アチチさんのお尻

パイナップル

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第2話 アチチさんの鬼退治

鬼は魔法使い

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ステンは国では「錬金術師」と呼ばれ日本の「まじない師」みたいに魔法が使えたそうじゃ。

ステンの言うことにゃ、水を入れた大きなヤカンの下で石炭という燃える石を燃やすとヤカンの水がお湯に、お湯がさらに熱くなって蒸気になってヤカンからヒューっと噴き出す。そのヒューっと噴き出した勢いで船に付けた水車をグルグル回して世界中を旅してまわった。

そうやって色んな国で勉強したり、発見したりを繰り返し「大錬金術師」になるつもりが、国に帰る前に燃える石が無くなって帰るに帰れなくてなったというわけじゃ

アチチさんにはステンの話しが難し過ぎてチンプンカンプン。そこで1つ聞いてみた
「その燃える石さ燃やすとすんごい熱くなるんかのう?わしのお尻とどっちが熱いかのう?」

今度はステンがチンプンカンプン。だって今まで世界中を旅して来たがお尻が熱い人間なんて見たことも聞いたこともない。だからアチチさんのお尻を見てビックリ仰天!ホントに火みたいに熱かった!!これなら石炭が無くてもお尻の力で船が動かせる!!

アチチさんもステンの役に立てると大喜び
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