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第四章 異世界でも、借りた貸しはきちんと返しましょう
6.身代わりの私と奴隷の主人と
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ようやく慣れてきた目に見えたのは、まだ成人してはいないであろう、美しい少女だった。
こんな環境のせいだろう。輪郭はやや丸みが足りないが、繊細な鼻筋とややぽってりとした唇が、バランスよく収まっている。もっとも印象的なのは、完全な対称の双眸だろう。アーモンドの形の瞳と、その虹彩は内側の生命の輝きを反射して見惚れるほどに美しい。太陽のような、というよりは、日本の月のような冴え冴えとした美貌。どこかギィに似ている。
いや、彼の妹なのだ。似ていて当たり前だったか。
「……あなたは」
泣き出す寸前のような声で、ニグラさんが声を押し殺して聞いてくる。悪いが話をしている時間はない。
ギィは先ほどの言葉を言えば、すべてに従うだろうと言っていた。私が口を開こうとしたとき、ちょうど身体が膨らみ出す。四分が経ったのだ。
飲んだときとは逆の、細胞のひとつひとつに内側から空気を詰められるような。自転車のタイヤはこういう気持ちかもしれない。空気入れで無理やり膨らまされるという感覚が全身を覆う。不思議なのは見につけている衣服や、たままで一緒に伸縮することだ。細胞というよりも原子レベルで作用しているのだろうか。とにかく謎だ。
そして普通の大きさに戻った私は、驚いて声を失っているニグラさんに、ちょっと微笑んでみる。
はじめましてなのにあまり照れはない。ずっとジウォマさんから彼女の話を聞いていたからだろう。素敵な彼女を自慢したいべた惚れの彼から、この二日の間にふたりのなれそめから喧嘩話まで聞かされているのだ。可憐な花のようでいて、一本通った筋はけして曲げないのだとも。
だからだろうか。友達の妹に会ったときのような、親愛にも似た気持ち。
私はすばやくローブを脱ぐ。それをニグラさんにすっぽりかぶせ、腰に着けていた巾着から空っぽの小瓶と用意していた薬を取り出す。
薬を飲むようなしぐさをしてから手渡せば、彼女は心得たようにそれを干した。虜囚とはいえ、鎖などにつながれてはいないことがせめてもの救いだった。
そのとき、彼女の足の動かし方に違和感を覚えて、スカートのひざ下へ視線を動かす。私は息を呑む。
両方のふくらはぎからひざ裏にかけて、まるで腱を断ち切るかのような大きな傷跡がある。
足が悪い、とは聞いていた。
けれど彼女のそれは、明らかに先天性のものではなかった。
私の視線に気づいたニグラさんは、ちょっと困ったように微笑んで隠すようにスカートを直した。やわらかくたわんだ瞳と目が合うと同時に魔法が効きはじめたとみえて、彼女の身体が縮みだす。
その笑い方に、私は脳天を叩かれたような心地になる。ニグラさんは笑いたくて笑ったのではない。それは私のための微笑みだった。こんな、この状況で、自分以外の誰かのために微笑めるのか。
そのとき初めて、私はギィがちっとも卑屈ではなかった理由を知る。
ひとは、誰かひとりでいい。その誰かにきちんと愛されていれば、それで生きていけるのだ。ギィはニグラさんを慈しみ、ニグラさんはギィを慈しんだ。だからふたりともこんなに健全な心を持っている。
拓斗とあの四人が頭をよぎる。みんなを抱きしめたいし、抱きしめられたいと、そう思った。
すっかりクリップくらいの大きさにまで縮んだ彼女を、小瓶にそっと入れる。しっかりとふたをして、壁わきの排水溝にしずかに浮かべる。空気はじゅうぶん持つはずだ。心配そうに私を見上げる彼女に、私も意志の力で微笑んでみる。
すぐに視界から消えた瓶は、一時間もせず城の外に流れ着くだろう。
ジウォマさんがその小瓶を手にすることを、寒空の排水溝で一日千秋の想いで待ちわびている。
私はひとりきりになった牢獄の中で、静かに大きく息を吐く。
ひとつ大きな目的を果たすことはできた。肩の荷もおりるというものだ。
首や肩をぐるぐる回しながら、思い出したようにあたりを見てみる。
思ったよりは広い、六畳くらいの場所である。壁にくっつけるようにして、診察台のような素っ気無い寝台が置かれている。
毛布はすでにほつれていて、寒さを凌ぐことに期待はできそうになかった。せいぜいくるまって姿をごまかすのに使えるくらいだ。
トイレ代わりだろうか、隅には小さな壷が置かれているが、口のところに木の板と重石が乗っけてあるのでにおいはない。
こんなところに、ひとりで、十年ちかくも。
私はニグラさんの過去を手探りしそうになったがこらえる。それは誰も望まないことだろうし、彼女はもうすぐ自由になる。
さて、あとの私の役割は。と私はつとめて、明るく考えるように努力した。
あと二日ほどばれないようにやり過ごすことではあるが。
今のところは夜の点呼に備えて、毛布にくるまって寝ていることくらいだろうなあ。
看守は相変わらずご就寝。鼠取りの看守はどうやら苦戦しているようだ。まだ戻ってくる気配はない。
急に空腹を覚える。きっと緊張の糸が切れてしまったのだろう。侵入してからどれくらい時間が経ったか見当もつかないが、人生でもっとも張り詰めていたことには違いない。
大学入試の試験日よりもくたくたである。リラックスモードだ。
スマホがあれば、無料まんがでもチェックするのだが。きっとあったとしても充電切れだろうなあ。
たまにしりとりしよう、と言ったが無視された。私の扱い、どんどんなおざりになっているの気のせい?
