スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

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始まりの塔編

第19話 封印されし堕天使

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 突如として俺の目の前に降り立つ美しい少女は背中に黒い翼を生やしており、天使というよりもどちらかというと堕天使に近い風貌をしていた。

 光を透かす銀色の髪や色素の薄い肌は美貌の塊とも呼べるほどであり、そんな髪や肌に反する色をした黒い翼によってその少女からはどこか神秘性が漂っていた。

 それと同時に、またあの謎の声が聞こえてくる。

『秩序の塔踏破報酬でございます。生かすも殺すも、あなたの思うまま。生殺与奪の権利は、あなたに──』

 その声を聞き、堕天使の少女を見蕩れるように見つめていた俺は、そこでハッと我を取り戻す。

「──お、おい! こいつはなんなんだ!? おい!!」

 首を横に振ってから天井を見上げてそう声を荒らげるが、あの謎の声は息を引き取ったかのように反応しなくなり、ただ俺の声が広く豪勢な空間にこだまする。

 気付けばイヴルムート・ネオの亡骸は無くなっており、俺の体に付着した乾いたイヴルムート・ネオの返り血も、綺麗サッパリ消えてなくなっていた。

 しかしそのせいで先ほどよりも火傷跡が目立ってしまい、俺の体は自分でも顔を背けたくなるほど、痛々しい姿へと変わっていた。

「……はぁ。とりあえず、大丈夫なのか……?」

 俺は目の前に降り立った堕天使の少女の腕や足を繋いでいる鎖を外そうとするが、そこで俺はあることに気が付く。

「お、おまっ……こ、これ……!」

 そう、その鎖は腕輪などに繋がれているわけではなく、少女の手首と足首に直接突き刺さっていたのだ。

 血は流れていないものの、見ているだけで自分の腕や足が痛くなるような姿を前にし、俺は僅かだが吐き気を催していた。

 だが、こんなふうに拘束されている少女の方がよっぽど辛いだろう。

 まだ無表情でなにも喋ろうとしないが、俺はなんとかその鎖を外せないかと鎖に触れようとする。

 その瞬間、俺の目の前で項垂れている少女はまるで操り人形のようなぎこちない動きで体を揺らし、ゆっくりと顔を上げて俺の目を真っ直ぐに見つめてきた。

『────あなたが、私を助けてくれた?』

「……えっ? あ、あぁ……まぁ、そういうことに……なる、のか?」

 突然話しかけられたので俺は少し戸惑いながらも、俺は少女の問いに答えながらもう一度鎖に触れようとする。

 すると、突然光が宿っていなかった少女の瞳に光が宿っていき、次いで暗い灰色をした瞳の色が美しい宝石のような藍色となり、少女はキラキラと目を輝かせていた。

 そして一瞬だけ右眼が赤くなったと思いきや、少女は両腕両足に力を込め、なんと強引にも鎖を引きちぎったのだ。

 ガシャン! と音が鳴り響き、その直後ジャララララ! と鎖が雑音を鳴らして無造作に床へと落ちていく。

 俺は見た目にそぐわない少女の脳筋っぷりに、俺は大きく目を見開きながら少女の肩を掴み、

「おい! そんなことしたら怪我をするだろ!?」

 と、つい声を荒らげてしまっていた。

 俺にとってはそんな少女の怪物じみた怪力よりも、鎖を無理やり引きちぎったことにより、少女の手首や足首から血が流れ出てしまっている方が心配で仕方がなかった。

『怪我? 私は怪我をしてもすぐに治るから、平気』

「いや、平気なわけないだろ! 頼むから、驚かせないでくれ……」

 そう俺がため息を吐きながら言うものの、少女の心にはまったく響いていないのか、少女は小首を傾けながら俺のことを見つめ、ゆっくりと小さな口を開こうとしていた。

『…………それよりも、あなたが私の声を聞いてここまで来た人で、間違いは……ない?』

「……ぅえ? ま、まぁ……そうだが……」

 急に話を振られて俺は変な声を上げてしまうが、少女の声はかつて俺の脳内に語りかけてきたあの謎の声と一致しているため、俺は迷うことなく首肯する。

 するとその少女は突然俺の目の前で片膝をつき、左胸に右手を当てながら俺のことを見上げてきた。

『つまり、あなたが私を助けてくれた命の恩人。私はあなたにこの身を捧げ、絶対の服従を約束する』

