15 / 82
担当者さんが途中経過を見て、ダメだししてきました。
13.最終試行 (9回目)
しおりを挟む
担当者・ヒツジは首を傾げた。
前回は‥
生まれて初めてハヅキを不憫だって思った。
‥アレは、ない。
ハヅキには「学習して欲しい」って思っているけど、別に不幸にしてやりたいって思ったことはない。
大事な担当の子、自分の子供のように思っている。
自分なりに愛している。
顔はアレ‥ハヅキにとって不満な顔みたいだけど、いつも家族には恵まれてるし、慣れるまでは「幼馴染」と称してサポート役を置いてきた。
関わっていく人間‥友だちや恋人、夫は流石に決められないが、「良好な家族構成」「善良な家族」「優良で親切な幼馴染」がいれば悪い人間と結婚したりすることもないだろうって思ってたから。
モデルケースとして、そこら辺は‥守りたかったんだ。
逆境から学んで強くなれる子はいるけど、そんな子ばっかりじゃない。
悪い人間と付き合いそうだったら、止めてくれるような‥そんな友だち(お節介な幼馴染)、過保護な兄弟姉妹、両親をつけて‥そうやって大事に大事に「育てて」来た。
実際、ハヅキは「悪い人間」と結婚した過去(転生)はない。
(だから)そろそろ‥とサポート役(幼馴染)を外した。最終的には独り立ちさせなきゃいけないからね。遅すぎたくらいだ。
でも大丈夫だって思った矢先にこれだ。
クリス‥
まさか「ハヅキに危害を与える系の悪人」じゃないだけで全然善人じゃない男。こんな人間がいるとはなあ‥!
お前、覚えてろよ。
お前の人生を俺がどうこうできるわけじゃないが、こっそり来世が不幸になるように呪ってやるからな!
(でもまあ、おかげで)
ハヅキは一つ世の中っていうものを知ったし、その分だけ強く‥賢くなった。
強くなって‥でも、「復習してやる」って‥そういう風にならなかった。
それは嬉しかった。
ハヅキは強く、そして優しい子になった。親バカかもしれんが、俺はそう思っている。
神様ならここで「そういうのはいけないって諭せるような人間になれ」っていうかな。
でも、それは‥酷だよ。
ハヅキは神様じゃない。只の弱い人間(神工魂のだけどね)だ。
俺は‥
ただ、ハヅキは‥人並みに幸せになってくれたらそれでいい
そう思いかけて、慌てて首を振った。
それじゃ、ダメなんだ。
ハヅキはモデルケースだから‥。
「‥‥‥」
難しいなあ‥。
「しっかし、アイツ、ホンマ腹立ったわ! 」
かっかかっか怒りで顔を真っ赤にしていたら、ハヅキが苦笑いして
「何を怒ってるんです? 」
って聞いて来た。
あ‥転生前の時間。
3歳児として自我を持つ前の時間だ‥。
「ごめんな‥」
ぼそっと謝ったら、ハヅキが首を傾げた。
「クリスさんのこと? 別に気にしてないし「遊ばれた」とか思ってませんよ? 」
「ただ、色んな人がいるんだな~って思っただけ」
ふふってハヅキが笑う。
「クリスさんのあの5年間の家出は‥あたしからしたら「凄いわ~! 勇気あるわ~! 」って試みだと思う。あたしなんかには考えもつかないもの。
ただ、あの後クリスさんはどういう風に過ごしたのかなって、それは気になるかも。
結婚した婚約者さんのこと「不幸にしてなかったらいいな」って思う。それは絶対。
だって、‥その人が不幸になるのは違うじゃないですか? 」
もし、クリスさんが‥あの調子で、周りの人の事考えずに「自分勝手なこと」あの後もしてたら‥そんなこと考えると、「こういうのはよくない」ってあたしが‥友人であるあたしが諭すべきだったのかなって思ったけど‥いくらあたしが「モデルケース」といっても、そこまでしなきゃならんか? と思わんでもないし‥。
「‥そもそも、あの時はショックで‥そんなこと落ち着いて考えられる余裕なんてなかった。それが「リアル」な感情って奴ですよねえ~」
寧ろあの時、怒ったり、まして泣いて縋らなかった自分を褒めてあげたいって思う。
「凄くない? 今考えても自分史上最大のグッジョブですよね! 」
そう言ったハヅキは「強がり」言ってるわけでも、負け惜しみ言ってるわけでもなく素直に、ホントにそう思ってるって口調だった。
それを聞いたら、
泣けてきた。
目も鼻もない「将来ハヅキになる魂」を抱きしめて、おいおい泣いた。
「ゴメンハヅキ!