※
それから。浅い眠りと覚醒とを繰り返した。
徹夜してしまったときのような、変なテンションと寒さのせいでちっとも深く眠れない。
時間が経つにつれ、じわじわと不安が募っていく。携帯を忘れて、誰かと待ち合わせをしたときのように。
二日後ってどう判断するんだっけ。小さくなる薬、ちゃんとあるかな。私が脱出するとき用の小瓶のふた、漏れはないかな。点呼のとき、ばれないかな。
さっきまでちっとも気にならなかったのに、人間って不思議。今はつばを飲み込む音だけでも、身代わりだとばれてしまうような心地になっている。
それでもできることなど何もないので、仕方なしに硬く狭い寝台の上で、毛布に包まり続けた。
――どれだけ、時間が経っただろう。
ただひたすらに薄暗く狭いところ。こんなところで、十年以上を過ごして、どうしてニグラさんは微笑むことができたのだろう。
私は考えないようにしていたことに加速していく思考を止められないでいる。あの四人には、きちんとブレーキをかけれていたけど、今はこの極限の状況だからだろうか、自分を制御できない。
微笑んだニグラさん。家族の愛があったからだろうか。そうだとしたら、私の知る家族とはまったくの別物だ。
私の家は裕福でも貧乏でもない、ほんとうに普通の家庭だ。父も母も最低限のことを私にしてくれたが、とりわけ深く愛した、ということはなかったように思う。
高校生のとき、急性胃腸炎で入院をした。そのときも自己管理を徹底しなさいと淡々と話しをされた。
つまり、手間をかけさせるな、ということが大前提にあるのだ。
行きたい高校、大学へも行かせてくれた。一人暮らしも。けどそこには完全な意味での自立が求められた。迷惑をかけることは、何よりも許されないことのひとつだった。
そこに悲しみや怒りはなかった。家族というのはそれぞれ形が異なり、自分で選べるものではない。それが我が家の決まりならば、そのルールを飲み込んでやっていくしかないのだから。
学校であった辛いことや悲しいことを母に言っても、みんなそんなもんでしょう、あんただけじゃないんだからとお決まりのように返され続け、いつしか私は何も言わなくなった。嬉しいことも悲しいことも。
言いたいことを言い、泣き言を吐けるのは、拓斗がはじめてだった。
拓斗はまるで私の言いたいことはわかっているというように瞬いて、しょうがないなと頬を舐めてくれるのだ。そのざらりとした舌の感触は鮮明に思い出すことができる。
会社や家族には思い入れは特にない。友人にも。広く浅く付き合ってきた。相談できるような友人は作れないまま大人になってしまった。拓斗がいればそれでいい。
たま、と呼びかける。たまには家族はいるのだろうか?
しかし何度呼んでもたまからの返事はない。
私は不思議に思って呼びかけ続ける。だんだん様子がおかしいことに気づく。こんなに呼びかけてひとつも返事がないことなど、いままでなかった。
たまも病気になるのかな。どうしよう。どうして普段、たまのことをもっと聞いておかなかったのだろう。
たま、たま――そう呼びかけたとき、入り口のほうに高い靴音が響く。
まるでヒールで歩くようなその音は、規則正しく階段を下りてくる。
私は左腕のたまを右手でぎゅっと握り、毛布を被りなおして身を縮める。看守の交代だろうか? いや、看守はのっぺりとした底のブーツだ。こんな音がするはずがない。
まさか。いや、ありえない。そう思っていると、最悪の状況が近づいていることに気づく。
「これはアブドロ様。いったいどうしてこんなところへ」
足音がとうとう檻の前まで来た。見張りの看守が直立不動になった音。
「なに。たまには主人の顔を拝ませてやろうと思ったまで」
なあ、ニグラ。
悪魔のように美しい声が、私の心臓を凍らせた。
これって、万事休すってやつ?
