうと思う。
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