”その時”はおくりもの

トネリコ

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みんなの感想(2件)

荒谷創
2020.01.09 荒谷創

死生観は、取り扱いが難しいテーマですね。

人は身近な命の終わりを悲しみ、死を厭う生き物です。
幼い子供の未熟な心と、経験によって培われた円熟さを持つおじいさんという、大きな差が、あったのでしょう。

おばあさんの最期が、苦悶と悔恨に満ちたものであったならば、或いはおじいさんも死を恐れたのかも知れません。しかしそれが安らかなものであったお陰で、死というものを贈り物として受け入れられたのかも、と思ってみたり。
そして、おじいさんの言葉で、死という避けられない現象を、受け入れられる下地が造られたのかなと、思ってみたりも。

『もしも、彼の者が死を呪いではなく、祝福として世界に贈る気になったならば、それは大いなる救いと成るでしょう。』
何十年か前に読んだ海外の方の作品の、日本語訳本の一節にあった言葉を、ふと思い出しました。
今度、時間を見つけて書棚を捜してみようかな…
部屋ひとつ、丸々本で埋まり尽くしているので、途中で挫けるか他の本を読み始めてしまいそうですが。
(^ω^)




トネリコ
2020.01.09 トネリコ

荒谷創様へ

絵本にぶっこんでしまってよいものか、実は投稿の際に少し迷いましたw
ですねぇ。作者も、おじいさんの対応が大人だったなぁって思います(笑)

うわぁ、素敵な和訳の一節ですねぇ。読んでみたいような…!
うーむ、主人公が死を世界に振り撒く役目になってしまって、最後にどういった気持ちで振り撒くのかを色々な冒険後に決める感動成長ファンタジーとみた!(ぇ←萌えが迸っただけ
あはは、部屋一つ本とは羨ましい!(笑)今度ぜひ見付けて内容を教えてくださいなー*

感想を贈ってくださり嬉しかったです…!ありがとうございました~!
(*´▽`*)

解除
ジオラマ
2020.01.08 ジオラマ

思い出を呼び戻されるお話ですね。ありがとうございます。

大人になれば誰もが一度や二度は経験している大切な人の死。
特に家族の死は、何度経験しても慣れないものですね。

苦しんで死んだ祖母の最期の言葉が、「ありがとう」でした。
その言葉にどこか救われた思い出があります。
そして、密かにできれば近くない将来、自分の最期の言葉も、それであってほしいと願うのです。

心からの、「ありがとう」であってほしいと。

トネリコ
2020.01.08 トネリコ

ジオラマ様へ

感想ありがとうございます…!

ですね、何度経験してもなれなくて、でも慣れてはいけないものだから曲者だなぁと思います(苦笑

祖母さんは最期にその言葉を選んで強くて凄い方ですねぇ。
作者も出来れば最期がその言葉だったらいいなぁとご感想を読んでいて思いました。
ジオラマ様の様な穏やかな方でしたら、簡単なようで難しい事でも、達する事が出来ると思っております。

でもその前に、ジオラマさんが居ないと作者の幸せアルファポリス計画が崩れ去るのと、貴重なアルファポリス仲間が減ってしまうので、お互い長生きも目標なのですよー!w
今年もよろしくお願い致しますね//
素敵なご感想を誠にありがとうございました~!//

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