こんな環境のせいだろう。輪郭はやや丸みが足りないが、繊細な鼻筋とややぽってりとした唇が、バランスよく収まっている。もっとも印象的なのは、完全な対称の双眸だろう。アーモンドの形の瞳と、その虹彩は内側の生命の輝きを反射して見惚れるほどに美しい。太陽のような、というよりは、日本の月のような冴え冴えとした美貌。どこかギィに似ている。
いや、彼の妹なのだ。似ていて当たり前だったか。
「……あなたは」
泣き出す寸前のような声で、ニグラさんが声を押し殺して聞いてくる。悪いが話をしている時間はない。
ギィは先ほどの言葉を言えば、すべてに従うだろうと言っていた。私が口を開こうとしたとき、ちょうど身体が膨らみ出す。四分が経ったのだ。
飲んだときとは逆の、細胞のひとつひとつに内側から空気を詰められるような。自転車のタイヤはこういう気持ちかもしれない。空気入れで無理やり膨らまされるという感覚が全身を覆う。不思議なのは見につけている衣服や、たままで一緒に伸縮することだ。細胞というよりも原子レベルで作用しているのだろうか。とにかく謎だ。
そして普通の大きさに戻った私は、驚いて声を失っているニグラさんに、ちょっと微笑んでみる。
はじめましてなのにあまり照れはない。ずっとジウォマさんから彼女の話を聞いていたからだろう。素敵な彼女を自慢したいべた惚れの彼から、この二日の間にふたりのなれそめから喧嘩話まで聞かされているのだ。可憐な花のようでいて、一本通った筋はけして曲げないのだとも。
だからだろうか。友達の妹に会ったときのような、親愛にも似た気持ち。
私はすばやくローブを脱ぐ。それをニグラさんにすっぽりかぶせ、腰に着けていた巾着から空っぽの小瓶と用意していた薬を取り出す。
薬を飲むようなしぐさをしてから手渡せば、彼女は心得たようにそれを干した。虜囚とはいえ、鎖などにつながれてはいないことがせめてもの救いだった。
そのとき、彼女の足の動かし方に違和感を覚えて、スカートのひざ下へ視線を動かす。私は息を呑む。
両方のふくらはぎからひざ裏にかけて、まるで腱を断ち切るかのような大きな傷跡がある。
足が悪い、とは聞いていた。
けれど彼女のそれは、明らかに先天性のものではなかった。
私の視線に気づいたニグラさんは、ちょっと困ったように微笑んで隠すようにスカートを直した。やわらかくたわんだ瞳と目が合うと同時に魔法が効きはじめたとみえて、彼女の身体が縮みだす。
その笑い方に、私は脳天を叩かれたような心地になる。ニグラさんは笑いたくて笑ったのではない。それは私のための微笑みだった。こんな、この状況で、自分以外の誰かのために微笑めるのか。
そのとき初めて、私はギィがちっとも卑屈ではなかった理由を知る。
ひとは、誰かひとりでいい。その誰かにきちんと愛されていれば、それで生きていけるのだ。ギィはニグラさんを慈しみ、ニグラさんはギィを慈しんだ。だからふたりともこんなに健全な心を持っている。
拓斗とあの四人が頭をよぎる。みんなを抱きしめたいし、抱きしめられたいと、そう思った。
すっかりクリップくらいの大きさにまで縮んだ彼女を、小瓶にそっと入れる。しっかりとふたをして、壁わきの排水溝にしずかに浮かべる。空気はじゅうぶん持つはずだ。心配そうに私を見上げる彼女に、私も意志の力で微笑んでみる。
すぐに視界から消えた瓶は、一時間もせず城の外に流れ着くだろう。
ジウォマさんがその小瓶を手にすることを、寒空の排水溝で一日千秋の想いで待ちわびている。
私はひとりきりになった牢獄の中で、静かに大きく息を吐く。
ひとつ大きな目的を果たすことはできた。肩の荷もおりるというものだ。
首や肩をぐるぐる回しながら、思い出したようにあたりを見てみる。
思ったよりは広い、六畳くらいの場所である。壁にくっつけるようにして、診察台のような素っ気無い寝台が置かれている。
毛布はすでにほつれていて、寒さを凌ぐことに期待はできそうになかった。せいぜいくるまって姿をごまかすのに使えるくらいだ。
トイレ代わりだろうか、隅には小さな壷が置かれているが、口のところに木の板と重石が乗っけてあるのでにおいはない。
こんなところに、ひとりで、十年ちかくも。
私はニグラさんの過去を手探りしそうになったがこらえる。それは誰も望まないことだろうし、彼女はもうすぐ自由になる。
さて、あとの私の役割は。と私はつとめて、明るく考えるように努力した。
あと二日ほどばれないようにやり過ごすことではあるが。
今のところは夜の点呼に備えて、毛布にくるまって寝ていることくらいだろうなあ。
看守は相変わらずご就寝。鼠取りの看守はどうやら苦戦しているようだ。まだ戻ってくる気配はない。
急に空腹を覚える。きっと緊張の糸が切れてしまったのだろう。侵入してからどれくらい時間が経ったか見当もつかないが、人生でもっとも張り詰めていたことには違いない。
大学入試の試験日よりもくたくたである。リラックスモードだ。
スマホがあれば、無料まんがでもチェックするのだが。きっとあったとしても充電切れだろうなあ。
たまにしりとりしよう、と言ったが無視された。私の扱い、どんどんなおざりになっているの気のせい?
