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医療魔法
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「――診察には、この聖水を頭から被って頂く必要がございます故、脱いで頂かなければ、せっかくの御召し物が濡れてしまいますから」
クレアは側に置かれた小瓶を手に取り、それを示して脱衣の意図をコータに伝える。
「そっ!、そうなんですか……わっ、解りました」
コータは小刻みに数度頷き、いそいそと服を脱ぎ始める。
(なぁ~んじゃ、つまらんのぉ~……
あんなに含みのある展開じゃったから、何やら"特別なサービス"――もとい、診療が待っておるかと思っておったのにぃ……)
(――って、魔の神のおめえが、医療魔法の事を知らねぇワケねぇだろうが⁉)
その間の精神世界では、楽し気にからかうサラキオスと、これから始まる未知の領域に戸惑うコータの攻防が行われている事は他所に、サァ~と現実世界では、その”聖水”と呼ばれる液体がコータの頭に掛けられた。
「では、失礼致します……」
その刹那、クレアは両手に蒼白い魔力の波動を展開し、それを聖水に濡れたコータの頭へと持って行く……すると、その波動は滴る聖水へと伝播して、更なる魔力の波動を形成し始め、それを納得気に見やったクレアは、おもむろに側に置かれた眼鏡状のモノを自分の目に掛け……
「――確かに、片抜けを起こしている証……脳内での出血痕が左側にありますね」
――と、彼女は断定的にそれを告げた。
「頭の中――いや、身体の中を視る魔法⁈」
「はい、身体透視魔法――聖水という魔導薬を媒介とした、医療魔法の要にございます。
魔力を含んだ聖水の水面に浮かんだ、身体の中の画像を、この同じく魔力がこもった眼鏡に拡大投影するという仕組みです」
驚くコータに、クレアは彼の脳内の状況を見渡しながらそう答えた。
(レントゲンやCTスキャン、MRIとかの魔法版って事か……医療魔法って聞いた時は、いわゆる回復魔法を想像してたけど……)
コータは診察を続けるクレアの様子を見ながら、心中で唸った。
(ふふんっ!、"ホイ"――ゴホゴホっ!、や、”ケア”――ハックションっ!、……らとて、まずはどこをどう患っているかが解らねば、治せるモノも治せんはずじゃろ?
それが、数値だけが回復すれば良い『あーるぴーじー』との大きな違いじゃて)
(そのわざとらしい咳込みとくしゃみは、自主規制の賜物か?)
得意気に精神世界からツッコミを入れるサラキオスに、コータは苦笑いをしながらそう応えた。
「――では、次に胸、更に次には腹部へと、診る場所を徐々に下げて行きますので……」
クレアは、一応と言った体でそう告げ、聖水を肩から継ぎ足して行く。
彼女は、目では流れ落ちる聖水を追い、手では触診の体でコータの裸体を、しなやかなその指先でなぞり……
「――内蔵の類には、特に異常は見られませんねぇ。
ですが、少し……"血の巡り"が強い様ですが」
――と、呟く様に診断を告げる。
「血の巡り……もしかして血圧の事?」
「『血流の圧力』?、異界ではその様に呼ばれるので?
なるほど――それは言い得て妙な……ええ、そう思って頂いて結構かと」
コータが翻訳魔法の混濁に触れると、クレアはそう言って彼の通訳を納得して頷く。
「医療魔法は初めてとの事ですし、それを緊張されての事でもございましょうから、お気になさる程ではないでしょう」
クレアはそう言いながら、淡々と診察を続ける。
(そりゃあ血圧上がるでしょうよ……その綺麗な指先で、ピチャピチャと自分の裸を、艶めかしく撫でられちゃ……)
コータは頬を赤らませながら、さりげなく苦笑して、心中ではそんな愚痴を溢す。
「……」
――すると、クレアは急に、黙り込んで手を止め、彼女は目線も一点に留めた。
(ん……?、!!!!)
コータがその目線の焦点を追うと、ソコは……彼の股間であった。
「失礼――致しますっ!」
――ガバッ!
