君から逃げる事を赦して下さい

鳴宮鶉子

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大学を卒業し、京都で観光案内の仕事と翻訳の仕事をしつつ、小説執筆をしてる、初瀬凛音 、23歳。

大学を卒業後、逃げるように京都にやってきた。
生まれ育った地は東京。
故郷を捨てて、当てもなく京都にやってきた。

中学生時代に執筆した小説が蔭山出版社で受賞をし、アニメ映画化した事もあり、細々と小説を執筆する傍ら、観光案内や翻訳の仕事をしながら生活をしている。

大学を卒業した日。
謝恩会の後に私はすぐに、東京から離れて東京に出てきた。

とにかく、東京から出て行きたかった。

しばらくの間はビジネスホテルに泊まり、京都で落ち着いて暮らせる地を探した。

そして、京都の地を転々とし、三条駅側のセキャリティーがしっかりしてるマンションを購入し住む事にした。

京都の、街並みは歴史を感じる風情を感じながらも、京都駅近辺は都会を感じる風情で、そのギャップが心地よく、住みやすかった。

東京でお世話になっていた蔭山出版社の編集長の計らいで京都新聞紙で翻訳と観光の仕事を請け負いつつ、小説執筆の仕事をしてるわたし。

会社員として企業に属さず、個人で単発で仕事を請け負ってる。

だから、普段はマンションに引きこもり、のんびり暮らしてる。



マンションに引きこもる生活を送ってるけれど、毎朝6時に起き、23時には就寝するようにしてる。

朝起きて、ミネラルウォーターを一杯飲み、テレビをつける。
朝だよTVを見ながら、どこに行く予定もないのに身支度をし、朝食をといたら、芸能ニュースの時間になる。

『今日の、芸能ニュース』

ドラマに出演するトレンド俳優たちが取り上げられるコーナー。

今日は、【相葉晴翔】の特集だった。

大学院修士過程に進んだ男友達を、久しぶりにテレビの画面で見た。

中学生時代は女の子に見えるぐらいの美少年だった。
高校卒業する直前ぐらいに一気に男の子らしくなった。
大学は、私は教養学部の総合人間学部を卒業したけど、彼は工学部の情報システム科の修士課程に進んだはず。

新曲の宣伝で朝の情報番組に出演した彼。
彼らしい、斬新的な歌詞の曲に耳を傾ける。
今日は、観光案内と通訳の仕事がある。

スーツを着て慣れないお化粧をして、8時半にマンションから出た。



大学では英語、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語を本格的に学んだ。
夏休みに長期に ホームスティもした。
だから、翻訳に関しては自信がある。


マンションに引きこもりがちな生活の中、東京新聞社や地元出版社から単発の仕事を頂けたら、助かった。

気晴らしになった。

京都にある文化遺産に関する資料を見て、それを英語に訳して、流暢に喋れるにした。

アメリカから在日されたアメリカの有名なハンサムなアーティスト達に京都て奈良、大阪を案内した。

私が東京から京都に来てからの日常。

誰も知り合いがいない地で、私は小説を執筆しつつ、単発の仕事をこなしながら生活をしていた。

月に半分依頼があればいい方で、普段は、マンションにこもっていた。

今まで出版した小説の印税があるから生活には困ってはいない。

ただ、孤独で、いる時間が辛かった。

京都に出てきてからの毎日。

初めの頃は、1人だという事実に押しつぶされそうだった。

自分で決めた道なのに、東京に帰りたくなった。

親元に帰りたいわけではなく。

大学以外の時間を共にしていて仲間の元に帰りたかった。

私が、彼らから、勝手に、逃げて、離れていったのに…。

東京から離れる日。

私はずっと愛用していたiPhoneのアカウントを解約した。

そして、LINEも解約した。

すべての連絡手段を経った。

両親には、新しいiPhoneの電話番号とメールアドレスは伝えた。

日常生活ではこの2つの連絡ツールがあれば何とかなる。

毎日、孤独と闘いながら、時間を過ごす。


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