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婚約者の執着心
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「藤宮さん、カラオケボックスで打ち上げするんだけど、こない?」
「ありがとうございます。ご一緒させて頂きます」
インターンシップ最終日。
高等専門学校のメンバーとオフィスビルの側にある居酒屋ビル内のカラオケボックスへいく事にした。
首都圏にある高等専門学校5校から合計45人がインターンシップに参加していて、カラオケボックスの大ホールを借り、ジャックフードをつまみながら歌唱力に自信があるメンバーが熱唱する。
他のメンバーと引き離されチームSで働かされてたけど、先輩達が他校の生徒達と打ち解け、この打ちあげに声をかけてくれた。
「同い年の子達は今、大学受験に向けて遊ばずに勉強してる時期なんだよね」
水原さんと他校の同じ歳の子達と話す。
普通科に進学した子達は、将来就きたい職業を決め、その分野の大学に進学する。
「勉強が嫌いだったから、パソコンが使えたら仕事に困らないだろうって情報システム系の高専に進学したけど、学歴で就職先がふるいにかけられ、就職できたとしてもずっと下っ端としてこき使われる。高専を卒業したら大学に編入した方がいいのか……」
インターンシップに参加し、学歴格差について不安に感じたメンバーがいた。
IT企業はブラックだ。下っ端はプログラマーとして、納期に追われてひたすらパソコンのキーボードをカタカタと入力し続けないといけない。
大手は労働基準法を守るが、下請けは守ってるふりをし、終わらせなかったお前が悪いといって働かせ続ける。
「情報システム系の高専でだからってIT関連会社に勤めないといけない決まりはないし、パソコンが得意な事務員になればいいんじゃない?」
「だよね!!」
大学3年次から編入する倍率が10倍と普通に大学受験をした方が倍率が低く、それもあり、5年生の先輩達はダメ元で編入試験を受け、落ちたら一般事務の仕事を探すと言ってた。
「大手IT企業、高専卒の採用枠無いんですか?」
「……あるけど、プログラマーとしてで、たぶん大卒の社員に妨害されてひたすらプログラマーとして働かされ続ける。だから、大手は狙わない。でも、下請けもブラックが多いから就職したくない」
3週間のインターンシップを終え、口々にリアルな感想を聞き、複雑な心中になる。
エブリサイトは隼人と私がポータルサイトのトップページをつくり、ブログやニューストピックスや翻訳辞書などを追加して大きくしていった。
2人で始めたポータルサイトは今、200人近い従業員の手で運営され、機能も増えて、多くの利用者を得てる。
「エブリサイトに就職はない。社長にペコペコなリーダーの横暴な態度をみるとブラックだよ」
未成年だからアルコールは入ってない。
その状態で、インターンシップ期間の鬱憤をはらす打ち上げが行われた。
22時にお開きにし、居酒屋ビルから出た。
居酒屋ビルをでると隼人が待ってた。
インターンシップでお世話になってた会社の社長が腕組みをして立ってるから、あまり関わりはなくてもメンバー全員、挙動不審になる。
「奏音、インターンシップ最終日だからとハメ外して夜遅くまで出歩かれると気が気じゃないんだけど。未成年だから間違いは起きてないみたいだけど……」
社長の隼人が私に話しかけるから他校のインターンシップ生は戸惑ってた。
「うちは学歴は関係ない。能力で社員をみてる。ポータルサイトを運営していてまだ開発段階だから社員教育が行き届いてないのは認める。発想力があるやる気のある社員を求めてる。エプリサイトの運営に興味を持てるなら君達に来て欲しい」
私が身につけてる物に盗聴器を仕掛けてたのか、隼人は高専インターンシップ生にそう言い放った。
