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第五章 領地発展編
第199話 幕間 エレインの現在
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私の名はエレイン。
一月程前に、ここセラン荒野に赴任してきた内政官だ。
この領地の状況は、一言で言えば、異常だった。
新興の領主ということなので、期待はしていなかった。
さぞ内政状況は酷いものなのだろうと、予測はしていたのだ。
しかし――。
私がこの領地で目にしたのは、内政と呼べるものですらなかった。
まず領主が働かない。
それなのに、妙な畑が無限に食料を生み出す。
そのせいで、この領地の豊かさは王国随一と言っても良かった。
肝心の領主は、放蕩三昧を繰り返しているというのに。
本当にクズ野郎だと思う、のだが……。
私は今、自宅兼執務室で、領主の代わりに戸籍の作成に追われていた。
まずは何をするにしても、戸籍がないと話にならないのだ。
昨日も遅くまで作業していたせいで、疲れが溜まっていた。
凝った肩をほぐしながら、窓の外に目をやる。
もう昼過ぎだった。
仕事に没頭していると時間が経つのが早い。
そろそろ領主がやって来る時間ではないか。
後少しだから、頑張ろう。
そう気を引き締め直して机に向かう。
「…………」
そして、私はある違和感に気づく。
ちょっと待って欲しい。
後少しだから頑張ろうって何!?
これではまるで、あの男が来るのを楽しみにしているみたいではないか。
そんな事は断じてないのに。
いや、疲れているのだろう。
私がさっき思ったのは、もうすぐ彼が来るので説教してやろうという意味だ。
いやいや「彼」って!!
仮にも上司にその呼び方はないだろう。
だって、それではまるで……。
私は悶々としながら頭を抱えた。
そんな時。
「よぉーす、エレイン!」
例の領主が呑気な顔でやってきた。
「……閣下」
その男は、いつ見ても凡庸そうな顔をしていた。
黒髪黒目の自分よりだいぶ年下の男。
中肉中背で、正直異性としての魅力は感じない、けど。
「また仕事してんのか?」
ええ、本来ならあなたがやるべき仕事を。
そう皮肉交じりに答えようとした時だった。
光の加減だろうか。
不意に男の凡庸な顔が凛々しく見えてしまった。
そうなのだ。
この男は、近くで見ると結構顔立ちは整っているような気がしなくも――。
いやいや、これではどこかの頭空っぽエルフと同じではないか!
私は違う。私は違う。
必死に自分に言い聞かせながら、何故か脈打つ心臓を抑え込む。
思わず領主から、視線を反らせていると机の下がゴソゴソ言い出した。
え、何?
不審に思って、覗き込もうとすると、突然、ふとともに手が添えられた。
ガバっと開かれる両脚。
履いていたスカートが捲れ上がる。
「ちょ、ちょっと! 閣下!?」
なぜか領主が私の股の間にいた。
嬉しそうに笑っている。
身の毛のよだつような……気がしたのに。
「まあまあ、エレインはそのまま仕事を続けてくれればいいからさ」
そう言いながら、領主が私の内ももに舌を這わせる。
思わず腰が引けた。
生暖かくて、湿った感触。
じわじわとした弱い刺激。
だというのに、じんわりと身体の奥が熱くなっていく。
「ん……んあっ! か、かっか」
自分から出た媚びきった声に愕然とした。
こんな声を出すつもりじゃなかったのに。
誤魔化すように、机の書類に目を落とす。
そうだ。
こんな変態は無視して仕事に没頭すればいいのだ。
「気持ちいいか?」
「……いえ、全く」
先程作成した書類の確認に集中しながら、冷たくあしらう。
気持ちいいわけなんてないのだ。
ももを舐められたくらいで。
彼は、私の返答にものすごくがっかりとした表情を浮かべていた。