もう、あの顔にしないから‥っ!
ハヅキの好きな‥お人形みたいな顔にしようか? 」
ハヅキの顔を両手で包んで聞けば、ハヅキが首を振って
「いいよ!
こうなったらさ、
あの顔でも幸せな恋愛が出来るか試してみたくなった。
意地だよね、こうなったら」
って言ったんだ。
「ハヅキ‥もう無理しなくていいんだよ? 」
泣きながらヒツジはハヅキを抱きしめる。
ハヅキはするっとヒツジの腕から抜け出して、
「あと2回。楽しく過ごしていこうと思ったんだ。
クリスさんを見習ってさ。
折角の人生、諦めてばっかりじゃもったいないし、
恋は一回しかしちゃいけないわけでもない。
もっといっぱいいっぱい努力しようって思ったんだ! だから、今回もあの顔のままでいいよ」
「なんかさ、あの顔に愛着感じてきちゃった‥程じゃ実は全然ないけど、
あの顔でもやれるぞってことを証明したいなって‥」
力強い口調で言った。
ハヅキの魂が光の粒子になって、地上に降りて行くのを見送って、ヒツジは泣いた。
声を殺して泣いた。
ホントに辛いと、声すら出ないんだなって‥そんなことを心の中で‥まるで他人事みたいに思った。
望んだのは‥
「よくできた」モデルケース。
「ルッキズムの権化は問題外」
「サイコパスで人が傷ついても平気な人も、絶対ダメ」
「自分が一番正しいって決めつけて、協調性があまりにもないのも‥モデルケースとしては良くない」
「人に優しい人」
「人を産まれや容姿で差別しない人」
‥そんな「よくできた人」にしたい。
ハヅキは‥今までのハヅキはどうだった?
ハヅキは優しくなかったか?
どうだろ。
0回目の時だって‥ハヅキは一度も「自分の手で」人を傷つけたりしてない。
いや、露骨に嫌な顔して、周りの人間に「ハヅキはこの様な人たちが嫌いなんだ」って印象を与えた‥ってのは、実質「自分の手で」人を傷つけたことにならないか?
だけど、ハヅキが好む容姿でなくなった今、ハヅキはそんなことをしなくなった。
否、ハヅキが嫌な顔をしようとも、誰も気にしなくなった。
「周りに対する影響力がなくなったから、結果的に「そうなった」だけで、ハヅキが改心したとは言えない」
ハヅキは相変わらず「クールビューティーな人形顔」が好きなわけだからね。
凄いよね、それだけはずっと変わらずブレないんだから。
ハヅキの凄い所は‥丈夫なところもあるけど、人のこと羨んだり憎んだりしないよね。「ちょっと綺麗だからってデカい態度取らないでよね! 」って苛めたりもしない。
いや‥羨んではいるのか。
「こうなりたいって理想を持つのは‥でも大事だよね。
自分で努力して自分の理想に近づく努力するの大事」
神様にとって‥
「モデルケース」を作る為のモニターは、実際に生きてる「普通の人たち」だった。
色んな人がいる。
多くの人がいるってことが重要なんだ。
同じ様な人たちばっかり作っても意味がないから。
100人いて100人が同じ人のこと好きになる‥そんな社会になっちゃったら困るからね。
だけど、「普通の人たち(普通の魂の人たち)」の中には悪い人もいる。それを否定はしないけど、でもね、やっぱモデルケースの参考にはならない。
人を100人作っても、101人殺しちゃう人作っちゃったら‥世界は滅んじゃうからね。
恋愛して、結婚することだけが人を増やす術じゃ無いけど‥俺はね、恋愛は素晴らしいもんだって思う。
好きって気持ちが歌を作らせて、絵をかかせて‥世界は豊かになる。失恋しても、人は絵をかくし歌を作るねえ。
悔しいって気持ちをプラスに変えて‥「他にも女(男)はいる」って新しい恋を探しに行って、また新しい出会いが生まれる。
好きって気持ちを伝えたくて、文学が生まれ、歌が生まれる。
でも、悲しいことだっていっぱいある‥。
「ハヅキは失敗作じゃない。
あのとき(0回目)よりずっと進歩した。
ルッキズムの権化みたいだった時に比べたら、今のハヅキは随分成長した‥と思うぞ」
だから、大丈夫。
ハヅキは‥もう、ダメじゃない。
真っすぐと前を向いた。
ハヅキはああいったけど‥
今度の人生、俺はね、
ハヅキのボーナスステージにしようと思ってる。
ハヅキの好きな「綺麗な」「人形のような顔」。
今のハヅキなら大丈夫。
ハヅキ、幸せになるんだよ!