幹事がビルから出てきて、飲食代が支払われてたとかで事前に集めた3500円を全員に返金して回る。
「奏音、帰ろうか」
待たせてたらしいタクシーに手を引っ張られ載せられ、徒歩10分の所にあるマンションに連れて帰られた。
隼人は怒ってはないようにみえたけど、余裕がないようにだった。
2週間ぐらいすれ違ってたから、どう接したらいいか悩み戸惑う。
家に着くと隼人はシャワーを浴びに行き、いつも通りだった。
「奏音、お盆休暇は完全に休みをとったから。奏音と関係修復したい」
シャワーを浴びて出てきた隼人に抱きしめられ、身動きを封じられ、私は戸惑った。
3週間ぶりにリビングのソファーに押し倒され、唇にキスを落とされ、口内に舌を割り込まれ、胸を鷲掴みされて弄られる。
「……奏音、俺がどれくらい、奏音を求めてたか、後悔するぐらいわからせる」
スカートを巻くられ、ショーツを剥ぎ取られるとすぐに太腿を掴まれ開かれ、茂みに顔をよせ、舌と指で愛撫をされた。
「……ぃっ…嫌っーー!!」
と私が言ってもら身体は久しぶりに与えられる快楽に落ちて、愛蜜が溢れだす。
「……嫌じゃないだろ?何度もイッて身体を震わせてるのに!!」
尋問のようにイカサレ続けた。
「……子供扱いされたくないんだろ?じゃあ、俺の奏音への欲情を受け止めろ!!」
20歳の誕生日までは最後まではしないと言ってたのに、隼人が避妊具を欲望の塊に装着し、私の未開発の秘所を貫いた。
「……いっ…痛い……」
「時期に慣れて気持ちよくなる。奏音、俺がなんとか我慢していたのに、奏音が離れようとしたからいけないんだ」
潤っていたけど、初体験は痛く出血し、でも……嬉しかった。
1度挿入して果てるだけでは満足はしない隼人が繋がったまま、私の身体を反転させた。
そして、野生的に私の腰を両手を掴み、バンバンと腰を打ちつけてくる。
「……ぃっ…ぃ、嫌!!」
「……時期に慣れるから。俺と大人な関係になりたかったんだろ?奏音との初めては大事にしようと思ったけど、奏音が俺から離れられないように身体に教え込む。……奏音、愛してる」
初めての痛みがしだいに快感になる。
「…ッ……ひゃあぁ、あっーーぃ、いや!!」
奥をグイグイ突かれ、今まで感じた事がない絶頂に身体が弓なり反り意識が飛びそうになる。
「……ダメ、気を失っちゃだめ。奏音が俺をこんなにしたんだから、俺が気がすむまで……相手をして」
耳朶を噛まれ、薄い膜越しに温かい欲望が注がれるのを感じる。
今まで優しくて穏やかだった隼人が別人のように私の身体を貪るように貫き続ける。
「……お盆休暇、奏音のお父さんとお母さんの所に墓参りにいった後はずっとマンションのベッドの上だから。3日間ぐらい仕事をしなくても大丈夫」
お盆休みの初日。
ひたすら抱き潰され、日が昇る前に車に乗せられ、青梅市にある多摩川霊園に連れていかれた。
足元が覚束ない私を横抱きで抱き上げて、父と母が眠る墓に手を合わす。
「……再来年には孫をお父さんとお母さんに見せられたらいいな」
私の誕生日が過ぎ、正式に妻にするまでは子供を作る気はないらしい。
「……20歳までは結婚しないって言ってなかった?」
「……そんな悠長な事をしてたら、奏音が俺の前から居なくなる気がして怖い。高専ぐらいは卒業させたかったが、俺の奥さんになってエプリサイトで働くのに学歴はいらない。だから、高専を辞めて、俺の会社にこい」
高専を辞めさせてエプリサイトで働かせると言われ、隼人にとって私は、やっぱり仕事の道具でしかないのではと思ってしまった。
私がストライキで家で仕事をしなかったから、仕事が進まず、取締役総回診は不機嫌極まりなかったらしい。
「……高専は卒業したい」
「高専で学ぶ範囲以上の知識と技術は奏音は持ってる。だから、通う必要ない。俺の隣にいろ!!盆休みが終わったら、俺に着いて会社にこい。奏音を副社長のポストを用意した」
隼人がこんな強引で横暴な人だとは思わなかった。
ーー 隼人は私の事を必要ではあっても愛してはいない。
「ありがとうございます。ご一緒させて頂きます」
インターンシップ最終日。
高等専門学校のメンバーとオフィスビルの側にある居酒屋ビル内のカラオケボックスへいく事にした。
首都圏にある高等専門学校5校から合計45人がインターンシップに参加していて、カラオケボックスの大ホールを借り、ジャックフードをつまみながら歌唱力に自信があるメンバーが熱唱する。
他のメンバーと引き離されチームSで働かされてたけど、先輩達が他校の生徒達と打ち解け、この打ちあげに声をかけてくれた。
「同い年の子達は今、大学受験に向けて遊ばずに勉強してる時期なんだよね」
水原さんと他校の同じ歳の子達と話す。
普通科に進学した子達は、将来就きたい職業を決め、その分野の大学に進学する。
「勉強が嫌いだったから、パソコンが使えたら仕事に困らないだろうって情報システム系の高専に進学したけど、学歴で就職先がふるいにかけられ、就職できたとしてもずっと下っ端としてこき使われる。高専を卒業したら大学に編入した方がいいのか……」
インターンシップに参加し、学歴格差について不安に感じたメンバーがいた。
IT企業はブラックだ。下っ端はプログラマーとして、納期に追われてひたすらパソコンのキーボードをカタカタと入力し続けないといけない。
大手は労働基準法を守るが、下請けは守ってるふりをし、終わらせなかったお前が悪いといって働かせ続ける。
「情報システム系の高専でだからってIT関連会社に勤めないといけない決まりはないし、パソコンが得意な事務員になればいいんじゃない?」
「だよね!!」
大学3年次から編入する倍率が10倍と普通に大学受験をした方が倍率が低く、それもあり、5年生の先輩達はダメ元で編入試験を受け、落ちたら一般事務の仕事を探すと言ってた。
「大手IT企業、高専卒の採用枠無いんですか?」
「……あるけど、プログラマーとしてで、たぶん大卒の社員に妨害されてひたすらプログラマーとして働かされ続ける。だから、大手は狙わない。でも、下請けもブラックが多いから就職したくない」
3週間のインターンシップを終え、口々にリアルな感想を聞き、複雑な心中になる。
エブリサイトは隼人と私がポータルサイトのトップページをつくり、ブログやニューストピックスや翻訳辞書などを追加して大きくしていった。
2人で始めたポータルサイトは今、200人近い従業員の手で運営され、機能も増えて、多くの利用者を得てる。
「エブリサイトに就職はない。社長にペコペコなリーダーの横暴な態度をみるとブラックだよ」
未成年だからアルコールは入ってない。
その状態で、インターンシップ期間の鬱憤をはらす打ち上げが行われた。
22時にお開きにし、居酒屋ビルから出た。
居酒屋ビルをでると隼人が待ってた。
インターンシップでお世話になってた会社の社長が腕組みをして立ってるから、あまり関わりはなくてもメンバー全員、挙動不審になる。
「奏音、インターンシップ最終日だからとハメ外して夜遅くまで出歩かれると気が気じゃないんだけど。未成年だから間違いは起きてないみたいだけど……」
社長の隼人が私に話しかけるから他校のインターンシップ生は戸惑ってた。
「うちは学歴は関係ない。能力で社員をみてる。ポータルサイトを運営していてまだ開発段階だから社員教育が行き届いてないのは認める。発想力があるやる気のある社員を求めてる。エプリサイトの運営に興味を持てるなら君達に来て欲しい」
私が身につけてる物に盗聴器を仕掛けてたのか、隼人は高専インターンシップ生にそう言い放った。
幹事がビルから出てきて、飲食代が支払われてたとかで事前に集めた3500円を全員に返金して回る。
「奏音、帰ろうか」
待たせてたらしいタクシーに手を引っ張られ載せられ、徒歩10分の所にあるマンションに連れて帰られた。
