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第5話 唐揚げの誘惑
「美里さん、本当にあんな泥だらけの根っこでいいんですか? 市場の隅で埃を被ってたやつですよ」
ハンスさんの荷馬車に揺られながら、私は大切に抱えた麻袋を覗き込んで、ふふん、と鼻を鳴らした。
「ハンスさん、これが『魔法の料理』に変わる瞬間を見ていてください。……あ、見るのは次に来る時になっちゃいますけど」
「ははは、相変わらず面白い人だ。じゃあ、また来週、この場所で。次は美里さんの作った『魔法の料理』の話、聞かせてくださいよ!」
夕闇に染まり始めた街道の入り口で、ハンスさんと別れた。
独りになった瞬間、森の静寂が私を包み込む。
普通なら少し怖くなるところだけど、今の私には戦利品がある。
足早に屋敷へと戻ると、竹の管から流れる水の音が「おかえり」と迎えてくれた。
「よし。リベンジ開始!」
私は買ってきたばかりの水瓶や調理器具を土間に置き、すぐに「あの場所」へ向かった。 おばあちゃんの備蓄庫だ。
ひんやりとした蔵の中。
私は昨日見つけた、カモフラージュされた日本の調味料たちを引っ張り出した。
石造りの大きな作業台に、次々と並べていく。
まずは、醤油。
異世界の陶器の壺に入っているけれど、蓋を開ければあの香ばしい、大豆の発酵した香りが鼻をくすぐる。
次に、みりんと料理酒。
これもまた、別の瓶に詰め替えられていたけれど、舐めてみれば間違いなく私の知っているあの味だ。
そして、今回の主役。
市場の肉屋で買ってきた、格安の「オーク肉」だ。
「……うーん、やっぱりそのままじゃキツいなぁ」
作業台に置いた肉からは、ワイルドすぎる獣の匂いが漂っている。
これをそのまま煮込んだら、あの『太陽の亭』の「お湯シチュー」になるのは目に見えていた。
私はまず、竹の管から流れる清らかな水で肉を丁寧に洗った。
そして、市場で見つけた「生姜(のような根っこ)」と「ニンニク(のようなもの)」を手に取る。
「おばあちゃん、借りるね」
作業台の横にあった、石製のすり鉢。
おばあちゃんが魔法薬の材料をすり潰していたであろうそれに、皮を剥いた生姜とニンニクを放り込み、ゴリゴリと力強く潰していく。
たちまち、調理場が刺激的で清涼感のある香りで満たされた。
そこに、醤油、酒、ほんの少しのみりんを合わせる。
「……これ。これだよ」
私は一口大に切ったオーク肉を、その合わせ調味料の中に放り込んだ。
肉の繊維に、日本の知恵を揉み込んでいく。
獣臭さを消し、旨味を閉じ込める。
異世界の魔獣と、日本の伝統の出会い。
「一時間は寝かせたいかな」
肉を馴染ませている間に、私はもうひとつの準備に取り掛かった。
備蓄庫の隅、小さな袋に入っていた『コシヒカリ』の種……ではなく、おばあちゃんが自分用に隠し持っていたであろう「精米済みの米」だ。
「おばあちゃん、本当にお茶目なんだから」
魔法の保冷箱のようなものに入っていたのか、お米は驚くほど新鮮だった。
私は竃(かまど)に火を入れ、土鍋でお米を炊くことにした。
パチパチ、と薪がはぜる音。
竃から立ち上がる、懐かしい煙の匂い。
次第に、土鍋の蓋の隙間から、甘くて香ばしい「お米の炊ける匂い」が漏れ出してきた。
「幸せすぎる……。この香りだけで三杯いける」
さあ、いよいよメインイベントだ。
私は車のトランクに常備していた、非常用のキャンプ用品ボックスを引っ張り出してきた。
そこには、未開封の『片栗粉』の袋が眠っていたのだ。
おばあちゃんの棚にあった、透き通った黄金色の植物油。
それを深い鍋に注ぎ、熱していく。
「よし。いくよ」
下味をたっぷり吸い込んだオーク肉に、片栗粉を薄く、丁寧に纏わせる。
油の温度を確かめ、そっと一切れ投入した。
シュワーッ!
