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婚姻式の日 ~証立ての儀・グレース~
なんて……なんて誇らしげにしているのだろう……あんな非道な事をしておいて。
そんな堂々と胸を張って、高らかに叫ぶ程立派な男か!我が息子ながらほとほと呆れ果てるわ!
「確かにその純血受け取った!正妃マリアンヌを認め、これより王族に連ねる事を許す!この宣言をもって証立ての儀は終了とする。大義であった!」
夫の儀式終了の宣言がこれ程嬉しいと感じた事は無かった。
私は室内を見下ろし、私の侍女達を見れば彼女達はあからさまにホッとした顔で私を見上げていた。
私は手で退室の合図を送ると彼女達はジークフリートに一礼し、小部屋側に近づいて来る。
この小部屋の下が従者達の控室であり、また契りの間に使われるシーツが置かれている部屋なのだ。
息子達が近寄り、自分達の従僕に手で退室の合図を送った。
従僕達もジークフリートに一礼をし、侍女達の後へと続く。
ーバタンー扉が閉まる音が聞こえた。
無事に侍女達も従僕達も退室できたようだ。
これで私達もこの小部屋から出て行く事が出来る。
ホッとしたが、何故かキャロラインだけが室内を見ている。
私はキャロラインに近づき、彼女の顔を覗き込んだ。
キャロラインは小首をかしげ、私と視線を合わせる。
ーやったな!マリアンヌ!これでマリアンヌは俺の正妃だ!さぁ、続きをするぞ!ー
ーえ?やだっ!儀式終わったんでしょうっ!もう、やだっ!ー
ー俺の子供を3人産むんだろ!だったら、今から子種を仕込まないでどうするんだ!ー
ーやだっ!今日はもうやだぁ!ー
ーオイッ!足持てっ!さっきみたいにだ!拡げて高く上げろ!ー
どこまで無体な真似をするのか……耳を塞ぎたくなる程非道な言葉が響き渡る。
何故キャロラインは動かないのか………
キャロラインは再び、視線を室内へと向ける。
ーやだぁ!っ
ーオラァッ!オラオラァッッ!
パンッパンッパンッと肉のぶつかる音が聞こえる。
ーアヒィッッ!ヤメテェッッ!
ーソラァッッ!俺の子種をねだれっ!
聞くに耐えない………キャロラインの腕を掴み、退室を促すも動こうとしない。
キャロラインの訝しい態度に、小部屋に居る全員が動く事が出来ない。
ー痛ぁい!やだぁ!やっ……やぁ?あ……あ……
ーオラァッ!おっ?ハハハッ!締め上げてきたゾッ!
ーなんでぇ!なん……れェッ!アッ…アッ……
ーいいぞッ!クックックッ!アーハッハッハッ!
ーアヒィッ!いっいっ!しゅごい!イイよぉっ!しゅごッ!きもひイイーッッ!
ーハッハッハッ!マリアンヌ!そんなにイイか!腰が揺れてるぞ!ハーッハッハッ!ー
なんて下品な………あの娘も痛がってた割に、もう喜ぶとは…とんだアバズレではないか!
キャロラインが私の顔を覗き、頷くと私が掴んだ手をやんわりと上から包むようにすると小さな声で「退室しましょう、お義母様」と囁き動き出した。
パトリシアもなんとか身を起こし、パトリクスに支えられながらゆっくり歩き出した。
私達は静かにゾロゾロと退室に動き出した。
ーしゅごい!しゅごいのぉっ!ジークしゃまぁ!マリアンヌの中にジークしゃまぁの子種いっぱいらしてぇ!ー
かん高く舌っ足らずな、あの娘の嬌声が響く。
ーハーッハッハッ!いいぞッ!いいぞォッ!
ーイイよぉっ!イイッッ!きもひイくてヘンになっひゃうよぉっ!
