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蜜水② BL風味注意
その日エリーゼは朝日が昇る前に起きだし、思いついた品を作り上げるために自分でモゾモゾとワンピースを着たあげく靴を履きトタトタと部屋を抜け出した。
最早、邸を抜け出すのはお手のものと言わんばかりにスルスルと階段を降りタッタッと軽快な足音を立てて使用人達が使う通用口から出て行く。
最もその後ろからは侯爵夫人の侍女エミリが音も気配も消して、こっそり付いて見守っている。
エリーゼの目指す先は海産物を取り扱っている出入り商人がやっている店だった。
エリーゼは普通の6才児とは違い、体力も知能もスペックが高かった。
エリーゼの全力疾走で10分足らずで、目指す店に着いた。
店はすでに開いており、魚や貝が運び込まれていた。
エリーゼは店主を見つけると走り寄っていった。
「おはようございます、きょうはおおいそぎでもってきてほしいものがあるのです。」
「おや?侯爵様んとこのお嬢ちゃんじゃないか、何が入り用だい?」
「うみのなかにはえている、おおきなはっぱみたいなのがほしいのです。」
「海の中に生えている葉っぱ?」
「はい!はばがひろくていちまいしかはえてないのです。」
「うーん?おい、じいさん!ちょっと来てくれ。」
「なんじゃあ?」
「海の中に生えている1枚だけの葉っぱってのは、分かるか?」
「あー分かるとも、どうした?」
「侯爵様んとこのお嬢ちゃんが欲しいとよ。」
「そうかい、じゃあ取ってくるか。」
「頼むぜ、じいさん。」
「おじいさま、おてすうをおかけしますがよろしくおねがいします。」
「はいよ。」
「では、とどいたらおやしきにもってきてください。」
「あぁ、お届けしときますよ。」
エリーゼは店主に特別な注文をすると、クルリと踵を返し一目散に邸に向かって走りだした。
店主が見送ろうとしたが、その小さな姿はあっという間に遥か遠くに走り去ってしまった。
「ヘンなモンを欲しがる嬢ちゃんだよ、全く。」
店主の独り言も当たり前だ、この辺りでは食べる者も無く漁の邪魔でしかない海の草だ。
だが、届ければ金になる。たとえ僅かばかりでも。
さて、一方エリーゼは邸に辿り着き通用口から入りトタトタと自室へと向かっていたが辿り着く事は出来なかった。
何故ならシュバルツバルト侯爵その人が自室へと続く廊下で仁王立ちで待ち構えていたからだ。
最早、邸を抜け出すのはお手のものと言わんばかりにスルスルと階段を降りタッタッと軽快な足音を立てて使用人達が使う通用口から出て行く。
最もその後ろからは侯爵夫人の侍女エミリが音も気配も消して、こっそり付いて見守っている。
エリーゼの目指す先は海産物を取り扱っている出入り商人がやっている店だった。
エリーゼは普通の6才児とは違い、体力も知能もスペックが高かった。
エリーゼの全力疾走で10分足らずで、目指す店に着いた。
店はすでに開いており、魚や貝が運び込まれていた。
エリーゼは店主を見つけると走り寄っていった。
「おはようございます、きょうはおおいそぎでもってきてほしいものがあるのです。」
「おや?侯爵様んとこのお嬢ちゃんじゃないか、何が入り用だい?」
「うみのなかにはえている、おおきなはっぱみたいなのがほしいのです。」
「海の中に生えている葉っぱ?」
「はい!はばがひろくていちまいしかはえてないのです。」
「うーん?おい、じいさん!ちょっと来てくれ。」
「なんじゃあ?」
「海の中に生えている1枚だけの葉っぱってのは、分かるか?」
「あー分かるとも、どうした?」
「侯爵様んとこのお嬢ちゃんが欲しいとよ。」
「そうかい、じゃあ取ってくるか。」
「頼むぜ、じいさん。」
「おじいさま、おてすうをおかけしますがよろしくおねがいします。」
「はいよ。」
「では、とどいたらおやしきにもってきてください。」
「あぁ、お届けしときますよ。」
エリーゼは店主に特別な注文をすると、クルリと踵を返し一目散に邸に向かって走りだした。
店主が見送ろうとしたが、その小さな姿はあっという間に遥か遠くに走り去ってしまった。
「ヘンなモンを欲しがる嬢ちゃんだよ、全く。」
店主の独り言も当たり前だ、この辺りでは食べる者も無く漁の邪魔でしかない海の草だ。
だが、届ければ金になる。たとえ僅かばかりでも。
さて、一方エリーゼは邸に辿り着き通用口から入りトタトタと自室へと向かっていたが辿り着く事は出来なかった。
何故ならシュバルツバルト侯爵その人が自室へと続く廊下で仁王立ちで待ち構えていたからだ。
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