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第3話 アチチさんと花はな島
あたまから花
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島民の言葉はとっても簡単だったからアチチとステンもなんとかわかった。
島民の話しじゃぁヤシの実の帽子がないと人間も頭から花が咲いてしまうそうで、この島にいるならヤシの実帽子は手放せない。
島の真ん中にある火山のテッペンから綿毛のついた種が吹き出てくる。種にはキバのはえた口がついていて動物の頭にカブリつく。種にカブリつかれたら最後あっと言う間に芽が出てくるそうじゃ。
これが馬や羊のような4本足の動物ならまだいい、頭に花をのっけて暮らすだけじゃからな。でもサルや人間のような2本足の動物だと話しが違う。2本足の動物は手が使える、手が使える動物にとりついた種は引っこ抜かれると思ってやたらめったら根を伸ばす。その結果、花が咲いたら2本足の動物は死んでしまうそうなんじゃ。ただなぜかダチョウだけは例外で2本足でも手がないからか、アタマが硬いせいなのか、タネはダチョウだけには噛みつかないのでアタマに花がないそうじゃった
島民の話しを聞いて一生ヤシの実帽子をかぶるなんて気の毒に思ったアチチさん、なんとか助けてあげようと考えた。
「あの山のテッペンから種が飛んでくるじゃろぅ?何が悪さしてるか、わしとステンでちょっくら見てくるべ」
それを聞いた島民はあわてて説明してくれた。
山に近づきたくても1番上に穴が空いていて、そこからとんでもなく熱い赤い泥が飛んでくる。燃える泥が飛んでくるから危なくって誰も山には近づけない。
それを聞いてアチチさん
「その燃える泥と、オイラのお尻じゃどっちの方が熱いかのぅ?」
島民の話しじゃぁヤシの実の帽子がないと人間も頭から花が咲いてしまうそうで、この島にいるならヤシの実帽子は手放せない。
島の真ん中にある火山のテッペンから綿毛のついた種が吹き出てくる。種にはキバのはえた口がついていて動物の頭にカブリつく。種にカブリつかれたら最後あっと言う間に芽が出てくるそうじゃ。
これが馬や羊のような4本足の動物ならまだいい、頭に花をのっけて暮らすだけじゃからな。でもサルや人間のような2本足の動物だと話しが違う。2本足の動物は手が使える、手が使える動物にとりついた種は引っこ抜かれると思ってやたらめったら根を伸ばす。その結果、花が咲いたら2本足の動物は死んでしまうそうなんじゃ。ただなぜかダチョウだけは例外で2本足でも手がないからか、アタマが硬いせいなのか、タネはダチョウだけには噛みつかないのでアタマに花がないそうじゃった
島民の話しを聞いて一生ヤシの実帽子をかぶるなんて気の毒に思ったアチチさん、なんとか助けてあげようと考えた。
「あの山のテッペンから種が飛んでくるじゃろぅ?何が悪さしてるか、わしとステンでちょっくら見てくるべ」
それを聞いた島民はあわてて説明してくれた。
山に近づきたくても1番上に穴が空いていて、そこからとんでもなく熱い赤い泥が飛んでくる。燃える泥が飛んでくるから危なくって誰も山には近づけない。
それを聞いてアチチさん
「その燃える泥と、オイラのお尻じゃどっちの方が熱いかのぅ?」
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