8 / 89
8.魔力吸収
しおりを挟む
魔力吸収の能力は非常に珍しく、魔力暴走を防ぐ唯一の手段でもあると同時に、人の命を奪いかねない能力だ。そのため、能力が発現した場合は王宮への報告が定められていた。
シトロン伯爵家の末娘も例外ではなく、伯爵は6歳になったばかりのジルダを連れて王宮に来ていた。
初めて見る王宮は、すべてがきらきらと輝いていて、幼いジルダには夢のような場所だった。
首都にあるシトロン伯爵家は領地を持たず、王宮で内務官を担当する宮廷貴族だが、首都近郊に広大な農地や山林を所有しており、決して貧しくはない。
しかし、邸宅は他の貴族のタウンハウスに比べてもこじんまりした、飾り気のない質素な建物だし、屋内もまた無駄な装飾物のないすっきりとした上品で洗練されているのかもしれないが、ジルダには物足りないものだった。
「お父様!こんなにふかふかの絨毯、私初めて!廊下よ?廊下なのにお家の居間よりもふかふかしてるわよ!……あ、あれは神話の月の女神の物語ね!こんな大きな絵を見たのも初めて!よく見たらこの壁飾りは彫刻なのね!」
余程珍しいのだろう。普段は大人しく一人で遊んでいることが多いのに、今日は何度も制止する伯爵の言葉など耳には入らず、ジルダは謁見の間までの廊下を終始はしゃぎながら伯爵の横を歩いていた。
自分によく似たわりに不器量な娘は、この不器量さでは嫁の貰い手も見つからないだろうと、幼いうちから諦めていたのだが、幸いにも魔力吸収の能力を発現させてくれた。
魔力吸収の能力は親から子へ伝わるものではなく、偶発的に生まれる能力だが、それでも能力者の血筋を残したいと思う者は少なくない。
エスクード侯爵のように類稀なる魔力量の持ち主などは、常に魔力暴走の危険に晒されているため、能力者を食客として招き入れたり、婚姻や妾として抱え込むことも少なくない。――もっとも、エスクード侯爵は素晴らしい魔力制御を持っているため、能力者を抱え込む必要はないようだが。
それでも、シトロン伯爵家が王の覚えもめでたい存在になる事は間違いない。娘の功績いかんで侯爵への昇格か領地の下賜も有り得るのだから。
シトロン伯爵は野心を胸に隠しながら、娘を謁見の間に連れて入った。
貴族としての教育は初めていたものの、最初の謁見は通常7歳の年に行われるため、作法はうろ覚えだったジルダはぎこちなく貴族の礼をし、不器量な顔を緊張で更にいびつにしていた。
「そなたがシトロン公女か」
「い、偉大なるカスクート3世へご挨拶申し上げます。シトロン伯爵家、ジルダ・ラウラ・フィン・シトロンです」
「よい、よい。7歳の謁見ではない。楽にするがよい」
王はそうジルダに声をかけると、王座に肩肘をついて思慮深げに顎に手をやった。
「魔力吸収はいつからだ」
「はい――3歳の頃からです」
舌足らずな発音で、おずおずとジルダは答えた。
一番下の姉とも5歳も離れているジルダは、遊び相手がおらず、一人で遊ぶことが多かった。
そんな時、使用人が落とした小さいスクロールを拾い、何の気なく魔力を通してみたところ、灯りがついた。
それまで使用人がスクロールを使って火をつけたり、照明に灯りを付けていたのを見ていたが、自分でしたのは初めてだった。それからちょくちょく使用人の目を盗んではスクロールを失敬して遊んでいた。
ある日、いつものようにスクロールを失敬しようと調理場に向かう途中、いつもは閉じられている扉が開いているのを見つけたジルダは、好奇心を抑えきれず扉の中に入っていった。
そこには、貯水槽から屋敷に水を送る送水ポンプが設置されており、送水するための魔法陣が設置されていた。
ジルダは小さいスクロールではなく、大きな魔法陣に魔力を流してみたいと、その魔法陣に触れた。
瞬間、自分の中の魔力がごっそりと抜き取られ、魔力が尽きる直前で手を離すことができたものの、その場で意識を失い、すぐに通りかかった使用人により発見された。
ジルダは瀕死の状態だったが、本能的に死を回避するため、使用人の魔力を吸収した。
幸い、ジルダの魔力量が少なかったことと、送水管を担当する使用人の魔力が通常の人間よりも大きかったことが幸いし、ジルダは3歳にして人殺しになる事も、自分の命を終わらせることもせずに済んだのである。