ヒツジは「神の代行者」の力を使った。
前回は‥
生まれて初めてハヅキを不憫だって思った。
‥アレは、ない。
ハヅキには「学習して欲しい」って思っているけど、別に不幸にしてやりたいって思ったことはない。
大事な担当の子、自分の子供のように思っている。
自分なりに愛している。
顔はアレ‥ハヅキにとって不満な顔みたいだけど、いつも家族には恵まれてるし、慣れるまでは「幼馴染」と称してサポート役を置いてきた。
関わっていく人間‥友だちや恋人、夫は流石に決められないが、「良好な家族構成」「善良な家族」「優良で親切な幼馴染」がいれば悪い人間と結婚したりすることもないだろうって思ってたから。
モデルケースとして、そこら辺は‥守りたかったんだ。
逆境から学んで強くなれる子はいるけど、そんな子ばっかりじゃない。
悪い人間と付き合いそうだったら、止めてくれるような‥そんな友だち(お節介な幼馴染)、過保護な兄弟姉妹、両親をつけて‥そうやって大事に大事に「育てて」来た。
実際、ハヅキは「悪い人間」と結婚した過去(転生)はない。
(だから)そろそろ‥とサポート役(幼馴染)を外した。最終的には独り立ちさせなきゃいけないからね。遅すぎたくらいだ。
でも大丈夫だって思った矢先にこれだ。
クリス‥
まさか「ハヅキに危害を与える系の悪人」じゃないだけで全然善人じゃない男。こんな人間がいるとはなあ‥!
お前、覚えてろよ。
お前の人生を俺がどうこうできるわけじゃないが、こっそり来世が不幸になるように呪ってやるからな!
(でもまあ、おかげで)
ハヅキは一つ世の中っていうものを知ったし、その分だけ強く‥賢くなった。
強くなって‥でも、「復習してやる」って‥そういう風にならなかった。
それは嬉しかった。
ハヅキは強く、そして優しい子になった。親バカかもしれんが、俺はそう思っている。
神様ならここで「そういうのはいけないって諭せるような人間になれ」っていうかな。
でも、それは‥酷だよ。
ハヅキは神様じゃない。只の弱い人間(神工魂のだけどね)だ。
俺は‥
ただ、ハヅキは‥人並みに幸せになってくれたらそれでいい
そう思いかけて、慌てて首を振った。
それじゃ、ダメなんだ。
ハヅキはモデルケースだから‥。
「‥‥‥」
難しいなあ‥。
「しっかし、アイツ、ホンマ腹立ったわ! 」
かっかかっか怒りで顔を真っ赤にしていたら、ハヅキが苦笑いして
「何を怒ってるんです? 」
って聞いて来た。
あ‥転生前の時間。
3歳児として自我を持つ前の時間だ‥。
「ごめんな‥」
ぼそっと謝ったら、ハヅキが首を傾げた。
「クリスさんのこと? 別に気にしてないし「遊ばれた」とか思ってませんよ? 」
「ただ、色んな人がいるんだな~って思っただけ」
ふふってハヅキが笑う。
「クリスさんのあの5年間の家出は‥あたしからしたら「凄いわ~! 勇気あるわ~! 」って試みだと思う。あたしなんかには考えもつかないもの。
ただ、あの後クリスさんはどういう風に過ごしたのかなって、それは気になるかも。