クレアは、有無を言わせぬ勢いで、彼の『ソレ』を明らかにし……ソコに垂れ流れて行く、聖水の流れをも凝視する。
「……コレにも目立った異常は見受けられませんが、排尿の難などは?」
「……はい、多少あって、現世から持って来た薬をぉ……」
クレアはコレにも動じずに、淡々と診断を続け、コータも流石に恥虐の峠を越えてしまったか、観念した様子でそれに応えた。
「――結構です、ご苦労様でした」
診察は終わり、コータは服を着直しながら、解る範囲での持参薬各種の効能をクレアに告げた。
「――それらの効能の薬草ならば、自生や栽培が多い物ばかりですから、用意には困らなくて良かったです」
クレアは、カルテ――らしき書面にメモを記しながら、安堵した様子で微笑むと……
「しかし、これが異界の薬草――いえ、これではもう『草』と付ける必要はありませんね。
異界の医術、素晴らしいの一言です」
――コータが一応持って来た、持参薬の錠剤を手に取って、まじまじとそれを見やる。
「いやいや……水と眼鏡だけで、身体ん中を視通す方が凄いですよ。
空を飛んだり、火を手から出したりは想像出来たけど、魔法の使い方って、奥深いモンだなぁって」
「ふふ……そう言って頂けると、医療魔法を扱う者として誇らしいです♪」
コータの世辞っぽい言葉に、クレアは照れ気味に、そして何より嬉しそうに笑みを見せた。
(笑顔――ミレーヌちゃんと似てるな、流石は姉妹だねぇ)
コータも、それに釣られ様で笑みを溢した。
「――では早速、薬の調合に取り掛かりますので、式典を終えて戻られるまでにはご用意致します。
それと……今晩からは、御身の健康管理のために、迎賓館に詰めさせて頂きますので、どうぞよしなに……」
「――へっ⁉」
たおやかに頭を下げ、これからの指針を告げるクレアに対し、コータは動揺した様で驚いて見せる。
(ほほぉ……今晩からは、寝室の隣に騎士と医官――二人の美女を侍らすとは、男冥利に尽きるのぉ♪、お前も)
コータは事態の咀嚼が間々成らないまま、硬直した様でサラキオスのからかいを聞いた。
その後――コータは予定どおりに、例の出立式に出席……まあ、先程までのイロイロで、若干心ここに在らずではあったが。
「――総員っ!、大規模飛行魔法よぉ~いっ!、一同!、魔力錬成っ!!!!」
「ミレーヌ……王子、ローランさん、ジャンセンさん、ランデルさん、そして、コータさん――じゃっ、行くね」
式典を終え、大規模飛行魔法の錬成が始まり、さあいよいよ出発というトコロで、チュンファが集まった仲間に向け、惜別の挨拶を始めた。
「チュンファぁ……どうか、いつまでも息災でぇ……」
「キミには本当に世話になった――どうも、ありがとう」
ミレーヌは、親友とも呼べる者との別れを惜しんで泣きじゃくり、チュンファの小柄な身体を強く抱き締め、アルムは辛そうに俯いて目を逸らし、死線を共に潜った仲間への礼を述べた。
「魔力無き異界人とはいえ、お前なら是非このまま姫様の近衛にと思うて居たのだが……」
「うむぅ……私も、ヒュマド軍に士官の伝手を用意した、と言うたのだがな……無下に断られてしまったよ」
「傭兵を続けるにも、ウチの荷の護衛を専属で請け負って欲しいと思っていたのですがね……」
――と、ローラン、ジャンセン、ランデルの年長3人も、その器量を知る故に彼女との別れを惜しんでいた。
「チュンファ……」
「ランジュルデ島――絶対に寄らせてもらうから、その時はよろしくね♪」
コータの番となったトコロで、チュンファは遮る様にそう言って……
「まあ、そうなるのは……意外と近いかも♪」
――と、含み笑いと共にウインクを彼に送った。
「ん!、もしかして、急ぎの護衛案件って……」
「ふふ♪、鋭いコータさんに、そこまで教えちゃうと解っちゃうかぁ♪、じゃあねっ!、みんなっ!、コータさんはその時までっ!」
