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同窓会は波乱の始まり
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「凛音ちゃん、お久しぶり。大学を半年で中退して、どこで何をしてたの!!」
GW初日のランチタイム。
銀座のお洒落なBARを貸し切りして同窓会が行われた。
「父がアメリカに転勤になって、着いていったの。で、シカゴ大学の薬学部に通ってた」
久しぶりに会う同級生達。
突然失踪するように居なくなった私の事を心配してくれてた。
「イギリスでなくアメリカだったんだ。瀬崎くん、凛音ちゃんを探してイギリスに行ったんだよ!!」
父がイギリスに転勤になると、瀬崎蓮翔にホラ吹いてた。
それを真に受け、イギリスに渡ったらしい。
「瀬崎くんはオクスフォード大学の医学部だったっけ」
頭脳明晰なハイスペックな男なのはわかってた。
でも、世界ランキング1位の大学医学部に進学した事を聞き、驚きたじろぐ。
「瀬崎くん、今日来るの?」
「出席にはなってるよ。外科医をしてるから救急搬送でまた呼び出されたんじゃない」
10年の歳月が過ぎたから、私に執着してないはず。
元々、私はカモフラージュの恋人を頼まれていただけ。
イギリスまで私を追いかけてきたは間違えで、オクスフォード大学医学部に合格したから留学しただけ。
「ーーなんとか間に合った。こんな日に限って、救急搬送の受け入れが立て込む」
噂をしていたらなんとやら、振り向いたら奴がいる。
「凛音、ずっと探してた。日本に帰国してから待ってたらいつか再会できると思ってた」
私の隣にドカッと座る。
研修医期間を終えてから帰国し、入局した総合病院でこき使われてるみたい。
夜間救急医として仮眠する間もなく、昼過ぎまで働いていたらしく、目の下に隈ができ、疲れ切って顔色が悪い。
お酒は一滴も飲まず、コーヒーをオーダーし、必死に眠気を堪えてる。
「凛音は今、どこで働いてる?」
「秘密」
「小野寺薬品工業でしょ。つくばにある研究所に勤めてるから、ばったり会って同窓会に声をかけたの」
同窓会に声をかけてくれた倉田美緒ちゃんが通りかかり、バラした。
「瀬崎くん、ずっと凛音ちゃんの事を探してたんだよ。サークルの先輩に何度か合コンに駆り出されて参加した事に怒って、大学辞めて海外に出ちゃうなんて、その行動力にみんなどよめいたよ」
医者になるための勉強の一環として蓮翔くんは病院ボランティアサークルに入っていて、時間を見つけてはヘルプを求めてる病院に駆けつけてたのは知ってた。
だけど、金曜日の夜に合コンに行ってたなんて、私は知らない。
「蓮翔くん、合コンに行ってたんだ。私、知らなかった。実は留学したいと思ってダメ元でアメリカの大学を何校か受験してたの。それで4月に終わりにシカゴ大学から合格通知が届いて、父のアメリカ赴任も決まってたし、思い切って渡米した。それだけだよ」
2月の受験対策のための休校期間に、こっそり学校へ行き、受験の手続きをした。
父の海外赴任の準備と偽ってイギリスと偽りアメリカに受験のために渡米した。
「じゃあ、それをなんで瀬崎くんには伝えなかったの?」
「……蓮翔くんと別れたかったから」
私の発言に、賑やかだった場の空気が静まり返る。
失言だったとは思う。
だけど、蓮翔くんとはもう恋人関係になりたくなかった。
たぶん、私と蓮翔くんは仲の良いカップルだと思われてたと思う。
手作り弁当を作らされたり、いつも手繋ぎで下校したり、校内でキスさせられたりしてたから。
「……ゴメン。私、帰るわ」
周りが蓮翔くんに同情してるようで、居心地が悪い。
席から立ち上がり、帰ろうとしたら左手首を蓮翔くんに掴まれてしまった。
「凛音、2人で話そう。納得がいかない」
