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今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです!
当たり前に。
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当たり前に。
あたしにはあたしのすること。騎士さんたちには騎士さんたちのすることがある。
それだけのシンプルな問題だ。
騎士さんは人の為になる崇高な仕事をしていて、そのことを助けられることを嬉しく思う‥とかじゃなく、あたしも騎士さんもお互いに自分の為に自分のすることを懸命にしている。切磋琢磨して、工夫して、自分のすることに向き合っている。
どっちが大事で、どっちが「上」とかない。
それに気が付いたらあっさりと腑に落ちた。
当たり前に。
どっちが社会に必要だとか、どっちが知的だとか、どっちが貴重だからとかで優劣をつける必要はない。世界規模な話ならまだしも、一個人の話ならそんな格差はない。(たとえば、人類の存亡に関わるとか、国家の存続に関わるとかだったらまだしも、だ)
自分を貶める必要も、人を蔑む権利も両方、誰にもない。
人のすることを「それは確かに大事だね」と「認める」とか、アンタ何様だ。アンタは何か、神様かなんかか? (自分を神だと思わないまでも)少なくとも、あたしより上だと思ってんのか? 思い上がりも大概にしろって話だ。
別に認めてもらわなくても結構だし、理解してもらわなくてもいいし、もしあたしが失敗しようが慰めてくれなくてもいいし、「俺の手助けが足りなかったな‥」とか勝手に責任感じてもらわなくてもいいし、(そもそもなんじゃその「俺の手助けがあれば上手くいった」的な思考は!! )まして「まあ、これが出来なくても誰にも影響もないし、問題もないわけだし」って‥あたしの今までの努力を台無しにするようなこと言わないで欲しい。
あたしはあたしの責任であたしのしたいことを頑張る。
それは「当たり前に」あたしの問題で、他の誰にも関係がない。
失敗して悔しがったり落ち込むのもあたし一人。反対に、成功して勝利の美酒を開けるのもあたし一人の特権なんだ。勝手に、あたしの頑張りに乗っかって来るなって話なんだ。
応援してくれたら嬉しい? 応援が力になる? 確かにそうかもしれないが、応援と「手出し」は別だからね。
徹夜してる同僚に‥そっとコーヒー。これ位がbestなんだよ。
頑張ってる人を助けようって思わなくても、頑張ってて‥成功する人ってのは、周りの何気ない言葉からアイデアを思いついたりするもんだし、ちゃんと自分から「的確な」アドバイスを求めたりさ、ちゃんと周りを巻き込んで自分で答えを見つけられる。
どんなに傍から見たらつまらないことだとしても、それはその人だけの問題で、その過程も成果もその人だけのもの。誰にもそれを評価する資格はない。
逆にさ、それ位の覚悟は持たなくちゃいけないんだと思う。ちょっと挫けたら「助けてよ~」「ちょっと応援くらいしてくれたらどう? 」とか思うんだったら、やめた方がいい。
結果を出すまでの紆余曲折、きっと後になったら「大変だったよあの時は」の一言で済まされる時間。
何から手を付けていいか分からず「どうしようかな」って思ってるうちに一日が過ぎて「何やってたんだ‥」って後悔したこと。
度重なる失敗に「結果が出ない‥。止めてしまおうか」ていう迷ったこと。
辛くて、「止めたら楽になれる‥」って思う誘惑に負けそうになったこと。「こんなことしてどうする? 」「これはそもそも私がすべきことなのか? 」って葛藤したり逡巡したこと。
悔しくて流した涙。
「いや、まだまだできる」って眠い目を無理やりこじ開けて「トイレにでも‥」って立ち上がりトイレに行った後に、トイレの扉のノブを掴んだまま寝落ちしてしまい‥そのまま朝になり‥目覚めて激しく自己嫌悪した経験。(寝てしまったにもかかわらず、変な格好で寝たから疲れが取れてないことで更に自己嫌悪)
疲れの果てに出た脳内麻薬で変にハイになってなんだか笑えてきて、「いや、なんか今なら何でも出来そうじゃね~!? 」ってなったことも‥。
色んな苦しかったこと、辛かったこと、時に面白かったこと(ホントに面白いのかは別として)
それら全てが「総て終わったこと」「今思えばいい経験した」になる大マジック。
あの時の気持ちまでそのまま保管出来たらよかったのな、なんて惜しい気持ちになったりする。
それらを全部含めてあたしの大事な経験。
