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さて!どのドアが正解?
時計回りにドアを1枚1枚じっくり観察する。何か感じるものは…ない
どれも同じ違うのは色だけ。
色のイメージなら緑が黄色が安全そうだけど、昔から黒と青色の服を好んで着てたからやっぱり黒と青に目から行く。
「よし!黒か青にする」
両手で2枚持てそう⁈ あっイケる。
左手で黒ドアを右手で青いドアを持ってみた。持った感じも特段差は感じない。
ふと背後が気になり振り返ると緑と黄色のドアは消えていた。
『え!無くなってる。この手離したら黒も青のドアも消えちゃうの⁈ヤバイ絶対離しちゃダメだ』
ドアノブ握る手に力が入る。
さぁ!覚悟を決めてノブをひねる。
「え⁉︎」
黒ドアが外から引っ張られた。ビックリして思わず手を離してしまった。
そしたら黒色ドアは消えた…
もう青いドアしかない。
ドアが消えない内に開けないと!
思いっきりドアを開けてドアの向こうへ踏み出した。
ドア向こうには青空が見える。
『やったーこのドア当たりかも♫』
でもまた落ちる感覚が…
「またーーもーいーやー!」
今度落ちる先も痛く無い所をお願い~と念じてみた。
「間に合ってよかった…」
低音イケボが頭の上からする。なぜに?
私の体は地面に落ちる事はなかった。どうやらイケボの主が受け止めてくれたみたい。あれこの体勢はお姫様抱っこなるもの?
見上げると翡翠色の優しい瞳と目が合う。
『!! めちゃイケメン!』
「我が王国をお選びいただき御礼申し上げる。まずはここから城へ移動します。
詳細は道すがらご説明いたします。私はヒューイ・カイ・アルディアと申します」
「あの!助けていただきありがとうございます私は川原多恵といいます。
あの…大丈夫です。下ろしてください」
『こんなイケメンに抱っこって心臓に良くない。それにおばちゃん重いよ!腰やっちゃうから早く下ろして!』
心で叫ぶ。
「いえ… 貴女の足ではこの草原は歩けない。このまま馬まで移動します」
『歩けないってどーゆう事?』
多分いま私変な顔してる。彼は私の表情を察してくれた様で説明を始めた。
「この辺一帯の草は”ソードリーフ”といい、見た目に反し葉は薄く硬い。触れると切れます。私が履いている様な皮のブーツでないと歩くのは無理です。貴女は何も履かれていない」
彼の説明を聞き地面を見た。黄緑色の笹の葉の様な葉だ。見た感じ危険は感じないけど…
自分の足元を見た。あっ素足だ!
痛いのは嫌だから彼の言う通り大人しく運ばれよう
「痛いのは嫌です。重くてすみません。よろしくお願いします」
彼は目を見ひらき「お任せ下さい」と優しく微笑んだ。
「我がの運命の乙女。
我が名はオーランド・レックロッド必ず貴女を迎えに行く。待っていて欲しい」
背後からから声がした。
振り返るとそこにはまたイケメン。藍色の少し癖のある短髪にルビー色の瞳の青年がいた。
じっとこっちを見ている。
「チッ!」
『あ!ヒューイさん舌打ちした』
「貴殿は女神の乙女召喚ルールを破った。貴殿に乙女と接する資格はない」
『?? 女神の乙女??』
また分からない事出てきた。
時計回りにドアを1枚1枚じっくり観察する。何か感じるものは…ない
どれも同じ違うのは色だけ。
色のイメージなら緑が黄色が安全そうだけど、昔から黒と青色の服を好んで着てたからやっぱり黒と青に目から行く。
「よし!黒か青にする」
両手で2枚持てそう⁈ あっイケる。
左手で黒ドアを右手で青いドアを持ってみた。持った感じも特段差は感じない。
ふと背後が気になり振り返ると緑と黄色のドアは消えていた。
『え!無くなってる。この手離したら黒も青のドアも消えちゃうの⁈ヤバイ絶対離しちゃダメだ』
ドアノブ握る手に力が入る。
さぁ!覚悟を決めてノブをひねる。
「え⁉︎」
黒ドアが外から引っ張られた。ビックリして思わず手を離してしまった。
そしたら黒色ドアは消えた…
もう青いドアしかない。
ドアが消えない内に開けないと!
思いっきりドアを開けてドアの向こうへ踏み出した。
ドア向こうには青空が見える。
『やったーこのドア当たりかも♫』
でもまた落ちる感覚が…
「またーーもーいーやー!」
今度落ちる先も痛く無い所をお願い~と念じてみた。
「間に合ってよかった…」
低音イケボが頭の上からする。なぜに?
私の体は地面に落ちる事はなかった。どうやらイケボの主が受け止めてくれたみたい。あれこの体勢はお姫様抱っこなるもの?
見上げると翡翠色の優しい瞳と目が合う。
『!! めちゃイケメン!』
「我が王国をお選びいただき御礼申し上げる。まずはここから城へ移動します。
詳細は道すがらご説明いたします。私はヒューイ・カイ・アルディアと申します」
「あの!助けていただきありがとうございます私は川原多恵といいます。
あの…大丈夫です。下ろしてください」
『こんなイケメンに抱っこって心臓に良くない。それにおばちゃん重いよ!腰やっちゃうから早く下ろして!』
心で叫ぶ。
「いえ… 貴女の足ではこの草原は歩けない。このまま馬まで移動します」
『歩けないってどーゆう事?』
多分いま私変な顔してる。彼は私の表情を察してくれた様で説明を始めた。
「この辺一帯の草は”ソードリーフ”といい、見た目に反し葉は薄く硬い。触れると切れます。私が履いている様な皮のブーツでないと歩くのは無理です。貴女は何も履かれていない」
彼の説明を聞き地面を見た。黄緑色の笹の葉の様な葉だ。見た感じ危険は感じないけど…
自分の足元を見た。あっ素足だ!
痛いのは嫌だから彼の言う通り大人しく運ばれよう
「痛いのは嫌です。重くてすみません。よろしくお願いします」
彼は目を見ひらき「お任せ下さい」と優しく微笑んだ。
「我がの運命の乙女。
我が名はオーランド・レックロッド必ず貴女を迎えに行く。待っていて欲しい」
背後からから声がした。
振り返るとそこにはまたイケメン。藍色の少し癖のある短髪にルビー色の瞳の青年がいた。
じっとこっちを見ている。
「チッ!」
『あ!ヒューイさん舌打ちした』
「貴殿は女神の乙女召喚ルールを破った。貴殿に乙女と接する資格はない」
『?? 女神の乙女??』
また分からない事出てきた。
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