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殺されかけた最愛の人と息子side翔琉
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瀬坂将生から会社に直接電話がかかってきた。
『お前の婚約者 吉原セレナが心愛に陣痛促進剤を基準量の4倍点滴入れて、母子共に危険な状態になったから、警察に突き出したから。あっ、心愛が投与されてすぐに気付いてすぐに点滴抜いたから、子供は早産したが3人とも一命は止めた』
正式に縁談を断った事に逆上したセレナがとんでもない事を犯した。
データが入ったUSBの引き渡しがなくなってからは彼女とは会ってなかった。
やんわりと交際を断ってた。
EDとわかれば女は離れていく、なのに子供はいらないと気持ちよくしてくれたらいい的な女王様な態度に、円満に人間関係を築き関係を終わらせたい俺もさすがに関わりを断ちたく、仲人を通じて縁談をお断りし、意中の人がいると伝えた。
女医をしてる友人にダミーで婚約者を演じて貰い、セレナとの関係を終わらせた。
その女医をしてる友人 浜野愛美は心愛の大学のゼミの先輩で俺と心愛の関係を知ってる。
レズビアンらしく、男は気持ち悪いと産婦人科医をしてる。
仕事終わりに浜野を連れて、東京大学病院に駆けつけた。
心愛は睡眠薬で寝かされていて、子供はNICUにいて3親等までしか入れなく会わせて貰えないから顔を見ずに帰ろうとしたら瀬坂将生が心愛の病室にきて、俺と浜野をNICUに連れて行ってくれた。
心愛の息子2人をみて驚く。
長男は瀬坂将生にそっくりだが、状態の悪い次男が俺にそっくりだった。
「俺はAB型で心愛はAO型。なのに次男はO型。異父過妊娠で、次男はお前の子だよ」
瀬坂将生が俺の顔をじっと見つめ言った。
「心愛が産んだ子だから、責任持って俺が育てるから安心して。30週で産まれたから低体重で弱々しくみえるけど、問題ない。NICUに2ヶ月ぐらい入るけど、異常はないから」
心愛が俺の子を身篭ってた事に驚くも、嬉しかった。
心愛以外の女に勃たないから、子供は諦めてた。
だから、1度のあの過ちで子供を授かった奇跡に、瀬坂将生には申し訳ないという思いはあるがありがたかった。
瀬坂将生に時間をとらせたくなく、NICUから直ぐに立ち去る。
瀬坂将生は心愛を溺愛し大切にしてくれてる。
だから、彼なら心愛を任せられるとその時、やっと心愛を諦める事ができた。
後日、瀬坂将生からプライベートのスマホに電話がかかってきて、とんでもない事実を耳にする。
「因縁なのかな、俺と心愛の親父、櫻井将輝を殺した女 吉原麻花の娘に心愛と息子達は殺されかけた」
詳細は察するしかないが、瀬坂将生の父親が櫻井将輝で2人が異母兄妹で、父親を殺した女の娘に心愛と息子達が殺されかけたという事らしく、医療関係に強い弁護士を雇って動いて貰ってるようだが、かなりドス黒く、瀬坂将生は頭を抱えてるようだった。
「心愛には詳細を聞かれても話してない。ボディーガードを3人つけて、産婦人科の特別個室に2週間閉じ込める。それまでにカタをつけるつもりだ」
櫻井晴政の過去の罪についてを刑を与えるもしくはマスコミに晒すつもりでいる瀬坂将生。
俺は恐ろしい相手を義弟にしてしまった。
「心愛ちゃんと子供を殺す気でしたのか、医師の癖に知識がなくてやらかしたのか、信じられないわ」
陣痛促進剤の薬品を2種類高濃度で点滴剤に入れたセレナの行動は、殺意というより無知だと思う。
かなり頭が残念な女で、医大に入って卒業できた事が奇跡的に思える。
「あんな女の相手をしてたなんて、あんた、バカじゃない?」
心愛の事を可愛がってた愛美に罵倒される。
心愛は幼児体型だからタイプじゃないといいつつも、ゼミが同じだったのもあり可愛がってたようで妹のように思ってるようだった。
「瀬坂将生と心愛ちゃん、異母兄妹なんだね。でも、日本の法律でな戸籍で3親等までが結婚できないだから、婚姻は問題ないんだよね」
俺が心愛を嫁にできないのは戸籍の問題もあった。
心愛は俺の両親と養子縁組を結んでいた。
「瀬坂将生に心愛ちゃんを任せたらいいよ。大学時代も初期研修医時代もあいつ、心愛ちゃん一筋だったから。基本的に女に興味なく医学研究に打ち込んでた変人だったから、八方美人のアンタよりマシだよ。誘われて断れないからとホテルで実戦するとか、アホでしょ」
インポテンツEDだと話しても信じて貰えなくて仕方がなくだった。
変に関係を悪くすると仕事に響くから、縁談相手に対して杜撰な対応ができなかった。
「……確かに、ブッ込まれるよりは指でイカされる方が女は喜ぶよ」
レズビアンで産婦人科医の愛美の発言はリアリティを感じ、飲んでたコーヒーを吹き出しそうになる。
「瀬坂将生は次男はあんたの息子だって言い切って、息子として育てると言ってたし、息子に合わせないとか言わなかったからあんたも叔父として双子児に向き合えばいいんじゃない。で、テルパスの跡取りは息子にお願いして、あんたは一緒独身でいたら!!」
ウジウジしてる俺に対して、愛美は容赦ない。
レズビアンは辞めれないらしく、それで産婦人科医になった愛美。
お互いプラトニックな関係で世間体のために結婚しようと半分冗談で話してたりはした。