「しかし、自分の意志で能力を使えるようになったのは昨年からでございます」
シトロン伯爵は、ジルダと使用人から聞いた顛末を王に説明した後、届出が遅れた理由を付け加えた。
「最初の出来事の際は、我々も気が付かずにおりました。しかし、昨年のことです――」
ジルダの一番上の兄が魔力制御の訓練中に、魔力を放出しすぎて魔力不足に陥り、かつてのジルダと同じく意識を失ったのだ。
通りかかったジルダが、傍にいた魔力制御の師から魔力を吸収し、それを兄に与えたため命に別状はなかった。
しかし、第三者への魔力の移動を始めて見た魔力制御の師であるエタニエル師は、すぐさまシトロン伯爵へ報告し、ジルダの能力は両親の知るところとなったのである。
シトロン伯爵も伯爵夫人も、仕事や家政に忙しいのを理由に、大人しく引込み思案で不器量な末娘にあまり関心を示さず、また怒られることを恐れたジルダが送水管の使用人に口止めしていたことから、ジルダの能力は実に2年もの間、家族の知るところではなかったのだ。
「魔力の移動だと――」
王は深く腰掛けていた王座から腰を浮かせて身を乗り出した。
「はい。ジルダーー娘は非常に魔力の制御に長けているようでして。魔力吸収だけではなく、これまで不可能とされていた魔力の譲渡も可能なのです」
「なんと――それは」
王は不器量な顔を下に向けて、大人たちの話を退屈そうに黙って聞いているジルダを見つめた。
そして、少し考え込んだ後、顔を上げて侍従に何かを命じた。
しばらくして、見た事の無い美しい女性が王の脇に連れてこられた。
透き通るような美しい金髪に空のような青さの瞳を持つ美しい女性は、エスクード侯爵夫人だった。
シトロン伯爵家の末娘も例外ではなく、伯爵は6歳になったばかりのジルダを連れて王宮に来ていた。
初めて見る王宮は、すべてがきらきらと輝いていて、幼いジルダには夢のような場所だった。
首都にあるシトロン伯爵家は領地を持たず、王宮で内務官を担当する宮廷貴族だが、首都近郊に広大な農地や山林を所有しており、決して貧しくはない。
しかし、邸宅は他の貴族のタウンハウスに比べてもこじんまりした、飾り気のない質素な建物だし、屋内もまた無駄な装飾物のないすっきりとした上品で洗練されているのかもしれないが、ジルダには物足りないものだった。
「お父様!こんなにふかふかの絨毯、私初めて!廊下よ?廊下なのにお家の居間よりもふかふかしてるわよ!……あ、あれは神話の月の女神の物語ね!こんな大きな絵を見たのも初めて!よく見たらこの壁飾りは彫刻なのね!」
余程珍しいのだろう。普段は大人しく一人で遊んでいることが多いのに、今日は何度も制止する伯爵の言葉など耳には入らず、ジルダは謁見の間までの廊下を終始はしゃぎながら伯爵の横を歩いていた。
自分によく似たわりに不器量な娘は、この不器量さでは嫁の貰い手も見つからないだろうと、幼いうちから諦めていたのだが、幸いにも魔力吸収の能力を発現させてくれた。
魔力吸収の能力は親から子へ伝わるものではなく、偶発的に生まれる能力だが、それでも能力者の血筋を残したいと思う者は少なくない。
エスクード侯爵のように類稀なる魔力量の持ち主などは、常に魔力暴走の危険に晒されているため、能力者を食客として招き入れたり、婚姻や妾として抱え込むことも少なくない。――もっとも、エスクード侯爵は素晴らしい魔力制御を持っているため、能力者を抱え込む必要はないようだが。
それでも、シトロン伯爵家が王の覚えもめでたい存在になる事は間違いない。娘の功績いかんで侯爵への昇格か領地の下賜も有り得るのだから。
シトロン伯爵は野心を胸に隠しながら、娘を謁見の間に連れて入った。
貴族としての教育は初めていたものの、最初の謁見は通常7歳の年に行われるため、作法はうろ覚えだったジルダはぎこちなく貴族の礼をし、不器量な顔を緊張で更にいびつにしていた。
「そなたがシトロン公女か」
「い、偉大なるカスクート3世へご挨拶申し上げます。シトロン伯爵家、ジルダ・ラウラ・フィン・シトロンです」
「よい、よい。7歳の謁見ではない。楽にするがよい」
王はそうジルダに声をかけると、王座に肩肘をついて思慮深げに顎に手をやった。
「魔力吸収はいつからだ」
「はい――3歳の頃からです」