ドーム状に拡がった魔力の波動の中へと駆け込んだチュンファは、その波動が弾ける様に空へと昇ると、その場に居た数百人のエルフィ族と共に姿を消していた。
クレアは側に置かれた小瓶を手に取り、それを示して脱衣の意図をコータに伝える。
「そっ!、そうなんですか……わっ、解りました」
コータは小刻みに数度頷き、いそいそと服を脱ぎ始める。
(なぁ~んじゃ、つまらんのぉ~……
あんなに含みのある展開じゃったから、何やら"特別なサービス"――もとい、診療が待っておるかと思っておったのにぃ……)
(――って、魔の神のおめえが、医療魔法の事を知らねぇワケねぇだろうが⁉)
その間の精神世界では、楽し気にからかうサラキオスと、これから始まる未知の領域に戸惑うコータの攻防が行われている事は他所に、サァ~と現実世界では、その”聖水”と呼ばれる液体がコータの頭に掛けられた。
「では、失礼致します……」
その刹那、クレアは両手に蒼白い魔力の波動を展開し、それを聖水に濡れたコータの頭へと持って行く……すると、その波動は滴る聖水へと伝播して、更なる魔力の波動を形成し始め、それを納得気に見やったクレアは、おもむろに側に置かれた眼鏡状のモノを自分の目に掛け……
「――確かに、片抜けを起こしている証……脳内での出血痕が左側にありますね」
――と、彼女は断定的にそれを告げた。
「頭の中――いや、身体の中を視る魔法⁈」
「はい、身体透視魔法――聖水という魔導薬を媒介とした、医療魔法の要にございます。
魔力を含んだ聖水の水面に浮かんだ、身体の中の画像を、この同じく魔力がこもった眼鏡に拡大投影するという仕組みです」
驚くコータに、クレアは彼の脳内の状況を見渡しながらそう答えた。
(レントゲンやCTスキャン、MRIとかの魔法版って事か……医療魔法って聞いた時は、いわゆる回復魔法を想像してたけど……)
コータは診察を続けるクレアの様子を見ながら、心中で唸った。
(ふふんっ!、"ホイ"――ゴホゴホっ!、や、”ケア”――ハックションっ!、……らとて、まずはどこをどう患っているかが解らねば、治せるモノも治せんはずじゃろ?
それが、数値だけが回復すれば良い『あーるぴーじー』との大きな違いじゃて)
(そのわざとらしい咳込みとくしゃみは、自主規制の賜物か?)
得意気に精神世界からツッコミを入れるサラキオスに、コータは苦笑いをしながらそう応えた。
「――では、次に胸、更に次には腹部へと、診る場所を徐々に下げて行きますので……」
クレアは、一応と言った体でそう告げ、聖水を肩から継ぎ足して行く。
彼女は、目では流れ落ちる聖水を追い、手では触診の体でコータの裸体を、しなやかなその指先でなぞり……
「――内蔵の類には、特に異常は見られませんねぇ。
ですが、少し……"血の巡り"が強い様ですが」
――と、呟く様に診断を告げる。
「血の巡り……もしかして血圧の事?」
「『血流の圧力』?、異界ではその様に呼ばれるので?
なるほど――それは言い得て妙な……ええ、そう思って頂いて結構かと」
コータが翻訳魔法の混濁に触れると、クレアはそう言って彼の通訳を納得して頷く。
「医療魔法は初めてとの事ですし、それを緊張されての事でもございましょうから、お気になさる程ではないでしょう」
クレアはそう言いながら、淡々と診察を続ける。
(そりゃあ血圧上がるでしょうよ……その綺麗な指先で、ピチャピチャと自分の裸を、艶めかしく撫でられちゃ……)
コータは頬を赤らませながら、さりげなく苦笑して、心中ではそんな愚痴を溢す。
「……」
――すると、クレアは急に、黙り込んで手を止め、彼女は目線も一点に留めた。
(ん……?、!!!!)
コータがその目線の焦点を追うと、ソコは……彼の股間であった。
「失礼――致しますっ!」
――ガバッ!