「ぜ、絶対の服従……お前、自分がなにを言っているのか理解してるのか……?」

 いきなりわけの分からないことを口にする少女を前に、俺は頭を掻きむしりながらそう言う。

 すると少女は『あ』と口にしながらおもむろに立ち上がり、そっと右手を自分の胸元に添えながら静かに頷き、ゆっくりと俺の元へと歩み寄って──

『私は、ネア・アーネスト=ウィルティーナ・アイリス』

 ──と、突拍子もなく急に自己紹介を始めた。

「……もしかして、それがお前の名前なのか? えーと、ネア・アーネスト=ウィルティーナ──なんだっけか……?」

『ネア・アーネスト=ウィルティーナ・アイリス』

「……よし、こうしよう。俺はお前のことをネアって呼ぶから、ネアは俺のことをレイって呼んでくれ。それでいいか?」

『…………ん』

 小さく頷いたネアを前に、俺はあまりの情報量に頭を抱え込んだ。

 この短時間で、突っ込みたい点や気になる点が多く生じたせいで、俺の頭の中は軽いパニック状態に陥っていた。

 だがそこで俺は自暴自棄にならず、平静を保って俺の中で生まれた疑問等を一つずつ整理することにした。

「それで……服従するって、どういうことなんだ?」

『言葉の意味通り、私はレイの命令に従う。死ねと言われれば死ぬし、誰かを殺せと命令されれば殺す』

「ぶ、物騒だな……」

 物静かで、大人びてはいるものの少し幼い顔をしたネアは無表情のまま淡々と物騒なことを話すため、俺はこのネアという人物が危険な存在なのではないかと疑っている俺がいる。

 しかしネアからは敵意や殺気などは感じられず、それでいて《危険察知》のスキルも驚くほど反応しなかったので、もうなにがなんだか分からなくなってしまった。

「……それで、ネアはなんでこんな場所にいたんだ?」 

『…………分からない。ここに封印されていたのは確かだけど、どうして封印されていたのかは分からない。覚えているのは自分のことだけ』

「もしかして、記憶喪失ってヤツか?」

『記憶、喪失……? 多分、そんな感じ?』

 曖昧に答えるネアだが、本当に記憶を失っているのなら下手に質問することはできないため、俺は腕を組んで息を大きく吐き出した。

 なんというか、疲れた。
 イヴルムート・ネオ戦による疲労も尋常ではないが、それよりもあの緊迫とした雰囲気からネアが現れたことで一気に気の抜けた雰囲気に変わったため、あまりの高低差に目が回りそうである。

 だがそんな俺を見て不思議に思ったのか、ネアは無表情のまま俺の顔を下から覗き込んできた。

『レイ?』

「……悪い。少し疲れてな……というか、それ。痛くないのか?」

『それ?』

「あぁ。そのまだ手首と足首に突き刺さっている鎖のことだ。普通そんなのが刺さってたら痛くて動けなくてもおかしくないと思うぞ?」

『……確かに、少し違和感がある。なら──』

 一度ネアは可愛らしく小首を傾けて自分の手首を見つめたと思いきや、おもむろに手首に突き刺さっている鎖に触れて観察を始める。

 すると次の瞬間、ネアはまたもや鎖を強引に引っ張り、自分の右手首から鎖を引き抜いてしまったのだ。

 そのせいで、ネアの手首から鮮血が舞う。
 鎖の先には釣り針のような返しが付いているため、そのせいでネアの手首には歪な穴が開き、どくどくと血液が流れ出ていた。

 だがネアは顔色ひとつ変えず、もう片方の手首に突き刺さっている鎖を反対の手で掴もうとする。

 しかしその前に動き出していた俺の手がネアの細い手首を掴み、なんとか俺はネアを止めることができていた。

「(……どうやればこんなにも細くて、少しでも力を入れるだけで折れてしまいそうな腕で鎖なんて引きちぎれるんだよ……)」

 俺の手にネアの血が伝ってくるが、俺はネアの腕を離さず、ゆっくりと首を横に振る。

 するとネアは止めに来た俺の意図を理解したのか、腕に込めていた力を抜きながらいつものように首を傾けていた。

『……どうして、止める?』

「どうしてもなにも、そんな自分の身を犠牲にするようなことはやめろ。こんなにも血が出てるじゃないか」

『でも、これくらいそんなに痛くないし、私ならすぐ治る。それに、レイの方が私よりもボロボロ』

 そう言われてしまえば、少し反応に困ってしまう。

 今の俺は、全身に酷い火傷を負っている。
 それだけでなく擦り傷や切り傷、それに大小様々な痣など、ネアとは毛色の違う傷だが、他人が見たら卒倒するレベルの傷を俺は負っていた。

