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019.
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「ルーチェ! 会いたかった!」
馬車が星の別邸に着くと、すぐに若草色のふんわりとしたワンピースを着たリーナが出迎える。むぎゅっと抱きしめられるかと思いきや、久しぶりに会ったリーナはルーチェから少し距離を取っている。触れたいのに触れられない、といった様子で手をもじもじとさせている。
それはルーチェも同じだ。夢の中でリーナとキスをしたことを思い出し、真っ赤になる。
「お、おはよう、リーナ。心配かけてごめん。もう大丈夫だよ」
「そう? 本当に?」
「うん。本当、本当」
互いにぎこちない笑みを浮かべ、別邸の中へと向かう。相変わらず、リーナからは柑橘のいい匂いがする。
「この間は、お見舞いに来てくれてありがとう。でも、私は夢を見ていたようで、あまりよく覚えていないんだ」
「……え」
「とても変な夢を見ていてね。リーナがフィオに変身したり、二人が追いかけてきたり、大変だったんだ。あぁ、もちろん、夢の中でね」
「……夢」
もちろん、キスのことは伏せたままだ。リーナは不機嫌そうにルーチェを睨む。熱に浮かされていた自分に蔑ろにされたと感じたのだろう、とルーチェは慌ててもう一度「ごめん」と頭を下げる。
「何も覚えていないの?」
「うん、何も。夢か現かもわからなくて」
「……わかったわ。大事な話は、熱が出ていないときにするべきよね」
「うん? そうだね」
何だか肩を落としているリーナを見て、ニャァーと楽しげにアディが鳴く。ルーチェは何のことかわからないままに笑みを浮かべるだけだ。
「今日は、針子たちが相談したいことがあるみたいなの」
「へえ。何だろう?」
二階の共同居室へ向かうと、いくつかの衣装とともに針子たちが五人ほど並んでいる。緊張している彼女たちに、リーナが「楽にしていいわよ」と声をかける。
「先日の、お召し物の寸法間違い、申し訳ございませんでした」
年配の針子がルーチェに頭を下げると、他の針子たちも一斉に頭を下げる。ルーチェは驚きつつ「謝るべきことではないよ」と彼女たちに声をかける。
「それより、先日の白藍のブラウスはとても着心地が良かったよ。ありがとう」
ニッコリと微笑むと、針子たちの何人かは顔を赤らめる。ルーチェは自分の武器をよく知っている。
「今後、寸法間違いのないように、針子一同、細心の注意を払います」
「ありがとう。すごく助かるよ」
「本日はルーチェ様のお召し物を作るにあたり、いくつか確認しておきたいことがございまして、お時間をちょうだいした次第です」
確認しておきたいこととは、とルーチェが小首を傾げた瞬間に、針子たちはテーブルの上に紙を広げ始めた。描かれているのは、様々な衣装のデザイン画。男物もあればドレスもある。どうやら、ルーチェの好みを尋ねたいらしい。
「なるほどね。王宮内で着られる衣装は、そのまま市井の流行になるわけだもの。皆の気合が違うわね」
「その通りでございます、アデリーナ王女殿下。我々は王家の皆々様のお召し物を縫うことにも、流行の担い手になることにも、妥協をしたくはございません。どうか、ルーチェ様、ご協力を」
「もちろん。喜んで協力しましょう」
リーナとルーチェはソファに座り、針子たちはそれぞれ椅子に座る。年配の針子――針子室の室長がデザイン画を示しながら、ルーチェの好みを聞いていく。
「ルーチェ様はブラウスとズボンをよくお召しになっておられますが、その組み合わせがお好きなのでしょうか?」
「そう、かもしれない」
「ブラウスも簡素なものではなく、フリルのついたものをよくお召しになっておられますよね。レースや刺繍のついたものはお好きでしょうか?」
「うん、可愛いよね。どちらも好きだよ」
「タイもリボンタイのほうがお好きではございませんか? ズボンも少し丸みを持たせたもののほうがお好みでは?」