クレアは、有無を言わせぬ勢いで、彼の『ソレ』を明らかにし……ソコに垂れ流れて行く、聖水の流れをも凝視する。
「……コレにも目立った異常は見受けられませんが、排尿の難などは?」
「……はい、多少あって、現世から持って来た薬をぉ……」
クレアはコレにも動じずに、淡々と診断を続け、コータも流石に恥虐の峠を越えてしまったか、観念した様子でそれに応えた。
「――結構です、ご苦労様でした」
診察は終わり、コータは服を着直しながら、解る範囲での持参薬各種の効能をクレアに告げた。
「――それらの効能の薬草ならば、自生や栽培が多い物ばかりですから、用意には困らなくて良かったです」
クレアは、カルテ――らしき書面にメモを記しながら、安堵した様子で微笑むと……
「しかし、これが異界の薬草――いえ、これではもう『草』と付ける必要はありませんね。
異界の医術、素晴らしいの一言です」
――コータが一応持って来た、持参薬の錠剤を手に取って、まじまじとそれを見やる。
「いやいや……水と眼鏡だけで、身体ん中を視通す方が凄いですよ。
空を飛んだり、火を手から出したりは想像出来たけど、魔法の使い方って、奥深いモンだなぁって」
「ふふ……そう言って頂けると、医療魔法を扱う者として誇らしいです♪」
コータの世辞っぽい言葉に、クレアは照れ気味に、そして何より嬉しそうに笑みを見せた。
(笑顔――ミレーヌちゃんと似てるな、流石は姉妹だねぇ)
コータも、それに釣られ様で笑みを溢した。
「――では早速、薬の調合に取り掛かりますので、式典を終えて戻られるまでにはご用意致します。
それと……今晩からは、御身の健康管理のために、迎賓館に詰めさせて頂きますので、どうぞよしなに……」
「――へっ⁉」
たおやかに頭を下げ、これからの指針を告げるクレアに対し、コータは動揺した様で驚いて見せる。
(ほほぉ……今晩からは、寝室の隣に騎士と医官――二人の美女を侍らすとは、男冥利に尽きるのぉ♪、お前も)
コータは事態の咀嚼が間々成らないまま、硬直した様でサラキオスのからかいを聞いた。
その後――コータは予定どおりに、例の出立式に出席……まあ、先程までのイロイロで、若干心ここに在らずではあったが。
「――総員っ!、大規模飛行魔法よぉ~いっ!、一同!、魔力錬成っ!!!!」
「ミレーヌ……王子、ローランさん、ジャンセンさん、ランデルさん、そして、コータさん――じゃっ、行くね」
式典を終え、大規模飛行魔法の錬成が始まり、さあいよいよ出発というトコロで、チュンファが集まった仲間に向け、惜別の挨拶を始めた。
「チュンファぁ……どうか、いつまでも息災でぇ……」
「キミには本当に世話になった――どうも、ありがとう」
ミレーヌは、親友とも呼べる者との別れを惜しんで泣きじゃくり、チュンファの小柄な身体を強く抱き締め、アルムは辛そうに俯いて目を逸らし、死線を共に潜った仲間への礼を述べた。
「魔力無き異界人とはいえ、お前なら是非このまま姫様の近衛にと思うて居たのだが……」
「うむぅ……私も、ヒュマド軍に士官の伝手を用意した、と言うたのだがな……無下に断られてしまったよ」
「傭兵を続けるにも、ウチの荷の護衛を専属で請け負って欲しいと思っていたのですがね……」
――と、ローラン、ジャンセン、ランデルの年長3人も、その器量を知る故に彼女との別れを惜しんでいた。
「チュンファ……」
「ランジュルデ島――絶対に寄らせてもらうから、その時はよろしくね♪」
コータの番となったトコロで、チュンファは遮る様にそう言って……
「まあ、そうなるのは……意外と近いかも♪」
――と、含み笑いと共にウインクを彼に送った。
「ん!、もしかして、急ぎの護衛案件って……」
「ふふ♪、鋭いコータさんに、そこまで教えちゃうと解っちゃうかぁ♪、じゃあねっ!、みんなっ!、コータさんはその時までっ!」
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