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身代わりになってくれてありがとう
午前10時すぎまでぐっすり眠り、起きたらもう創真は来てた。
わたしが目覚め、看護師さんが連れてきた遥花を抱っこし、初授乳をする。
小さい口で一生懸命吸って飲んでる姿がとても可愛くて愛おしい。
母子同室だから、初授乳後眠った遥花を病室内のベビーベッドに寝かせた。
「そろそろ産まれた事を両親に連絡していい?」
「……う、うん」
わたしの両親が産まれた子が女の子だから、がっかりしそうな気がして気持ちが沈む。
創真が電話をかけると、仕事中なのに駆けつけてきた両親達と優志さんと麗華ちゃんと将輝くん。
「ーー咲愛ちゃん、そっくり!!」
将輝くんを優志さんに渡し、遥花を抱っこする麗華ちゃん。
首がすわってない遥花を上手に抱っこして、あやして笑わせた。
「女の子、可愛い!!次は女の子が欲しいな」
麗華ちゃんが遥花を独占し、両親達はその姿を見てた。
「本当に咲愛が赤ちゃんの時にそっくりね。無事に咲愛が出産できてよかった」
麗華ちゃんから遥花を受け取り抱っこするお母さん。
愛おしそうに抱っこし、そして、創真のお母さんに遥花を抱かせた。
仕事を抜けてきてた両親達と優志さんはすぐに帰り、麗華ちゃんも創真に気を使ったのか同じ時に帰っていった。
「咲愛、遥花は初瀬工コーポレーションを継がないといけないかもしれないからそれなりに教養はつけないといけないが、成績に目くじら立てず、のびのび育てよう。
遥花は女の子だ。咲愛に似た魅力的な女性になるはずだから、俺みたいな男が嫁にくれって言ってくるはずだ。
実は、俺が咲愛のお父さんにお願いして咲愛を許嫁にして貰ったんだ。
初瀬工コーポレーションを継がないといけないからと無理させられてる咲愛が見てられなくて、俺が咲愛と結婚して跡を継ぐから咲愛の成績に対して叱咤するのを辞めて欲しいとお願いした。だから、咲愛の両親が咲愛の成績について何も言わなくなった。
俺、物心ついたぐらいからずっと、咲愛の事を好きで愛おしいと思ってた。
咲愛が俺の事を好きじゃないとわかってたけど、咲愛が欲しくて、咲愛を許嫁にした。
ごめん。咲愛と遥花を幸せに大切にするから俺と夫婦としてこれから歩んで欲しい」
創真がわたしの事が好きで、そして、成績が悪くて両親から怒られる生活からわたしを解放させるために、わたしの許婚になったことを知った。
「創真、わたしと結婚してくれてありがとう!!」
創真のわたしへの想いが嬉しくて、彼にギューッと抱きつく。
創真もわたしにギューッと抱きしめ返してくれた。
許婚だから結婚して夫婦になったのではなく、お互いがお互いを愛してる夫婦になれた。
わたしが目覚め、看護師さんが連れてきた遥花を抱っこし、初授乳をする。
小さい口で一生懸命吸って飲んでる姿がとても可愛くて愛おしい。
母子同室だから、初授乳後眠った遥花を病室内のベビーベッドに寝かせた。
「そろそろ産まれた事を両親に連絡していい?」
「……う、うん」
わたしの両親が産まれた子が女の子だから、がっかりしそうな気がして気持ちが沈む。
創真が電話をかけると、仕事中なのに駆けつけてきた両親達と優志さんと麗華ちゃんと将輝くん。
「ーー咲愛ちゃん、そっくり!!」
将輝くんを優志さんに渡し、遥花を抱っこする麗華ちゃん。
首がすわってない遥花を上手に抱っこして、あやして笑わせた。
「女の子、可愛い!!次は女の子が欲しいな」
麗華ちゃんが遥花を独占し、両親達はその姿を見てた。
「本当に咲愛が赤ちゃんの時にそっくりね。無事に咲愛が出産できてよかった」
麗華ちゃんから遥花を受け取り抱っこするお母さん。
愛おしそうに抱っこし、そして、創真のお母さんに遥花を抱かせた。
仕事を抜けてきてた両親達と優志さんはすぐに帰り、麗華ちゃんも創真に気を使ったのか同じ時に帰っていった。
「咲愛、遥花は初瀬工コーポレーションを継がないといけないかもしれないからそれなりに教養はつけないといけないが、成績に目くじら立てず、のびのび育てよう。
遥花は女の子だ。咲愛に似た魅力的な女性になるはずだから、俺みたいな男が嫁にくれって言ってくるはずだ。
実は、俺が咲愛のお父さんにお願いして咲愛を許嫁にして貰ったんだ。
初瀬工コーポレーションを継がないといけないからと無理させられてる咲愛が見てられなくて、俺が咲愛と結婚して跡を継ぐから咲愛の成績に対して叱咤するのを辞めて欲しいとお願いした。だから、咲愛の両親が咲愛の成績について何も言わなくなった。
俺、物心ついたぐらいからずっと、咲愛の事を好きで愛おしいと思ってた。
咲愛が俺の事を好きじゃないとわかってたけど、咲愛が欲しくて、咲愛を許嫁にした。
ごめん。咲愛と遥花を幸せに大切にするから俺と夫婦としてこれから歩んで欲しい」
創真がわたしの事が好きで、そして、成績が悪くて両親から怒られる生活からわたしを解放させるために、わたしの許婚になったことを知った。
「創真、わたしと結婚してくれてありがとう!!」
創真のわたしへの想いが嬉しくて、彼にギューッと抱きつく。
創真もわたしにギューッと抱きしめ返してくれた。
許婚だから結婚して夫婦になったのではなく、お互いがお互いを愛してる夫婦になれた。
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