「そう! 明るい色のリボンタイが好きなんだよね。ズボンも体の線が出るものは好きじゃないんだ。割と幅広のものが好みかな」
針子たちは頷いている。目を丸くしているのはリーナだ。ルーチェはそれに気づかず、室長と楽しそうに話している。
「アデリーナ王女殿下との最初の茶会の際、殿下がお召しになっておられたワンピースを覚えていらっしゃいますか?」
「桃色の! あれは可愛かったなぁ。今の若草色のワンピース、蔦の刺繍がとても綺麗で、レースも可愛くて好きだな。それから、藤色に黒のレースがあしらわれたワンピースも可愛いなと思って、すごく印象に残っているよ。浅緋のワンピースは背中がざっくりと開いていて、色っぽくて、でもすごく可愛くて、リーナだから似合う……」
そこでルーチェはようやくリーナの視線に気づく。周りの針子たちの頷きにも気づく。いくつか質問を重ねてきた室長は、一つ短い溜め息をついたあと、リーナのほうを向いた。
「……アデリーナ王女殿下、婚礼ドレスのデザイン変更を行なってもよろしいでしょうか?」
「今から? 間に合うかしら?」
「お聞きの通り、ルーチェ様は可愛らしいものがお好きな様子。でしたら、簡素なものではなく華美なドレスでもよろしいかと」
「よ、よろしくない、よろしくないよ! だって、あれはリーナだから似合うものであって、私には似合わないじゃないか……!」
ルーチェの主張に、今度は針子たちが目を丸くする。
「そう、そうだよ。可愛いから可愛いものが似合うのであって、可愛くない私には絶対に似合わない。華やかで可愛らしいドレスは、華やかで可愛らしい人が着るべきであって、そうではないのならせめて大人しく――んぐ」
突然、隣に座ったリーナがルーチェの頬を両手で挟み込み、その発言を封ずる。リーナの瞳は、怒りに燃えている。夢の中では笑い飛ばしていたのに、とルーチェは動揺する。
――そう、だよな、怒るよな。リーナもフィオも、私に「格好良さ」を求めているんだから。私が「可愛い」ものが好きだと知ったら、幻滅するだろうな。
「何、寝ぼけたことを言っているの? ルーチェ、あなた、鏡を見たことがあるの?」
「ふぉへん」
「ごめん? それはわたくしの言葉だわ。ルーチェは格好いいものが好きなのだと思い込んでいた、わたくしの落ち度ね。ルーチェ、あなたはね」
リーナの常磐色の瞳が、ルーチェだけを映す。
「あなたは、すっっごく、可愛いの」
――え?
「待って。何、驚いた顔しているのよ。あなた、自覚していなかったの? 嘘でしょう!? こんな、格好いいと可愛いが同時に存在するようなことって、ある? ないわね! 唯一無二、奇跡の存在ね! なんて素敵なこと!」
周りの針子たちも頷く。ルーチェだけが、理解できていない。
「わたくしが一番に気づくべきだったわ。ルーチェの部屋の内装も可愛らしかったし、男装しているからと言って、格好いいものが好きなわけではないのよね、ルーチェは。きっと、可愛いものが大好きで、可愛いものに憧れていて、けれど、自分は可愛いものが似合わないと思い込んでいるなんて……あぁ、もう」
感極まったリーナが、ぎゅうとルーチェを抱きしめる。
「ごめんなさい、わたくしも誤解していたわ。それがあなたらしさなんだと思い込んでいた。でも、違うのね。ルーチェは、本当は」
ルーチェの視界がぼんやりぼやける。針子たちの顔もはっきりと見ることができない。
「本当のあなたは、可愛いものが大好きな、普通の女の子なんだわ」
熱い涙が頬を伝う。慌ててルーチェはリーナの肩あたりに顔を埋める。なぜか、涙が止まらない。
「……フィオ、王子に、嫌われる、かな?」
「馬鹿ねぇ。嫌うわけがないじゃないの。わたくし……の兄は、あなたのことが大好きよ。どんなあなたであっても、絶対に、大好きなんだから」
ルーチェはリーナの腕の中でボロボロと泣く。ルーチェの背中を撫でながら、リーナは婚礼ドレスの大幅な変更を針子たちに伝える。しかし、誰一人としてそれに異を唱える者はいない。皆、嬉しそうな笑みを浮かべている。
「ごめんね、ルーチェ。あなたも、嫌われたくなかったんだね。あぁ、もう……全部、やり直しだなぁ」
リーナの小さな呟きを、ルーチェはぼんやりとした頭で聞いていた。どういう意味なのか、さっぱりわからなかった。
馬車が星の別邸に着くと、すぐに若草色のふんわりとしたワンピースを着たリーナが出迎える。むぎゅっと抱きしめられるかと思いきや、久しぶりに会ったリーナはルーチェから少し距離を取っている。触れたいのに触れられない、といった様子で手をもじもじとさせている。
それはルーチェも同じだ。夢の中でリーナとキスをしたことを思い出し、真っ赤になる。
「お、おはよう、リーナ。心配かけてごめん。もう大丈夫だよ」
「そう? 本当に?」
「うん。本当、本当」
互いにぎこちない笑みを浮かべ、別邸の中へと向かう。相変わらず、リーナからは柑橘のいい匂いがする。
「この間は、お見舞いに来てくれてありがとう。でも、私は夢を見ていたようで、あまりよく覚えていないんだ」
「……え」
「とても変な夢を見ていてね。リーナがフィオに変身したり、二人が追いかけてきたり、大変だったんだ。あぁ、もちろん、夢の中でね」
「……夢」
もちろん、キスのことは伏せたままだ。リーナは不機嫌そうにルーチェを睨む。熱に浮かされていた自分に蔑ろにされたと感じたのだろう、とルーチェは慌ててもう一度「ごめん」と頭を下げる。
「何も覚えていないの?」
「うん、何も。夢か現かもわからなくて」
「……わかったわ。大事な話は、熱が出ていないときにするべきよね」
「うん? そうだね」
何だか肩を落としているリーナを見て、ニャァーと楽しげにアディが鳴く。ルーチェは何のことかわからないままに笑みを浮かべるだけだ。
「今日は、針子たちが相談したいことがあるみたいなの」
「へえ。何だろう?」
二階の共同居室へ向かうと、いくつかの衣装とともに針子たちが五人ほど並んでいる。緊張している彼女たちに、リーナが「楽にしていいわよ」と声をかける。
「先日の、お召し物の寸法間違い、申し訳ございませんでした」
年配の針子がルーチェに頭を下げると、他の針子たちも一斉に頭を下げる。ルーチェは驚きつつ「謝るべきことではないよ」と彼女たちに声をかける。
「それより、先日の白藍のブラウスはとても着心地が良かったよ。ありがとう」
ニッコリと微笑むと、針子たちの何人かは顔を赤らめる。ルーチェは自分の武器をよく知っている。
「今後、寸法間違いのないように、針子一同、細心の注意を払います」
「ありがとう。すごく助かるよ」
「本日はルーチェ様のお召し物を作るにあたり、いくつか確認しておきたいことがございまして、お時間をちょうだいした次第です」
確認しておきたいこととは、とルーチェが小首を傾げた瞬間に、針子たちはテーブルの上に紙を広げ始めた。描かれているのは、様々な衣装のデザイン画。男物もあればドレスもある。どうやら、ルーチェの好みを尋ねたいらしい。
「なるほどね。王宮内で着られる衣装は、そのまま市井の流行になるわけだもの。皆の気合が違うわね」
「その通りでございます、アデリーナ王女殿下。我々は王家の皆々様のお召し物を縫うことにも、流行の担い手になることにも、妥協をしたくはございません。どうか、ルーチェ様、ご協力を」
「もちろん。喜んで協力しましょう」
リーナとルーチェはソファに座り、針子たちはそれぞれ椅子に座る。年配の針子――針子室の室長がデザイン画を示しながら、ルーチェの好みを聞いていく。
「ルーチェ様はブラウスとズボンをよくお召しになっておられますが、その組み合わせがお好きなのでしょうか?」
「そう、かもしれない」
「ブラウスも簡素なものではなく、フリルのついたものをよくお召しになっておられますよね。レースや刺繍のついたものはお好きでしょうか?」
「うん、可愛いよね。どちらも好きだよ」
「タイもリボンタイのほうがお好きではございませんか? ズボンも少し丸みを持たせたもののほうがお好みでは?」
「そう! 明るい色のリボンタイが好きなんだよね。ズボンも体の線が出るものは好きじゃないんだ。割と幅広のものが好みかな」