嬌声が小部屋にまで響く……
退室しバタンと扉を閉めると、物音1つ聞こえなくなった。
あの下品極まりない嬌声も、非道な真似をして喜ぶ男の声も聞こえなくなった。
そんな堂々と胸を張って、高らかに叫ぶ程立派な男か!我が息子ながらほとほと呆れ果てるわ!
「確かにその純血受け取った!正妃マリアンヌを認め、これより王族に連ねる事を許す!この宣言をもって証立ての儀は終了とする。大義であった!」
夫の儀式終了の宣言がこれ程嬉しいと感じた事は無かった。
私は室内を見下ろし、私の侍女達を見れば彼女達はあからさまにホッとした顔で私を見上げていた。
私は手で退室の合図を送ると彼女達はジークフリートに一礼し、小部屋側に近づいて来る。
この小部屋の下が従者達の控室であり、また契りの間に使われるシーツが置かれている部屋なのだ。
息子達が近寄り、自分達の従僕に手で退室の合図を送った。
従僕達もジークフリートに一礼をし、侍女達の後へと続く。
ーバタンー扉が閉まる音が聞こえた。
無事に侍女達も従僕達も退室できたようだ。
これで私達もこの小部屋から出て行く事が出来る。
ホッとしたが、何故かキャロラインだけが室内を見ている。
私はキャロラインに近づき、彼女の顔を覗き込んだ。
キャロラインは小首をかしげ、私と視線を合わせる。
ーやったな!マリアンヌ!これでマリアンヌは俺の正妃だ!さぁ、続きをするぞ!ー
ーえ?やだっ!儀式終わったんでしょうっ!もう、やだっ!ー
ー俺の子供を3人産むんだろ!だったら、今から子種を仕込まないでどうするんだ!ー
ーやだっ!今日はもうやだぁ!ー
ーオイッ!足持てっ!さっきみたいにだ!拡げて高く上げろ!ー
どこまで無体な真似をするのか……耳を塞ぎたくなる程非道な言葉が響き渡る。
何故キャロラインは動かないのか………
キャロラインは再び、視線を室内へと向ける。
ーやだぁ!っ
ーオラァッ!オラオラァッッ!
パンッパンッパンッと肉のぶつかる音が聞こえる。
ーアヒィッッ!ヤメテェッッ!
ーソラァッッ!俺の子種をねだれっ!
聞くに耐えない………キャロラインの腕を掴み、退室を促すも動こうとしない。
キャロラインの訝しい態度に、小部屋に居る全員が動く事が出来ない。
ー痛ぁい!やだぁ!やっ……やぁ?あ……あ……
ーオラァッ!おっ?ハハハッ!締め上げてきたゾッ!
ーなんでぇ!なん……れェッ!アッ…アッ……
ーいいぞッ!クックックッ!アーハッハッハッ!
ーアヒィッ!いっいっ!しゅごい!イイよぉっ!しゅごッ!きもひイイーッッ!
ーハッハッハッ!マリアンヌ!そんなにイイか!腰が揺れてるぞ!ハーッハッハッ!ー
なんて下品な………あの娘も痛がってた割に、もう喜ぶとは…とんだアバズレではないか!
キャロラインが私の顔を覗き、頷くと私が掴んだ手をやんわりと上から包むようにすると小さな声で「退室しましょう、お義母様」と囁き動き出した。
パトリシアもなんとか身を起こし、パトリクスに支えられながらゆっくり歩き出した。
私達は静かにゾロゾロと退室に動き出した。
ーしゅごい!しゅごいのぉっ!ジークしゃまぁ!マリアンヌの中にジークしゃまぁの子種いっぱいらしてぇ!ー
かん高く舌っ足らずな、あの娘の嬌声が響く。
ーハーッハッハッ!いいぞッ!いいぞォッ!
ーイイよぉっ!イイッッ!きもひイくてヘンになっひゃうよぉっ!
嬌声が小部屋にまで響く……
退室しバタンと扉を閉めると、物音1つ聞こえなくなった。
あの下品極まりない嬌声も、非道な真似をして喜ぶ男の声も聞こえなくなった。
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