拒みたかったけど無理矢理BARから連れ出され、走りにタクシーに乗せられて連れさられてしまった。
GW初日のランチタイム。
銀座のお洒落なBARを貸し切りして同窓会が行われた。
「父がアメリカに転勤になって、着いていったの。で、シカゴ大学の薬学部に通ってた」
久しぶりに会う同級生達。
突然失踪するように居なくなった私の事を心配してくれてた。
「イギリスでなくアメリカだったんだ。瀬崎くん、凛音ちゃんを探してイギリスに行ったんだよ!!」
父がイギリスに転勤になると、瀬崎蓮翔にホラ吹いてた。
それを真に受け、イギリスに渡ったらしい。
「瀬崎くんはオクスフォード大学の医学部だったっけ」
頭脳明晰なハイスペックな男なのはわかってた。
でも、世界ランキング1位の大学医学部に進学した事を聞き、驚きたじろぐ。
「瀬崎くん、今日来るの?」
「出席にはなってるよ。外科医をしてるから救急搬送でまた呼び出されたんじゃない」
10年の歳月が過ぎたから、私に執着してないはず。
元々、私はカモフラージュの恋人を頼まれていただけ。
イギリスまで私を追いかけてきたは間違えで、オクスフォード大学医学部に合格したから留学しただけ。
「ーーなんとか間に合った。こんな日に限って、救急搬送の受け入れが立て込む」
噂をしていたらなんとやら、振り向いたら奴がいる。
「凛音、ずっと探してた。日本に帰国してから待ってたらいつか再会できると思ってた」
私の隣にドカッと座る。
研修医期間を終えてから帰国し、入局した総合病院でこき使われてるみたい。
夜間救急医として仮眠する間もなく、昼過ぎまで働いていたらしく、目の下に隈ができ、疲れ切って顔色が悪い。
お酒は一滴も飲まず、コーヒーをオーダーし、必死に眠気を堪えてる。
「凛音は今、どこで働いてる?」
「秘密」
「小野寺薬品工業でしょ。つくばにある研究所に勤めてるから、ばったり会って同窓会に声をかけたの」
同窓会に声をかけてくれた倉田美緒ちゃんが通りかかり、バラした。
「瀬崎くん、ずっと凛音ちゃんの事を探してたんだよ。サークルの先輩に何度か合コンに駆り出されて参加した事に怒って、大学辞めて海外に出ちゃうなんて、その行動力にみんなどよめいたよ」
医者になるための勉強の一環として蓮翔くんは病院ボランティアサークルに入っていて、時間を見つけてはヘルプを求めてる病院に駆けつけてたのは知ってた。
だけど、金曜日の夜に合コンに行ってたなんて、私は知らない。
「蓮翔くん、合コンに行ってたんだ。私、知らなかった。実は留学したいと思ってダメ元でアメリカの大学を何校か受験してたの。それで4月に終わりにシカゴ大学から合格通知が届いて、父のアメリカ赴任も決まってたし、思い切って渡米した。それだけだよ」
2月の受験対策のための休校期間に、こっそり学校へ行き、受験の手続きをした。
父の海外赴任の準備と偽ってイギリスと偽りアメリカに受験のために渡米した。
「じゃあ、それをなんで瀬崎くんには伝えなかったの?」
「……蓮翔くんと別れたかったから」
私の発言に、賑やかだった場の空気が静まり返る。
失言だったとは思う。
だけど、蓮翔くんとはもう恋人関係になりたくなかった。
たぶん、私と蓮翔くんは仲の良いカップルだと思われてたと思う。
手作り弁当を作らされたり、いつも手繋ぎで下校したり、校内でキスさせられたりしてたから。
「……ゴメン。私、帰るわ」
周りが蓮翔くんに同情してるようで、居心地が悪い。
席から立ち上がり、帰ろうとしたら左手首を蓮翔くんに掴まれてしまった。
「凛音、2人で話そう。納得がいかない」
拒みたかったけど無理矢理BARから連れ出され、走りにタクシーに乗せられて連れさられてしまった。
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