おふたりさん、距離感バグってんぞお前ら【火・木・土更新】

フジイさんち

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シグ、用心棒になる

【森の中で】


森の中、リオは野営を設えていた。

リオは運び屋として商人ギルドに登録しているが、冒険者としての経験はない。
どこに魔獣が潜んでいるかもわからないこの森の中――それでもここでテントを張るほかなかった。

傍らには大柄な男が倒れている。肩までの銀灰色ぎんかいしょくの髪に細身の大剣。
目は開いていないが、鋭い顔つきの大男。見るからに、冒険者の剣士だった。

数刻前、森に素材収集に来ていたリオの目前に、魔獣に襲われていた彼がいた。
あちこち怪我だらけで、しかし周囲にはすでに討伐された魔獣の山。どうやら何日もここで戦闘に明け暮れ、体力が尽きたようだった。
彼に襲い掛からんとしていた魔獣も、身体に傷を負い瀕死の状態。リオにも討伐できそうだった。

「――っ!!」

急いで傍らにあった、男のものであろう大剣を拾う。それは細身だがずしりと重く、やはり自分は冒険者には向いていないとしみじみ思った。
引きずるように振り払った大剣が運よく魔獣の首元をかすめ、すぐに男のもとへ駆け寄った。息がある。手当をすれば大丈夫。

慌てて火をおこし、テントを張って野営を設え、見えるところの応急手当を行う。触れられたことに反応したのか、その見知らぬ男はかすかに目を開けた。

「あっ、お前大丈夫か……?すごい怪我だけど……」

リオが尋ねると、男はいぶかしげな顔をして、リオを見た。
その瞳がかすかに動く。濁りなく、鋭い金。だが、その視線はしばらくリオの顔を見たまま動かず、何かを測るようにじっとしている。

焚き火の灯りがちらちらと揺れる中、その男の顔に貼りついた乾いた血が、影のように浮かび上がっていた。
呼吸は浅く、意識は半ば朦朧としている様子。それでも、その金の眼差しだけが異様な力を宿していた。

しばらくの沈黙ののち――

「……誰だ」

かすれた声が、喉の奥から漏れる。喉が焼けつくように乾いているのだろう、声は掠れていたが、言葉の芯はぶれなかった。
リオが息をのむと、男はわずかに身じろぎし、だが傷の痛みに顔をしかめて再び身体を沈めた。

「……助けたのは……お前か」

その問いかけは、礼を言うでもなく、敵か味方かを見極めるような、そんな声音だった。

リオが何かを答えようとした瞬間、遠くの森の奥で――木々を揺らす音。
風ではない。何かが、ゆっくりと、こちらに向かっている。金の瞳の男が、わずかに目を細めた。

「……まだ、いたか」

呻くようにそう呟くと、脱力していた手が、大剣の柄を探すようにわずかに動いた。だがやはりその手には、力が入っていない。

「大丈夫、火焚いてるしこっちまで来ねぇよ」

そう言いながらリオは、自作の防獣香ぼうじゅうこうを焚き火に放り投げた。
少し鼻をつくような匂い。だが、その場を包むようにゆったりと匂いが広がっていく。
傍らの水袋を、男に手渡す。

「俺、リオってんだ。運び屋やってる。商人ギルドのカードもあるよ、見る?」

背中の革鞄から取り出したカードを、リオは男に見せた。それを片目で見た男もまた、――ゆるりと目をつぶった。
敵意がないと判断したのだろう。張りつめていた気配が、ほんの少しだけ和らぐ。

森の静寂に、焚き火の爆ぜる音と防獣香の香りが滲んだ。木々の間を渡る夜風が、男の銀灰色の髪をかすかに揺らす。

水を手にしたその男は、口元を濡らすように少しだけ飲み、喉を鳴らす。それだけでも、かなり消耗しているのがわかった。

「……運び屋、か……」

かすかに声が漏れた。眠る寸前のような低く落ち着いた響き。

リオの前に転がる大剣が、赤錆と返り血に汚れて重たく横たわっている。ここまで何日も、一人でこの森にいたのだろう。人の気配を忘れていたような、そんな男だった。

「……シグだ」

名を名乗り、それきり沈黙する。眠ったのか、再び意識を落としたのか――わからない。
だが、先ほどまでのような緊迫感はもうなかった。
焚き火の灯りが静かに揺れて、夜の森が、ほんの少しだけ柔らかさを帯びた。





――翌朝。

シグはスープの香りで目が覚めた。

まだ身体のあちこちが軋む。けれどこの香ばしい香りが神経をくすぐった。
喉が張り付いたように乾いている。昨夜は疲労に身体が沈んでいたが、今は少し楽だった。

フクロウの鳴いていた森に、今は小鳥の鳴き声が響き渡っている。
焚き火のほうを見やると、リオが携帯用の簡単な道具で、朝食を用意していた。

「あ、おはよ、シグ。いやぁ、穏やかな夜だったぜ。怪我してんのに野営させてわりぃな」

清潔にそろえられた、短い小麦色の髪。若草の瞳。そして明るい声と、快活な笑顔。
昨日の夜に見た、心配そうな顔は少し薄れていた。
ことことと音を立てる鍋を、ゆっくりと混ぜている。匂いはあそこからか。

シグは一度強く目を閉じ、――重たい目を開けた。金の瞳が、朝の光を反射してかすかに揺れる。
身体を起こすと、痛みが鈍く全身を駆け巡る――だが、昨夜より遥かにましだ。
傷の多くはきちんと手当され、包帯が巻かれていた。

リオの明るい声に導かれるように、視線を焚き火の方へと向ける。彼は小柄な身体を器用に動かし、湯気の立つ鍋を木の匙で混ぜていた。
焚き火のそばには切り揃えられた根菜や干し肉、そして携帯用の調味料の小瓶がいくつか並んでいる。

鍋の中から立ちのぼる香ばしさが、空腹に訴えかけてくる。
肉の匂いと香草の香りが混ざり合い、朝の澄んだ空気に柔らかく溶けていた。

リオは鍋を見ながら、ちらとこちらの様子をうかがい、安堵したように笑みを浮かべている。
怪我人に野営を強いたことを気にしているのか、湯気の向こうで肩をすくめていた。

シグは軽く息を吐き、焚き火の近くにある倒木に手をついて身体を起こす。無理のない範囲で、ゆっくりと腰を下ろし、鍋を見やった。

「……妙に手際がいいな、運び屋にしちゃ」

低く掠れた声で呟く。そして――もう一度、スープの香りを吸い込んだ。
焚き火越しに笑うリオの頬が、少しだけ得意そうになる。顔をしかめながらも起き上がってきたシグに、リオはスープをよそった器を手渡した。
手慣れた様子で、パンも一切れ切り分け、こちらも同様に渡す。

「わはは、俺、料理人なんだ。運び屋は副業。まぁ食えよ」

恐らく普段は快活なのであろう、リオのその口調は、怪我人のシグを労わってか、声を潜めているようだった。
そしてその最中も、リオの若草色の瞳は、変わらずシグの身体を見やっていた。

「腕にも傷あるな。そこも手当てしよう」

シグが器を持つのと反対の腕を、リオが手に取る。
普段であれば、他人に身体を触られるのは嫌いだ。だが、彼の持つ柔らかな雰囲気が、シグの警戒心を少し、解く。

「しかし戦士ってのは、やっぱ生傷絶えねぇもんなんだな。
俺も運び屋としてたまーに冒険者たちとパーティー組んだりすんだけど、冒険者ってすげーよ。
すばしっこい魔獣も強そうな魔獣もこう、スパスパって倒すじゃん?」
「…………」

――こいつ、とシグは思った。
どうやら……口と手が一緒に動くタイプのようだ。器を受け取った指先に、まだわずかな熱が残っている。
その中で湯気を立てるスープは、香草と干し肉の出汁が染みていて、思った以上にうまそうだった。

シグは警戒心を完全には解いていないまま、口元に器を運び――一口、飲んだ。
……熱すぎず、温すぎず、調整された温度。
しっかりした味わいなのに、塩気は控えめ。疲れた体にじわりと沁みる。

「……うまい」

短くそれだけ呟くと、リオが満面の笑みを浮かべたようだった。
手当の手は止めぬまま、またすぐに次の言葉を紡ぎ出す。

「俺、料理の材料にすんのにさ、魔獣肉とか珍しい……ってより、変な材料欲しがっちゃうんだけど」

軽い口調、どこか無邪気な笑顔、器用な手つき。
痛みで少し眉をしかめたシグにも、すぐに反応して包帯を巻く力を緩める。

「――あ、わりぃ、……で、俺の食材集めにあの魔獣もほしーなって冒険者連中にさ、頼んだりするんだけど。
依頼にない魔獣は報酬にもなんねーし、変な食材ばっか欲しがるから嫌なんだって」

相変わらず、口と手を同時に動かし続ける。包帯を巻かれながら、何かを思い出すように語る声は、やけに素直で、裏がなかった。
シグはその手際と口ぶりに眉をひそめつつも――痛みに合わせて巻く力を緩める指先に、今度はほんの少しだけ、心が解けた。

「でもまぁ、確かにとは思うよなぁ。だから冒険者ギルドではちょっとばかし、嫌がられてるわけよ、俺。ほい、手当おっけい!あとどっか痛む?」


シグは面食らって、二度ほど、瞬きをした。

静かな朝の森の中、リオの言葉は川のせせらぎのように流れていたが、「ほい、手当おっけい!」の一言で、急にぴたりと止んだ。
若草色の瞳が、真っ直ぐにこちらを見ている。軽口とは裏腹に、その視線はまっすぐで、少しの迷いもなかった。
シグは器を持ったまま、口を開かずにその視線を受け止め――戸惑ったように、また、瞬きをした。

「……平気だ」

低く、ぶっきらぼうに。けれど、それは拒絶ではなかった。
それを察したのか、リオの表情がまた少し、柔らかく緩む。シグはもう一度、スープを口に運んだ。
傷はまだ疼くが、火の近くは少し、居心地がよかった。

「おう、ならいいんだ。……スープ、うまいか?この森さ、一般には使われねぇ薬草が豊富なんだ。たとえばこのシス草」  

足元にあった新鮮な葉を、リオがつまみ上げてひらりとひるがえす。
まるでそれがただの草ではなく、何かの宝石でも扱うような繊細な手つきだった。

「このシス草は回復が早えんだけどえぐみが強くて、調合でも錬金でも灰汁が抜けねぇから魔物連中しか食わねぇ。   
こっちのケルの根は、経口摂取すると傷口の化膿止めに効果があるんだけど、渋いわ辛いわでだーれも食わねぇ」

朝の静かな森の中で、伏し目がちなリオの声色も、どこか静謐せいひつさを秘めていた。 
その指先と声が語るのは、誰も振り向かないような食材の話。えぐみ、渋み、辛味――料理人の目線でしか語られない森の真実。

「俺も何度も食って、やっとこのスープみたいにまぁまぁ食えるくらいには……」

ハッ、と眉根をひそめたシグの視線に気づく。料理人としての自分の悪い癖が出た。また、長々と語ってしまった。
シグは無言のままスープを飲みつつ、眉間にわずかに皺を寄せた。
薬草の名前と効能、それを"何度も自分で食った"という事実――リオのその明るい外見とは裏腹に、妙な執念と執着が垣間見えたからだ。

その視線に気づいたリオは、すぐに表情を戻し、冗談まじりに肩をすくめる。どこにでもいるかのような笑顔、けれどどこでも見たことがない熱。
それが混ざり合って、目の前の男がどんなやつなのか、まだ見定めきれない。

「……何度も、ねぇ……」

シグは低くそう呟くと、ぐいとパンをちぎり、スープにひたして口へ運んだ。
確かに、ただの運び屋ではない。この森の中で、誰よりも頼れる人間が目の前にいた。

「いや、なぁ!わはは、わりぃわりぃ!まぁそんなとこだ。さ、歩けそうなら街へ行って、お前治療院行ったほうがいいよ。 
俺がやったのは応急手当だし、悪化したらまずいじゃん?」
「――ああ。街には、行く。お前も、来るんだろ」

言外に、一人で行かせねぇと言うような響き。
そして、お前も、という言葉で、リオの表情も明るくなった。嬉しそうに目を細める。

「ああ、もちろん!怪我人ほっぽって、どっか行ったりしねぇよ!」

そう笑うと、リオは立ち上がって大きく伸びをした。
戦闘には向かない細身の身体が、猫のようにしなやかに伸びる。

「それ食ったら行こうぜ。シグが倒した魔獣たちの部位素材も、俺がはぎ取って収納してあるからさ、街に行ったら渡すよ」

必要だろ?といった風に、リオが首を傾げる。なるほど、気づきにくいところにも気が回るようだ。
――が、どこに収納してあるのか。
シグが周りを見渡しても、それっぽい袋や箱はない。その視線を受けてリオがまた笑った。

「あ、俺、空間魔法持ってんだ。俺にしか見えないんだけど、ちゃんとあるよ。出して見せる?」

そう言い、リオが宙に手を突っ込む。
そこから先、透明の入り口があるかのように、リオの手が消えている。

――シグの眉が、ひくりと動いた。

その手の動きには、魔法の気配が確かにあった。
リオの手首から先が、まるでなにかに吸い込まれたように、ゆらりと見えなくなっている。
だが、リオの表情は変わらず明るい。まるで日常の所作のように、当然のようにやってのけている。

シグは無言で、しかしじっとその様子を見つめていた。空間魔法――、他者からは見えない収納型のスキル。
スキルは押しなべて全員が持ち得るものではあるが……空間魔法持ちは会ったことがなかった。

「……あれか。この辺の野営の設備も、そこからか」

低く呟いた言葉に、リオが「おっ、そうそう」とばかりに笑う。
シグの表情に回復の兆しを確信したのか、その笑みには安心の色も混じっていた。

焚き火の近くで、最後の一口をすすったシグは、器をそっと地に置いた。
立ち上がろうとすると、足元がぐらついたが――すぐに膝で踏みとどまる。身体はまだ本調子ではないが、動ける。戦える。

「見せなくていい……魔獣の素材は、助かる。あいつら、依頼とは別枠だったが、売れる部位もあった」

そう口にしつつも、どこかリオを見直すような眼差しがある。単なる料理人ではない。副業の運び屋でもない。
目の前の青年が、この森でただの偶然で出くわした存在ではなかったような――そんな思いが、シグの胸にふと芽生えていた。

森の奥で小鳥が鳴き、日差しが葉を透かして差し込む。新たな旅のはじまりのような、静かで確かな空気が、そこに流れていた。





――【森の中で】
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