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二章 サフィール○○エンド
024.白雪嬢の結婚
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議会が終わった翌月。シャリエ伯爵領の領主邸の庭の中央で、婚礼衣装に身を包んだ二人が仲良く立っている。祝いの言葉を述べるため代わる代わるやってくる人々に礼を言い、新郎レナルドと新婦ブランカは幸せそうに笑っている。
出会いの翌月に結婚をするというのはあまり例がない。ブランカが身一つでやってきていたのと、昔レナルドの母が結婚式で着たという婚礼衣装が彼女の体にぴったりであったことが功を奏した。
既に祝いの挨拶をすませた者同士、ジョゼとサフィールは庭の隅で久々の再会を喜び合っている。
「うまくいったな」
「ええ、うまくいったわ」
二人は深々と溜め息を吐き出す。安堵の溜め息だ。各方面に気を使いすぎて、疲弊してしまっている。
「ガルバー公爵夫人はどうするかしら。妙に林檎での毒殺にこだわっているようだから、すべての林檎を取り除いてあるけれど」
「林檎水も林檎酒も、準備していないんだよな?」
「ええ。持ち込みの飲み物も菓子もすべて断っているはずよ」
ブランカはすべての飲食物から林檎を排除しているはずだ。料理長にも使用人にもきつく申し伝えてある。だから、この場に林檎はない。今後、シャリエ伯爵家で林檎を使った食べ物や飲み物が提供されることはないだろう。
「これだけ徹底すれば……二人が死ぬことはないかしら」
二人は幸福な結末を迎えられるだろうか。それだけが気がかりである。
「自分たちが幸福な結末を探しているのに、まさか他人の幸福の手伝いをすることになるとは」
「そうね。そういうものなのかもしれないわね」
レナルドはジョゼと結婚するときよりもずっと生き生きと輝いている。ブランカを愛しそうに見つめ、時折愛の言葉を囁き、ブランカから可愛らしい笑顔を引き出している。
「昔の男の結婚式を見るのはどういう気分なんだ?」
「どうもこうも……何ともないわよ。心から祝福しているわ。サフはどうなの?」
「そうだな。確かに、俺も心からブランカの幸せを祈っている。なるほど、そういうものか」
二人は頷き合う。
過去のブランカとレナルドに対し、特に大きな思い入れや情はない。だからこそ、二人は幸福な結末にはたどり着けなかったのかもしれない。
「それにしても、その青い髪飾り、割と似合っているな」
「……リンドウの花よ」
サフィールは「どこかで見たことがあるな」と呟きながらジョゼの髪飾りを眺めている。
――おかしいわね。去年の舞踏会で、アルに手渡したはずだけれど。
あのとき、「兄に渡しておきます」とアルジャンが言っていたような気がするのだが、サフィールに渡していなかったのだろうか。ジョゼは小首を傾げる。渡していたらサフィールの部屋のどこかにあるはずなのだが、そうではないのだろうか。
「髪飾り、アルから……」
「あぁ、そうか。アルジャンが後生大事に持っている花飾りに似ているんだ」
「……え」
「好きな娘からもらったものだと言って、額装をして机の上に飾っているんだ。毎日飽きもせずに眺めているんだよ」
サフィールの笑顔に、ジョゼは硬直する。彼の言葉の意味がわからず、混乱している。
――アルが、わたくしを、好き?