それを結果だけ見て「俺ならもっとあっさり結果を見つけられたけどね」「いらん努力したよな。要領悪い奴」とかいう奴とは、今後絶対付き合わなくてもいいと思う。
全部あたしのもの。
動機も過程も結果も、全部あたしのもの。
今までの前世だって努力してきた。
でも、それは「(自分の知っている)誰か」のためだった。
可愛い妹の為とかそういう分かりやすいものから、「皆に好かれる化粧、服装」つまり、その世界の世間一般に迎合する為とか‥とにかく、誰かの為に頑張ってきた。
頑張ってるには違いないし、その技術があたしを助けたのも間違いない。あたしが損をしたこともないんだけど‥そうじゃなくて‥なんて言えばいいのか‥そうだ‥
あたしが主役だったことはなかった。
でも、それは誰かのせいではなく、あたしのせいだった。
あたしに自信がなかったから、自分の人生を自分で努力してより良いものにする自信が無かったから、人の人生(ある時は自分の妹、あるときは兄弟のお嫁さんたち)に「のっかって」、勝手にプロデュースする‥ってのは大袈裟だな、勝手に飾りつけすることを自分の生きがいにしようとしてきた。
思えば‥
いらんお世話だったし、卑怯だったし、あまりにも傲慢だった。
あたしに「彼らの為」に出来たことなんてなかったのに。勝手にそう思い込もうとした。「あたしのお陰」って言ってもらいたがった。その時のあたしの気持ちまでは覚えていないけど、もしかしたら場合によっては「あの子のためにしたのに恩知らず」とか「薄情ね」って人のせいにしてたかもしれない。
勝手に乗っかって、勝手に大暴れ。‥どうかしてた。
特定の誰かの為ではなく、「誰か」の為に。
あたしの知らない誰かの為に。その誰かの家族の為に。
きっと、その人の喜ぶ顔や声は直接聞こえてこないかもしれない。あたしがやったことだって分からないかもしれない。だけどそれでも。
それをすることで喜ぶ誰かがいることだから。そのためにあたしは頑張る。頑張れる。
それって凄い壮大なことだ。(大袈裟な言い方かもしれないけど)
あたしは今、「あたし」至上最も大きな進歩を遂げようとしている。
『あたし、かっけー(※ カッコイイの意)!! 』
興奮したら‥なんかハイな気持ちになって‥なんだかその後の記憶がない。
「過労、特に寝不足が原因らしいぞ」
目を覚ましたあたし相手に、怖い顔のロウとロアルが低い声を出す。
うわ。病人相手に優しくないぞ☆
反論したいが、苦笑いで我慢だ。
ロウとロアルが怒ってくれているのはあたしの為だってわかるから。
「オズワルドさんが今までここについていてくれたんだけど、ハヅキが起きそうになったから追い出した。どうせ、オズワルドさんが「俺のせいで‥」とか言ってさ、ハヅキが「オズワルドさんのせいじゃないです」とか言う‥不毛な言い合いが始まるの分かってるから。
今回のことは、誰も悪くない。
仕方がないことだったんだ。それで満足だろ? 」
そう説明してくれたのはロウだ。
あたしはコクコクと頷いた。そうです。ソウデス。
隣のロアルは何も言わなかった。苦笑いすらしてない、無表情。だけど、怒ってるってのは分かる。ロアルの顔は疲れてて、うっすら無精ひげが見える。きっと、あたしの看病をしてくれたからだろう。
‥そうか、ロアルも髭生えるんだ。
何でだか、あたしはそんな‥今は関係ないどうでもいいことを思った。(多分、現実逃避? )
「レベ上げの必要性があるから、ハヅキは無理をしなければいけなかった。オズワルドさんもハヅキの手伝いをしたかった。その結果、ハヅキはレベ上げできそうだし、オズワルドさんたちも新技を極められた。お互い良かったね、でいいじゃない」
ため息をついてロアルが言った。
全然「よかったね」って顔はしてないけどね。
いつもはにこやかなロアルにこんな顔させちゃったことには反省しかないね。
見放されたとは、まさか思わないけど、普通に怒られるより怖い言い方されちゃった。こういわれちゃったらあたしも、「だって仕方がないじゃん」とか、何も言い返せなくてシンドイ。きっとロアルも感情に任せて普通に怒るよりこういう言い方する方がシンドイだろう。
お互いに‥シンドイね。
「この件に関しては俺は何も言えない。俺にもっと頼ってくれたらよかったのに、とかそういう言葉は思いつかない。どうすればよかったのかもさっぱり見当もつかない。
俺たちにはどうしようもなかったとしか言えない。
だけど、言わせてくれ。
‥俺たちはハヅキが心配だ。みんなハヅキを心配しているし、同時に応援している。それだけは言わせてくれ。
それと、せめて今は、眠ってくれ。
疲れた時にやることほど効率悪いことないからな」