※
それから。浅い眠りと覚醒とを繰り返した。
徹夜してしまったときのような、変なテンションと寒さのせいでちっとも深く眠れない。
時間が経つにつれ、じわじわと不安が募っていく。携帯を忘れて、誰かと待ち合わせをしたときのように。
二日後ってどう判断するんだっけ。小さくなる薬、ちゃんとあるかな。私が脱出するとき用の小瓶のふた、漏れはないかな。点呼のとき、ばれないかな。
さっきまでちっとも気にならなかったのに、人間って不思議。今はつばを飲み込む音だけでも、身代わりだとばれてしまうような心地になっている。
それでもできることなど何もないので、仕方なしに硬く狭い寝台の上で、毛布に包まり続けた。
――どれだけ、時間が経っただろう。
ただひたすらに薄暗く狭いところ。こんなところで、十年以上を過ごして、どうしてニグラさんは微笑むことができたのだろう。
私は考えないようにしていたことに加速していく思考を止められないでいる。あの四人には、きちんとブレーキをかけれていたけど、今はこの極限の状況だからだろうか、自分を制御できない。
微笑んだニグラさん。家族の愛があったからだろうか。そうだとしたら、私の知る家族とはまったくの別物だ。
私の家は裕福でも貧乏でもない、ほんとうに普通の家庭だ。父も母も最低限のことを私にしてくれたが、とりわけ深く愛した、ということはなかったように思う。
高校生のとき、急性胃腸炎で入院をした。そのときも自己管理を徹底しなさいと淡々と話しをされた。
つまり、手間をかけさせるな、ということが大前提にあるのだ。
行きたい高校、大学へも行かせてくれた。一人暮らしも。けどそこには完全な意味での自立が求められた。迷惑をかけることは、何よりも許されないことのひとつだった。
そこに悲しみや怒りはなかった。家族というのはそれぞれ形が異なり、自分で選べるものではない。それが我が家の決まりならば、そのルールを飲み込んでやっていくしかないのだから。
学校であった辛いことや悲しいことを母に言っても、みんなそんなもんでしょう、あんただけじゃないんだからとお決まりのように返され続け、いつしか私は何も言わなくなった。嬉しいことも悲しいことも。
言いたいことを言い、泣き言を吐けるのは、拓斗がはじめてだった。
拓斗はまるで私の言いたいことはわかっているというように瞬いて、しょうがないなと頬を舐めてくれるのだ。そのざらりとした舌の感触は鮮明に思い出すことができる。
会社や家族には思い入れは特にない。友人にも。広く浅く付き合ってきた。相談できるような友人は作れないまま大人になってしまった。拓斗がいればそれでいい。
たま、と呼びかける。たまには家族はいるのだろうか?
しかし何度呼んでもたまからの返事はない。
私は不思議に思って呼びかけ続ける。だんだん様子がおかしいことに気づく。こんなに呼びかけてひとつも返事がないことなど、いままでなかった。
たまも病気になるのかな。どうしよう。どうして普段、たまのことをもっと聞いておかなかったのだろう。
たま、たま――そう呼びかけたとき、入り口のほうに高い靴音が響く。
まるでヒールで歩くようなその音は、規則正しく階段を下りてくる。
私は左腕のたまを右手でぎゅっと握り、毛布を被りなおして身を縮める。看守の交代だろうか? いや、看守はのっぺりとした底のブーツだ。こんな音がするはずがない。
まさか。いや、ありえない。そう思っていると、最悪の状況が近づいていることに気づく。
「これはアブドロ様。いったいどうしてこんなところへ」
足音がとうとう檻の前まで来た。見張りの看守が直立不動になった音。
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