いい気味だと思いつつも、ちょっとがっかりし過ぎな気もする。
そんな顔をしないで欲しい。
私が意地を張ったのが悪いみたいで、切なくなってしまう。
い、いや意地なんて張ってないのだが。
その時、股間に熱い吐息がかけられた。
男が私のパンツにキスを繰り返している。
反則だった。
そんなところにキスをして良い訳がない。
弱いながらも鮮烈な刺激が私を襲う。
「ちゅばっ! ちゅばっ!」
卑猥な音を立てて股間を舐められ出すと、私は書類の束を床にばらまいてしまった。
だって、仕方ない。
恥ずかしさで顔から火を吹きそうだった。
こんな事をされたらバレてしまう。
湿ってきつつあった事が。
パンツを濡らすのが、閣下の唾液のせいだけではない事が。
とても仕事なんかできる状態じゃなかった。
「い、いい加減にしてくださいっ!」
本当に叫びたいのは別の言葉なのだけれども。
そう大きな声を出しただけでも、少し気が紛れた。
しかし、素直に聞く男ではないのは分かっていた。
それどころか、男は私のパンツをずらして、直接秘所に舌を這わせる。
もう何も考えられなかった。
心臓が激しく脈打っている。
さっきから聞こえる荒い呼吸は本当に私のものなのだろうか。
意識が勝手に、男の舌に集中されていく。
秘所の外周をなぞるように、ゆっくりと這う舌。
粘膜の滴りをすする卑猥な音が響く。
徐々に前方へと向かっていく舌。
その先にあるものに思いを馳せて、胸が狂おしいほどに高鳴っていく。
「……かっか」
遅々として進まない男の舌がもどかくして。
その後頭部に手を添えてしまった。
「…………え?」
不意に男の頭が股間から離れる。
濡れた秘所に、冷ややかな風が当たった。
まだあそこを舐めてもらっていないのに。
一体私が何をしたというのだろう。
せつなすぎて泣きそうになってしまう。
なぜこんな理不尽な事をするのか。
期待に膨らんだ陰核は、痛いほどに腫れているというのに。
ってええええええええええ!?
思わず頭を抱えて蹲りそうになった。
陰核とか!?
何を言っているの私は!?
流されやすいにも程がある。
突然、上司に痴漢されたんだから、このクズをひっぱたくべきでしょうが!!
なんとか踏みとどまって思い直す。
自我が残っていて良かったわ。
今ならまだ大丈夫。
さっさとクズを説教して――。
「エレイン……」
突然、閣下に抱きしめられた。
ものすごく優しく。
安心する温もりが、私の怒りを和らげる。
いやいや!
これくらいで騙されてはダメだ。
さっきあそこを舐めてくれなかったのに。
あ、あれ、それで怒ってたんだったっけ??
「続きはベッドでしようか?」
耳元で囁かれた。
なんだ……そういうつもりだったの。
心の底から安心してしまう。
続きをしてくれる気があって良かっ――。
いやいやいや!
ふざけるなとひっぱたくべきなのだが。
「べ、別にいいですけど」
口からは勝手にそんなセリフが漏れていた。
えええええ!?
自分に絶望した。
別にいい訳ないわよね?
あとはされるがままだった。
瞬く間に服を脱がされて、ベッドの上で年下の男に良いようにされた。
先程の愛撫で、私の身体は悲しいくらい出来上がっていたのだ。
男の手練手管は、抗いようのないものだった。
私がキスして欲しい時に、唇を重ね、触れて欲しい場所に触れてくれる。
中に入ってきて欲しい時も、絶妙だった。
為す術もなく快楽が膨れ上がっていく。
坂を転がっていく雪玉のように。
私の身体に夢中で貪りつく男。
おぞましい光景のはずなのに……。
この男はずるいのだ。
やっていることも言っていることも全てがクズなのに。
「……エレイン」
その声は誰よりも暖かくて。
私を見つめる瞳は、底抜けに優しい。
レイプをしているくせに、慈愛に溢れている。
その手付きも、唇も、腰使いも。
愛情に溢れている。
そもそもこれはレイプなの?
…………。
それだけは考えちゃいけないと、私は行為に没頭する。
軽蔑していた娼婦のようなだらしない嬌声を叫びながら。
最近は、こんな事が毎日だった。
ただのクズ野郎のはずなのに、どうしても嫌いになれない。
いえ、嫌いだけれども。
男に抱かれていると、全てがどうでも良くなっていく。
今、目の前で腰を振っている男の瞳。
そこに写っているのは、エルフでも吸血鬼でもなく私で。
私の瞳にも同様に男しか写っていないだろう。
その事に、どうしようもない幸福を覚えてしまう。
この気持ちに、私はどう応えれば良いのだろう。
内政官としてこの男の下で働くだけで足りるのだろうか。
いや、そんなのは当たり前の事をしているだけだ。
もっと何か。
「そろそろ出すぞ、エレイン」
「は、はい! 私もお供します」
抱きしめてくれる男の背中に手を回しながら、私の頭は真っ白になっていく。
信じられない程の大声で鳴きながら、満たされていく幸福感に浸る。
もっと何か。
この男を至高の存在にしたい。
私にとっての至高であるだけではなく、あまねく全ての人間にとっての至高の存在に。
男の出世を願ってしまうのは、私が女だからだろうか。
かすれゆく意識の中で、私はぼんやりとそんな事を考えた。
「どうだ? 気持ちよかったか?」
私の乳房を弄びながら、男が聞いてくる。
私は全力で砕け散っていた理性の欠片をかき集めた。
負けるな、私!
今が正念場だ。
「……………………いえ、全然」
よし、言った!
言ってやったわ!!
私の勝――。
「なら、もう一回やらないとな!」
再び男が抱きついてくる。
何を言っているのだろう、この男は。
もう一回なんてされたら……。
私、イキすぎておかしくなっちゃうよ、閣下……。
こうして私のセラン荒野での日々は進んでいく。
一月程前に、ここセラン荒野に赴任してきた内政官だ。
この領地の状況は、一言で言えば、異常だった。
新興の領主ということなので、期待はしていなかった。
さぞ内政状況は酷いものなのだろうと、予測はしていたのだ。
しかし――。
私がこの領地で目にしたのは、内政と呼べるものですらなかった。
まず領主が働かない。
それなのに、妙な畑が無限に食料を生み出す。
そのせいで、この領地の豊かさは王国随一と言っても良かった。
肝心の領主は、放蕩三昧を繰り返しているというのに。
本当にクズ野郎だと思う、のだが……。
私は今、自宅兼執務室で、領主の代わりに戸籍の作成に追われていた。
まずは何をするにしても、戸籍がないと話にならないのだ。
昨日も遅くまで作業していたせいで、疲れが溜まっていた。
凝った肩をほぐしながら、窓の外に目をやる。
もう昼過ぎだった。
仕事に没頭していると時間が経つのが早い。
そろそろ領主がやって来る時間ではないか。
後少しだから、頑張ろう。
そう気を引き締め直して机に向かう。
「…………」
そして、私はある違和感に気づく。
ちょっと待って欲しい。
後少しだから頑張ろうって何!?
これではまるで、あの男が来るのを楽しみにしているみたいではないか。
そんな事は断じてないのに。
いや、疲れているのだろう。
私がさっき思ったのは、もうすぐ彼が来るので説教してやろうという意味だ。
いやいや「彼」って!!
