【完結】残念勇者の物語

月影 流詩亜

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水の都 を 目指して ①

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   急ぐ旅でもないので 私達は 修行(本当は観光)しながら 進むことにした

   茜が 『たま』に乗って私達の馬車に 追走している

  その姿を 王子が じっくりと 見ていた

  
 「  王子も 欲しくなったんでしょう
昔から 犬や猫が好きだもんね    子供の頃 よく 捨て犬
や 捨て猫を 拾ってはイライザさんに怒られていたもんね 」

   私が からかうように言うと

「 そう言う 葵だって俺様と一緒に拾っては イライザに
怒られていただろう 」       

   うっ  やり返されてしまった

「 アッハハハ    そうそう それで後から皆で 貰い手を
探して あちこちの家に頼みに行ったもんね 」

   茜が 近付いてきて懐かしそうに 目を細めた

「 王子   浮気は良くない   !
『アン』や『ダイアナ』に怒られても知らないよ
あの娘達 匂いに敏感だから 直ぐにバレるよ 」

   薊が すかさず 突っ込みをいれた

   アン や ダイアナは 私と王子が拾った捨て猫だ
茶トラ と 黒猫で 王子が 甘やかして育てたせいか
家に帰ると王子にベッタリでいつもくっついている 

    ちなみに 私も『バジル』『タイム』と
言う 兄妹の猫を飼っていて 王子の所の アンや ダイアナ とは同じ 兄妹猫なんだ

   王子の家に 連れていくと 兄妹猫同士で 仲良く
遊んでいる


「茜も 『ランラン』や『カンカン』が 拗ねても
しらないわよ   !

   その点  私は 『ガンモ』や『ツミレ』一筋だから
問題はない 」

   薊は 茜にも 突っ込みを 忘れない

「 うっ    わかっているんだけど 目の前に モフモフが
いると どうしても我慢出来ないんだよー  !」

   茜が また 言い訳をしていた

   ちなみに  ランラン、カンカン、ガンモ、ツミレ は
元 捨て犬で兄弟だ



   そんな私達を クリスが羨むように見て
「アオイ様達は 本当に中が良いですね

正直 羨ましいです  貴族同士ですと なかなかそんなに
仲良くはなれませんので 」
 


      その時 私達の『探知』に あるものが 引っ掛かった
誰かが 集団に襲われている
   これは 盗賊……モンスター  私の探知能力では
そこまでは解らない

「 モンスターか 盗賊かは 解らないけど 誰かが襲われて いる
クリス  急いで   !   皆は 戦闘準備をして   ! 」

   私は 皆に指示をしていた

「私が 先行するね   ! 」

   茜が たまに乗って 走り出していた

「 頼んだわよ   !  直ぐに追い付くから 無理をしないでね 」
     







[???side]


   私達は 今 オークとゴブリンの群れに襲われている
  
   お忍び ということで 護衛する近衛騎士は 少数だ
なんとしても 姫達を 守らなければ いけない

   最悪 私達が 囮になって 姫達だけでも逃がさないと
そう 覚悟を決めた時  なにかが急速に近付いてきた

   大きなホワイトウルフに乗った少女だ

「 加勢します   !
 ハイドロ プレッシャー   ! 」

   物凄い水流が モンスターの群れの 半分位を 押し流していった

   すっ  スゴイ  !もしかしたら あれが新たな勇者なのか 
   これは 助かるかも知れない
私は 勇者かもしれない少女を見て安心した


[茜side]


   よし   !  とりあえず間に合ったみたいね
怪我をしている騎士はいるけど 軽症みたい

「 皆さん 無事ですか  ?
すぐに 私の仲間が 来ますから 安心してくださいね 」
   私が 声をかけると

「助かる   まだモンスター達は残っているが なんとか
なるだろう
敵を全滅させるまで よろしく頼む 」
と 騎士に 頼まれたので 張り切っちゃおうかなぁ

   私は 剣を二本とも抜いて 残りのモンスターに
向かって 構えた

「さぁ   お前達の 罪 を数えろ   !

ロイヤル·ストレート·フラッシュ  !  」

   残りの モンスターを全て 斬り倒した

   ヤッタネ  ! アカネちゃん
私は 自我自賛したけど 後から追い付いた 葵に 物凄く
怒られた
 
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