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婚姻式の日 ~王子宮・グレース~
「うむ、皆から反対されずに済んだか。皆はこれからどうするのだ?」
ジークフリートの討伐の件は、これで区切りがついた。
陛下は何か思うところがあるのだろうが、私は後宮に帰りたい。
フェリシア様が待っている筈なのだから。
「パトリクス様、私後宮に戻りとうございます。まだ、気分が……」
パトリシアの青い顔を見ていれば、到底今から何かするなど無理な話だと分かります。
「申し訳ありません。パトリシアと共に居たいので、私はこれで失礼致します。」
パトリクスはパトリシアを抱き寄せ、王子宮後宮に行くと明言した。
陛下はうんうんと頷くと、何処かホッとしたお顔で2人を見つめた。
「パトリシア妃を慰めるのは、夫であるお前の重要な役目だ。あの様な実におぞましい儀式を見たのだ、優しく慰めると良い。」
陛下の言葉に2人は頭を下げ、パトリシアが住まう後宮へと歩き出した。
仲むつまじい後ろ姿に安堵する。
「お義母様、私お義母様にお伺いしたい事がございますの。よろしいかしら?」
キャロラインも青い顔をしているものの、それよりも話したい事があるのだろう。
だが、それは私も一緒だった。
「良いでしょう。お出でなさい。」
キャロラインは私に一礼すると、ウィルフレッドを見つめた。
「フレッド様、少々お義母様とお話してきます。後宮に帰る際には護衛を呼びます故、心配は無用です。今晩はジークフリート殿下も契りの間から出て来られないでしょうし……」
ウィルフレッドに声をかけたが、ジークフリートは出て来ないから大丈夫と言ったのだが……確かにあの様子であれば、そうそう簡単に出て来るとは思えない。
「そうだな……あの様子なら、今晩中は出て来ないかもな。母上、宜しく頼みます。父上、私にお時間は頂けますか?」
ウィルフレッドは何事か考えているのだろう、陛下と話し合いたいと希望を述べた。
「勿論だ、付いて参れ。」
そして私達はそれぞれの居場所へと進む。
私は第2王子妃キャロラインを連れて。
夫は第2王子ウィルフレッドを連れて。
私の後ろを付き従う侍女達の足取りは1歩進むごとに軽やかになっていく。
さぁ、行こう我が後宮へ
そして後宮の区画に入った時、今まで無言だったキャロラインが不意に話し掛けてきた。
「お義母様あの蜜水をご用意なさった方、いらっしゃるのでしょう?紹介して下さいませね。」
やはり何か知っている。
そのために、私との時間を希望したのだろう。
だが、それは私も同じ……何故、儀式が終わっても小部屋に居続けたのか……
ジークフリートの討伐の件は、これで区切りがついた。
陛下は何か思うところがあるのだろうが、私は後宮に帰りたい。
フェリシア様が待っている筈なのだから。
「パトリクス様、私後宮に戻りとうございます。まだ、気分が……」
パトリシアの青い顔を見ていれば、到底今から何かするなど無理な話だと分かります。
「申し訳ありません。パトリシアと共に居たいので、私はこれで失礼致します。」
パトリクスはパトリシアを抱き寄せ、王子宮後宮に行くと明言した。
陛下はうんうんと頷くと、何処かホッとしたお顔で2人を見つめた。
「パトリシア妃を慰めるのは、夫であるお前の重要な役目だ。あの様な実におぞましい儀式を見たのだ、優しく慰めると良い。」
陛下の言葉に2人は頭を下げ、パトリシアが住まう後宮へと歩き出した。
仲むつまじい後ろ姿に安堵する。
「お義母様、私お義母様にお伺いしたい事がございますの。よろしいかしら?」
キャロラインも青い顔をしているものの、それよりも話したい事があるのだろう。
だが、それは私も一緒だった。
「良いでしょう。お出でなさい。」
キャロラインは私に一礼すると、ウィルフレッドを見つめた。
「フレッド様、少々お義母様とお話してきます。後宮に帰る際には護衛を呼びます故、心配は無用です。今晩はジークフリート殿下も契りの間から出て来られないでしょうし……」
ウィルフレッドに声をかけたが、ジークフリートは出て来ないから大丈夫と言ったのだが……確かにあの様子であれば、そうそう簡単に出て来るとは思えない。
「そうだな……あの様子なら、今晩中は出て来ないかもな。母上、宜しく頼みます。父上、私にお時間は頂けますか?」
ウィルフレッドは何事か考えているのだろう、陛下と話し合いたいと希望を述べた。
「勿論だ、付いて参れ。」
そして私達はそれぞれの居場所へと進む。
私は第2王子妃キャロラインを連れて。
夫は第2王子ウィルフレッドを連れて。
私の後ろを付き従う侍女達の足取りは1歩進むごとに軽やかになっていく。
さぁ、行こう我が後宮へ
そして後宮の区画に入った時、今まで無言だったキャロラインが不意に話し掛けてきた。
「お義母様あの蜜水をご用意なさった方、いらっしゃるのでしょう?紹介して下さいませね。」
やはり何か知っている。
そのために、私との時間を希望したのだろう。
だが、それは私も同じ……何故、儀式が終わっても小部屋に居続けたのか……
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