結婚した婚約者さんのこと「不幸にしてなかったらいいな」って思う。それは絶対。
だって、‥その人が不幸になるのは違うじゃないですか? 」
もし、クリスさんが‥あの調子で、周りの人の事考えずに「自分勝手なこと」あの後もしてたら‥そんなこと考えると、「こういうのはよくない」ってあたしが‥友人であるあたしが諭すべきだったのかなって思ったけど‥いくらあたしが「モデルケース」といっても、そこまでしなきゃならんか? と思わんでもないし‥。
「‥そもそも、あの時はショックで‥そんなこと落ち着いて考えられる余裕なんてなかった。それが「リアル」な感情って奴ですよねえ~」
寧ろあの時、怒ったり、まして泣いて縋らなかった自分を褒めてあげたいって思う。
「凄くない? 今考えても自分史上最大のグッジョブですよね! 」
そう言ったハヅキは「強がり」言ってるわけでも、負け惜しみ言ってるわけでもなく素直に、ホントにそう思ってるって口調だった。
それを聞いたら、
泣けてきた。
目も鼻もない「将来ハヅキになる魂」を抱きしめて、おいおい泣いた。
「ゴメンハヅキ!
もう、あの顔にしないから‥っ!
ハヅキの好きな‥お人形みたいな顔にしようか? 」
ハヅキの顔を両手で包んで聞けば、ハヅキが首を振って
「いいよ!
こうなったらさ、
あの顔でも幸せな恋愛が出来るか試してみたくなった。
意地だよね、こうなったら」
って言ったんだ。
「ハヅキ‥もう無理しなくていいんだよ? 」
泣きながらヒツジはハヅキを抱きしめる。
ハヅキはするっとヒツジの腕から抜け出して、
「あと2回。楽しく過ごしていこうと思ったんだ。
クリスさんを見習ってさ。
折角の人生、諦めてばっかりじゃもったいないし、
恋は一回しかしちゃいけないわけでもない。
もっといっぱいいっぱい努力しようって思ったんだ! だから、今回もあの顔のままでいいよ」
「なんかさ、あの顔に愛着感じてきちゃった‥程じゃ実は全然ないけど、
あの顔でもやれるぞってことを証明したいなって‥」
力強い口調で言った。
ハヅキの魂が光の粒子になって、地上に降りて行くのを見送って、ヒツジは泣いた。
声を殺して泣いた。
ホントに辛いと、声すら出ないんだなって‥そんなことを心の中で‥まるで他人事みたいに思った。
望んだのは‥
「よくできた」モデルケース。
「ルッキズムの権化は問題外」
「サイコパスで人が傷ついても平気な人も、絶対ダメ」
「自分が一番正しいって決めつけて、協調性があまりにもないのも‥モデルケースとしては良くない」
「人に優しい人」
「人を産まれや容姿で差別しない人」
‥そんな「よくできた人」にしたい。
ハヅキは‥今までのハヅキはどうだった?
ハヅキは優しくなかったか?
どうだろ。
0回目の時だって‥ハヅキは一度も「自分の手で」人を傷つけたりしてない。
いや、露骨に嫌な顔して、周りの人間に「ハヅキはこの様な人たちが嫌いなんだ」って印象を与えた‥ってのは、実質「自分の手で」人を傷つけたことにならないか?
だけど、ハヅキが好む容姿でなくなった今、ハヅキはそんなことをしなくなった。
否、ハヅキが嫌な顔をしようとも、誰も気にしなくなった。
「周りに対する影響力がなくなったから、結果的に「そうなった」だけで、ハヅキが改心したとは言えない」
ハヅキは相変わらず「クールビューティーな人形顔」が好きなわけだからね。
凄いよね、それだけはずっと変わらずブレないんだから。
ハヅキの凄い所は‥丈夫なところもあるけど、人のこと羨んだり憎んだりしないよね。「ちょっと綺麗だからってデカい態度取らないでよね! 」って苛めたりもしない。
いや‥羨んではいるのか。
「こうなりたいって理想を持つのは‥でも大事だよね。
自分で努力して自分の理想に近づく努力するの大事」
神様にとって‥
「モデルケース」を作る為のモニターは、実際に生きてる「普通の人たち」だった。
色んな人がいる。
多くの人がいるってことが重要なんだ。
同じ様な人たちばっかり作っても意味がないから。
100人いて100人が同じ人のこと好きになる‥そんな社会になっちゃったら困るからね。
だけど、「普通の人たち(普通の魂の人たち)」の中には悪い人もいる。それを否定はしないけど、でもね、やっぱモデルケースの参考にはならない。
人を100人作っても、101人殺しちゃう人作っちゃったら‥世界は滅んじゃうからね。
恋愛して、結婚することだけが人を増やす術じゃ無いけど‥俺はね、恋愛は素晴らしいもんだって思う。
好きって気持ちが歌を作らせて、絵をかかせて‥世界は豊かになる。失恋しても、人は絵をかくし歌を作るねえ。
悔しいって気持ちをプラスに変えて‥「他にも女(男)はいる」って新しい恋を探しに行って、また新しい出会いが生まれる。
好きって気持ちを伝えたくて、文学が生まれ、歌が生まれる。
でも、悲しいことだっていっぱいある‥。
「ハヅキは失敗作じゃない。
あのとき(0回目)よりずっと進歩した。
ルッキズムの権化みたいだった時に比べたら、今のハヅキは随分成長した‥と思うぞ」
だから、大丈夫。
ハヅキは‥もう、ダメじゃない。
真っすぐと前を向いた。
ハヅキはああいったけど‥
今度の人生、俺はね、
ハヅキのボーナスステージにしようと思ってる。
ハヅキの好きな「綺麗な」「人形のような顔」。
今のハヅキなら大丈夫。
ハヅキ、幸せになるんだよ!
ヒツジは「神の代行者」の力を使った。
8
あなたにおすすめの小説
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい
千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。
「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」
「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」
でも、お願いされたら断れない性分の私…。
異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。
※この話は、小説家になろう様へも掲載しています
夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです
さこの
恋愛
あれ?ここは?
な、なんだか見覚えのある場所なんだけど……
でもどうして?
これってよくある?転生ってやつ??
いや夢か??そもそも転生ってよくあることなの?
あ~ハイハイ転生ね。ってだったらラッキーかも?
だってここは!ここは!!
何処????
私死んじゃったの?
前世ではこのかた某アイドルグループの推しのことを王子様なんて呼んでいた
リアル王子様いるなら、まじ会いたい。ご尊顔遠くからでも構わないので一度いいから見てみたい!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
前世の王子様?とリアル王子様に憧れる中身はアラサーの愛され令嬢のお話です。
中身アラサーの脳内独り言が多くなります
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
異世界推し生活のすすめ
八尋
恋愛
現代で生粋のイケメン筋肉オタクだった壬生子がトラ転から目を覚ますと、そこは顔面の美の価値観が逆転した異世界だった…。
この世界では壬生子が理想とする逞しく凛々しい騎士たちが"不細工"と蔑まれて不遇に虐げられていたのだ。
身分違いや顔面への美意識格差と戦いながら推しへの愛を(心の中で)叫ぶ壬生子。
異世界で誰も想像しなかった愛の形を世界に示していく。
完結済み、定期的にアップしていく予定です。
完全に作者の架空世界観なのでご都合主義や趣味が偏ります、ご注意ください。
作者の作品の中ではだいぶコメディ色が強いです。
誤字脱字誤用ありましたらご指摘ください、修正いたします。
なろうにもアップ予定です。
【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
攻略対象者の婚約者を持つ姉の代わりに、エンディングを見てきました
犬野きらり
恋愛
攻略対象者の婚約者を持つ姉の代わりに、エンディングを見てきました…
というタイトルそのままの話です。
妹視点では、乙女ゲームも異世界転生も関係ありません。
特に私(主人公)は出しゃ張たりしません。
私をアピールするわけでもありません。
ジャンルは恋愛ですが、主人公は恋愛していません、ご注意下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる