HIJK

ふろく

文字の大きさ
14 / 19

4/5(日) 高専を選んだ理由

しおりを挟む
私は高専生である。
なぜ高専を選んだのか?と今日知り合いの教育ママに聞かれた。


高等専門学校(略して高専)とは後期中等教育段階を有する5年制の高等教育機関である。主に中学校卒業程度を入学資格とし、修業年限5年間の課程のもと、主に工学・技術・商船系の専門教育を施すことによって、実践的技術者[注釈 1]を養成することを目的にした教育機関である。(Wikipedia一部抜粋)
私が高専の存在を知ったのは中学3年生。それまで聞いたこともなく、両親も知らなかった。そんな私が何故、高専に入ることとなったのか。



私は中学1年のときはそうでもなかったのだが、3年になるにつれ成績はどんどん上がっていき学年で上位10人の中には常に入っていた。先生からの印象もよく、内申だけであれば県内ならどこの高校でもいける程に。


そんな私は、進路相談の時には特に行きたい所がないのであればレベルに合った学校はどうかと言われた。つまりは進学校に行けということだ。しかし私は進学校には行きたくなかった。別に、行きたい高校があった訳では無いが、なんというか、レベルの高い高校に入って勉強してヒィヒィ課題をこなしてレベルの高い大学に入って、それから?それからはどうする?という感じだった。短い高校生活をそんな勉強と課題をこなすだけの時間にしたくなかったのだ。

その進学校の特徴は常に競争意識をもたせることで皆のレベルが上へ上へと上っていく所。そんな所じゃ、「ある程度出来ればそれでいい」で生きている私では息が詰まると思った。もっとレベルが低くてもいいから、楽しく自分に合った校風の学校がよかった。



しかし、他に行きたい学校はない。
その進学校には仲良い友人も行く予定だったし、先生、家族や親戚からも期待されていた。
でも、どうしても、その進学校には行きたくない。



行きたくないと思いながら家族や先生には相談などできず、私の中はモヤモヤでパンパンになって、夏休み前の三者面談の時に破裂した。

「私、その進学校には行きたくありません。もう、何処の学校にも行きたくないんです。」

母や先生に何故と問い詰められても理由なんて分からないし、答えようとしたら鼻の奥が痛くなって涙が出てきそうになった。そうなるともう、私はただ黙っているしかなかった。


私の発言はあっという間に広がって家族・親戚どころか最終的には近所の人まで知っていた。その人々に私は何故?と聞かれた。私は何故?と問われる度に、その人から自分が普通じゃないと私の考えを否定されているようで泣きたくなった。

そんなときに父が会社の人から(恐らく私の事を相談して)「高等専門学校」というものがあると教えてもらい、私に選択肢のひとつとして紹介してくれた。

調べてみると、そこを卒業すると短大を卒業したのと同じ扱いになるため就職できるとわかった。大きな特徴は就職の求人倍率の高さと校風が「自由」という所。



それから、オープンキャンパスに行ったり体験入学に参加したりして、この感じだと自分に合うと思い入学を決意した。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...