ロウのいつもより落ち着いた、‥いつもより怒ってる口調に、「ここはもう大人しく従っておいた方がいいな」って‥あたしは頷いて、目を瞑るのだった。
あたしにはあたしのすること。騎士さんたちには騎士さんたちのすることがある。
それだけのシンプルな問題だ。
騎士さんは人の為になる崇高な仕事をしていて、そのことを助けられることを嬉しく思う‥とかじゃなく、あたしも騎士さんもお互いに自分の為に自分のすることを懸命にしている。切磋琢磨して、工夫して、自分のすることに向き合っている。
どっちが大事で、どっちが「上」とかない。
それに気が付いたらあっさりと腑に落ちた。
当たり前に。
どっちが社会に必要だとか、どっちが知的だとか、どっちが貴重だからとかで優劣をつける必要はない。世界規模な話ならまだしも、一個人の話ならそんな格差はない。(たとえば、人類の存亡に関わるとか、国家の存続に関わるとかだったらまだしも、だ)
自分を貶める必要も、人を蔑む権利も両方、誰にもない。
人のすることを「それは確かに大事だね」と「認める」とか、アンタ何様だ。アンタは何か、神様かなんかか? (自分を神だと思わないまでも)少なくとも、あたしより上だと思ってんのか? 思い上がりも大概にしろって話だ。
別に認めてもらわなくても結構だし、理解してもらわなくてもいいし、もしあたしが失敗しようが慰めてくれなくてもいいし、「俺の手助けが足りなかったな‥」とか勝手に責任感じてもらわなくてもいいし、(そもそもなんじゃその「俺の手助けがあれば上手くいった」的な思考は!! )まして「まあ、これが出来なくても誰にも影響もないし、問題もないわけだし」って‥あたしの今までの努力を台無しにするようなこと言わないで欲しい。
あたしはあたしの責任であたしのしたいことを頑張る。
それは「当たり前に」あたしの問題で、他の誰にも関係がない。
失敗して悔しがったり落ち込むのもあたし一人。反対に、成功して勝利の美酒を開けるのもあたし一人の特権なんだ。勝手に、あたしの頑張りに乗っかって来るなって話なんだ。
応援してくれたら嬉しい? 応援が力になる? 確かにそうかもしれないが、応援と「手出し」は別だからね。
徹夜してる同僚に‥そっとコーヒー。これ位がbestなんだよ。
頑張ってる人を助けようって思わなくても、頑張ってて‥成功する人ってのは、周りの何気ない言葉からアイデアを思いついたりするもんだし、ちゃんと自分から「的確な」アドバイスを求めたりさ、ちゃんと周りを巻き込んで自分で答えを見つけられる。
どんなに傍から見たらつまらないことだとしても、それはその人だけの問題で、その過程も成果もその人だけのもの。誰にもそれを評価する資格はない。
逆にさ、それ位の覚悟は持たなくちゃいけないんだと思う。ちょっと挫けたら「助けてよ~」「ちょっと応援くらいしてくれたらどう? 」とか思うんだったら、やめた方がいい。
結果を出すまでの紆余曲折、きっと後になったら「大変だったよあの時は」の一言で済まされる時間。
何から手を付けていいか分からず「どうしようかな」って思ってるうちに一日が過ぎて「何やってたんだ‥」って後悔したこと。
度重なる失敗に「結果が出ない‥。止めてしまおうか」ていう迷ったこと。
辛くて、「止めたら楽になれる‥」って思う誘惑に負けそうになったこと。「こんなことしてどうする? 」「これはそもそも私がすべきことなのか? 」って葛藤したり逡巡したこと。
悔しくて流した涙。
「いや、まだまだできる」って眠い目を無理やりこじ開けて「トイレにでも‥」って立ち上がりトイレに行った後に、トイレの扉のノブを掴んだまま寝落ちしてしまい‥そのまま朝になり‥目覚めて激しく自己嫌悪した経験。(寝てしまったにもかかわらず、変な格好で寝たから疲れが取れてないことで更に自己嫌悪)
疲れの果てに出た脳内麻薬で変にハイになってなんだか笑えてきて、「いや、なんか今なら何でも出来そうじゃね~!? 」ってなったことも‥。
色んな苦しかったこと、辛かったこと、時に面白かったこと(ホントに面白いのかは別として)
それら全てが「総て終わったこと」「今思えばいい経験した」になる大マジック。
あの時の気持ちまでそのまま保管出来たらよかったのな、なんて惜しい気持ちになったりする。
それらを全部含めてあたしの大事な経験。
それを結果だけ見て「俺ならもっとあっさり結果を見つけられたけどね」「いらん努力したよな。要領悪い奴」とかいう奴とは、今後絶対付き合わなくてもいいと思う。
全部あたしのもの。
動機も過程も結果も、全部あたしのもの。
今までの前世だって努力してきた。