舌足らずな発音で、おずおずとジルダは答えた。
一番下の姉とも5歳も離れているジルダは、遊び相手がおらず、一人で遊ぶことが多かった。
そんな時、使用人が落とした小さいスクロールを拾い、何の気なく魔力を通してみたところ、灯りがついた。
それまで使用人がスクロールを使って火をつけたり、照明に灯りを付けていたのを見ていたが、自分でしたのは初めてだった。それからちょくちょく使用人の目を盗んではスクロールを失敬して遊んでいた。
ある日、いつものようにスクロールを失敬しようと調理場に向かう途中、いつもは閉じられている扉が開いているのを見つけたジルダは、好奇心を抑えきれず扉の中に入っていった。
そこには、貯水槽から屋敷に水を送る送水ポンプが設置されており、送水するための魔法陣が設置されていた。
ジルダは小さいスクロールではなく、大きな魔法陣に魔力を流してみたいと、その魔法陣に触れた。
瞬間、自分の中の魔力がごっそりと抜き取られ、魔力が尽きる直前で手を離すことができたものの、その場で意識を失い、すぐに通りかかった使用人により発見された。
ジルダは瀕死の状態だったが、本能的に死を回避するため、使用人の魔力を吸収した。
幸い、ジルダの魔力量が少なかったことと、送水管を担当する使用人の魔力が通常の人間よりも大きかったことが幸いし、ジルダは3歳にして人殺しになる事も、自分の命を終わらせることもせずに済んだのである。
「しかし、自分の意志で能力を使えるようになったのは昨年からでございます」
シトロン伯爵は、ジルダと使用人から聞いた顛末を王に説明した後、届出が遅れた理由を付け加えた。
「最初の出来事の際は、我々も気が付かずにおりました。しかし、昨年のことです――」
ジルダの一番上の兄が魔力制御の訓練中に、魔力を放出しすぎて魔力不足に陥り、かつてのジルダと同じく意識を失ったのだ。
通りかかったジルダが、傍にいた魔力制御の師から魔力を吸収し、それを兄に与えたため命に別状はなかった。
しかし、第三者への魔力の移動を始めて見た魔力制御の師であるエタニエル師は、すぐさまシトロン伯爵へ報告し、ジルダの能力は両親の知るところとなったのである。
シトロン伯爵も伯爵夫人も、仕事や家政に忙しいのを理由に、大人しく引込み思案で不器量な末娘にあまり関心を示さず、また怒られることを恐れたジルダが送水管の使用人に口止めしていたことから、ジルダの能力は実に2年もの間、家族の知るところではなかったのだ。
「魔力の移動だと――」
王は深く腰掛けていた王座から腰を浮かせて身を乗り出した。
「はい。ジルダーー娘は非常に魔力の制御に長けているようでして。魔力吸収だけではなく、これまで不可能とされていた魔力の譲渡も可能なのです」
「なんと――それは」
王は不器量な顔を下に向けて、大人たちの話を退屈そうに黙って聞いているジルダを見つめた。
そして、少し考え込んだ後、顔を上げて侍従に何かを命じた。
しばらくして、見た事の無い美しい女性が王の脇に連れてこられた。
透き通るような美しい金髪に空のような青さの瞳を持つ美しい女性は、エスクード侯爵夫人だった。
190
あなたにおすすめの小説
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
恋人に夢中な婚約者に一泡吹かせてやりたかっただけ
棗
恋愛
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。
王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。
長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。
婚約者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリー君の妙案を受けて実行することに。
ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。
濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子が……。
※小説家になろう・カクヨム様にも公開しています