仮にも上司にその呼び方はないだろう。
だって、それではまるで……。
私は悶々としながら頭を抱えた。
そんな時。
「よぉーす、エレイン!」
例の領主が呑気な顔でやってきた。
「……閣下」
その男は、いつ見ても凡庸そうな顔をしていた。
黒髪黒目の自分よりだいぶ年下の男。
中肉中背で、正直異性としての魅力は感じない、けど。
「また仕事してんのか?」
ええ、本来ならあなたがやるべき仕事を。
そう皮肉交じりに答えようとした時だった。
光の加減だろうか。
不意に男の凡庸な顔が凛々しく見えてしまった。
そうなのだ。
この男は、近くで見ると結構顔立ちは整っているような気がしなくも――。
いやいや、これではどこかの頭空っぽエルフと同じではないか!
私は違う。私は違う。
必死に自分に言い聞かせながら、何故か脈打つ心臓を抑え込む。
思わず領主から、視線を反らせていると机の下がゴソゴソ言い出した。
え、何?
不審に思って、覗き込もうとすると、突然、ふとともに手が添えられた。
ガバっと開かれる両脚。
履いていたスカートが捲れ上がる。
「ちょ、ちょっと! 閣下!?」
なぜか領主が私の股の間にいた。
嬉しそうに笑っている。
身の毛のよだつような……気がしたのに。
「まあまあ、エレインはそのまま仕事を続けてくれればいいからさ」
そう言いながら、領主が私の内ももに舌を這わせる。
思わず腰が引けた。
生暖かくて、湿った感触。
じわじわとした弱い刺激。
だというのに、じんわりと身体の奥が熱くなっていく。
「ん……んあっ! か、かっか」
自分から出た媚びきった声に愕然とした。
こんな声を出すつもりじゃなかったのに。
誤魔化すように、机の書類に目を落とす。
そうだ。
こんな変態は無視して仕事に没頭すればいいのだ。
「気持ちいいか?」
「……いえ、全く」
先程作成した書類の確認に集中しながら、冷たくあしらう。
気持ちいいわけなんてないのだ。
ももを舐められたくらいで。
彼は、私の返答にものすごくがっかりとした表情を浮かべていた。
いい気味だと思いつつも、ちょっとがっかりし過ぎな気もする。
そんな顔をしないで欲しい。
私が意地を張ったのが悪いみたいで、切なくなってしまう。
い、いや意地なんて張ってないのだが。
その時、股間に熱い吐息がかけられた。
男が私のパンツにキスを繰り返している。
反則だった。
そんなところにキスをして良い訳がない。
弱いながらも鮮烈な刺激が私を襲う。
「ちゅばっ! ちゅばっ!」
卑猥な音を立てて股間を舐められ出すと、私は書類の束を床にばらまいてしまった。
だって、仕方ない。
恥ずかしさで顔から火を吹きそうだった。
こんな事をされたらバレてしまう。
湿ってきつつあった事が。
パンツを濡らすのが、閣下の唾液のせいだけではない事が。
とても仕事なんかできる状態じゃなかった。
「い、いい加減にしてくださいっ!」
本当に叫びたいのは別の言葉なのだけれども。
そう大きな声を出しただけでも、少し気が紛れた。
しかし、素直に聞く男ではないのは分かっていた。
それどころか、男は私のパンツをずらして、直接秘所に舌を這わせる。
もう何も考えられなかった。
心臓が激しく脈打っている。
さっきから聞こえる荒い呼吸は本当に私のものなのだろうか。
意識が勝手に、男の舌に集中されていく。
秘所の外周をなぞるように、ゆっくりと這う舌。
粘膜の滴りをすする卑猥な音が響く。
徐々に前方へと向かっていく舌。
その先にあるものに思いを馳せて、胸が狂おしいほどに高鳴っていく。
「……かっか」
遅々として進まない男の舌がもどかくして。
その後頭部に手を添えてしまった。
「…………え?」
不意に男の頭が股間から離れる。
濡れた秘所に、冷ややかな風が当たった。
まだあそこを舐めてもらっていないのに。
一体私が何をしたというのだろう。
せつなすぎて泣きそうになってしまう。
なぜこんな理不尽な事をするのか。
期待に膨らんだ陰核は、痛いほどに腫れているというのに。
ってええええええええええ!?