今生ではたった一度、それも少ししか話をしたことがない関係だ。兄が「運命の相手かもしれない」と言った娘に、弟が横恋慕するとは考えにくい。前回ならまだしも。
――前回の記憶があるなら、まだしも。
ゾクリと肌が粟立つ。
その可能性を、考えたことがないわけではない。記憶を覚えている人間が、サフィールとジョゼ以外にもいるかもしれない、と考えたことがないわけではない。
だが、それがアルジャンだとは思えないのだ。そんな振る舞いは、一切なかったから。
「うふふ、林檎~林檎酒はいかが~」
場違いに明るい声が、庭に響く。ブランカの表情が凍り、レナルドが「来たか」と花嫁を背に隠す。
いつの間に現れたのか、そこにいたのは妖艶な美女だ。結婚式だというのに、喪に服するような真っ黒なドレスを着ている。手には給仕人が使うような銀色の盆を持ち、その上には淡黄色の液体が入ったグラスが二つ並んでいる。
「あれが、ガルバー公爵夫人……?」
「間違いない。ブランカの継母だ。毒のグラスだ」
参列客はぎょっとして夫人から離れる。サフィールを守るための騎士がそばに何人かいるため、そのうちの二人に「あれを捕えろ」と命令する。二人の騎士は慌てて夫人のほうへと走っていくが、持っているのが盆とグラスのため――ナイフなどの刃物ではないため、無理やり捕らえていいものか悩んでいる様子だ。
「どぉしてお母様を結婚式に呼んでくれないのぉ? ねーえ、あたくしの可愛い、可愛い、白雪ちゃん」
「あ、あなたを母親だと思ったことなんて、一度もございません!」
「あ~ら、酷い。酷いわぁ。皆様、お聞きになりまして? 美しすぎる母親に対して、白雪ちゃんの、あの物言い。十年も育ててやったというのに、結婚式にも呼ばないだなんて、あんまりだわぁ」
――呼ばれてもいない娘の結婚式にやってきて、その物言いもあんまりだと思うけれど。
客は皆、同情的な表情でブランカを見つめる。こんな非常識な親がいれば、結婚式に呼びたくない気持ちもわかるものだ。
「これはこれはガルバー公爵夫人。林檎酒をお持ちくださるとは。いやぁ、どれどれ、私が賞味いたしましょう」
「ダメよぉ、ダメダメ。これはあたくしが不出来な娘のために持ってきたものですもの。誰にも飲ませませんわ」
「いえいえ、私が」
「あぁ、もう、何!? このハゲ親父! 邪魔よぉ! あたくしが、この毒を! あの白雪に飲ませると言っているのに!」
サフィールは冷静に「捕えろ」と騎士に命令を下す。騎士は即座にガルバー公爵夫人を組み伏し、いつの間にかレナルドが毒入り林檎酒のグラスを奪っている。証拠は確保したようだ。
「や~だ~! あの娘を殺さなければ! あたくしが、ヴィルドヘルムで一番の美女になれないのにぃっ!」
「ハァ。連れて行け」
サフィールは騎士に命令し、ぎゃあぎゃあと喚く夫人の口に木綿布を突っ込んで連行する。毒入り林檎酒をレナルドから受け取り、サフィールは二人に祝福の言葉を述べる。
「末永くお幸せに」
それが、サフィールの心からの言葉であると、ジョゼは知っている。自分たちが望むものを、レナルドとブランカはきっと手にするのだろう。二人は涙を浮かべてサフィールを見送る。
――今回は誰も死ななくてよかったわ。
ジョゼはホッと安堵するのであった。
出会いの翌月に結婚をするというのはあまり例がない。ブランカが身一つでやってきていたのと、昔レナルドの母が結婚式で着たという婚礼衣装が彼女の体にぴったりであったことが功を奏した。
既に祝いの挨拶をすませた者同士、ジョゼとサフィールは庭の隅で久々の再会を喜び合っている。
「うまくいったな」
「ええ、うまくいったわ」
二人は深々と溜め息を吐き出す。安堵の溜め息だ。各方面に気を使いすぎて、疲弊してしまっている。
「ガルバー公爵夫人はどうするかしら。妙に林檎での毒殺にこだわっているようだから、すべての林檎を取り除いてあるけれど」
「林檎水も林檎酒も、準備していないんだよな?」
「ええ。持ち込みの飲み物も菓子もすべて断っているはずよ」
ブランカはすべての飲食物から林檎を排除しているはずだ。料理長にも使用人にもきつく申し伝えてある。だから、この場に林檎はない。今後、シャリエ伯爵家で林檎を使った食べ物や飲み物が提供されることはないだろう。
「これだけ徹底すれば……二人が死ぬことはないかしら」
二人は幸福な結末を迎えられるだろうか。それだけが気がかりである。
「自分たちが幸福な結末を探しているのに、まさか他人の幸福の手伝いをすることになるとは」
「そうね。そういうものなのかもしれないわね」
レナルドはジョゼと結婚するときよりもずっと生き生きと輝いている。ブランカを愛しそうに見つめ、時折愛の言葉を囁き、ブランカから可愛らしい笑顔を引き出している。
「昔の男の結婚式を見るのはどういう気分なんだ?」
「どうもこうも……何ともないわよ。心から祝福しているわ。サフはどうなの?」
「そうだな。確かに、俺も心からブランカの幸せを祈っている。なるほど、そういうものか」
二人は頷き合う。
過去のブランカとレナルドに対し、特に大きな思い入れや情はない。だからこそ、二人は幸福な結末にはたどり着けなかったのかもしれない。
「それにしても、その青い髪飾り、割と似合っているな」
「……リンドウの花よ」
サフィールは「どこかで見たことがあるな」と呟きながらジョゼの髪飾りを眺めている。
――おかしいわね。去年の舞踏会で、アルに手渡したはずだけれど。
あのとき、「兄に渡しておきます」とアルジャンが言っていたような気がするのだが、サフィールに渡していなかったのだろうか。ジョゼは小首を傾げる。渡していたらサフィールの部屋のどこかにあるはずなのだが、そうではないのだろうか。
「髪飾り、アルから……」
「あぁ、そうか。アルジャンが後生大事に持っている花飾りに似ているんだ」
「……え」
「好きな娘からもらったものだと言って、額装をして机の上に飾っているんだ。毎日飽きもせずに眺めているんだよ」
サフィールの笑顔に、ジョゼは硬直する。彼の言葉の意味がわからず、混乱している。
――アルが、わたくしを、好き?
