79 / 99
戦争の始まり
しおりを挟む
…という予定はすぐに覆された。
部屋に入ってきたディオネから驚くべき情報をもらったからだ。
ジュアペト王国とドニャート帝国が手を組んでムリシナ王国へと攻めこんだというのだ。
戦況はムリシナ王国15万VSジュアペト王国&ドニャート帝国連合軍60万の圧倒的な状況。
既に辺境伯領は征服されて、辺境伯も戦にて戦死…ムリシナ王国は王都へと兵を集めているが参戦しない派閥もいる。
国王派ではない貴族派は連合軍の味方をしているという。
中立派は国王寄りではあるが…自分の領地を守るための人員を除くと兵が足りないとのことだった。
ムリシナ王国が絶望的な兵力差を相手にどう戦うのかはわからないが…周辺諸国へと援軍を要請している。
この知らせを聞き、すぐに生徒会長を呼びに生徒会室へと向かう。
「失礼する。マリアンナさんはいるかな?」
「はい、なんでしょうか?店舗のことについては…」
「いや、その話ではない…落ち着いて聞いてほしい。ムリシナ王国がジュアペト王国とドニャート帝国の連合軍に攻められ、ジュアペト王国とドニャート帝国に面している土地を持つ辺境伯領は辺境伯が戦にて戦死なされたとのことだ。現在、ムリシナ王国の王都には15万の兵がいるという。しかし、ムリシナ王国の貴族派が連合軍の味方をしているため敵の数は60万だそうだ」
「…帰ります!帰宅許可をください!」
「悪いが…許可はしかねる」
「なぜですか!私にはミネルヴァ様が作られたアイテムが!」
「ミネルヴァの作ったアイテムとて万能ではない…いつかは壊れるものだ。今、我が国は兵力を動かせるだけ動かしている。間に合うかはわからんが…全力を尽くすつもりだ。カルファフィス君?君…一人くらい私が戻ってくるまで抑えられるよね?」
「努力致します」
「…抑えられるよね?」
「…抑えてみせます」
「よし、では頼む。」
面倒くさそうに聞こえたのは気のせいだろう。
カルファフィス君を信用しているのでここは任せてニュクスたちのいる場所へと空間魔法を使い向かう。
「すまない…遅れた」
王城の謁見の間ではこの国の貴族と思える様々な種族の者達がニュクスに頭を下げていた。
「来ましたね…では、話しを開始します。現在、ムリシナ王国がジュアペト王国とドニャート帝国による不当な侵略を受けています。私たちはムリシナ王国を助けるために動きたいと考えています。兵を連れてここまで来てくれた皆さん…どうか力を貸していただきたい」
『おぉーー!!』
「我々はこれより!500年ほど前に現れた天才技師ハルキ殿の作られた、超飛行輸送機を使い、兵たちを送ることとする!」
…?
超飛行輸送機?
それに今日本人っぽい感じの名前が呼ばれたような?
「今回の戦…私も参加する!不当な侵略者共に裁きの鉄槌を与えてやれ!」
『おぉーー!!』
12時間か…長いな。
普通であれば速いと感じるのだろうが…どうしても、12時間で助けられない人がいるのではないかと思ってしまう。
ニュクスに転移門を使っての移動は禁止だと言われてしまったため大人しくこの超飛行輸送機に乗っているのだが…なぜだろう、後ろの貴族達の視線が痛い。
「閣下…その格好で戦われるのですか?」
「え?」
あ、なるほど、学園長の服のまんまで来たからおかしくて私の方をずっと見てたのか…。
武器は『黒狼』と名のついた刀。
防具は鎖帷子。
靴が『グリフォンの靴』。
アクセサリーとして
『不死鳥のマント』
『危険回避のブレスレット』
『魔力保存のネックレス』
ほか5つの指輪で行こうと思う。
「閣下…そろそろムリシナ王国です。雲の下に見えてくるはずです」
「さて、私たちは間に合ったのか…?」
雲の下に輸送機が降りると王都は燃えていた。
ギリギリのところで耐えているようだ。
王都に一つしかない門の前では今も戦闘が行われている。
「もう王都まで来ていたか!マサヤ殿!着陸するまでは時間がかかる!門を死守していただきたい!」
「了解した。パーン!力を貸せ!行くぞ!」
「はい!」
「ハッチを開けろ!パーン!これを貸しといてやる!」
「ありがとうございます!」
パーンにグリフォンの靴を貸し出してハッチから飛び降りる。
マサヤに続いてパーンも飛び降りる。
グリフォンの靴を使い門の前へと降り、一つ目の指輪を使う。
一つ目の指輪は『拡声の指輪』。
「私はアバンダンス王国の大公である!不当な侵略をするジュアペト王国とドニャート帝国を許すことなく!友好国であるムリシナ王国のため…我らアバンダンス王国はムリシナ王国の友軍として参戦する!ムリシナ王国軍は門の中へと一時退却せよ!ここは私達二人が死守してみせる!」
「おぉ!マサヤ殿!来てくれましたか!…ここは任せてもよろしいのですか?」
「えぇ、なんとしても守りましょう…それと娘さんはムリシナ王国に戻ろうとしたので学園にて軟禁してますが問題ないですよね?」
「うむ、助かる。マリアンナさえいればたとえ負けても国は再建できるからな…よし、撤退の鐘を鳴らせ!」
ゴーン…ゴーン…。
鐘が二回鳴り、ムリシナ王国軍が王都の中へと退却していく。
部屋に入ってきたディオネから驚くべき情報をもらったからだ。
ジュアペト王国とドニャート帝国が手を組んでムリシナ王国へと攻めこんだというのだ。
戦況はムリシナ王国15万VSジュアペト王国&ドニャート帝国連合軍60万の圧倒的な状況。
既に辺境伯領は征服されて、辺境伯も戦にて戦死…ムリシナ王国は王都へと兵を集めているが参戦しない派閥もいる。
国王派ではない貴族派は連合軍の味方をしているという。
中立派は国王寄りではあるが…自分の領地を守るための人員を除くと兵が足りないとのことだった。
ムリシナ王国が絶望的な兵力差を相手にどう戦うのかはわからないが…周辺諸国へと援軍を要請している。
この知らせを聞き、すぐに生徒会長を呼びに生徒会室へと向かう。
「失礼する。マリアンナさんはいるかな?」
「はい、なんでしょうか?店舗のことについては…」
「いや、その話ではない…落ち着いて聞いてほしい。ムリシナ王国がジュアペト王国とドニャート帝国の連合軍に攻められ、ジュアペト王国とドニャート帝国に面している土地を持つ辺境伯領は辺境伯が戦にて戦死なされたとのことだ。現在、ムリシナ王国の王都には15万の兵がいるという。しかし、ムリシナ王国の貴族派が連合軍の味方をしているため敵の数は60万だそうだ」
「…帰ります!帰宅許可をください!」
「悪いが…許可はしかねる」
「なぜですか!私にはミネルヴァ様が作られたアイテムが!」
「ミネルヴァの作ったアイテムとて万能ではない…いつかは壊れるものだ。今、我が国は兵力を動かせるだけ動かしている。間に合うかはわからんが…全力を尽くすつもりだ。カルファフィス君?君…一人くらい私が戻ってくるまで抑えられるよね?」
「努力致します」
「…抑えられるよね?」
「…抑えてみせます」
「よし、では頼む。」
面倒くさそうに聞こえたのは気のせいだろう。
カルファフィス君を信用しているのでここは任せてニュクスたちのいる場所へと空間魔法を使い向かう。
「すまない…遅れた」
王城の謁見の間ではこの国の貴族と思える様々な種族の者達がニュクスに頭を下げていた。
「来ましたね…では、話しを開始します。現在、ムリシナ王国がジュアペト王国とドニャート帝国による不当な侵略を受けています。私たちはムリシナ王国を助けるために動きたいと考えています。兵を連れてここまで来てくれた皆さん…どうか力を貸していただきたい」
『おぉーー!!』
「我々はこれより!500年ほど前に現れた天才技師ハルキ殿の作られた、超飛行輸送機を使い、兵たちを送ることとする!」
…?
超飛行輸送機?
それに今日本人っぽい感じの名前が呼ばれたような?
「今回の戦…私も参加する!不当な侵略者共に裁きの鉄槌を与えてやれ!」
『おぉーー!!』
12時間か…長いな。
普通であれば速いと感じるのだろうが…どうしても、12時間で助けられない人がいるのではないかと思ってしまう。
ニュクスに転移門を使っての移動は禁止だと言われてしまったため大人しくこの超飛行輸送機に乗っているのだが…なぜだろう、後ろの貴族達の視線が痛い。
「閣下…その格好で戦われるのですか?」
「え?」
あ、なるほど、学園長の服のまんまで来たからおかしくて私の方をずっと見てたのか…。
武器は『黒狼』と名のついた刀。
防具は鎖帷子。
靴が『グリフォンの靴』。
アクセサリーとして
『不死鳥のマント』
『危険回避のブレスレット』
『魔力保存のネックレス』
ほか5つの指輪で行こうと思う。
「閣下…そろそろムリシナ王国です。雲の下に見えてくるはずです」
「さて、私たちは間に合ったのか…?」
雲の下に輸送機が降りると王都は燃えていた。
ギリギリのところで耐えているようだ。
王都に一つしかない門の前では今も戦闘が行われている。
「もう王都まで来ていたか!マサヤ殿!着陸するまでは時間がかかる!門を死守していただきたい!」
「了解した。パーン!力を貸せ!行くぞ!」
「はい!」
「ハッチを開けろ!パーン!これを貸しといてやる!」
「ありがとうございます!」
パーンにグリフォンの靴を貸し出してハッチから飛び降りる。
マサヤに続いてパーンも飛び降りる。
グリフォンの靴を使い門の前へと降り、一つ目の指輪を使う。
一つ目の指輪は『拡声の指輪』。
「私はアバンダンス王国の大公である!不当な侵略をするジュアペト王国とドニャート帝国を許すことなく!友好国であるムリシナ王国のため…我らアバンダンス王国はムリシナ王国の友軍として参戦する!ムリシナ王国軍は門の中へと一時退却せよ!ここは私達二人が死守してみせる!」
「おぉ!マサヤ殿!来てくれましたか!…ここは任せてもよろしいのですか?」
「えぇ、なんとしても守りましょう…それと娘さんはムリシナ王国に戻ろうとしたので学園にて軟禁してますが問題ないですよね?」
「うむ、助かる。マリアンナさえいればたとえ負けても国は再建できるからな…よし、撤退の鐘を鳴らせ!」
ゴーン…ゴーン…。
鐘が二回鳴り、ムリシナ王国軍が王都の中へと退却していく。
3
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月中旬出棺です!!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる