婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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あれ?ご主人がいないにゃ?(ノエル)

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「楽しいにゃ!」

「ホントにゃ!」

「おもしろかったにゃ!ボクのご主人にものってほしいにゃ!」

ボクはグルリとみまわす。
あれ?あれ?おかしいにゃ……さっきまでそこにいたにゃ……

「どうしたにゃ?」

「ノエル?」

「何かあったの?」

「いないにゃ……ボクのご主人……さっきまでそこにいたにゃ……」

タマにゃとトラにゃもみてくれるけどいないにゃ……

「そうにゃ!とおくにいったかみてみるにゃ!」

「そうにゃ!もぐってご主人のところまでいけるにゃ!」

ボクはご主人がとおくにいったか、じめんにのこるご主人のアトをおう。
とおくない……ご主人はちかいところにいる。

「ちかいにゃ……」

「おいていったわけじゃないにゃ!ボクのご主人といっしょで、おやすみしてるにゃ!」

「そうにゃ!きっとちかくでおやすみしてるにゃ!」

「ノエル、みんなと一緒に遊ぼ?」

「そうかにゃ……おやすみしてるのかにゃ……」

タマにゃとトラにゃにつながれたまえあしがあったかい。
ヒナがながいくびをおろして、ボクのほほにスリスリしてくれた。
でも、ご主人がそばにいないってこんなにさみしいにゃ……
タマにゃとトラにゃはご主人がいなくてもへいきなのかにゃ?

「タマにゃとトラにゃはご主人がいないのにへいきにゃ?」

タマにゃとトラにゃはボクをみてからおたがいをみて、なにかうなずいている……

「トラジがいるにゃ。」

「タマがいるにゃ。それにヒナもいるにゃ。」

「ノエルもわかるにゃ、おなじご主人のなかまがいるとへいきになるにゃ。」

「そうにゃ。ノエルはノエルだけだからさみしいにゃ。」

「そうかにゃ……なかまがいるとへいきになるかにゃ……」

「そうにゃ!ボクとノエルはご主人がちがうけど、なかまみたいなものにゃ!」

「タマのいうとおりにゃ!ご主人どうしがとってもなかがいいにゃ!だからなかまみたいなものにゃ!」

「遊ぼ?きっと遊んでるうちに来てくれるよ?」

「そうにゃ!くらくなるまえにはもどってするにゃ!」

「そうにゃ!ボクらがいるにゃ!どうしてもダメならもぐっていけばいいにゃ!」

「…………わかったにゃ。あそぶにゃ……あそんでまつにゃ。」

ボクはさみしかったけど、タマにゃとトラにゃとヒナとあそんでまつことにしたにゃ。
でも、ひどいにゃ……タマにゃたちのご主人はばしゃでやすむっていったにゃ。でもボクのご主人はなんにもいわずにどこかにいったにゃ。ゆるせないにゃ!
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