【完結】残念勇者の物語

月影 流詩亜

文字の大きさ
20 / 64

水の都 を 目指して ②

しおりを挟む
[葵side]

   私達が 追い付いた時 すでにモンスター達は 全部
倒された後だった

   まったく、あの娘は また調子に乗って行動したの
だろう
   私が 茜を叱っていると 馬車から女の子が二人
降りてきた

「 私共を 助けて頂きありがとうございます
其方は 勇者様のパーティーではないでしょうか」

   貴族の お嬢様らしき 一人の娘が 尋ねてきた

「 そうです
其方にいる 男性が 勇者の プリンス=ダイオオサカ です
そして 私が アオイ 、 貴女方を 助けたのが アカネ
私の隣にいるのが アサギ です 」

( おい  ! 見習い勇者と 言わなくて いいのか  ?)
王子が ひそひそ声で 聞いてきた

( 馬鹿ね   そこまで正直に言う必要はないでしょう)

   王子は いまいち納得していないようだ
まったく 変な所で律義なんだから  要は 嘘を付かなければ いいのだ   


「 やはり そうでしたか
申し遅れました 私は 『エクレア= スターライト』です
そして 妹の 『クレープ= スターライト』です

   大変 心苦しいのですが スターライト家の領都まで
護衛して 貰えないでしようか  

   私共の 騎士も怪我をしており 助けると思って
お願いいたします 」


( スターライト家の領都は 我々の目的地である
『 コタイラワサ』です 
私からも お願いいたします
   スターライト家 と マルゲリータ家は 同じ派閥なので
なにかと 融通が ききます
   ここは 『貸し』を作っておくのが 得かと思います)

   クリスが ひそひそ声で助言してくれた



   クリスの助言に従い 一緒に行動することにした

  馬車には お嬢様達の他に 茜と クリスが乗り込み
王子は 茜の変わりに タマの上に 乗っていた

   あの 嬉しそうな顔  よっぽど乗りたかったのね

「 葵も 乗りたかったんじゃないの   ? 」

「 薊こそ 乗りたいんでしよう 」
私達は 互いに笑った

   茜に限らず 私達、皆 モフモフが 好きなんだなぁ

   馬車からは お嬢様や 茜達の 笑い声が 聞こえてくる


[護衛騎士side]

   俺達は 今 勇者パーティーと 一緒に 護衛しながら
進んでいる

「 なあ おい   ! あの男の子が 勇者様と、いうことは
さっき 俺達を助けてくれた娘より 強いということか」

「 それが 解らないんだよ   俺の従兄弟が、王国騎士を
やっているんだが 今回の『勇者召還』は、失敗で
『見習い勇者』と、『村娘』を 召還したと きいたぞ」


「 はぁー  ! 村娘だと   !  あの モンスターの群れを
相手に 無双してたのがか………嘘だろ   ! 嘘だと言って
くれ   !   それとも なにか  異世界の 村娘は 皆 あんなにつよいのか   ?」


「 それは 解らないが 考えられるのは 今回の異世界人
は 異常に強い のか 城の阿保たち から目を逸らす為
偽装スキルか なにかで 鑑定を 誤魔化したんだろう」


「 なんで また そんな事をするんだ  ?」

「 イイヨウニ 利用されるからだろう
勘のいい奴なら 城の王侯貴族たちの 欲望に溢れた目に
気付くだろう」

「 なるほど     それで 逃げ出したわけだ
どちらにしても 助けられた俺達は 文句があるどころか
感謝しかないがな 」

[護衛騎士side 終わり]

   
   モフモフわんこ に 乗りながら 王子は満喫していた
すっかり観光気分の 彼になにが 待ち受けているかは
誰も しらなかった
しおりを挟む
感想 40

あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

ガチャから始まる錬金ライフ

盾乃あに
ファンタジー
河地夜人は日雇い労働者だったが、スキルボールを手に入れた翌日にクビになってしまう。 手に入れたスキルボールは『ガチャ』そこから『鑑定』『錬金術』と手に入れて、今までダンジョンの宝箱しか出なかったポーションなどを冒険者御用達の『プライド』に売り、億万長者になっていく。 他にもS級冒険者と出会い、自らもS級に上り詰める。 どんどん仲間も増え、自らはダンジョンには行かず錬金術で飯を食う。 自身の本当のジョブが召喚士だったので、召喚した相棒のテンとまったり、時には冒険し成長していく。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...