 だがそれでもあまり痛くないと感じているのは、まだ傷ができたばかりだからだろう。

 この後これ以上の痛みに苦しむことになるかもしれないと考えると、少しばかり怖いものがある。

 そんなことを考えたせいで少し気分が落ち込んだ俺がため息を吐いていると、突然ネアが俺の腕を二回三回とつついてくる。

 なんだ? と思いネアを見ると、ネアは俺の目の前につい先ほど鎖を引き抜いた右腕を差し出し、左手で右手首辺りを指さしていた。

『見て。もう治ってきてる』

「……そんな早く治るはずが──」

 そう言いながらネアが手首を見せつけてきたため、俺は目を細めながらも視線をネアの顔から右手首へと移す。

 すると、先ほどまでネアの手首にあったはずの傷は表も裏も完全とまではいかないが塞がれており、俺はネアの異常なまでの再生力に驚きを隠さずにはいられなかった。

「…………嘘だろ?」

『嘘じゃない。私はなにも思い出せないけど、自分のことは分かる。私の体は、多少肉体が欠損しても時間があれば治る』

 そう言いながら、ネアは右手を左腕の手首に突き刺さっている鎖へと伸ばしていく。

 だが俺はそんなネアの異常なまでの再生力を知っていながらも、俺はネアの右腕を強く掴み、鎖を引き抜かないように左腕から遠ざけた。

 それに対し、ネアはわけが分からないといった様子で俺の顔を見つめてきた。

『どうして止めるの?』

「……たとえネアの再生力が高くても、俺はそれを見過ごせない。もっと自分の体を大切にしてくれ」

『でも、そんなことを気にしてたら効率が悪い』

「なら……俺に任せてくれ」

『…………?』

 不思議そうに俺を見つめるネアを横目に、俺はネアの手首に突き刺さっている鎖に触れ、ゆっくりと深呼吸をしてから《錬成》を発動させる。

 その効果により、俺は歪な形をした返しがついている鎖を一本の細い棒へと変形させ、下手に引き抜かないように《錬成》の力でネアの体外へと鎖を移動させていく。

 やはりそれでも刺さっていた分の穴はできてしまうので多少の血は流れてしまう。

 だが先ほどネアが行った普通なら考えつかない方法よりもこちらの方が比較的安全で、それでいて肝を冷やすことのない方法であった。

「よし、これでどうだ? もし痛かったら、気を付けるが」

『……痛くはない。けど、やっぱり非効率。わざわざそんなことをしなくても治るから、別に──』

「いいや。いくら治るといっても、あんな方法じゃいつか体を壊すぞ。それに、いくら非効率だとしてもこうして安全に取った方がネアのためにもなるんだ」

『私のため…………レイって、変?』

「いきなりなにを言うか。まぁ、ネアにとって俺みたいな奴は変かもしれないが……これは俺の自己満足だから許してくれ。じゃあ、次はそこに座ってくれるか? 今度は足の鎖を取りたい」

 俺がネアに座るよう床に指をさすと、ネアは『……ん』と小さく頷き、床に腰を下ろして俺の方に足を向けてくる。

 小さくて、それでいて傷跡やシミが一つもない色白で綺麗な足を前に、少しばかり緊張してしまう。

 そもそも、ネアの服装はやけに扇情的なのである。

 背中は翼を出すためか腰の辺りまで見えているし、腕を上げれば腋が見え、足に関しては鼠径部辺りまで丸見えだ。

 しかも、それでいてネアの着ているスーツ? は、ピッチリとしているため体の凹凸が余すことなくさらけ出されており、童顔でスレンダーながらも胸や尻は程よい大きさで、男に襲われてもおかしくはない格好であった。

 ──って、いかんいかん。
 今はそんな目でネアを見ている場合じゃない。

 確かに今まで見てきた女性の中でトップレベルの美貌を持ち、それでいて可憐な部分も見え隠れしているため、男にとって理想的な容姿ではある。

 だがしかし、きっとネアはそれを自覚していない。
 というよりも、何事にも無感情というか、興味を示さないといった様子であり、こうして俺がネアの足に触れてもなにも言わない辺り、色々大事なものまで記憶と共に失っているのだろう。

 なぜここに封印されていたのかは不明だが、鎖の繋がれ方を見るにあまり良い扱いはされなかったと判断できる。

 ネアには、俺が想像している以上の秘密が隠されているのかもしれないな。

『レイ?』

「……ん? あ、あぁ。悪い、少し考え事をしていてな。よし、今から鎖を抜くからな?」

『ん』

 いや、今はそんな難しいことを考える必要はない。

 ネアは俺に服従すると言っていたが、それもなんらかの理由があるはず。そして、ネアがこの塔の踏破報酬として封印されていたのも、きっとなにか意味があるはずだ。

 なら、俺はそんなネアの秘密を解き明かして、失った記憶を戻してやりたい。

 それがたとえ余計なお世話でも、このままではいくらなんでもネアが可哀想である。

「ほら、まずは右足は終わりだ。左足の鎖も抜くが、なにか違和感はないか?」

『うん。平気』

「そうか。なら良かった」

 俺は今、ネアを守ってあげたいと感じている。
 まるで父性が宿ったような、そんな不思議な気分だ。

 俺の年齢にしては大きすぎる子供ではあるが、それでもまるで手のかかる娘ができたようである。

 パーティーから追放され、一人になってしまった俺にとって、ネアの存在というのはかけがえのないものになるような、そんな気がした。
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