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こちらがもち子さん
「あ、先輩」
「何だ?」
「ズレてますよ」
「書類か? それくらいお前の方で直して…」
「いや、鬘」
「俺はヅラじゃない! あと大声で話すんじゃない!」
「え。初耳です」
「驚くなぁぁ!」
保手内くんはデリカシーを持ってない。
◇
「仲良しでいいなぁ…」
ぽけーっと頬を染めて保手内くんを眺めるもち子さん。
彼女は大らかな人柄を持っている。
彼女はふんわりした可愛らしい容姿を持っている。
彼女は小柄な背を持っている。
彼女は社内での人気を密かに持っている。
「格好いいなぁ」
そしてなんと彼女は保手内くんへと恋心を持っていた。
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