小気味よい音が響き、真っ白な泡が肉を包む。
それと同時に。
醤油の焦げる香ばしい匂いと、食欲を暴力的に刺激するニンニクの香りが、爆発的に広がった。
「っ……これだ! これなのよ!」
私は菜箸(おばあちゃんの台所にあった)を器用に操り、肉を裏返していく。
最初は白っぽかった衣が、次第に美味しそうなキツネ色へと変わっていく。
揚げている音。
パチパチという高温の音が、私の空腹をさらに煽る。
私は最後に火を強め、二度揚げをしてカリッと仕上げた。
油を切る網の上に並べられたのは、宝石のように輝く、完璧な『唐揚げ』だった。
板の間の小さなテーブルに、私は料理を並べた。
炊きたてのツヤツヤした白いご飯。
蔵で見つけたお味噌と、裏庭で摘んできたネギ(のようなハーブ)の味噌汁。
そして、山盛りのオーク肉の唐揚げ。
「……いただきます」
震える手で、私は唐揚げを一つ、口に運んだ。
カリッ。
心地よい咀嚼音が脳内に響く。
サクサクの衣を突き破ると、中からは溢れんばかりの肉汁が飛び出してきた。
「っ! ……んんっ!!」
美味しい。
美味しいなんて言葉じゃ足りない。
あんなに酷かった獣臭さは、生姜と酒の魔法で完全に消え去っている。
それどころか、オーク肉特有の力強い肉の旨味が、醤油の塩気とニンニクの刺激によって、最高級のジビエへと昇華されていた。
続いて、白いご飯を頬張る。
お米の甘みが、唐揚げの濃い味を優しく受け止める。
最後にお味噌汁で流し込めば、そこには完全なる「日本の食卓」が完成していた。
「……ふぅ。生きててよかった」
私は、異世界に来て初めて、心の底からリラックスした。
おばあちゃんのくれたこの家で、自分の手で作ったご飯を食べる。
ただそれだけで、漠然とした将来への不安が、少しだけ和らぐのを感じた。
「ふふ、これ。インスタに載せたら、きっとみんな『どこの古民家カフェ?』って聞くんだろうなぁ」
私はスマホを取り出し、電波もないのに習慣で写真を撮った。
フィルターをかけなくても、月明かりとランプの光に照らされた唐揚げは、最高に「映えて」いた。
その時だった。
「……ん?」
静かな森の夜に、異質な音が混ざった。
グゥゥゥゥ……。
それは私の腹の虫ではない。
もっと大きく、もっと深刻な、複数の「飢えた音」。
私は箸を止め、窓の外に目を向けた。
おばあちゃんの結界があるから、魔獣は入ってこれないはず。
けれど。
屋敷の正面、暗い森の中から。
ゆらりと、松明(たいまつ)の光がいくつか揺れているのが見えた。
「……えっ、誰!?」
私は慌てて立ち上がり、手近にあったお玉を武器のように構えた。
次回予告
ちょっと、私の唐揚げの匂い、どれだけ遠くまで飛んでったの!? 松明を持って現れたのは、ボロボロの鎧を着た強面(こわもて)の男性たち。 「お願いだ……その『神の供物』を一口でいいから食わせてくれ!」 え、神の供物って……ただの唐揚げですよ?
次回、「腹ペコ冒険者たち」。 美里の「おもてなし精神」が、ついに異世界を動かし始める!?
ハンスさんの荷馬車に揺られながら、私は大切に抱えた麻袋を覗き込んで、ふふん、と鼻を鳴らした。
「ハンスさん、これが『魔法の料理』に変わる瞬間を見ていてください。……あ、見るのは次に来る時になっちゃいますけど」
「ははは、相変わらず面白い人だ。じゃあ、また来週、この場所で。次は美里さんの作った『魔法の料理』の話、聞かせてくださいよ!」
夕闇に染まり始めた街道の入り口で、ハンスさんと別れた。
独りになった瞬間、森の静寂が私を包み込む。
普通なら少し怖くなるところだけど、今の私には戦利品がある。
足早に屋敷へと戻ると、竹の管から流れる水の音が「おかえり」と迎えてくれた。
「よし。リベンジ開始!」
私は買ってきたばかりの水瓶や調理器具を土間に置き、すぐに「あの場所」へ向かった。 おばあちゃんの備蓄庫だ。
ひんやりとした蔵の中。
私は昨日見つけた、カモフラージュされた日本の調味料たちを引っ張り出した。
石造りの大きな作業台に、次々と並べていく。
まずは、醤油。
異世界の陶器の壺に入っているけれど、蓋を開ければあの香ばしい、大豆の発酵した香りが鼻をくすぐる。
次に、みりんと料理酒。
これもまた、別の瓶に詰め替えられていたけれど、舐めてみれば間違いなく私の知っているあの味だ。
そして、今回の主役。
市場の肉屋で買ってきた、格安の「オーク肉」だ。
「……うーん、やっぱりそのままじゃキツいなぁ」
作業台に置いた肉からは、ワイルドすぎる獣の匂いが漂っている。
これをそのまま煮込んだら、あの『太陽の亭』の「お湯シチュー」になるのは目に見えていた。
私はまず、竹の管から流れる清らかな水で肉を丁寧に洗った。
そして、市場で見つけた「生姜(のような根っこ)」と「ニンニク(のようなもの)」を手に取る。
