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友情結婚に子作りは必要?
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ストロングゼロアルコール9%の酎ハイを500mlを飲んで酔っ払ってたから、流されて結婚してらしまったんだと思う……。
友情結婚だから、ルームシェア的に和希と生活をするんだと思ってた。
そう思ってるのはわたしだけで、和希と新生活を始めて、両親達に言われた事……。
「日和、子供が産まれたらどうする?うちの病院を手伝いながら子育てするか、母さんが代わりに赤ちゃんのお世話して赤十字病院に戻るか好きにしていいからね」
和希と籍を入れたら、今度は孫を要求され、顔が引きつるわたし……。
寝室が別だと思ってたのに、キングサイズのベッドに一緒に眠る。
週末になると、両親達が抜き打ちで家にくるから寝室を別にするとあれこれ言われるから和希と同じベッドで寝る事した。
和希がわたしに手を出す事は無い。
付き合ってた頃はそういう行為は会う度にしてた。
でも、籍を入れて夫婦になった今は、そういう行為を一切やってない。
「母さん達、孫孫煩い」
土曜日の午後に両親達がビールを持参しケータリングでご馳走を注文し、飲んだくれ、そして、
『若い2人の邪魔をしたらいけないから、そろそろお暇しましょう』
と、21時過ぎに帰って行った。
「一緒に暮らし始めて半年経つのに子供ができないからプレッシャーをかけて来たんだろうな……」
食べ散らかした後片付けをしながら和希はボソッと言った。
友情結婚したから、男女の夜の営みなんてしない。
そういう行為をしてないから、子供ができるはずない……。
親の期待に応えたい気もするけれど、和希とそういう関係になると今のこの関係を壊しそうで躊躇してしまう。
和希と毎日一緒に寝てるから、たまに和希としたいなと思う事もある。
でも、その煩悩を理性でなんとか封じ込めた。
わたしと和希は友情結婚したんだから、男女の好きだとか愛してるという感情はないと……。
「和希、年齢的に子供を考えないといけないんだよね。和希は、子作りと割り切って、わたしと……できる?」
23時過ぎて、和希と一緒にベッドに入って、わたしは和希に聞いてしまった。
「えっ……、日和が許してくれるなら俺は毎日でも日和を抱きたいよ。でも、日和は俺とそういう夫婦関係は持ちたくないんだろ?」
和希がわたしから目を逸らし、言う。
和希はわたしと夫婦になってから、病院でも家でも、わたしに溺甘で、とにかく優しくてわたしの意思を尊重してくれる。
「じゃ、赤ちゃんできるまで、和希と、……する」
「いいの?」
わたしが子作りをすると言ったから、和希はわたしの方をじっと見た。
そして、恐る恐るわたしを抱きしめ、わたしの唇に唇を重ね、舌を入れ込み、ディープなキスを味わう。
「……やっぱり辞めよう。俺、日和の事を本気で愛してるから、日和がまた俺の事を好きになって本当の意味で夫婦になるまでは日和を抱かない。
子供はお互い気持ちが通じあってから作りたい。
日和とキスはしても、日和が俺を求めてくるまでは我慢する」
和希はそういうと、わたしを胸の中に押し込み、わたしを抱きしめた。
「日和、愛してる。おやすみ」
和希に抱きしめられて、和希の香りと心臓の音を感じながら、わたしは目をつぶり眠りについた。
和希はわたしの事を本気で愛してくれてる。
わたしも、和希の事を今でも愛してる……。
友情結婚だから、ルームシェア的に和希と生活をするんだと思ってた。
そう思ってるのはわたしだけで、和希と新生活を始めて、両親達に言われた事……。
「日和、子供が産まれたらどうする?うちの病院を手伝いながら子育てするか、母さんが代わりに赤ちゃんのお世話して赤十字病院に戻るか好きにしていいからね」
和希と籍を入れたら、今度は孫を要求され、顔が引きつるわたし……。
寝室が別だと思ってたのに、キングサイズのベッドに一緒に眠る。
週末になると、両親達が抜き打ちで家にくるから寝室を別にするとあれこれ言われるから和希と同じベッドで寝る事した。
和希がわたしに手を出す事は無い。
付き合ってた頃はそういう行為は会う度にしてた。
でも、籍を入れて夫婦になった今は、そういう行為を一切やってない。
「母さん達、孫孫煩い」
土曜日の午後に両親達がビールを持参しケータリングでご馳走を注文し、飲んだくれ、そして、
『若い2人の邪魔をしたらいけないから、そろそろお暇しましょう』
と、21時過ぎに帰って行った。
「一緒に暮らし始めて半年経つのに子供ができないからプレッシャーをかけて来たんだろうな……」
食べ散らかした後片付けをしながら和希はボソッと言った。
友情結婚したから、男女の夜の営みなんてしない。
そういう行為をしてないから、子供ができるはずない……。
親の期待に応えたい気もするけれど、和希とそういう関係になると今のこの関係を壊しそうで躊躇してしまう。
和希と毎日一緒に寝てるから、たまに和希としたいなと思う事もある。
でも、その煩悩を理性でなんとか封じ込めた。
わたしと和希は友情結婚したんだから、男女の好きだとか愛してるという感情はないと……。
「和希、年齢的に子供を考えないといけないんだよね。和希は、子作りと割り切って、わたしと……できる?」
23時過ぎて、和希と一緒にベッドに入って、わたしは和希に聞いてしまった。
「えっ……、日和が許してくれるなら俺は毎日でも日和を抱きたいよ。でも、日和は俺とそういう夫婦関係は持ちたくないんだろ?」
和希がわたしから目を逸らし、言う。
和希はわたしと夫婦になってから、病院でも家でも、わたしに溺甘で、とにかく優しくてわたしの意思を尊重してくれる。
「じゃ、赤ちゃんできるまで、和希と、……する」
「いいの?」
わたしが子作りをすると言ったから、和希はわたしの方をじっと見た。
そして、恐る恐るわたしを抱きしめ、わたしの唇に唇を重ね、舌を入れ込み、ディープなキスを味わう。
「……やっぱり辞めよう。俺、日和の事を本気で愛してるから、日和がまた俺の事を好きになって本当の意味で夫婦になるまでは日和を抱かない。
子供はお互い気持ちが通じあってから作りたい。
日和とキスはしても、日和が俺を求めてくるまでは我慢する」
和希はそういうと、わたしを胸の中に押し込み、わたしを抱きしめた。
「日和、愛してる。おやすみ」
和希に抱きしめられて、和希の香りと心臓の音を感じながら、わたしは目をつぶり眠りについた。
和希はわたしの事を本気で愛してくれてる。
わたしも、和希の事を今でも愛してる……。
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