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監禁は犯罪ですよ!!
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連れてかれたのは……懐かしきキャンバスが一望できる本郷にあるマンション。
いきなり自宅マンションに連れ込まれそうになり、焦る。
タクシーから手をひっぱられ無理矢理連れ出され、諭吉を渡されたドライバーは足早に去って行った。
「……寝不足で冷静に話せる気力ない。ちょっと仮眠させて」
マンションに入ると寝室に連れ込まれ、ベッドに押し倒され、左足首に足枷を嵌められた。
「洗面室とトイレまではたう長さに調整してる。鍵は俺のブリーフの中に隠すから、逃げようとしたらどうなるか、わかってるよな?」
最低だ。たぶん、同窓会に私が出席すると聞いて、事前に用意周到に計画を立ててんだ。
GW初日の土曜日に同窓会をするって言い出したのも、もしかした蓮翔くんだったのかもしれない。
製薬会社のGWは長い。今年は9連休もある。
「話が終わったら、帰してくれるんだよね?私、明日から6泊7日でアメリカに旅行に行くの!!」
「……………」
体力の限界がきたのか既に蓮翔くんは寝落ちしていて、返答は返ってこず。
外科医で若手となると、救命救急に駆り出され、多忙なのだろう。
寝に帰るだけなのか、家には必要最低限の物しか置いてない。
冷蔵庫の中には500mlのミネラルウォーターと200mlの野菜ジュースしか入ってない。
暇だから、ペアの歯ブラシや女物の化粧品やアクセサリーなどの女性の痕跡を示すものがないかを捜索するも何一つも出てこない。
リビングにあるソファーに座り、目の前の大きめデジタルフォットアルバムを眺める。
中学生の頃から撮りためてた私と蓮翔の2ショット写真が流れていて、なんだか気持ち悪くなる。
「凛音、話そうか。その前に夕ご飯時だから、ケータリングを頼む。何か食べたい物ある?」
「築地の特上お鮨と特上鰻重」
「ーーわかった」
ケータリングで購入できるはずはないと思って無理難題を突きつけた。
それに対し、蓮翔くんは友人らしき人に買ってきて貰うという手を使った。
シャワーを浴びて部屋着に着替えた蓮翔くんと、リビングのテーブルの前に隣り合わせで座って食事をする。
前を向くとデジタルフォットアルバムが目に入るから嫌だ。
「ーー俺は凛音と別れたつもりないから」
「……なんで!?10年も離れてたんだよ。自然消滅になるでしょ。てか、私とはカモフラージュで付き合ってたんでしょ!!」
「カモフラージュなわけないだろっ!!……確かに凛音が俺の事を毛嫌いしてるのがわかってたから、そういって無理矢理彼女にした。初めて会った時から惹かれていた」
二重瞼で切れ長の意志が強ような瞳に高い鼻梁、薄い形のいい唇。
端正すぎる顔立ちをした蓮翔くんに見つめられると、ドキッとしてしまう。
好意があるとかではなく、美しい顔に見惚れてしまう。
「顔がタイプなら問題ないだろっ」
「……ある。俺様なとことか無理!!恋人には戻らないから。もう話は終わったよね。帰っていい?これ、外して!!」
危険な予感がして、一刻も早く、ここから逃げ出したかった。
「GW期間はここから出すつもりないから」
「はっ!!私、明日からアメリカに旅行する予定なんだけど!!」
「航空券だけだろっ。今からキャンセル入れろ。で、約束していた友人には仕事を理由に断れ!!」
iPhone奪われて航空券をキャンセルされたから、会う約束をしていた父と大学時代の友人に“仕事でいけなくなった。ごめん”とLINEメッセージを送った。
いきなり自宅マンションに連れ込まれそうになり、焦る。
タクシーから手をひっぱられ無理矢理連れ出され、諭吉を渡されたドライバーは足早に去って行った。
「……寝不足で冷静に話せる気力ない。ちょっと仮眠させて」
マンションに入ると寝室に連れ込まれ、ベッドに押し倒され、左足首に足枷を嵌められた。
「洗面室とトイレまではたう長さに調整してる。鍵は俺のブリーフの中に隠すから、逃げようとしたらどうなるか、わかってるよな?」
最低だ。たぶん、同窓会に私が出席すると聞いて、事前に用意周到に計画を立ててんだ。
GW初日の土曜日に同窓会をするって言い出したのも、もしかした蓮翔くんだったのかもしれない。
製薬会社のGWは長い。今年は9連休もある。
「話が終わったら、帰してくれるんだよね?私、明日から6泊7日でアメリカに旅行に行くの!!」
「……………」
体力の限界がきたのか既に蓮翔くんは寝落ちしていて、返答は返ってこず。
外科医で若手となると、救命救急に駆り出され、多忙なのだろう。
寝に帰るだけなのか、家には必要最低限の物しか置いてない。
冷蔵庫の中には500mlのミネラルウォーターと200mlの野菜ジュースしか入ってない。
暇だから、ペアの歯ブラシや女物の化粧品やアクセサリーなどの女性の痕跡を示すものがないかを捜索するも何一つも出てこない。
リビングにあるソファーに座り、目の前の大きめデジタルフォットアルバムを眺める。
中学生の頃から撮りためてた私と蓮翔の2ショット写真が流れていて、なんだか気持ち悪くなる。
「凛音、話そうか。その前に夕ご飯時だから、ケータリングを頼む。何か食べたい物ある?」
「築地の特上お鮨と特上鰻重」
「ーーわかった」
ケータリングで購入できるはずはないと思って無理難題を突きつけた。
それに対し、蓮翔くんは友人らしき人に買ってきて貰うという手を使った。
シャワーを浴びて部屋着に着替えた蓮翔くんと、リビングのテーブルの前に隣り合わせで座って食事をする。
前を向くとデジタルフォットアルバムが目に入るから嫌だ。
「ーー俺は凛音と別れたつもりないから」
「……なんで!?10年も離れてたんだよ。自然消滅になるでしょ。てか、私とはカモフラージュで付き合ってたんでしょ!!」
「カモフラージュなわけないだろっ!!……確かに凛音が俺の事を毛嫌いしてるのがわかってたから、そういって無理矢理彼女にした。初めて会った時から惹かれていた」
二重瞼で切れ長の意志が強ような瞳に高い鼻梁、薄い形のいい唇。
端正すぎる顔立ちをした蓮翔くんに見つめられると、ドキッとしてしまう。
好意があるとかではなく、美しい顔に見惚れてしまう。
「顔がタイプなら問題ないだろっ」
「……ある。俺様なとことか無理!!恋人には戻らないから。もう話は終わったよね。帰っていい?これ、外して!!」
危険な予感がして、一刻も早く、ここから逃げ出したかった。
「GW期間はここから出すつもりないから」
「はっ!!私、明日からアメリカに旅行する予定なんだけど!!」
「航空券だけだろっ。今からキャンセル入れろ。で、約束していた友人には仕事を理由に断れ!!」
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