思わず頭を抱えて蹲りそうになった。
陰核とか!?
何を言っているの私は!?
流されやすいにも程がある。
突然、上司に痴漢されたんだから、このクズをひっぱたくべきでしょうが!!
なんとか踏みとどまって思い直す。
自我が残っていて良かったわ。
今ならまだ大丈夫。
さっさとクズを説教して――。
「エレイン……」
突然、閣下に抱きしめられた。
ものすごく優しく。
安心する温もりが、私の怒りを和らげる。
いやいや!
これくらいで騙されてはダメだ。
さっきあそこを舐めてくれなかったのに。
あ、あれ、それで怒ってたんだったっけ??
「続きはベッドでしようか?」
耳元で囁かれた。
なんだ……そういうつもりだったの。
心の底から安心してしまう。
続きをしてくれる気があって良かっ――。
いやいやいや!
ふざけるなとひっぱたくべきなのだが。
「べ、別にいいですけど」
口からは勝手にそんなセリフが漏れていた。
えええええ!?
自分に絶望した。
別にいい訳ないわよね?
あとはされるがままだった。
瞬く間に服を脱がされて、ベッドの上で年下の男に良いようにされた。
先程の愛撫で、私の身体は悲しいくらい出来上がっていたのだ。
男の手練手管は、抗いようのないものだった。
私がキスして欲しい時に、唇を重ね、触れて欲しい場所に触れてくれる。
中に入ってきて欲しい時も、絶妙だった。
為す術もなく快楽が膨れ上がっていく。
坂を転がっていく雪玉のように。
私の身体に夢中で貪りつく男。
おぞましい光景のはずなのに……。
この男はずるいのだ。
やっていることも言っていることも全てがクズなのに。
「……エレイン」
その声は誰よりも暖かくて。
私を見つめる瞳は、底抜けに優しい。
レイプをしているくせに、慈愛に溢れている。
その手付きも、唇も、腰使いも。
愛情に溢れている。
そもそもこれはレイプなの?
…………。
それだけは考えちゃいけないと、私は行為に没頭する。
軽蔑していた娼婦のようなだらしない嬌声を叫びながら。
最近は、こんな事が毎日だった。
ただのクズ野郎のはずなのに、どうしても嫌いになれない。
いえ、嫌いだけれども。
男に抱かれていると、全てがどうでも良くなっていく。
今、目の前で腰を振っている男の瞳。
そこに写っているのは、エルフでも吸血鬼でもなく私で。
私の瞳にも同様に男しか写っていないだろう。
その事に、どうしようもない幸福を覚えてしまう。
この気持ちに、私はどう応えれば良いのだろう。
内政官としてこの男の下で働くだけで足りるのだろうか。
いや、そんなのは当たり前の事をしているだけだ。
もっと何か。
「そろそろ出すぞ、エレイン」
「は、はい! 私もお供します」
抱きしめてくれる男の背中に手を回しながら、私の頭は真っ白になっていく。
信じられない程の大声で鳴きながら、満たされていく幸福感に浸る。
もっと何か。
この男を至高の存在にしたい。
私にとっての至高であるだけではなく、あまねく全ての人間にとっての至高の存在に。
男の出世を願ってしまうのは、私が女だからだろうか。
かすれゆく意識の中で、私はぼんやりとそんな事を考えた。
「どうだ? 気持ちよかったか?」
私の乳房を弄びながら、男が聞いてくる。
私は全力で砕け散っていた理性の欠片をかき集めた。
負けるな、私!
今が正念場だ。
「……………………いえ、全然」
よし、言った!
言ってやったわ!!
私の勝――。
「なら、もう一回やらないとな!」
再び男が抱きついてくる。
何を言っているのだろう、この男は。
もう一回なんてされたら……。
私、イキすぎておかしくなっちゃうよ、閣下……。
こうして私のセラン荒野での日々は進んでいく。
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