修正前の話の溜まり場

お寿司食べたい

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モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜

22話:ユニ・バークスの過去

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   疲れのせいか、いつもよりお腹が空いていた為今日はたくさん夕食を食べた。

   ‥‥‥ふぅ。もう少ししたら、寝る時間だ。今日はいつもより長く寝そうだ。

♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢   ♦︎   ♢  

バークス視点

   俺は今日、旦那の子息であるシズナ様坊主の戦闘訓練をした。俺も何も最初から剣を握り振れるとは思っていない。
   正直なところ、俺は人に教えられるほど上手く説明できない。だが、他ならぬ旦那ーーガルムさんの頼みであるから引き受けた。

   俺は元々、スラムの孤児だった。そこでは強き者が全てを得、弱者は全てを奪われる酷い場所だった。
   幸いなことにも俺は【隠密】を持っていた。コレを使って背後から忍び寄り、獲物を奪った回数も1回や2回ではない。
   だけど、俺はこれで正しいと思っていた。

   自分が生きるためには他者を蹴落とす。今までこの理念に沿って生きて来た。だが、ある時随分と身なりがいい俺よりも年が上の奴を見かけた。そいつは辺りをキョロキョロと見ていた。俺はそいつを獲物に定めた。
   よく見るとーーよく見なくてもーーそいつは腰を剣を携えていたが、俺はそれに気付かずにそいつに襲いかかった。

   ‥‥‥えっ?‥‥‥気付けば俺は空中に身を投げ出していた。俺は何が起こったのか分からなかった。どうやら蹴られたようだ。俺を見てそいつは言った。

「ふむ‥‥‥ここにも不正の犠牲者が居るな」

   ‥‥‥不正?   一体こいつは何を言ってるんだ?
   こいつに負けた俺は弱者、弱者は強者に喰われるのが自然の定め。だけど、俺は最後に気になったことを知りたい。そして俺は随分と開かなかった口を開いた。

「ぁ"、あん"た"。そのふせ"い"って"なんだ」

   自分でも分かるくらい嗄れた声が出た。

「不正と言うのはここの領主がこのスラムを(普通に)豊かにする為に国から出された金を私用に使っていたことだ」
「そのせいでこのスラムは強者が全てを得て、敗者が全てを奪われる‥‥‥そのような世界になったのだ。だが、今から此処は私の領地だ。私の領地では不正も餓死も許さぬ」

   俺は激しい怒りを覚えた。俺がこんな目にあって居るのも前の領主のせいだと。だけど‥‥‥目の前のこいつが言うことが本当かどうか見てみたいと俺は思った。気付けば俺は口を開いていた。

「お"、俺にもあんたについて行かせてくれ!」

   そいつは悩んだようだが、了承してくれた。その後、俺はそいつーーガルムに連れて行かれてFランク冒険者になった。ガルムは俺に剣を教えてくれた。その後、努力をしてSランク冒険者となった。もちろん、楽ではなかった。何度も何度も死にかけた。
   Sランク冒険者になった時、俺は恩を返す為にガルムさんの私兵になりたいと志願した。それを了承されて、俺はガルムーー旦那の私兵になった。

   今の俺が居るのはあの時、スラムを変えようと思いスラムに行った旦那、それを見たいと思った俺の思いのおかげだ。
   事実、スラムはもうスラムでは無くなり一つ町として生まれ変わった。

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