心愛は今、俺より瀬坂将生に頼ってる感じがする。
当たり前だが、もう、俺は心愛の助けになれないし、近くにもいられない。
兄として心愛を見守る事が最善だと思った。
『お前の婚約者 吉原セレナが心愛に陣痛促進剤を基準量の4倍点滴入れて、母子共に危険な状態になったから、警察に突き出したから。あっ、心愛が投与されてすぐに気付いてすぐに点滴抜いたから、子供は早産したが3人とも一命は止めた』
正式に縁談を断った事に逆上したセレナがとんでもない事を犯した。
データが入ったUSBの引き渡しがなくなってからは彼女とは会ってなかった。
やんわりと交際を断ってた。
EDとわかれば女は離れていく、なのに子供はいらないと気持ちよくしてくれたらいい的な女王様な態度に、円満に人間関係を築き関係を終わらせたい俺もさすがに関わりを断ちたく、仲人を通じて縁談をお断りし、意中の人がいると伝えた。
女医をしてる友人にダミーで婚約者を演じて貰い、セレナとの関係を終わらせた。
その女医をしてる友人 浜野愛美は心愛の大学のゼミの先輩で俺と心愛の関係を知ってる。
レズビアンらしく、男は気持ち悪いと産婦人科医をしてる。
仕事終わりに浜野を連れて、東京大学病院に駆けつけた。
心愛は睡眠薬で寝かされていて、子供はNICUにいて3親等までしか入れなく会わせて貰えないから顔を見ずに帰ろうとしたら瀬坂将生が心愛の病室にきて、俺と浜野をNICUに連れて行ってくれた。
心愛の息子2人をみて驚く。
長男は瀬坂将生にそっくりだが、状態の悪い次男が俺にそっくりだった。
「俺はAB型で心愛はAO型。なのに次男はO型。異父過妊娠で、次男はお前の子だよ」
瀬坂将生が俺の顔をじっと見つめ言った。
「心愛が産んだ子だから、責任持って俺が育てるから安心して。30週で産まれたから低体重で弱々しくみえるけど、問題ない。NICUに2ヶ月ぐらい入るけど、異常はないから」
心愛が俺の子を身篭ってた事に驚くも、嬉しかった。
心愛以外の女に勃たないから、子供は諦めてた。
だから、1度のあの過ちで子供を授かった奇跡に、瀬坂将生には申し訳ないという思いはあるがありがたかった。
瀬坂将生に時間をとらせたくなく、NICUから直ぐに立ち去る。
瀬坂将生は心愛を溺愛し大切にしてくれてる。
だから、彼なら心愛を任せられるとその時、やっと心愛を諦める事ができた。
後日、瀬坂将生からプライベートのスマホに電話がかかってきて、とんでもない事実を耳にする。
「因縁なのかな、俺と心愛の親父、櫻井将輝を殺した女 吉原麻花の娘に心愛と息子達は殺されかけた」
詳細は察するしかないが、瀬坂将生の父親が櫻井将輝で2人が異母兄妹で、父親を殺した女の娘に心愛と息子達が殺されかけたという事らしく、医療関係に強い弁護士を雇って動いて貰ってるようだが、かなりドス黒く、瀬坂将生は頭を抱えてるようだった。
「心愛には詳細を聞かれても話してない。ボディーガードを3人つけて、産婦人科の特別個室に2週間閉じ込める。それまでにカタをつけるつもりだ」
櫻井晴政の過去の罪についてを刑を与えるもしくはマスコミに晒すつもりでいる瀬坂将生。
俺は恐ろしい相手を義弟にしてしまった。
「心愛ちゃんと子供を殺す気でしたのか、医師の癖に知識がなくてやらかしたのか、信じられないわ」
陣痛促進剤の薬品を2種類高濃度で点滴剤に入れたセレナの行動は、殺意というより無知だと思う。
かなり頭が残念な女で、医大に入って卒業できた事が奇跡的に思える。
「あんな女の相手をしてたなんて、あんた、バカじゃない?」
心愛の事を可愛がってた愛美に罵倒される。
心愛は幼児体型だからタイプじゃないといいつつも、ゼミが同じだったのもあり可愛がってたようで妹のように思ってるようだった。
「瀬坂将生と心愛ちゃん、異母兄妹なんだね。でも、日本の法律でな戸籍で3親等までが結婚できないだから、婚姻は問題ないんだよね」
俺が心愛を嫁にできないのは戸籍の問題もあった。
心愛は俺の両親と養子縁組を結んでいた。
「瀬坂将生に心愛ちゃんを任せたらいいよ。大学時代も初期研修医時代もあいつ、心愛ちゃん一筋だったから。基本的に女に興味なく医学研究に打ち込んでた変人だったから、八方美人のアンタよりマシだよ。誘われて断れないからとホテルで実戦するとか、アホでしょ」
インポテンツEDだと話しても信じて貰えなくて仕方がなくだった。
変に関係を悪くすると仕事に響くから、縁談相手に対して杜撰な対応ができなかった。
「……確かに、ブッ込まれるよりは指でイカされる方が女は喜ぶよ」
レズビアンで産婦人科医の愛美の発言はリアリティを感じ、飲んでたコーヒーを吹き出しそうになる。
「瀬坂将生は次男はあんたの息子だって言い切って、息子として育てると言ってたし、息子に合わせないとか言わなかったからあんたも叔父として双子児に向き合えばいいんじゃない。で、テルパスの跡取りは息子にお願いして、あんたは一緒独身でいたら!!」
ウジウジしてる俺に対して、愛美は容赦ない。
レズビアンは辞めれないらしく、それで産婦人科医になった愛美。
お互いプラトニックな関係で世間体のために結婚しようと半分冗談で話してたりはした。
心愛は今、俺より瀬坂将生に頼ってる感じがする。
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