隼人は怒ってはないようにみえたけど、余裕がないようにだった。
2週間ぐらいすれ違ってたから、どう接したらいいか悩み戸惑う。
家に着くと隼人はシャワーを浴びに行き、いつも通りだった。
「奏音、お盆休暇は完全に休みをとったから。奏音と関係修復したい」
シャワーを浴びて出てきた隼人に抱きしめられ、身動きを封じられ、私は戸惑った。
3週間ぶりにリビングのソファーに押し倒され、唇にキスを落とされ、口内に舌を割り込まれ、胸を鷲掴みされて弄られる。
「……奏音、俺がどれくらい、奏音を求めてたか、後悔するぐらいわからせる」
スカートを巻くられ、ショーツを剥ぎ取られるとすぐに太腿を掴まれ開かれ、茂みに顔をよせ、舌と指で愛撫をされた。
「……ぃっ…嫌っーー!!」
と私が言ってもら身体は久しぶりに与えられる快楽に落ちて、愛蜜が溢れだす。
「……嫌じゃないだろ?何度もイッて身体を震わせてるのに!!」
尋問のようにイカサレ続けた。
「……子供扱いされたくないんだろ?じゃあ、俺の奏音への欲情を受け止めろ!!」
20歳の誕生日までは最後まではしないと言ってたのに、隼人が避妊具を欲望の塊に装着し、私の未開発の秘所を貫いた。
「……いっ…痛い……」
「時期に慣れて気持ちよくなる。奏音、俺がなんとか我慢していたのに、奏音が離れようとしたからいけないんだ」
潤っていたけど、初体験は痛く出血し、でも……嬉しかった。
1度挿入して果てるだけでは満足はしない隼人が繋がったまま、私の身体を反転させた。
そして、野生的に私の腰を両手を掴み、バンバンと腰を打ちつけてくる。
「……ぃっ…ぃ、嫌!!」
「……時期に慣れるから。俺と大人な関係になりたかったんだろ?奏音との初めては大事にしようと思ったけど、奏音が俺から離れられないように身体に教え込む。……奏音、愛してる」
初めての痛みがしだいに快感になる。
「…ッ……ひゃあぁ、あっーーぃ、いや!!」
奥をグイグイ突かれ、今まで感じた事がない絶頂に身体が弓なり反り意識が飛びそうになる。
「……ダメ、気を失っちゃだめ。奏音が俺をこんなにしたんだから、俺が気がすむまで……相手をして」
耳朶を噛まれ、薄い膜越しに温かい欲望が注がれるのを感じる。
今まで優しくて穏やかだった隼人が別人のように私の身体を貪るように貫き続ける。
「……お盆休暇、奏音のお父さんとお母さんの所に墓参りにいった後はずっとマンションのベッドの上だから。3日間ぐらい仕事をしなくても大丈夫」
お盆休みの初日。
ひたすら抱き潰され、日が昇る前に車に乗せられ、青梅市にある多摩川霊園に連れていかれた。
足元が覚束ない私を横抱きで抱き上げて、父と母が眠る墓に手を合わす。
「……再来年には孫をお父さんとお母さんに見せられたらいいな」
私の誕生日が過ぎ、正式に妻にするまでは子供を作る気はないらしい。
「……20歳までは結婚しないって言ってなかった?」
「……そんな悠長な事をしてたら、奏音が俺の前から居なくなる気がして怖い。高専ぐらいは卒業させたかったが、俺の奥さんになってエプリサイトで働くのに学歴はいらない。だから、高専を辞めて、俺の会社にこい」
高専を辞めさせてエプリサイトで働かせると言われ、隼人にとって私は、やっぱり仕事の道具でしかないのではと思ってしまった。
私がストライキで家で仕事をしなかったから、仕事が進まず、取締役総回診は不機嫌極まりなかったらしい。
「……高専は卒業したい」
「高専で学ぶ範囲以上の知識と技術は奏音は持ってる。だから、通う必要ない。俺の隣にいろ!!盆休みが終わったら、俺に着いて会社にこい。奏音を副社長のポストを用意した」
隼人がこんな強引で横暴な人だとは思わなかった。
ーー 隼人は私の事を必要ではあっても愛してはいない。
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