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結婚前提の交際申し込みを断られる side 雅人
「長谷咲良さん。ちょっといいですか?」
在宅勤務を推進しているのもあり、長谷咲良と接触できるチャンスはあまりない。
古瀬リーダーの娯楽化した中身のない月1~2で行われるランチミーティングが終わった後に、彼女に結婚前提の交際を申し込む事にした。
今日のランチメニューは、豚バラチャーシューに肉じゃが、ほうれん草のお浸しにプリンがついていた。
全て手作りで、オーブンレンジで調理されている。
オーブンレンジを使いこなし、時短で美味しい料理を作る長谷咲良に、いつも驚かされる。
ランチミーティングが終わった後、しばらく経ってから、キッチンルームに向かう。
「長谷咲良さん。ちょっといいですか?」
会議室の片付けを終え、食洗機の洗い終わりを待つ長谷咲良は、ノート型パソコンを開き、オーブンレンジのオートメニューの仕様設定書を作成していた。
「あ、天宮センター長、お疲れ様です!!隣の会議室に、何かお忘れ物でもなされましたか?」
仕事に集中して、俺が目の前にいる事に全く気づいていなかった長谷咲良。
「落とし物はしてないよ。長谷さんと話したくて、来ました」
声をかけたら、慌てて頭を上げた。
「あっ、コーヒー出しますね」
彼女の目の前の席に座ると、彼女は立ち上がり、コーヒーを淹れてくれた。
コーヒーだけでなく、プリンを作る際に余った卵白で作ったと思われるメレンゲ菓子ねムラングを小皿に入れて添えてくれて、嬉しくなる。
「いつもランチミーティングの時に、メンバー全員に食事を用意してくれて、ありがとう」
「いえいえ、オーブンレンジの試作の使用確認を兼ねてますので」
真面目で従順。
1人で15人分の食事を用意するのは大変だと思う。
ランチミーティング中は自身は食事を摂らず、ひたすら会議の内容をノート型パソコンに入力していて、パワハラと思う量の仕事をこなしていて、そんな彼女に惹かれてる。
「長谷さん、……私と結婚前提で付き合ってくれませんか?」
「えっ!?」
彼女の事が好きな気持ちが爆烈し、ストレートに言葉にしてしまう。
「オーブンレンジ開発チームとのランチミーティングが楽しみになり、君が作る食事に堕とされた。俺のパートナーになってくれないか」
黙り込む長谷咲良に、交際承諾を得たく、好きな気持ちをぶつける。
「……ごめんなさい。私には無理です」
結婚適齢期になるまでは、女性から告白され、欲の捌け口と癒されたくて、不誠実だが、幾度も交際を重ねてきた。
長谷咲良に結婚相手として選んで貰えるだけのスペックはあると思っていたが、即、断られてしまった。
「……いきなり、過ぎたか。長谷さんの事。諦めるつもりはないから。また、話そう。コーヒーと焼き菓子、ご馳走様」
まさか断られるとは思っていなかった。
オアシスアマミヤが規模的にあーくらいくより格下な企業だからか?
かなり困った表情を浮かべてる彼女を目の前に、ムラングをコーヒーで流しこみ、キッチンルームから退出する。
自信損失した。
在宅勤務を推進しているのもあり、長谷咲良と接触できるチャンスはあまりない。
古瀬リーダーの娯楽化した中身のない月1~2で行われるランチミーティングが終わった後に、彼女に結婚前提の交際を申し込む事にした。
今日のランチメニューは、豚バラチャーシューに肉じゃが、ほうれん草のお浸しにプリンがついていた。
全て手作りで、オーブンレンジで調理されている。
オーブンレンジを使いこなし、時短で美味しい料理を作る長谷咲良に、いつも驚かされる。
ランチミーティングが終わった後、しばらく経ってから、キッチンルームに向かう。
「長谷咲良さん。ちょっといいですか?」
会議室の片付けを終え、食洗機の洗い終わりを待つ長谷咲良は、ノート型パソコンを開き、オーブンレンジのオートメニューの仕様設定書を作成していた。
「あ、天宮センター長、お疲れ様です!!隣の会議室に、何かお忘れ物でもなされましたか?」
仕事に集中して、俺が目の前にいる事に全く気づいていなかった長谷咲良。
「落とし物はしてないよ。長谷さんと話したくて、来ました」
声をかけたら、慌てて頭を上げた。
「あっ、コーヒー出しますね」
彼女の目の前の席に座ると、彼女は立ち上がり、コーヒーを淹れてくれた。
コーヒーだけでなく、プリンを作る際に余った卵白で作ったと思われるメレンゲ菓子ねムラングを小皿に入れて添えてくれて、嬉しくなる。
「いつもランチミーティングの時に、メンバー全員に食事を用意してくれて、ありがとう」
「いえいえ、オーブンレンジの試作の使用確認を兼ねてますので」
真面目で従順。
1人で15人分の食事を用意するのは大変だと思う。
ランチミーティング中は自身は食事を摂らず、ひたすら会議の内容をノート型パソコンに入力していて、パワハラと思う量の仕事をこなしていて、そんな彼女に惹かれてる。
「長谷さん、……私と結婚前提で付き合ってくれませんか?」
「えっ!?」
彼女の事が好きな気持ちが爆烈し、ストレートに言葉にしてしまう。
「オーブンレンジ開発チームとのランチミーティングが楽しみになり、君が作る食事に堕とされた。俺のパートナーになってくれないか」
黙り込む長谷咲良に、交際承諾を得たく、好きな気持ちをぶつける。
「……ごめんなさい。私には無理です」
結婚適齢期になるまでは、女性から告白され、欲の捌け口と癒されたくて、不誠実だが、幾度も交際を重ねてきた。
長谷咲良に結婚相手として選んで貰えるだけのスペックはあると思っていたが、即、断られてしまった。
「……いきなり、過ぎたか。長谷さんの事。諦めるつもりはないから。また、話そう。コーヒーと焼き菓子、ご馳走様」
まさか断られるとは思っていなかった。
オアシスアマミヤが規模的にあーくらいくより格下な企業だからか?
かなり困った表情を浮かべてる彼女を目の前に、ムラングをコーヒーで流しこみ、キッチンルームから退出する。
自信損失した。
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