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結婚式をあげよう
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『橘先輩、プラトニックな関係にこだわってるの、ウケる!!』
週明けにお互い彼氏が現場視察でいない事をいい事に、愛里ちゃんと仕事をサボってスマホのLINEビデオ通話で話す。
愛里ちゃんがzoomでマズイ現場を見られた事に焦って連絡してきて、ディスってきた。
『橘先輩って、そういうとこあるよね。真面目だもん。美羽ちゃんもそうだけど保身的っていうか人間の三大
要求の性欲が欠如してるよね』
大学のゼミに入り、私は橘先輩につき愛里ちゃんは大島先輩についた。
愛里ちゃんと大島先輩は研究以外に熱い恋情を育み、私と翔琉さんは淡々と建築設計に勤しんでいた。
『橘先輩、美羽ちゃんの事を溺愛してるのは確かだし、性欲発散で遊んでるタイプではないから様子見でいいんじゃない?監禁したら……ヤバそう。1週間ぐらい部屋にこもってやり続けるんじゃない?』
大手ホテルグループの御令嬢らしくない言葉に固まる。
同棲していて同じベッドで寝ていて常に傍にいるのに手を出して貰えなくて、女として見られてない気がして相談したのに、軽くあしらわれた。
『美羽、処女じゃん。だから、初めての日をロマンチックに演出したいんじゃない、橘先輩。大島建設以外の依頼でも大きな案件受けてるんでしょ?』
橘先輩が私の事を妹かペットとしか思ってない気がしてならなかった。
愛情は感じても、抱きしめるこしかしない。
恥を承知にスケスケのベビードールを通販サイトで購入して身につけてもスルーされた。
「翔琉さん、私の事、本当に好きですか?」
恋人同士になって3ヶ月が経ち、月記念日として祝う翔琉さんに不満をぶつける。
「美羽の事を大切に思ってるよ。だから結婚するまではこの関係を続けたいと思ってる。美羽と挙式を挙げる結婚式場ができたら1番手で挙式を挙げて結婚しよう」
本能より理性が優る翔琉さんだから、納得がいく結婚式場を建築設計するまでは私に手を出す気はないようだった。
6月初旬に行われた大島先輩と愛里ちゃんの結婚式。
龍恋の丘で延々の愛を誓う鐘を鳴らし、金網に南京錠をつけるパフォーマンスに涙した。
緊急事態宣言を理由に私と翔琉さん以外は立ち合わなくて、2人の門出を見守る中、焦燥感に浸る。
緊急事態宣言が発令しているのもあり新規で建築開発の案件は減る。
「美羽、4月21日に小樽で結婚式をあげよう!!」
翔琉さんは水面下で私と挙式を行う結婚式場を設計していた。
「なんで4月21日?」
「美羽が藤嶋ゼミに入ってきて俺のサポートについた日。建築に関する事を大学で全く履修してないのに独学で設計デザインを描いて設計図作成できたから驚いたのを覚えてる」
翔琉さんと初めて会った日の事よく覚えてる。
1、2年次の教養学履修の前期課程を終え専門課程に入り、憧れの藤嶋教授のゼミに入れる事ができ、興奮してた。
修士課程2年で1級建築士試験を合格し活躍している翔琉さんのサポートにつかせて貰い、父に教えて貰って作成したカフェやレストランの建築デザインと設計図を見て貰った。
強度計算とか頭に入ってない不完全なものだったけど、翔琉さんがすごく誉めてくれて訂正を入れて実現できる設計図に仕立てくれた。
修士課程に入ってから2級建築士として仕事を請け負うようになり、クライアントに提案して実現し、感動した。
翔琉さんがサプライズと言ってドレス合わせ以外は極秘で計画したから、結婚式場と披露宴をどこでどんな感じで行うか、全くわからない。
「美羽、楽しみにしてて、最高の結婚式にするから」
週明けにお互い彼氏が現場視察でいない事をいい事に、愛里ちゃんと仕事をサボってスマホのLINEビデオ通話で話す。
愛里ちゃんがzoomでマズイ現場を見られた事に焦って連絡してきて、ディスってきた。
『橘先輩って、そういうとこあるよね。真面目だもん。美羽ちゃんもそうだけど保身的っていうか人間の三大
要求の性欲が欠如してるよね』
大学のゼミに入り、私は橘先輩につき愛里ちゃんは大島先輩についた。
愛里ちゃんと大島先輩は研究以外に熱い恋情を育み、私と翔琉さんは淡々と建築設計に勤しんでいた。
『橘先輩、美羽ちゃんの事を溺愛してるのは確かだし、性欲発散で遊んでるタイプではないから様子見でいいんじゃない?監禁したら……ヤバそう。1週間ぐらい部屋にこもってやり続けるんじゃない?』
大手ホテルグループの御令嬢らしくない言葉に固まる。
同棲していて同じベッドで寝ていて常に傍にいるのに手を出して貰えなくて、女として見られてない気がして相談したのに、軽くあしらわれた。
『美羽、処女じゃん。だから、初めての日をロマンチックに演出したいんじゃない、橘先輩。大島建設以外の依頼でも大きな案件受けてるんでしょ?』
橘先輩が私の事を妹かペットとしか思ってない気がしてならなかった。
愛情は感じても、抱きしめるこしかしない。
恥を承知にスケスケのベビードールを通販サイトで購入して身につけてもスルーされた。
「翔琉さん、私の事、本当に好きですか?」
恋人同士になって3ヶ月が経ち、月記念日として祝う翔琉さんに不満をぶつける。
「美羽の事を大切に思ってるよ。だから結婚するまではこの関係を続けたいと思ってる。美羽と挙式を挙げる結婚式場ができたら1番手で挙式を挙げて結婚しよう」
本能より理性が優る翔琉さんだから、納得がいく結婚式場を建築設計するまでは私に手を出す気はないようだった。
6月初旬に行われた大島先輩と愛里ちゃんの結婚式。
龍恋の丘で延々の愛を誓う鐘を鳴らし、金網に南京錠をつけるパフォーマンスに涙した。
緊急事態宣言を理由に私と翔琉さん以外は立ち合わなくて、2人の門出を見守る中、焦燥感に浸る。
緊急事態宣言が発令しているのもあり新規で建築開発の案件は減る。
「美羽、4月21日に小樽で結婚式をあげよう!!」
翔琉さんは水面下で私と挙式を行う結婚式場を設計していた。
「なんで4月21日?」
「美羽が藤嶋ゼミに入ってきて俺のサポートについた日。建築に関する事を大学で全く履修してないのに独学で設計デザインを描いて設計図作成できたから驚いたのを覚えてる」
翔琉さんと初めて会った日の事よく覚えてる。
1、2年次の教養学履修の前期課程を終え専門課程に入り、憧れの藤嶋教授のゼミに入れる事ができ、興奮してた。
修士課程2年で1級建築士試験を合格し活躍している翔琉さんのサポートにつかせて貰い、父に教えて貰って作成したカフェやレストランの建築デザインと設計図を見て貰った。
強度計算とか頭に入ってない不完全なものだったけど、翔琉さんがすごく誉めてくれて訂正を入れて実現できる設計図に仕立てくれた。
修士課程に入ってから2級建築士として仕事を請け負うようになり、クライアントに提案して実現し、感動した。
翔琉さんがサプライズと言ってドレス合わせ以外は極秘で計画したから、結婚式場と披露宴をどこでどんな感じで行うか、全くわからない。
「美羽、楽しみにしてて、最高の結婚式にするから」
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