誓いを忘れた騎士へ ―私は誰かの花嫁になる
吉乃
恋愛
「帰ってきたら、結婚してくれる?」
――あの日の誓いを胸に、私は待ち続けた。
最初の三年間は幸せだった。
けれど、騎士の務めに赴いた彼は、やがて音信不通となり――
気づけば七年の歳月が流れていた。
二十七歳になった私は、もう結婚をしなければならない。
未来を選ぶ年齢。
だから、別の男性との婚姻を受け入れると決めたのに……。
結婚式を目前にした夜。
失われたはずの声が、突然私の心を打ち砕く。
「……リリアナ。迎えに来た」
七年の沈黙を破って現れた騎士。
赦せるのか、それとも拒むのか。
揺れる心が最後に選ぶのは――
かつての誓いか、それとも新しい愛か。
お知らせ
※すみません、PCの不調で更新が出来なくなってしまいました。
直り次第すぐに更新を再開しますので、少しだけお待ちいただければ幸いです。
どんなあなたでも愛してる。
piyo
恋愛
遠征から戻った夫の姿が変わっていたーー
騎士である夫ディーノが、半年以上の遠征を終えて帰宅した。心躍らせて迎えたシエラだったが、そのあまりの外見の変わりように失神してしまう。
どうやら魔女の呪いでこうなったらしく、努力しなければ元には戻らないらしい。果たして、シエラはそんな夫を再び愛することができるのか?
※全四話+後日談一話。
※毎日夜9時頃更新(予約投稿済)&日曜日完結です。
※なろうにも投稿しています。
大好きな旦那様はどうやら聖女様のことがお好きなようです
古堂すいう
恋愛
祖父から溺愛され我儘に育った公爵令嬢セレーネは、婚約者である皇子から衆目の中、突如婚約破棄を言い渡される。
皇子の横にはセレーネが嫌う男爵令嬢の姿があった。
他人から冷たい視線を浴びたことなどないセレーネに戸惑うばかり、そんな彼女に所有財産没収の命が下されようとしたその時。
救いの手を差し伸べたのは神官長──エルゲンだった。
セレーネは、エルゲンと婚姻を結んだ当初「穏やかで誰にでも微笑むつまらない人」だという印象をもっていたけれど、共に生活する内に徐々に彼の人柄に惹かれていく。
だけれど彼には想い人が出来てしまったようで──…。
「今度はわたくしが恩を返すべきなんですわ!」
今まで自分のことばかりだったセレーネは、初めて人のために何かしたいと思い立ち、大好きな旦那様のために奮闘するのだが──…。
離婚した彼女は死ぬことにした
はるかわ 美穂
恋愛
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。
もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。
今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、
「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」
返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。
それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。
神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。
大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目の人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
私は彼に選ばれなかった令嬢。なら、自分の思う通りに生きますわ
みゅー
恋愛
私の名前はアレクサンドラ・デュカス。
婚約者の座は得たのに、愛されたのは別の令嬢。社交界の噂に翻弄され、命の危険にさらされ絶望の淵で私は前世の記憶を思い出した。
これは、誰かに決められた物語。ならば私は、自分の手で運命を変える。
愛も権力も裏切りも、すべて巻き込み、私は私の道を生きてみせる。
毎日20時30分に投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる