Let’s start over again

鳴宮鶉子

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エピローグ

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コレアウイルスの治療薬マリアンは7月の終わりに販売開始になった。
ワクチンのアイリスも9月にまだ臨床試験が必要な段階だったけど、コレアウイルスの猛威で世界的大流行で効果があるならすぐにでも販売承認するよう国から認可が降り、奇跡的にコリアウイルスに罹らなかった人に国の予算で打っていく。
日本人口の3/5がコレアに罹り、高齢者や喘息など慢性的に呼吸器系の病気がある方の多くの命が失われて、罹っても無症状な人や完治して抗体ができてる人もいたからワクチン投与した人口は4000万人だった。

ウイルスのDNAは変異していくもので、少しずつ変わってもっと病毒性が強いものになり、コレアもインフルエンザのようになる。

ワクチンが効かなくなる事を念頭にコレアウイルスの変異を予測し、治療薬とワクチンの開発を日々続ける。

治療薬が出回るようになり、ワクチンが投与された段階で、コレアウイルスの脅威は終息していた。

****
「澪、俺、また海外青年協力隊としてコレアで苦しんでる国にいこうと思ってる。後期研修を受けるよりもコレアで苦しんでる人の命を救いたい」

ワクチンを日本中の未感染者に投与し終え、やっと、防御服を脱いだ蓮に会えた。

重症患者には治療薬は効かない。
肺や呼吸器に炎症が起き、髄膜炎を起こしてる患者もいて、新たにコリアに罹る患者はいなくても、医療現場はコレア患者で溢れてる。

でも、3月の終わりにはそれも落ち着きそうで、蓮は後期研修を中断し、また海外に出ようとしてた。

行って欲しくない。
でも、止めれない。

私も蓮も長く付き合う中で、流行病で苦しむ人の命を救いたいという想いが強くなり、その為に人生を捧げてた。

だから、4年前に、

『俺は海外青年協力隊として疫病で苦しむ国を渡り歩く。だから、澪と家庭は築けない。友達に戻ろう』

と、蓮に別れを切り出された。


「澪、俺、青年協力隊から戻ってきたら澪と結婚したい」

「えっ!?」

「……嫌なのかよ。戻ってきたら32歳だし、後期研修を終えて、救急医としてどっかの総合病院でら勤務医して、澪と、澪との間に子供を作って、幸せな家庭を築きたい」

照れながら、蓮が着ていたブラックのジャケットのポケットからリングケースを取り出し、開けて、中を私に見せてきた。

キラキラ光り輝くダイヤがついた指輪が入ってた。

「……澪、はめていい?左手を出して!!」

私が絶対に断らないと思ってる蓮。
嬉しくて泣き出してる私。
左手を差し出したら、すぐに指輪を薬指にはめられ、抱きしめられた。
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