今生ではたった一度、それも少ししか話をしたことがない関係だ。兄が「運命の相手かもしれない」と言った娘に、弟が横恋慕するとは考えにくい。前回ならまだしも。
――前回の記憶があるなら、まだしも。
ゾクリと肌が粟立つ。
その可能性を、考えたことがないわけではない。記憶を覚えている人間が、サフィールとジョゼ以外にもいるかもしれない、と考えたことがないわけではない。
だが、それがアルジャンだとは思えないのだ。そんな振る舞いは、一切なかったから。
「うふふ、林檎~林檎酒はいかが~」
場違いに明るい声が、庭に響く。ブランカの表情が凍り、レナルドが「来たか」と花嫁を背に隠す。
いつの間に現れたのか、そこにいたのは妖艶な美女だ。結婚式だというのに、喪に服するような真っ黒なドレスを着ている。手には給仕人が使うような銀色の盆を持ち、その上には淡黄色の液体が入ったグラスが二つ並んでいる。
「あれが、ガルバー公爵夫人……?」
「間違いない。ブランカの継母だ。毒のグラスだ」
参列客はぎょっとして夫人から離れる。サフィールを守るための騎士がそばに何人かいるため、そのうちの二人に「あれを捕えろ」と命令する。二人の騎士は慌てて夫人のほうへと走っていくが、持っているのが盆とグラスのため――ナイフなどの刃物ではないため、無理やり捕らえていいものか悩んでいる様子だ。
「どぉしてお母様を結婚式に呼んでくれないのぉ? ねーえ、あたくしの可愛い、可愛い、白雪ちゃん」
「あ、あなたを母親だと思ったことなんて、一度もございません!」
「あ~ら、酷い。酷いわぁ。皆様、お聞きになりまして? 美しすぎる母親に対して、白雪ちゃんの、あの物言い。十年も育ててやったというのに、結婚式にも呼ばないだなんて、あんまりだわぁ」
――呼ばれてもいない娘の結婚式にやってきて、その物言いもあんまりだと思うけれど。
客は皆、同情的な表情でブランカを見つめる。こんな非常識な親がいれば、結婚式に呼びたくない気持ちもわかるものだ。
「これはこれはガルバー公爵夫人。林檎酒をお持ちくださるとは。いやぁ、どれどれ、私が賞味いたしましょう」
「ダメよぉ、ダメダメ。これはあたくしが不出来な娘のために持ってきたものですもの。誰にも飲ませませんわ」
「いえいえ、私が」
「あぁ、もう、何!? このハゲ親父! 邪魔よぉ! あたくしが、この毒を! あの白雪に飲ませると言っているのに!」
サフィールは冷静に「捕えろ」と騎士に命令を下す。騎士は即座にガルバー公爵夫人を組み伏し、いつの間にかレナルドが毒入り林檎酒のグラスを奪っている。証拠は確保したようだ。
「や~だ~! あの娘を殺さなければ! あたくしが、ヴィルドヘルムで一番の美女になれないのにぃっ!」
「ハァ。連れて行け」
サフィールは騎士に命令し、ぎゃあぎゃあと喚く夫人の口に木綿布を突っ込んで連行する。毒入り林檎酒をレナルドから受け取り、サフィールは二人に祝福の言葉を述べる。
「末永くお幸せに」
それが、サフィールの心からの言葉であると、ジョゼは知っている。自分たちが望むものを、レナルドとブランカはきっと手にするのだろう。二人は涙を浮かべてサフィールを見送る。
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