針子たちは頷いている。目を丸くしているのはリーナだ。ルーチェはそれに気づかず、室長と楽しそうに話している。
「アデリーナ王女殿下との最初の茶会の際、殿下がお召しになっておられたワンピースを覚えていらっしゃいますか?」
「桃色の! あれは可愛かったなぁ。今の若草色のワンピース、蔦の刺繍がとても綺麗で、レースも可愛くて好きだな。それから、藤色に黒のレースがあしらわれたワンピースも可愛いなと思って、すごく印象に残っているよ。浅緋のワンピースは背中がざっくりと開いていて、色っぽくて、でもすごく可愛くて、リーナだから似合う……」
そこでルーチェはようやくリーナの視線に気づく。周りの針子たちの頷きにも気づく。いくつか質問を重ねてきた室長は、一つ短い溜め息をついたあと、リーナのほうを向いた。
「……アデリーナ王女殿下、婚礼ドレスのデザイン変更を行なってもよろしいでしょうか?」
「今から? 間に合うかしら?」
「お聞きの通り、ルーチェ様は可愛らしいものがお好きな様子。でしたら、簡素なものではなく華美なドレスでもよろしいかと」
「よ、よろしくない、よろしくないよ! だって、あれはリーナだから似合うものであって、私には似合わないじゃないか……!」
ルーチェの主張に、今度は針子たちが目を丸くする。
「そう、そうだよ。可愛いから可愛いものが似合うのであって、可愛くない私には絶対に似合わない。華やかで可愛らしいドレスは、華やかで可愛らしい人が着るべきであって、そうではないのならせめて大人しく――んぐ」
突然、隣に座ったリーナがルーチェの頬を両手で挟み込み、その発言を封ずる。リーナの瞳は、怒りに燃えている。夢の中では笑い飛ばしていたのに、とルーチェは動揺する。
――そう、だよな、怒るよな。リーナもフィオも、私に「格好良さ」を求めているんだから。私が「可愛い」ものが好きだと知ったら、幻滅するだろうな。
「何、寝ぼけたことを言っているの? ルーチェ、あなた、鏡を見たことがあるの?」
「ふぉへん」
「ごめん? それはわたくしの言葉だわ。ルーチェは格好いいものが好きなのだと思い込んでいた、わたくしの落ち度ね。ルーチェ、あなたはね」
リーナの常磐色の瞳が、ルーチェだけを映す。
「あなたは、すっっごく、可愛いの」
――え?
「待って。何、驚いた顔しているのよ。あなた、自覚していなかったの? 嘘でしょう!? こんな、格好いいと可愛いが同時に存在するようなことって、ある? ないわね! 唯一無二、奇跡の存在ね! なんて素敵なこと!」
周りの針子たちも頷く。ルーチェだけが、理解できていない。
「わたくしが一番に気づくべきだったわ。ルーチェの部屋の内装も可愛らしかったし、男装しているからと言って、格好いいものが好きなわけではないのよね、ルーチェは。きっと、可愛いものが大好きで、可愛いものに憧れていて、けれど、自分は可愛いものが似合わないと思い込んでいるなんて……あぁ、もう」
感極まったリーナが、ぎゅうとルーチェを抱きしめる。
「ごめんなさい、わたくしも誤解していたわ。それがあなたらしさなんだと思い込んでいた。でも、違うのね。ルーチェは、本当は」
ルーチェの視界がぼんやりぼやける。針子たちの顔もはっきりと見ることができない。
「本当のあなたは、可愛いものが大好きな、普通の女の子なんだわ」
熱い涙が頬を伝う。慌ててルーチェはリーナの肩あたりに顔を埋める。なぜか、涙が止まらない。
「……フィオ、王子に、嫌われる、かな?」
「馬鹿ねぇ。嫌うわけがないじゃないの。わたくし……の兄は、あなたのことが大好きよ。どんなあなたであっても、絶対に、大好きなんだから」
ルーチェはリーナの腕の中でボロボロと泣く。ルーチェの背中を撫でながら、リーナは婚礼ドレスの大幅な変更を針子たちに伝える。しかし、誰一人としてそれに異を唱える者はいない。皆、嬉しそうな笑みを浮かべている。
「ごめんね、ルーチェ。あなたも、嫌われたくなかったんだね。あぁ、もう……全部、やり直しだなぁ」
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