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七之助&栞 編
愛は地球を救う と言うらしいけど愛だけでは食べていけないよね ! ⑦
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【七之助(オッサン)side】
……若いなぁ~
栞さんの彼氏……いや、あれはまだ口説いている最中なんだろうなぁ~。
グイグイと随分と積極的だったけど、自分が相手にされて無いのを人のせいにするのは減点されるのになぁ~。
「バ~カ、バ~カ、お前なんかに栞ちゃんは、千年早いよ !
ボクは、絶対に認め無いからね 」
「あの人、嫌い ! イヤ~な感じだよ、お兄ちゃん !」
サファイアとさくらは、完全に嫌っているようだ。
コイツらは黙っていたけど、あきらかに挑発していた。
テレパシー ? 念話 ? よく解らないが、ポメラニアンを挑発した上に相手の青年に、 汚い野良猫呼ばわりされて、キレたみたいだ。
毛こそ逆立てていないものの青年とポメラニアンを威嚇していた。
可哀想に青年とポメラニアンは、あきらかにおびえていた。
「せっかく、サファイアを送り届けて頂いたのですから、店の奥でお茶でも飲んでいってくださいな 」
栞さんにお誘いを受けたのだけど、
「お誘い、ありがとうございます。せっかくの休みだし、オメガポリスのライト文芸コンテスト用の作品のストックを溜めたいんで、申し訳ないですが失礼しますね 」
栞さんは残念そうにしていたけど、変な噂に成ると彼女が迷惑するからな。
この近所には、有名なスピーカーオバサンも居るから注意しないと。
ハァ~ (×2)
サファイアとさくらが一緒にため息をした。
「さくら、君も苦労したんだねぇ~ 」
「鈍いのも、お兄ちゃんの魅力の1つだよ、サファイア 」
なんか、随分と酷い言われ方だな。
「おい、七之助 !
ウチの栞のお誘いを断るなんて、お前も随分と偉く成ったもんだな ! 」
ゲッ、 遼さんだ !
「コラ、遼 ! ごめんなさいね、ウチのバカ旦那のことは気にしないでね。
だけど、本当にお茶を飲んでいかない ?
ちょうど、花より団子の桜餅と草餅にかしわ餅もあるよ、七之助くん 」
香さんからも誘われたなら断れないよな。
それに、これを逃せば 桜餅を食べるのは来年に成ってしまう。
今年は、まだ食べていないことを思い出し喉がなった。
「ありがとうございます。
それでは、ごちそうに成りますね、香さん 」
「オッチャン、香ちゃんは人妻だからダメだよ。
遼がダメ男でも香ちゃんは、遼一筋なんだからあきらめてね 」
サファイアの奴、本当に口が悪いな。
「おっ! サファイアが鳴くのを久しぶりに聞いたな !
七之助、お前はタラシだな、猫だけど。
栞もサファイアもやらんからな ! 」
「も~う、お祖父ちゃんたら、何を言っているのよ !
本当にスミマセン、副岡田さん 」
栞さんが恥ずかしいのか、耳まで朱く成っていた。
「サファイア、どうしたの ?
顔が赤く成っているよ 」
「うるさいよ、さくら !
お子ちゃまな さくら には解らないよ ! 」
サファイアとさくらの話し声が『ニャア ニャア』としか聞こえ無いのか、遼さんも香さんも栞さんも気にしていないようだ。
「両手に花だな、七之助 !
まあ、猫くらいで我慢しておけ。
俺の若い頃は、それはもうブイブイいわせたものよ ! 」
スパーン !
あっ ! 香さんが雑誌で遼さんを殴った。
……ソレ、売り物ですよね。
「何しやがる、香 ! 痛えじゃないか 」
「アンタのその話は、後で じっくりと聞くとして、栞もお茶にするから一緒に中に入りなさい、通行人の目もあることだしね 」
香さんに促されて、本屋の中に入って行った。
……若いなぁ~
栞さんの彼氏……いや、あれはまだ口説いている最中なんだろうなぁ~。
グイグイと随分と積極的だったけど、自分が相手にされて無いのを人のせいにするのは減点されるのになぁ~。
「バ~カ、バ~カ、お前なんかに栞ちゃんは、千年早いよ !
ボクは、絶対に認め無いからね 」
「あの人、嫌い ! イヤ~な感じだよ、お兄ちゃん !」
サファイアとさくらは、完全に嫌っているようだ。
コイツらは黙っていたけど、あきらかに挑発していた。
テレパシー ? 念話 ? よく解らないが、ポメラニアンを挑発した上に相手の青年に、 汚い野良猫呼ばわりされて、キレたみたいだ。
毛こそ逆立てていないものの青年とポメラニアンを威嚇していた。
可哀想に青年とポメラニアンは、あきらかにおびえていた。
「せっかく、サファイアを送り届けて頂いたのですから、店の奥でお茶でも飲んでいってくださいな 」
栞さんにお誘いを受けたのだけど、
「お誘い、ありがとうございます。せっかくの休みだし、オメガポリスのライト文芸コンテスト用の作品のストックを溜めたいんで、申し訳ないですが失礼しますね 」
栞さんは残念そうにしていたけど、変な噂に成ると彼女が迷惑するからな。
この近所には、有名なスピーカーオバサンも居るから注意しないと。
ハァ~ (×2)
サファイアとさくらが一緒にため息をした。
「さくら、君も苦労したんだねぇ~ 」
「鈍いのも、お兄ちゃんの魅力の1つだよ、サファイア 」
なんか、随分と酷い言われ方だな。
「おい、七之助 !
ウチの栞のお誘いを断るなんて、お前も随分と偉く成ったもんだな ! 」
ゲッ、 遼さんだ !
「コラ、遼 ! ごめんなさいね、ウチのバカ旦那のことは気にしないでね。
だけど、本当にお茶を飲んでいかない ?
ちょうど、花より団子の桜餅と草餅にかしわ餅もあるよ、七之助くん 」
香さんからも誘われたなら断れないよな。
それに、これを逃せば 桜餅を食べるのは来年に成ってしまう。
今年は、まだ食べていないことを思い出し喉がなった。
「ありがとうございます。
それでは、ごちそうに成りますね、香さん 」
「オッチャン、香ちゃんは人妻だからダメだよ。
遼がダメ男でも香ちゃんは、遼一筋なんだからあきらめてね 」
サファイアの奴、本当に口が悪いな。
「おっ! サファイアが鳴くのを久しぶりに聞いたな !
七之助、お前はタラシだな、猫だけど。
栞もサファイアもやらんからな ! 」
「も~う、お祖父ちゃんたら、何を言っているのよ !
本当にスミマセン、副岡田さん 」
栞さんが恥ずかしいのか、耳まで朱く成っていた。
「サファイア、どうしたの ?
顔が赤く成っているよ 」
「うるさいよ、さくら !
お子ちゃまな さくら には解らないよ ! 」
サファイアとさくらの話し声が『ニャア ニャア』としか聞こえ無いのか、遼さんも香さんも栞さんも気にしていないようだ。
「両手に花だな、七之助 !
まあ、猫くらいで我慢しておけ。
俺の若い頃は、それはもうブイブイいわせたものよ ! 」
スパーン !
あっ ! 香さんが雑誌で遼さんを殴った。
……ソレ、売り物ですよね。
「何しやがる、香 ! 痛えじゃないか 」
「アンタのその話は、後で じっくりと聞くとして、栞もお茶にするから一緒に中に入りなさい、通行人の目もあることだしね 」
香さんに促されて、本屋の中に入って行った。
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