でも、それは「(自分の知っている)誰か」のためだった。
可愛い妹の為とかそういう分かりやすいものから、「皆に好かれる化粧、服装」つまり、その世界の世間一般に迎合する為とか‥とにかく、誰かの為に頑張ってきた。
頑張ってるには違いないし、その技術があたしを助けたのも間違いない。あたしが損をしたこともないんだけど‥そうじゃなくて‥なんて言えばいいのか‥そうだ‥
あたしが主役だったことはなかった。
でも、それは誰かのせいではなく、あたしのせいだった。
あたしに自信がなかったから、自分の人生を自分で努力してより良いものにする自信が無かったから、人の人生(ある時は自分の妹、あるときは兄弟のお嫁さんたち)に「のっかって」、勝手にプロデュースする‥ってのは大袈裟だな、勝手に飾りつけすることを自分の生きがいにしようとしてきた。
思えば‥
いらんお世話だったし、卑怯だったし、あまりにも傲慢だった。
あたしに「彼らの為」に出来たことなんてなかったのに。勝手にそう思い込もうとした。「あたしのお陰」って言ってもらいたがった。その時のあたしの気持ちまでは覚えていないけど、もしかしたら場合によっては「あの子のためにしたのに恩知らず」とか「薄情ね」って人のせいにしてたかもしれない。
勝手に乗っかって、勝手に大暴れ。‥どうかしてた。
特定の誰かの為ではなく、「誰か」の為に。
あたしの知らない誰かの為に。その誰かの家族の為に。
きっと、その人の喜ぶ顔や声は直接聞こえてこないかもしれない。あたしがやったことだって分からないかもしれない。だけどそれでも。
それをすることで喜ぶ誰かがいることだから。そのためにあたしは頑張る。頑張れる。
それって凄い壮大なことだ。(大袈裟な言い方かもしれないけど)
あたしは今、「あたし」至上最も大きな進歩を遂げようとしている。
『あたし、かっけー(※ カッコイイの意)!! 』
興奮したら‥なんかハイな気持ちになって‥なんだかその後の記憶がない。
「過労、特に寝不足が原因らしいぞ」
目を覚ましたあたし相手に、怖い顔のロウとロアルが低い声を出す。
うわ。病人相手に優しくないぞ☆
反論したいが、苦笑いで我慢だ。
ロウとロアルが怒ってくれているのはあたしの為だってわかるから。
「オズワルドさんが今までここについていてくれたんだけど、ハヅキが起きそうになったから追い出した。どうせ、オズワルドさんが「俺のせいで‥」とか言ってさ、ハヅキが「オズワルドさんのせいじゃないです」とか言う‥不毛な言い合いが始まるの分かってるから。
今回のことは、誰も悪くない。
仕方がないことだったんだ。それで満足だろ? 」
そう説明してくれたのはロウだ。
あたしはコクコクと頷いた。そうです。ソウデス。
隣のロアルは何も言わなかった。苦笑いすらしてない、無表情。だけど、怒ってるってのは分かる。ロアルの顔は疲れてて、うっすら無精ひげが見える。きっと、あたしの看病をしてくれたからだろう。
‥そうか、ロアルも髭生えるんだ。
何でだか、あたしはそんな‥今は関係ないどうでもいいことを思った。(多分、現実逃避? )
「レベ上げの必要性があるから、ハヅキは無理をしなければいけなかった。オズワルドさんもハヅキの手伝いをしたかった。その結果、ハヅキはレベ上げできそうだし、オズワルドさんたちも新技を極められた。お互い良かったね、でいいじゃない」
ため息をついてロアルが言った。
全然「よかったね」って顔はしてないけどね。
いつもはにこやかなロアルにこんな顔させちゃったことには反省しかないね。
見放されたとは、まさか思わないけど、普通に怒られるより怖い言い方されちゃった。こういわれちゃったらあたしも、「だって仕方がないじゃん」とか、何も言い返せなくてシンドイ。きっとロアルも感情に任せて普通に怒るよりこういう言い方する方がシンドイだろう。
お互いに‥シンドイね。
「この件に関しては俺は何も言えない。俺にもっと頼ってくれたらよかったのに、とかそういう言葉は思いつかない。どうすればよかったのかもさっぱり見当もつかない。
俺たちにはどうしようもなかったとしか言えない。
だけど、言わせてくれ。
‥俺たちはハヅキが心配だ。みんなハヅキを心配しているし、同時に応援している。それだけは言わせてくれ。
それと、せめて今は、眠ってくれ。
疲れた時にやることほど効率悪いことないからな」
ロウのいつもより落ち着いた、‥いつもより怒ってる口調に、「ここはもう大人しく従っておいた方がいいな」って‥あたしは頷いて、目を瞑るのだった。
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