【完結】残念勇者の物語

月影 流詩亜

文字の大きさ
12 / 64

目指すものは………

しおりを挟む
    その後 私達は これからの行動に 付いて話しあった

いつになったら 帰れるか解らない以上 あまりフラフラせずに 魔王の国に 向かった方がよいだろう

   この国としては 魔王を倒して欲しいのだから 頃合いを 見て 魔王の国に出発することにした

   宿屋の女将に お薦めの武器屋を聞いて その場所に
むかった




錆びた 剣やナイフを見て 飽きれ半分  怒り半分で
武器屋の親父さんが いった

「なんだー  ! こんな物を 王が渡してきたのかー 
これは サビを落とすより 買い換えた方が いいだろう


   しかし 私達の所持金では 到底足りない(表むき)
ので もう少し クエストをこなして 貯めることにした











「それで また『薬草の採取』と 『トツゲキウサギの
討伐』を受けたわけよ 」

   まあ  安全策は大事だよな 俺様独りで 三人は
守りきれるか 解らないしな

  せめて 武器や防具を そろえるまでは 無理は禁物だな


  俺様が 囮になり 体当たり等で 気絶したウサギ達を
葵たちが 止めをさした

  『ジパングの女』は 頼もしいな  血を見るのに 少しも
恐れない

   むしろ 俺様の方が 血を見るのが 恐い




「しっ     静かに   ! 森の奥から集団でせまる物がある
…………たぶんヒト型……………ゴブリンの集団よ
皆 戦闘態勢を とって   !」

   いつも冷静な 薊が少し焦ったように声を出した


   ゴブリンらしき集団が出で来たとき 俺様は前に 飛び出していた

「 俺様が 壁 と 囮になる   !     葵、茜、薊、は弱った
ゴブリンを 頼む    ! 」
そう 叫んでいた

    1、2、3…………8体か  俺様が 体当たりして 削るしか
ないな

    そう 思っていたら 葵たちが 前に飛び出した

「 ジパングの女を なめないでよね   !か弱い男の子を
盾 にするほど 落ちぶれてはいないわよ   !」

葵が そう言いながら 錆びた剣で ゴブリンを 殴って
いた

「 そうだよ  王子  私達を大切に思ってくれるのは
嬉しけど 少しは 頼りにしてね」

茜が 錆びたナイフを 二刀流にして ゴブリン達の急所を確実に刺していく

「 今のは 高得点   葵の 好感度が あがった   !」

薊が おかしなことを 言いながら ゴブリン達に
飛び蹴り  回し蹴り かかと落とし 後ろ回し蹴り
など 足技を中心に蹂躙していた



        ゴブリンたちは 全滅した




   そうだった    女子達は『ジパングの女』だと言う事を スッカリ忘れていた

   村娘だから 残念とは言え勇者だから 護らねばと
思っていたが ジパングの女達の中でも『名 持ち』
の 葵、茜、薊は さらに強いのだ


   つい忘れガチだけど ジパングは 『肉食女子 と
草食男子』の世界だ

   
ましてや  『大大阪』『京都』『兵庫』『滋賀』
『奈良』『和歌山』を ファミリーネームに
持つ『名 持ち』と いわれる 一族は 更に強い力
を持つんだ

   女は『オーラ』という 肉体強化系の力を
   男は『魔力』 という 魔法使いの力を



   葵たちが 討伐証明として ゴブリン達の右耳を
切り取っていた時  またしても モンスターが
近づいてきた



「 ゴブリンの 血をかぎつけたのね    皆  作業を中止
して 戦闘態勢を とって   ! 」

葵が 指揮をしながら身構えたとき それはあらわれた



「 鑑定…………ホワイトウルフ   そこそこ強い」
薊が 冷静に話している



「 わー    モフモフだー 」
茜が また変な事を言っている







★ホワイトウルフAがあらわれた 
    ホワイトウルフBがあらわれた
    ホワイトウルフCがあらわれた
    ホワイトウルフDがあらわれた
    ホワイトウルフEがあらわれた






    ホワイトウルフは 逃げ出した



    ホワイトウルフCは転けてしまった
    ホワイトウルフCは逃げられない


    ホワイトウルフCは腹を見せ 降参した




    ホワイトウルフCは 仲間になりたそうにこちらをみている





「 葵   飼ってい~い  私達の ペットにしようよー 」
茜の モフモフ好きが また始まった


   しかたがないな~

「 ちゃんと 面倒を みるのよ」
私は やれやれと言う感じで 返事をした


「  じゃあ   名前は 『 パトラッ………

「「「 だめー   ! 」」」

それ以上は 危険だ

「 別の名前に しなさい   ! 」
私は あわてて 言った


「 ぶー     なら名前は『タマ』にする   これなら いいでしょう 」

「 もう   それで いいわよ    ちゃんと面倒をみるのよ」
私がいったら


「 うん   !  ありがとう  葵」
と 嬉しそうに 言った






    ホワイトウルフCが仲間になった   !


  『タマ』は複雑な顔を していた
しおりを挟む
感想 40

あなたにおすすめの小説

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

思いを込めてあなたに贈る

あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

処理中です...