「おばあちゃん、借りるね」
作業台の横にあった、石製のすり鉢。
おばあちゃんが魔法薬の材料をすり潰していたであろうそれに、皮を剥いた生姜とニンニクを放り込み、ゴリゴリと力強く潰していく。
たちまち、調理場が刺激的で清涼感のある香りで満たされた。
そこに、醤油、酒、ほんの少しのみりんを合わせる。
「……これ。これだよ」
私は一口大に切ったオーク肉を、その合わせ調味料の中に放り込んだ。
肉の繊維に、日本の知恵を揉み込んでいく。
獣臭さを消し、旨味を閉じ込める。
異世界の魔獣と、日本の伝統の出会い。
「一時間は寝かせたいかな」
肉を馴染ませている間に、私はもうひとつの準備に取り掛かった。
備蓄庫の隅、小さな袋に入っていた『コシヒカリ』の種……ではなく、おばあちゃんが自分用に隠し持っていたであろう「精米済みの米」だ。
「おばあちゃん、本当にお茶目なんだから」
魔法の保冷箱のようなものに入っていたのか、お米は驚くほど新鮮だった。
私は竃(かまど)に火を入れ、土鍋でお米を炊くことにした。
パチパチ、と薪がはぜる音。
竃から立ち上がる、懐かしい煙の匂い。
次第に、土鍋の蓋の隙間から、甘くて香ばしい「お米の炊ける匂い」が漏れ出してきた。
「幸せすぎる……。この香りだけで三杯いける」
さあ、いよいよメインイベントだ。
私は車のトランクに常備していた、非常用のキャンプ用品ボックスを引っ張り出してきた。
そこには、未開封の『片栗粉』の袋が眠っていたのだ。
おばあちゃんの棚にあった、透き通った黄金色の植物油。
それを深い鍋に注ぎ、熱していく。
「よし。いくよ」
下味をたっぷり吸い込んだオーク肉に、片栗粉を薄く、丁寧に纏わせる。
油の温度を確かめ、そっと一切れ投入した。
シュワーッ!
小気味よい音が響き、真っ白な泡が肉を包む。
それと同時に。
醤油の焦げる香ばしい匂いと、食欲を暴力的に刺激するニンニクの香りが、爆発的に広がった。
「っ……これだ! これなのよ!」
私は菜箸(おばあちゃんの台所にあった)を器用に操り、肉を裏返していく。
最初は白っぽかった衣が、次第に美味しそうなキツネ色へと変わっていく。
揚げている音。
パチパチという高温の音が、私の空腹をさらに煽る。
私は最後に火を強め、二度揚げをしてカリッと仕上げた。
油を切る網の上に並べられたのは、宝石のように輝く、完璧な『唐揚げ』だった。
板の間の小さなテーブルに、私は料理を並べた。
炊きたてのツヤツヤした白いご飯。
蔵で見つけたお味噌と、裏庭で摘んできたネギ(のようなハーブ)の味噌汁。
そして、山盛りのオーク肉の唐揚げ。
「……いただきます」
震える手で、私は唐揚げを一つ、口に運んだ。
カリッ。
心地よい咀嚼音が脳内に響く。
サクサクの衣を突き破ると、中からは溢れんばかりの肉汁が飛び出してきた。
「っ! ……んんっ!!」
美味しい。
美味しいなんて言葉じゃ足りない。
あんなに酷かった獣臭さは、生姜と酒の魔法で完全に消え去っている。
それどころか、オーク肉特有の力強い肉の旨味が、醤油の塩気とニンニクの刺激によって、最高級のジビエへと昇華されていた。
続いて、白いご飯を頬張る。
お米の甘みが、唐揚げの濃い味を優しく受け止める。
最後にお味噌汁で流し込めば、そこには完全なる「日本の食卓」が完成していた。
「……ふぅ。生きててよかった」
私は、異世界に来て初めて、心の底からリラックスした。
おばあちゃんのくれたこの家で、自分の手で作ったご飯を食べる。
ただそれだけで、漠然とした将来への不安が、少しだけ和らぐのを感じた。
「ふふ、これ。インスタに載せたら、きっとみんな『どこの古民家カフェ?』って聞くんだろうなぁ」
私はスマホを取り出し、電波もないのに習慣で写真を撮った。
フィルターをかけなくても、月明かりとランプの光に照らされた唐揚げは、最高に「映えて」いた。
その時だった。
「……ん?」
静かな森の夜に、異質な音が混ざった。
グゥゥゥゥ……。
それは私の腹の虫ではない。
もっと大きく、もっと深刻な、複数の「飢えた音」。
私は箸を止め、窓の外に目を向けた。
おばあちゃんの結界があるから、魔獣は入ってこれないはず。
けれど。
屋敷の正面、暗い森の中から。
ゆらりと、松明(たいまつ)の光がいくつか揺れているのが見えた。
「……えっ、誰!?」
私は慌てて立ち上がり、手近にあったお玉を武器のように構えた。
次回予告
ちょっと、私の唐揚げの匂い、どれだけ遠くまで飛んでったの!? 松明を持って現れたのは、ボロボロの鎧を着た強面(こわもて)の男性たち。 「お願いだ……その『神の供物』を一口でいいから食わせてくれ!」 え、神の供物って……ただの唐揚げですよ?
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